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2001年11月20日(火)
ライフワーク

私のハンドルネームは甲斐祐之選手が由来なのでした。

てな訳でウォッチング歴は20年↑、つうか物心ついた時からずーっと観ている男子バレー。女子バレーも好きだけど、高さ、スピード、パワー、滞空力とまさに空中の格闘技然とした男子はやっぱり凄く面白い。コートを挟んで身体的接触がない、ボールをノーバウンドで扱うので汚い手は使えず、白黒ハッキリしてて好きなのだ。

ここ数年は男女ともに冬の時代でしょんぼりだけど、やっぱり大好きなのね。選手が世代交替しても、チームが無くなっても(涙)応援しちゃうのねー。ちなみに堺ブレイザーズのソシオです。ちょっとでも協力出来たらねーと。自分の経済状態も省みようよ(…)。

で、甲斐選手は地元が一緒と言う事もあり、彼が筑波大に入学した頃に父親から「今度甲斐ってコが筑波に行くから」とまるであなたが育てたんですかみたいなTELが入り、そんなに注目株なのかと大学リーグを観に行ったらホントに凄かったと。いずれ全日本にとは当時から言われていましたが、怪我が多いながら(まあいろいろありましたね…)も順調に行き、全日本にも選出。今回のグラチャンでは12人に残ってよかったよかったと言っていたところ。

…なんだよスタメンだよー!

序盤は甲斐くんに限らず若手が皆ガチガチでヒヤヒヤ。今回のチームは8年計画なので、長い目で見ようと、今日はアルゼンチン相手にどんだけやれるかね程度で観てたのだが。

勝ってしまいましたよ。

まあアルゼンチンも若手中心だったからね…大体オリンピックの翌年ってこんなもんよね…と負け試合観戦癖がついているのでひねた見方をしてしまうのだけど、今日は皆良かったと思う。加藤―甲斐は理想のレフト対角だけど加藤くんがまだ本調子でないみたいだ。メンバーチェンジで出た細川さんがうまく回って良かった。朝日―川浦のセンターも調子こきだすといいね!川浦くんの速攻はホント速いからかき回すのに効果的で、その分サイドが余裕持って使えるし。朝日くんの後半4連続ブロックは流石で…つうかそれ迄「おいおいセンターより甲斐のブロック本数が多いってどういう事よー」とか言ってたんだけど(今日は甲斐くん当たってたねー)。やっぱり頭いいひとだな。1〜2セットで相手の攻撃フォーメーションを統計して確率を絞っている。だからセットが長引いた方がこのひとは調子いいんだよね。あと中心選手って自覚が出てきて頼もしい。

で、問題のライトですが。阿部くんは良かったねー。ここんとこずっと長身セッターは定着しなかったからじっくり育ててほしいものです。度胸あるみたいだし。左利きだし。同じく左利きの対角山本くん。…大学からずっと観てますが、正直才能も身体能力も身長も逸材なのに、試合を見て「これは凄い」と思った事がないのよ…(暴言)悪球ほどよく打てる特技?もある事だしがんばってー。プレッシャーかける程期待してるのよ!

それにしてもなんだよ甲斐くんのキャッチコピー「スパルタカス」ってのはー!何でも付ければいいと思うなよ日テレ!(泣)あんな怖い顔だけどシマリス飼ってる気は優しいコなのよ!

ちなみにリベロの津曲選手も実家の近所の高校出身。地方出身者はそういうとこに拘ります(笑)。明日もがんばれ。



2001年11月21日(水)
本日は

よく負けましたね…。

20:00ちょい過ぎに帰宅してTVをつけると、昨日とはまるで違ってノー編集中継状態だったので「あーこりゃストレートだな」とすぐ悟る(涙)。

もともとタイプの似たプレーをする同士なので(と言うか日本チームが目標にしているのがユーゴのバレーだから)、地力の差が歴然。皆さんセリエAに散っていて、チームに集まって数日しかなくコンビ合わせもままならぬ状態でも金メダルチームのユーゴはやっぱり強い。しつこいねホント!ボールがなかなか落ちないねー。

