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しもさんの「気になる一言」
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2020年12月09日(水)
恥ずかしいけど見せちゃいます、私の本棚

以前紹介した、最近、欠かさず聴いている
NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
いつの回だか忘れてしまったが、彼がこう言った。
「他の人の本棚を見たい」
私も同じことを考えていたので、もちろんメモをした。
誰がどんな本を読んでいるのか、気になる。
誰がどんな本を薦めてくれるのか、とても気になる。
それにも増して、気になるのは、その人の本棚。
自宅でのインタビュー記事や、Zoom会議などで、
本人の後ろに「本棚」が映っていると、そちらが気になる。
この人は、どんな本を読んでいるのだろうか、
頭の中を覗かせてもらった気になる。
逆に、自分の本棚は恥ずかしくて見せられない。(汗)
私の場合「えっ〜、こんな本も読んでいるのですか?」と
驚かれるような本も並んでいるので・・。(笑)
だけど、やっぱり「他の人の本棚を見たい」
本人を中心に、バックは本棚の写真展。
題して「恥ずかしいけど見せちゃいます、私の本棚」
是非、どこかで企画していただきたいな。



2020年12月08日(火)
ただただ「ずるい」、それだけ

映画「億男」(大友啓史監督)から。
お金の価値について、書籍でも何度も目にした、
「変わらないんだよ、お金は使う人が重くも軽くもする」
これだけでは、きっとこの作品を思い出せないので、
大金を手にして人が味わう、周りからの反応を選んだ。
「『ずるい』
10億を手にした時、周りから散々言われた言葉です。
羨ましい、憧れる、私もそうなりたい、
そんな言葉をかけられるのかな、なんて正直思ったものです。
でもまったく、ただただ『ずるい』、それだけ。
あの頃の事はあまり思い出したくありません。
みんな、溜めて、溜めて、使わずに死んでいく。
お金って、あることが重要なの」
「ずるい」ことをして儲けたわけではないのに、
大金を手にした途端、周りからこう言われる。
私は、こっちの一般市民の反応の方が怖い。
少なからず、努力した人に対して、祝福するならまだしも、
「ずるい」という単語を連発する人たちは、何を根拠に
そういう言葉を発するのだろうか。
「羨ましい、憧れる、私もそうなりたい」の裏返しが
「ずるい」と言う言葉の中に含まれているとしたら、
それこそ「ずるい」と言わざるを得ない。
もし仮に自分が大金を手にした時、そう言われることなんて、
考えたことないんだろうなぁ。



2020年12月07日(月)
「賀詞交歓会」だとばっかり思っていた

「賀詞こうかん会」のことを書こうと思って調べていたら、
私が今まで使っていた「漢字」と違う文字が変換されるので、
気になっていたら、ずっと間違っていたことに気が付いた。
それが「賀詞交歓会」というフレーズ。
(「がしこうかん」を漢字変換すると「賀詞交換」しかない。)
辞書によると、
「交換とは、取り換えること。また、互いにやりとりすること。
「交歓とは、共に打ち解けて楽しむこと。」
だから「賀詞交換会」が正しい、と書いてある。
「賀詞」(お祝いの言葉)を、取り交わすから「賀詞交換会」。
「交歓」を使うなら「新春交歓会」「新年交歓会」になるようだ。
「言葉」は、取り交わすものであるから・・はわかりやすい。
名刺を交換しながらも、食事話したり、アルコールが入り、
結果的に「共に打ち解けて、楽しむこと」となるから、
勘違いするんだな、きっと。(汗)
よかった、62歳になっても、間違いに気付いて。(笑)
ただ来年初めの「賀詞交換会」は、コロナ禍の影響で中止らしい。
このネタ、再来年まで持ち越しだなぁ。



