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しもさんの「気になる一言」
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2022年04月21日(木)
命懸けの抵抗を、ナチスに見せつけてやります

映画「1941 モスクワ攻防戦80年目の真実」
(バディム・シメリェフ監督)から。
確かに「ナチスドイツの侵攻からモスクワを防衛し、
第2次世界大戦の流れを変えたとも言われる
『モスクワ攻防戦』を描いたロシア製戦争大作」であるが、
あまりにタイミングがいいので、もしかしたら
プロパガンダの作品かな・・と疑いたくなった。
それは、立場変われば・・と言うしかないほど、似ている。
私が気になってメモした台詞は、
当時のナチスドイツ兵、ソ連兵、どちらの台詞なのか、
今のロシア兵、ウクライナ兵、どちらの台詞なのか。
以下・・単語、地名を入れ替えるだけで、別の作品ができる。
「大佐、モスクワが占領されたら元も子もないだろう。
ナチスがモスクワに進軍してる。どんな攻撃を受け、
どんな相手に遭遇しようと我々は決して屈しない。
たとえ死を迎えようとも、我々は英雄として死ぬ」
「我々の辞書に『降伏』という文字はない」
「パパ戦争に行くの?」「いや違う、訓練に行くだけだ」
「英雄になれ」
「俺たちの身を守るのではなくモスクワも守りに来た。
母国の心臓を守れ、モスクワのために戦え」
「みんな生きたまま焼かれました。
若者はモスクワと母国を守るために戦っている」
「でもなぜ母国は彼らをほっとくの。
せめて生き残っている者を助けるべきよ」
「命懸けの抵抗を、ナチスに見せつけてやります」・・
気になるのは、私たちに何を伝えたかったのか、だろうな。



2022年04月20日(水)
映画みたいな「戦争画像」よりも「爆音」

マリウポリ攻防戦、アゾフ大隊「公式YouTubeより」と書かれた
画像をテレビで見ていると、まるで映画を見ているようだ。
驚くほどのアングルの下に、字幕でも表示されれば、
まちがいなく、映画と勘違いするほどの出来だと思う。
この映像で、私たちは何を感じて、どうすればいいのか・・
この戦いを毎日のように、テレビ画面を通じて眺めていると、
恐怖感を感じることは、ほとんどない。
目から入る情報は、もう麻痺していると言うしかない。
実はこんな「爆音」の中で生活しています、という耳から入る情報、
もちろん、嗅覚とか味覚とか触覚とかも含め、
視覚以外の五感から得られる刺激が必要だと、と思う。
「どか〜ん、バリバリバリ・・」みたいな爆音に耐えている
ウクライナ国民の現状を、知らせるべきなんじゃないのかな。



2022年04月19日(火)
役目を終えたら呆気なく消されてしまう

今回(第15回)NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は泣けた。
佐藤浩一さん演じる「上総広常」の死に方は、
定年後、予定していた再任用制度も活用せず、
地元の観光振興に向けて、3年間頑張ってきたつもりが、
最後は活躍の場を取り上げられてしまった感じの私と、
少しダブったからかもしれない。
解説には「上総広常」について、こう書いてあった。
「頼朝を助け、御家人たちの中でも存在感を示してきたが、
彼のことが疎ましくなった頼朝の策謀によって、
最後は抹殺される。歴史の変革期に忽然と現れ、
役目を終えたら呆気なく消されてしまう。
近藤勇にとっての芹沢鴨、それが広常だ」と。
私に存在感があったかどうかはわからないけれど、
権力のある者に疎まれると、こういう結果になる、
これだけは、今後も肝に銘じておきたい。
ただ、その権力を取り上げるのも、必要かもなぁ。



2022年04月18日(月)
宣戦布告をしていないから「紛争」?

巷では、ロシアとウクライナの戦争について、
多くの人がコメントをしているけれど、
「ところで、ロシアってウクライナに対して、
宣戦布告したっけ?」というフレーズをメモした。
宣戦布告とは、ある国が他国と
「戦争状態にある」ということを意志表示すること。
あるいは「宣戦」「開戦宣言」「戦争宣言」という、
場合もあるようだ。
宣戦布告が行なわれた後で国家間が
武力を使って争うことを通例では「戦争」というが、
宣戦布告がないまま武力を使う争いは
「事変」や「紛争」と言うらしい。
気になって、ネットを探してみたら、
「事実上の宣戦布告」と言うフレーズは見つけたけれど、
「宣戦布告」した記事が見つからない。
と言うことは・・宣戦布告をしていないから「紛争」?