手術したばかりのグルビッチ兄は多分この大会では試合に出ないだろう。それでも連れてきたって事は、彼がいるだけでもチームの士気が上がるからだろうか。本人試合に出られないのは歯痒いだろうね。そして多分ユーゴはこれからが強いよきっと…コンビ合いだすだろうし。選手層も厚いし。

まあ今回の日本の目標は2勝だから(いや自分の。幹保監督は3勝と言ってますが)。志が低い!とかじゃないのよー実力だってば。長い目長い目。韓国もプレーのタイプは似ているんでどうだか…スーパーエースの差が出そう。つけこめそうなのはむしろブラジルかキューバだけど、どうかな。

それにしてもホントに甲斐くんは調子いいな。夏頃は絶不調で、12人に選ばれただけでもよかったね!と思っていたのに(ごめん)…今日はインタビュー迄受けててビビる。甲斐くんと加藤くんの低くて速いトスのバックアタックが決まり出すと面白い展開になるのだけど。ケガには気を付けてあと3試合。



2001年11月24日(土)
自転車キンクリートSTORE『第十七捕虜収容所』

今回で三演だっけ?初演が面白かったので何演されても行ってしまう。

初演再演はキャストが同じだったが、今回は若干変更。今迄スパイ役だった京晋佑さんが主役のセフトン。ちなみに初演時のセフトンは吉田朝さん。

えー映画カテゴリんとこでこんな事書くのもなんですが、この作品、映画よりもこの舞台版が断然面白いと私は思う。何て言うのかな、映画ではやはりアングル=カメラの目線が否応なく観客の目線になってしまうじゃないですか。でも舞台では、同時進行しているそれぞれの役者の動きのどれを観るかの選択権は観客自身にある。なので、序盤は「スパイは誰だ?」と舞台全体から伏線を探す事が出来るし、スパイが判ってからは「奴はどう出るんだ?それをセフトンはどう防ぐんだ?他の捕虜達はいつ気付くんだ?誰かセフトンの味方をするひとはいないのか?」といろんな角度から観る事が出来る。鈴木裕美さんの演出も抜群に冴えている。

明日東京公演は千秋楽なのでネタバレに気を付けつつ書くと(スパイが誰って最初から判ってたら面白くないもんね)スパイが誰か判る前と後との観客席の雰囲気の違いがありありと感じられるの!スパイが情報を隠すシーンでは「お〜ま〜え〜か〜!」、スパイが逃げ出そうとする時も「頑張れセフトン!誰か気付けよ!」な空気がありあり(笑)。観客の気持ちがひとつになりつつあるところに、飯島早苗さんの脚本が終盤に冷や水をかける。

スパイと判った人物を、脱走する仲間の囮として建物の中から放り出そうとする時に、捕虜達のリーダーが言う。「奴は任務としてやっていたんだ。上から命令されてやっていたんだ。殺しちゃいけない」。爽快には終われないラスト。ここらへんも、映画だと「やった!仲間はきっと逃げ仰せたし、ドイツ軍にもダメージを与えた!」とそれなりに大団円で終わっていたが、この舞台版では、ラストのリーダーの表情に代表される様に、「本当に彼等は脱走出来たのだろうか、彼等を逃がした捕虜達は、明日からどうなるんだろう、戦争はいつ終わるんだろうか」と苦い思いが残る。勧善懲悪なんてありはしないのでは、と思わせられる飯島さんの構成は流石でした。

骨折で9月の『ガラスの動物園』を降板した(残念)山本亨さんは松葉杖をついて出演。設定上無理もなく演じられてました。藤本浩二さんを観たのも久し振りで嬉しかったな。全然変わってないねー!若いねー!かわいいねー!(失礼?)京さんは格好よかったでっす。大石さんマゾっぽくてステキです(笑)相変わらず声高いねー(笑)。

