|
|
2020年11月29日(日) ■ |
|
柿田川の人間ライブ定点カメラ |
|
晩秋、一番の楽しみにしていた「鮎の産卵シーン」が、 やっと「柿田川公園、舟付場」で少しだけ見ることが出来た。 もちろん、写真や動画で、全国のみなさんにお届けするが、 水中にカメラをつけての撮影はするつもりがない。 私が近づくことで、鮎が怯えたり逃げたりしては、 せっかくの生態系を崩すことになりかねないと考えているから。 私の役割は、柿田川の生態系を壊すことなく、 最新の情報を、観光客の目線でお裾分け、と決めている。 だから、鮎の遡上も産卵シーンも、展望台や遊歩道から、 誰もが目にすることが出来る角度から撮影しているつもり。 良く目にする「水中産卵シーン」ではないから、 期待している人たちにとっては、つまらないかもしれない。 鮎の様子を上から撮っても、黒い背びれが動くだけで、 絵にならないことは、百も承知で撮影している。 日々の柿田川の様子を、目の前で観察できる私の役割は、 実物を観に訪れてもらえるように、最新情報を伝えることにある。 「柿田川の人間ライブ定点カメラ」ってところかな。
|
2020年11月28日(土) ■ |
|
みなさん、ラッキーですね |
|
最近、私が柿田川公園で一番口にするフレーズ、 それが「みなさん、ラッキーですね」。(笑) 通称・舟付場で、アユの遡上を撮影していると、 必ず「何、あれ。魚がたくさんいるよ」という言葉が発せられ、 そばにいる私にも話しかけてくるので「アユですよ」と説明。 「へぇ、アユなんだって・・」で終わる人もいれば、 「いつもここに来ればいるの?」と質問してくる人もいる。 「いやいや、この時期だけですよ。今日は、天気もいいし」と 挨拶したあと、決め台詞。 「みなさん、ラッキーですね」を添えると、みな満足そうに、 「ラッキーだってよ。よかったね、今日にして・・」となる。 自然を相手にしていると、そういう台詞が使える機会が何度かある。 もちろん、梅、桃、桜の開花もそうだし、ウグイスの初鳴きもそう。 夏・冬の川靄や、アユの遡上、産卵シーズンでも使える。 カワセミなども見つければ「みなさん、ラッキーですね」の連発。 この 「今たけ・ここだけ・あなただけ」のセールストーク、 人が喜ぶこと、間違いなし。 P.S 外来種駆除で、川に入れることが一番ラッキーなことなんだけど。
|
2020年11月27日(金) ■ |
|
隠居って、こういうことなのかなぁ |
|
既に現職を定年退職した私の最近の楽しみ方は、 現役時代、一緒に働いた部下たちが脚光を浴び、 新聞・マスコミ等に取り上げられること。 「楽しいけれど大変な仕事」ではなく、 「大変だけれど楽しい仕事」として、 夢中でやり遂げたからこそ得た経験が、花開く瞬間、 その成長に、少しでも関われたことに、喜びを感じる。 62歳の私が、最近、特に思うことは、目立ちたくない。 何か面白いことをはじめ、話題になればなるほど 「また下山か」と噂され、根拠もない「誹謗中傷」を受ける。 そんな人間関係に疲れた、というのが本音なのだが・・。 だからこそ、この町のまちづくり「表舞台」は遠慮したい。 できることなら、部下たちの成長に力を貸したい、と思う。 特に、柿田川・柿田川公園を通じて、 子供たちの好奇心を育てることをしたい、と願う。 そしてその活躍を、ニコニコ(ニヤニヤ)しながら、 美味しい珈琲でも飲むのがいいな。 隠居って、こういうことなのかなぁ、今とっても憧れる。
|
2020年11月26日(木) ■ |
|
怪我をしたくて怪我をする人はいないわけで |
|
