Just for today !
re-invention



 連載最終回

久しぶりに自宅で仕事。
進路関係はもちろん,3月を見通しての予定。
今年最後の学年便りも。

「数学教育」連載の最終回に手をつける。
スタートも突然で,一年を見通せなかったが,
最終回も突然に。
自分なりにいい機会をいただき,
楽しく書かせていただいたことに感謝。
最後ということで,
どうせなら今の実践をということで昨日までの内容で。
いつも以上に写真が多くなってしまうが,まあいいか。
グラフ電卓の価値を再認識するも,
そのことは書けないかな。
気がつくと深夜3時30分を過ぎて,一応形に。



2005年12月19日(月) 上手くつきあうことの難しさ
2004年12月19日(日) 本来持つ力を信じて
2003年12月19日(金) 塾の先生が言ったから・・・


2009年12月19日(土)



 グラフ電卓ならではの関わり合い

昨日の失敗(結果的オーライ)を修正し,
今日は一人一台のVoyageで。
この流れも,実はなかなかいいもの。

まずは,台形ではないということを解説し,
方向性を確認する。
黙々と取り組む静寂の時間。
こういう時間も,
無駄なようでいて実は大事。
辺や角を測定したければ,
リクエストしてと言うと,
多くの班で要望が出る。
最初は操作してあげたが,
途中から,
説明だけして,生徒にやらせてみる。
こういうものをマスターする時の生徒は,本当に早い。
乾いたスポンジが水を吸い込むがごとく。
説明しなくても,感覚的に進める生徒もいる。








そしてもちろん,こんな遊び心も本当にうれしい。

こうなっても平行四辺形になるのは
すごいこと。
そこまで感じてくれると,
もっといいのだけれど。
経験させることだけでも,
この時間は有意義と思いたい。

そのうちに,こんな感じで,
同じ形になるものを
突き合わせてみる生徒。
これはすごい!
グラフ電卓ならではの技。
関わり合いが
次々と生まれる!








この取り組みを全体に紹介すると,
課題解決に向けて動き出す。
最後は,発見したものを発表させて,
対角線が。


充実の時間。
(でも,時間はかかり過ぎだろうな。)
当然のことながら,
振り返りカードにもVoyageの良さを記述する生徒が出る。

面談は,二回戦がいくつか。
こちらが入って,いくつかをまとめたり,
再度見学に行かせる段取りをしたり。

気持ちは前向きなのだが,
想像以上に疲労が蓄積している。
でも,やらなくてはいけないことがまだまだ。

2005年12月18日(日) 教えることで
2004年12月18日(土) 現場に裁量権を
2003年12月18日(木) 焦っては,いけないけれど・・・


2009年12月18日(金)



 2人1台が大正解

昨日の四角中点で見つけたことをまずは確認することから。
知識があるからか,まじめだからなのか,
以前のように,周囲の三角形の面積の話は出てこない。

平行四辺形になることや,場合によっては,
長方形・ひし形・正方形になることも確認。
平行四辺形の特別な場合であることから,
まずはターゲットを平行四辺形に絞って証明を。

ここでは,もちろん4人組。
発見や,発想を広げる場合には,スタンドアップ。
じっくりとした理解を図るには,4人組という感じに,
最近は使い分けができてきた。

全体の場で生徒により,証明を確認する。

その上で,「長方形やひし形になるのは,
特別な四角形の場合だけではないようだ。
どんな条件なのか」という生徒の問いを生かして,
「長方形やひし形になるのは,どんな条件か」
という流れに。

Voyageを使って,操作する中で発見を。
一人一台の予定が,OSを入れ替えたものは,
なんとcabriが消えていた。
結局二人で一台となったが,これが実は大正解。
操作の中で会話が生まれて,いい感じ。







いろいろな形を模索する中で時間切れ。






これまでの図形の学びを復習するような流れにもなるが,
それはそれだけこの内容が高度なことを意味している。
Voyageにあらかじめ対角線を引いておいたのは,
大サービス過ぎると思ったが,
多くの生徒の目はそこにはいかず,辺や角に注目しているよう。

もう一時間かけて,解決しようと思う。

2005年12月17日(土) プラタナスの道を歩いて
2004年12月17日(金) やりたいことはたくさん
2003年12月17日(水) これからが楽しみ


2009年12月17日(木)
目次