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グラチャンだより

どうやら1勝どまりになりそうね…韓国に1セットもとれないとは。そんでキューバから1セットとるとは。韓国戦ではやはりキム・セジンVS山本くんの様相で、スーパーエースの格の違いを見せつけられた。今後に活かしてくれよー。なんだかんだ言ってもアテネ五輪迄あと3年しかないよ。世界最終予選になったら絶対勝てないってのはこの4年で痛感しただろうから、五輪の出場権はアジア予選でとっておかないと。それにはあと2年で韓国にどこ迄追いつけるか。

山本くんはキューバ戦から当たりだしてきた。最終戦では何とかブラジルに食らいついてほしいな。甲斐くんはキューバ戦ではよくブロックに捕まっていたなあ…苦手意識がつかなければいいけど。その分サーブやサーブカット等地味な所でちゃんと仕事してた。川浦くんは今大会通じて安定している。キューバ戦では速攻がかなり活きていた。もっと使おうよ!



2001年11月25日(日)
終わったのう

結局1勝でしたな。今後に活かして下さいよー。

ここ数年どの大会でも定番になりつつあるけど、MVPが優勝チームから出ないってのはどうなんでしょう。最優秀選手イコール猛打賞(最多決定打数)になりがちではないかしら。確かに目立つプレーではあるけど、それって逆に攻撃パターンが少ないって事ではないのかしらん。もっとオールラウンダーの貢献度を考えてみては。こんなとこに書いてもなんですが。

今日の甲斐くんは後半引っ込められてそれっきりだったですな…後味悪。攻撃は良かったけどサーブカットがかなりダメだったから仕方ないか。細川さん調子良かったし。Vリーグでは皆さん面白い試合を見せて下さいなー。

それにしてももっと普通にバレーを観たい。試合会場に行くと写真ばっか撮ってキャーキャー言ってるコと(目当ての選手がアップゾーンにいると試合そっちのけで走ってっちゃうしね。指定席のひとが視界塞がれて迷惑している)、そうでなければ「私はミーハーじゃないのよ!」といきりたって文句ばっかり言ってるコがたくさんで疲れる。なので最近国際試合は生で観戦してないよ…大学のが落ち着いて観れるよ(トホホ)。面白い試合を面白く観れればいいじゃんねえ。まあそうやって観客離れが続くとバレーの人気も落ちる訳で、それはそれで困るんだけどね。

と、文句ばっかり言っても始まらないし。選手は頑張っているだろうしね。



2001年11月27日(火)
つまずき転ぶのはいやなんだけど 仕方ない

小林建樹『BooDooLoo4#―Music Man』@LIQUIDROOM

夏のAX以来、小林建樹くんのワンマン。開演ギリギリ到着だったのでエレベーターに乗れてラッキー。リキッドの階段(7F)はツラいからね〜。

初の全国ツアー。本人も認めてる通り「1試合で使い切ってしまうタイプ」なので大丈夫なんかと思っていたが、「初日終わった時はもうやりたくないなーと思いましたが、続けてみるとこれが面白くて」だって。良かった良かった。でもまた風邪ひいてたよ…「薬を飲んでいるんで、発言が夢の中でも勘弁して下さい」だって。ええええホントに夢の中でしたよ!もうギリギリ。客が退く退く(笑)だーかーらー「もう死ぬかもね!」とか言うのやめてよー!(泣)シャレならんわ。「僕の愛を届けます。嘘です。届きません」「セタガヤン」「かわいくない!そんなんちゃう!」等いつにもまして名言だらけ。MCと演奏のギャップが大きいのもこのひとの面白い所で。つうかテンション高!唄ってる時の集中力が凄いので、そりゃMCがフニャモラーになるわなあ。こんなんでツアーて…よく持ったなあ。

しかし窪田さん髪伸びたねえ。ポニーテールにしてるの見たの12〜13年振りかも。そして服のセンスは相変わらずでした(黙)。流石小林くんに「服を選ぶ才能を全部音楽に注ぎ込んでしまっている」と言われるだけあるね!どうにかしてくれ!と言っても今更だろうよ…。小林くんの髪はエラく短くなってました。最初出てきた時「…あれ本人?」と思う程印象変わった。耳全開!もみあげもテクノカット並!