貴景勝関の優勝で幕を閉じた、今年の大相撲11月場所。 横綱、大関陣が相次いで休場する中、 孤軍奮闘の言葉が相応しい、一人大関の活躍だった。 「大関の底力を見せてもらった」 そうコメントした解説者もいたくらい、 「大関」という地位の重さを私たちは教えてもらった。 そんな意味もあったのか、インタビュアーが 「怪我で休場する上位陣が多かった中で・・」と、 その感想を求めようとしたら、息を整えながら、 貴景勝関は、キッパリと言い放った。 「怪我をしたくて怪我をする人はいないわけで」 この言葉は、休場した横綱、大関に敬意を評した、 彼らしい台詞として、私の心に残った。 楽しみにしていた、プロ野球の日本シリーズは、 ソフトバンクの4連勝で呆気なく終わり、 負けた巨人に激しいバッシングが、飛び交っているが、 貴景勝関の言葉が、ふっと頭に浮かんだ。 「負けたくて負けようとする選手はいないわけで」 コロナ禍の中で、死力を尽くして戦った両チームに、 拍手を送るだけでいい、そんな気がする。
|
2020年11月25日(水) ■ |
|
日本国内も長期滞在型にシフトしているのか? |
|
観光関係者が集まる会議で、質問をしてみた。 「日本国内も長期滞在型にシフトしているのか?」 観光現場最前線で働く身としては、 全国の動き、世界の動きも知っておきたかったので。 以前から、柿田川公園を訪れる観光バスのツアーが気になり、 フロントガラスに貼られる「ツアー名」をメモしているが、 最近「富士山の麓で暮らすような旅6日間」とか 「長期滞在 静岡・伊豆7日間」など、以前では見たことがない バス旅行での長期滞在ツアー商品が売れている、と感じたから。 「バス会社、旅行会社は危機感があるので、 5〜6泊の滞在型ツアーは必ず増える」という分析もあり、 その理由を考えると、コロナ感染拡大の影響で、 海外旅行などの長期滞在旅行に慣れている人が、 国内旅行をしている、確かにそうかもしれない。 しかし、コロナ問題が収束したら、また海外旅行に戻り、 国内観光は、日帰り、1〜2泊の旅行に戻ってしまうのでは?という 不安も隣り合わせである。 トイレ休憩、時間調整で利用されやすい柿田川公園だげど、 柿田川の魅力を知ってもらうのであれば、早朝がベストだから、 新しい形の旅行として、長期滞在のツアー商品、考えてみようかな。
|
2020年11月24日(火) ■ |
|
読書って、こんなに楽しかったんだ(汗) |
|
最近、読書に時間を費やすことが多い。 昼食が終えると、読みかけの本を持って 柿田川公園のベンチで、鳥の鳴き声を聴きながら。 アフターファイブは、以前紹介した、 町の図書館で、閉館時間ギリギリまで文字を追う。 帰宅後、濡れてもいいような本を持って、 お気に入りの音楽をBGMで流し、 湯船に浸かって、ペラペラめくることもある。 文を書いたり、写真を撮ることも楽しいけれど、 また違った楽しみ方を読書で味わっている。 多くの本屋さんがあり、ゆっくり読める場所もある、 そんな環境の町に住んでいるのだから、 存分に満喫しなくちゃなぁ・・と思う。 若い頃は、まちづくりの仕事に追われ、 ゆっくり本を読む時間もなかったけれど、 今は「晴耕雨読」を楽しんでいる。 だから、今更だけど(笑)、 「読書って、こんなに楽しかったんだ(汗)」を 一言に残しておこうっと。
|
2020年11月23日(月) ■ |
|
自分の状態を良くするために「旅行」をする |
|
あれっ、情報源のメモがないけれど、 たぶん、ネットで見つめた「旅行する」意味。 「GOTOトラベル」で、多くの国民が、日本全国を 「旅行」しているけれど、そもそも、どうして旅行するの? ということがはっきりしなくて、何だか居心地が悪い。 コロナ感染のリスクを犯しても出かける意味が知りたい。 「だって、安くいけるんだよ、行かなきゃ、損じゃない」 「みんな行っているから大丈夫だよ」 そんなセリフを多くの方が口にするけれど、 それって、旅行する意味とはちょっと違う気がしていた。 実は「あの絶景を見たい」とか「思い出に行きたい」なんかも それが「旅行の目的」じゃないよなぁ、と思っていたところ、 「自分の状態を良くするために旅行をする」というコメントを見つけ、 あっ、そうか、これだ・・と納得した。 