2022年04月17日(日)
100人もの客がホテルの奥にあるチェンバーズから脱出します

映画「ホテル・ムンバイ」(アンソニー・マラス監督)から。
ハイジャックや爆破、銃殺など、多くのテロ事件が、
事実に基づいて映画化されるけれど、作品にしやすいのか、
犯人たちの動機が、単なる宗教や差別などの問題だけなのか、
どうして繰り返して起こるのか、私には理解できない。
自分たちの想定した敵に対して、一心不乱に突っ込むなら、
どうぞ、勝手におやりください、と言えるけれど、
それまで普通に真面目に生きてきた一般人をターゲットとした
無差別の殺人については、何度同じようなテロ作品を観ても、
感情移入もできなければ、解りたいとも思わない。
さらに、こういった事件の被害を拡大させるのは、
金持ちのわがままか、現場にいないマスコミ、と決まっている。
「落ち着いて静かにしてましょう。ここが犯人にバレないように」
そう説明しているのに、その静けさを破るのは、
「家族に会いたい、開けて」「ドアを開けろ」と威張り散らす
金持ちの人たち。
外に連絡を取るのは「居場所がばれる」と心配していたのに、
「私は客だぞ!」と大声をあげ、罵倒する。
それを受けたマスコミも「脱出作戦の情報が入りました。
「100人もの客がホテルの奥にあるチェンバーズから脱出します」
テレビを見ていたテロの首謀者が、実行犯に無線連絡、
「チェンバーズに行け、大勢が逃げる」と。
そして、逃げ遅れた何人かが銃殺されてしまうシーン。
本来なら、テロ事件の犯人を憎みたいのに、逆になってしまった。
もしかしたら、監督が伝えたかったのは、
金持ちとマスコミに対する警鐘かもしれないな。(汗)



2022年04月16日(土)
殺しを教えた連中を殺そう

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
(クエンティン・タランティーノ監督)から。
ディカプリオとブラピという2大スターを初共演、と知って
少し期待し過ぎたのかもしれないが、やや物足りなかった。
作品は、1969年2月8日〜1969年8月9日の様子が描かれ、
アメリカでは、ヒッピー全盛の時代が映し出された。
同じような環境に置かれたヒッピー族の女性たちが集まり、
ハリウッドに住む俳優たちの豪邸を襲う事件が起きる。
その時の行動は短絡的だが、襲った理由が面白かった。
ある女性が、仲間の男女に声を掛ける。
「みんなテレビを観て育つよね。つまり殺人場面を見て育つんだ。
『アイラブルーシー』以外、全部殺人の話だよ。
だからこう思うんだ、殺しを教えた連中を殺そう。
ここはどこだと思ってる?。ハリウッドだよ。
人殺しを演じた奴らが住んでいる街だ。奴らは豪華な暮らし。
チンポを切って食わせてやろう」
貧富の格差が大きければ大きいほど、こう考える若者が増える、
今の時代にも通じること、肝に銘じたい。



2022年04月15日(金)
沼地には何も育たない。

映画「沈黙 サイレンス」(マーティン・スコセッシ監督)から。
作品意図とは関係ないが、気になるフレーズを見つけた。
「この国は、沼地だ」「沼地には何も育たない」
「日本という沼に負けたのだ」と「沼」に関する表現が多い。
だから、布教しようと努力したが、宗教の芽が育たなかった。
そんな比喩に使っているのだが、なぜか私の頭に浮かんだのは
(全国には「沼」の漢字を使っている自治体は数あるけれど)
隣接している「沼津市」という、自治体である。
電報で「ぬ」を説明するのに「沼津の『ぬ』」を使ったほど、
静岡県東部では今でも主要都市となっている。
(空襲も受けた都市であることでも、国内で重要都市だとわかる)
私の生まれ故郷でもあるし、なんとか盛り上げたいと思うのだが、
市域も広く、なにから手を付けたらいいのか、わからない。
ただその原因は「沼」という地名の持つイメージかな、
と感じたから、この台詞を取り上げてみた。
長年の懸案だった、鉄道高架事業もやっと、動き出したことだし、
市全体の拠点整備計画も進み始めた。
もちろん、異論反論はあるとは思うが、歴史だけにとらわれず、
市名変更なども、イメージチャンジするには、いいのかもしれない。
そんな簡単なことでないことは、承知だけれど、
「沼」のイメージが「沼地には何も育たない」だとしたら、
明るい「沼」のイメージを打ち出してみるのも方法かもしれないな。