ベースの鹿島さんは小林くん言うところの「マイスウィートハニーが来てるんだよねー。こんくらいの。ちっちゃい。おとうちゃんがんばってるでーって」だったそうで。私の観てた近くで子供の声がしてたからそのコかな?笑顔のステキな方で、演奏もメチャメチャ格好いい。セッション時に、分厚い4ビートをウッドベースでブイブイ弾いたんだけど、すげー良かったよー。なのに小林くんが言うには「なんかイヤラシイ顔してますよね。こう、フェロモンが出てる〜って感じで。僕は淡白な方なんで羨ましいです。女のひとはやっぱ、こういうひとに『うぅ〜ン、預けてみたいわァ』と思うもんなんでしょうか」(爆笑)。やっぱ小林くん薬でモウロウとしてた?

ドラムの宮川ツヨぽんは「僕(建樹)は誰とでも友達になれないんですけど、彼はなれる」なキャラ全開のスコーンとした音が気持ちいい。しかも地力がデカい。マイク通さなくても充分じゃーと思う程音がデカーい。なのに軽快。そんなツワモノどもを従えてのセッションは圧巻でした。

メンバー紹介を日替わりでいろいろやってた様で、「スカコアはもうやったしなあ(うわー聴きたかったよ!)…今日はファンクで行きましょう!」と即興ファンクバンド結成。こ〜れ〜が〜格好いいんだ!窪田さんのカッティングはやっぱ絶品!ジャムセッションも盛り沢山で面白かった。サポートの皆さんジャズの素地がある方なのでポンポンオモロネタが出てくんの。

「斜陽」のファルセットは鳥肌たった。「ピカレスク」の高揚感はたまらね〜!「ルパンIII世〜迷信〜絵になる大人」メドレーにはビックリした。「歳ヲとること」では涙ジワ〜。「生存本能」をライヴで聴けるとは!「花」サイコー!(そういやあこれ、珍しく楽器持たずに丸腰で唄ったんだけど、アレンジがあんななんでまるでフラメンコダンサー!(大笑)手拍子するしね。いやステキでしたけども)名曲だらけだー。捨て曲皆無だー。

今回のツアータイトルは『Music Man』だったのだけど、小林くんはまさにそれだね!全身楽器男てな感じ。うたも演奏もなんだけど、腕グルグルとか地団駄(エレピのペダル踏む音がむちゃくちゃデカい。踏んでなくても脚がバタバタしている(笑))も楽器。このひとのライヴを観てると矢野顕子さんを連想するなあ。ピアノプレイヤーって事もあるけど、うたの、歌詞じゃないとこにすんごい魅力がある。勿論歌詞は大事なものなんだけど、本人のテンションがあがって言葉が邪魔になった時の「アー!」とか「ギャー!」が真骨頂。そして練習好きで、常に現状に甘んじない姿勢を続けているのも凄い事だ。いつも難しい曲を書いてしまってからライヴで苦労するって言ってるもんね。で、しばらくするともっと難しいアレンジにしちゃうの(笑)。技術はあった方がいいに決まってる。その技術をしてどこ迄ブッ飛べるかってのを見れる面白さが、矢野さんと小林くんの共通点かな。ああ私ももっと精進しなきゃなどと思わず自分内反省会を開いてしまう程触発度満点のライヴでした。



2001年12月01日(土)
踊り踊るなら幕張エレクトラグライド

よいよい♪

『electraglide 2001』@幕張メッセ国際展示場1〜3ホール

昨年に引き続きデカバコで楽しく踊れるエレクトラグライド!ぎゃー楽しー!

と言いつつも仕事続きで眠い&湿疹が顔に大量に出来てて痒いなどの理由でゆっくりまったり会場へ。着いたの23:30くらい。フロアへ降りる前に、ロビーでコーヒー飲み飲みまったりなんかしてしまったりして。いや幕張すごく寒くてさ…ロッカーに荷物入れられるかわかんなかったので、めちゃくちゃ薄着&軽装だったものだから凍えちゃって!