旅行に限らず、自分の行動の判断基準の一つに、これがある。 「旅行」のところに、いろいろな行動を当てはめてみるといい。 「自分の状態を良くするために「『食事』をする」 「自分の状態を良くするために「『早寝早起き』をする」 「旅行をする」のは、溜まったストレスを思い切り発散して、 「自分の(健康・精神)状態を良くするため」ってことなのかな。 でも「GOTOトラベル」は、ストレスの溜まった国民のためではなく、 コロナ感染拡大で、経済的に大変な現状にある 「旅行・観光業者」のためなんだけどなぁ、本当は。
|
2020年11月22日(日) ■ |
|
守ってやりたいと思えるかどうか |
|
先日「明治神宮」の特集をテレビで見た。(番組名は不明) 「明治神宮」は、天然の森ではなく、日本人が作り上げたという。 荘厳な鎮守の森という様相を早期に実現し、風土に合った自然の森を 100年以上もの時をかけて完成させていくという、 見事なグランドデザイン。 この構想を、実に90年も前の日本の学識者たちが描いていたという話。 「人が作りあげた明治神宮の森」には、森づくりの原点が眠っていた。 その中で、私がメモしたのは、 「自然の世代交代ができる森」「自然保護にも多様性がある」 「守ってやりたいと思えるかどうか」 「知識を共有することでも環境を守ることになる」 柿田川公園も、川の最上流部の街中に作り上げた、 公園といえども「森」に等しいが、 そのグランドデザインは、どうもはっきりしない。 「森づくり」の難しいことは、私にはわからないけれど、 この稀有な川に沿った人工の森を大切にしながら、 (多様な生態系を)守っていきたい」と思う住民がいるかどうか。 これは大きなヒントだった気がする。 「森」という視点で、この公園を調査してみたいな。
|
2020年11月21日(土) ■ |
|
「環境省」と「観光庁」 |
|
柿田川に関わっていると、国の職員(キャリア組)が訪れて、 公園案内なども任される時がある。 しかし、電話でガイド依頼をされた時、 「環境省」なのか「観光庁」なのか、 歳を重ねて、耳が遠くなったため、聞き取れない時があり、 案内し始めてから「やばっ、省庁間違えた」と気付き、 できる限り、省庁に関連する内容を説明したいので 案内する内容を変えてしまうこともある。(これ、内緒で・・) 滑舌の悪い私は「先日、国のお偉さんがきてさ」の次に 「どこの省庁?」と訊かれて、墓穴を掘る形となってしまい、 「環境省」「観光庁」が言いにくくて、困ってしまう。(笑) 今まであまり意識したことがなかったけれど、 マスクをしながら話したら、もう聞き取れないくらい。 両方の省庁に関係する「柿田川」ならではのことだけど、 これって、自分でも笑ってしまうほど、言いにくい。(汗) 「観光庁」って「国土交通省」なんだけどなぁ。
|
2020年11月20日(金) ■ |
|
静かなマスク会食 |
|
また「新しい生活様式」に対応した、言葉が生まれた。 コロナウィルス感染が拡大したのを受けて、 菅総理が国民に向けてお願いした内容の一部。 それが「静かなマスク会食」(汗) 私の感覚が鈍いのか、食べる時だけマスクを外し、 会話する時は「マスクをして」ということらしい。 意味はわかるけれど、そこまでして会食する気にならない、 というのが、私の本音。 もちろん、これからも大勢で宴会は避けるけれど、 久しぶりに会った人たちと会食すれば、 自然と会話は弾むし、大きな声も出てしまう。 それを秘密警察のように監視され、 あの人たち、会話する時、マスクをしていなかった、などと 通報でもされたら、楽しめるものも楽しめない。 それでも会食したいのかなぁ、人間って。 私の場合、しばらくは、単独で飲みに行こうっと。 (なんだ、やっぱり飲みに行くんじゃん、と言わないでね)
|
|