2022年04月14日(木)
システムを全国に広げる社会貢献に寄付を

コロナ禍の中、活動を始めた「柿田川大楽」。
もちろん、側から見ると順調とは言えないけれど、
自分が老後の楽しみに暖めていた企画なので、
あまり焦ってもいないし、じっくりのんびり楽しむ、
それだけは忘れないようにしている。
もちろん、柿田川を題材にした「生涯学習」が基本であり、
その運営には、多少の経費が必要となるが、
今回のコロナ禍で、生活費にも困っている人たちを知り、
あえて、柿田川大楽の活動資金を支援して・・とは言えず、
しばらくは、このままでいいや、と思った矢先、
同じような活動をしている団体のホームページに
「システムを全国に広げる社会貢献に寄付を」
のフレーズを見つけた。
こんな時だからこそ、地域資源に、とことんこだわった
「〇〇大楽」のシステムを全国へ広げる社会貢献をしている、
そう考えれば、堂々と寄付を呼び掛けることも、
決して、悪いことではないな、と思い直した。
このシステムで、実際、まちづくりに賑わいをもたらすこと、
その成功体験こそが、情報発信になると信じて。



2022年04月13日(水)
そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ

映画「青くて痛くて脆い」(狩山俊輔監督)から。
大学のサークルか、懐かしいなぁ・・と呟きながら、
何十年も前の自の大学生活を思い出していた。
中学、高校のクラブ活動とはちょっと違う自由さが、
大学のサークルって感じで、楽しかったのを覚えている。
「この世界に暴力はいらない」という理想を掲げ、
自分たちの行動で「世界を変える」、
そんな思いを抱いている主人公女子は、悩んでいた。
そんな時、主人公男子とは、こうアドバイスする。
「どうしてもやりたいなら自分で作ってみたら?」
その一言から「秘密結社サークル・モアイ」が立ち上がり、
彼女が積極的に動き、活動場所も見つけてきてしまう。
そして彼を、その場所に連れて行き、
「今日からここが、モアイの秘密基地です」と宣言する。
「秘密基地?」と不思議がる主人公男子に、言い放つ。
「そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ」
私たちが子供の頃に、隠れ家として作った秘密基地は、
なんだったんだろうなぁ・・と思い出し笑いをした。
でも「秘密結社には秘密基地が必要」という発想が楽しい。
サークルなんだから部室でいいのに・・と思いながら。

P.S
個人的には、ネットで炎上して大混乱しているかと思いきや、
「安全圏で笑ってる奴らなんかゴミです」と言い放つ、
モアイメンバーの女子大生の台詞、インパクトあったなぁ。



2022年04月12日(火)
柿田川公園の利用方法は、十人十色でいい

約3年間、柿田川公園を眺め続け、予想以上に気づいたことが多い。
観光客というと、どうしても観光バス、自家用車を想定してしまうが、
この場所だけは、歩いてくる人たち、自転車で来る人たち、
そして「サントムーン柿田川」という大型商業施設方面から、
家族連れがドッと押し寄せて来ることもわかった。
どういう人たちをターゲーットとして、柿田川を案内をするのか、
どうやら、遠方から来る観光客だけではないことははっきりした。
さらに、その方々の動きを観察していると、狭い公園内ではあるが、
目的がはっきりしていて、目指す場所へ一直線に向かう人たちも。
それだけ、柿田川公園の利用方法は、多種多様であり、
選択肢が多いということは、豊かさの証拠でもあるので、
1人でも、家族でも、大勢の団体でも、どんな人たちが訪れても、
満足してもらえる、楽しい場所として、情報発信していきたい。
そういう意味では、公園内全てを独占してしまうような、
大きなイベントは、この公園には必要ないかもなぁ。
(あくまで個人の見解ですので、ご理解ください(汗))