今回は1ホールがDJフロア、3ホールがLIVEフロア、2ホールが休憩所(?)となっており、DJの方がデカめにスペースとってあったような。去年はLIVEの方にUNDERWORLDが出たから、こっちのが広かったような気がする。2ホールにはスクリーンが設置しており、DJブースが丸見え。ノーマン・クック船長が「KONNICHIWA」とか書いたLP白ジャケをカメラに向かって差し出しておりウケていた。いいひとだー。

やっとこフロアに降りるともうFAT BOY SLIMが回し始めており、激混み。しばらくうろうろした後LIVEフロアへ。PLAIDだ!わーいとか言ってる間に終了、ダメ過ぎです自分。FBSをちらっと観ようかとも思ったがあの混み具合では戻れなさそうと、そのままAPHEX TWINを待つ事にする。

出てきた出てきたリチャードDジェームスー!今回は小屋もなくクマもおらず真っ当勝負のライヴの様子。髪も短めになってさっぱりしたような。かなりゆる〜めのピッチで始まりそれがまた長い、重い重い。このままずっとこのピッチで終わるんじゃ…このひとならやりかねんと思っていたらきたきたきた、変態ブレイクビーツの嵐!身体が止まりません!つうか中盤以降は「負けるもんか!」状態で意地で踊っていたような(笑)。例えて言うなら(例えんでも…)野菜野菜野菜野菜…草?野菜野菜、肉!肉肉うわっ草!肉肉肉肉肉!肉!肉野菜野菜肉!お茶と見せかけて肉!肉肉!野菜、お茶、ああ腹いっぱいと思ったとこに肉肉肉、お茶、てな感じですよ!肉が始まった時はああお客も喜んでるし実はエンターテイナーだねリチャード!と思ったけどやっぱりこのひとは意地悪だ!(笑)と言いつつゲラゲラ笑って2時間。ドラックスの2曲目やった時は「変態なのに美しいメロディーだ〜」とちょっと涙が出たよ!(ホントです)

もうこれで使いきってしまいました…ダレンが!ダレンが!笑ってるー!と2ホールでスクリーンを見つつぼんやり。動けません。ダレンが〜…ああワンマンで来てくださいよ、じっくり堪能しますよ…。

最後にまたLIVEフロアへ戻り MOUSE ON MARSで〆。生ドラム&ベースを使っていて、CDでのアンビエント調からは想像出来ないダンサブル&アグレッシヴ、なのにキュート(笑)なライヴでした。こちらもワンマンで来てください、観に行くよ!

すっかり治まりかけていた湿疹がぶり返してしまった…夜遊び復帰にはまだ早かったか。でも楽しかったからいいやと軟膏だらけの顔でさっき迄寝てました。起きたらご出産ニュースで大騒ぎになっていた。おめでとー



2001年12月02日(日)
シチューの具

さといもと白菜でやってみたらウマかった。いやホントだって!あとチキンときのこ。イケる。

TVで『交渉人』をやっていたので観る。やっぱこれ面白いわー。ケヴィン・スペイシーとサミュエル・L・ジャクソンの丁々発止のせめぎ会いもいいが、デヴィッド・モースもいいよね!モースって警官役多いなあ(インディアン・ランナー、グリーン・マイル、ダンサー・イン・ザ・ダーク)。今回はちょっとヤな奴だったけど、職務に忠実な実直な警官てのはよく出ていて好きだった。

あと名前忘れちゃってるんだけど、犯人のひと、『L.A.コンフィデンシャル』でもいや〜な役だったもんだから(ラッセル・クロウに逆さ吊りにされた検事かなんかだった)、出てきた時点で「あ、このひと悪役決定」とか思って観てたんだった。

スペイシーは仕草がいちいち美しいわー。表情のちょっとした変化も面白い。舞台も頻繁にやってる役者さんなのに、映像ではこういう細かい部分をちゃんと見せられるってのは凄いなあ。