2020年12月06日(日)
ここにきたかったんだよ

先月だっただろうか、遡上しはじめたアユを撮影していたら、
だいぶ歳を重ねた様子のご老人が、
家族に付き添われて、ゆっくり第1展望台へ降りてきた。
そして、柿田川の源流となる川の始まりを確かめ、
ちょうど遡上した、真っ黒のアユの群れ、
どれも湧き方が違う、大きな湧き間をじっくり眺めて、
自分の子供なのか、孫なのか、ひ孫なのか、
誰に向けて発せられたセリフかわからないけれど、
微かな声で「ここにきたかったんだよ」と言った。
周りの誰も理由を訊ねず、ただただその景色を眺めていた
男性のご老人に「そう、よかったね」とだけ言った。
私の頭に浮かんだのは、日米で映画化された
映画「最高の人生の見つけ方」に登場する「棺桶リスト」。
死ぬまでにしておきたいことを書き綴り、それを一つずつ
実現していくストーリーに、感動したのを覚えている。
そんな場所の一つに、柿田川を選んでもらえたとしたら、
こんなに嬉しいことはない。
そのためにも、美しい場所、楽しい場所として、
私たちは、関わっていかなくちゃなぁ。



2020年12月05日(土)
我が町の40%の大きさが一枚岩「エアーズロック」

日本の探査機「はやぶさ2」が、
オーストラリア南部の砂漠地帯に着地するというので、
オーストラリアの地図全体を眺めていたら、
中心部に位置するウルル=カタ・ジュタ国立公園内にある
世界最大級の一枚岩として有名な
ウルル(エアーズロック)に引き寄せられてしまった。
周囲約10キロ、高さ約350メートルの巨大岩だけど、
大きすぎてイメージができないな・・と思いながらも、
底面積で比較するのがいいかな、と考えてみた。
高さとか、周囲の距離は大体わかったけれど、
地形も複雑で、私の知識ではなかなか答えが見つからず、
最後は、ネット頼みで調べてみたら、
計算してくれた人がいて嬉しかった。(笑))
「底面積 3.4平方キロメートル」
さて、この底面積がどれくらいの広さなのか考えてみたら、
なんと我が町(静岡県清水町)の面積は、
8.81平方キロメートルだから、エアーズロックの2.5個分。
この石の大きさに驚くしかなかった。(汗)
これでも、世界2位だっていうのだから、世界はすごいな。

P,S
ちなみに世界一も、オーストラリアの「マウントオーガスタス」
底面積92平方キロメートル。(高さ858メートルらしい)



2020年12月04日(金)
自分の体も「アウトプット主義」

私は生き方の一つに「アウトプット主義」を掲げている。
どんな時も、必ず「アウトプット(成果物)」を意識することで、
必要な「インプット」選択の判断基準になるからだ。
しかし先日、ラジオから流れてきたメッセージにドキッとした。
私たち現代人は、仕事、生き方、夢などあらゆるものに、
アウトプット(成果物)を意識するのに、
自分の体だけは「インプット」ばかりに集中している、とのこと。
言われてみれば、平日昼間のテレビ番組はサプリメントのCMだらけで
これを飲めば、健康にいい、痛みが消える、若返る・・など、
私たちは口から入れる「インプット」商品に興味関心を示すけれど、
実は、人間の「アウトプット」である「便」の質を意識することで、
体がどんな状態かを判断し、必要なものを摂取する生活の仕方こそ、
理想的な生き方かもしれないな、と反省した。
「尿」「汗」「体臭」なども同じで、よく観察すれば、
自分の健康状態がわかるし、悪ければ「S.0.S」が発せられるはず。
あっ、「体熱」だって、人間にとっては大切な「アウトプット」。
コロナに関係なく、毎日、測定するクセを付けようかなぁ。



2020年12月03日(木)
小学生は、校区外に行ってはいけない

公務員生活で、教育委員会在籍が長かったはずなのに、(汗)
基本中の基本を知らなかったことが発覚。
「小学生は、校区外に行ってはいけない」というルール。
まぁ、教育委員会だけど、社会教育、生涯学習が主で、
学校教育は詳しくないんだ・・と言い訳したけれど、
本当に「なぜなの?」と聞き返してしまうほどのこと。
知ったのは、子供たちが、新しい図書館に行きにくい、という話を耳にし、
どうして?とたずねたら、このルールが理由だった。
せっかく、町の中央に新しい図書館を作ったのに、
それも、子供たちに利用したもらいたくて、
絵本作家・宮西達也さんにも、いろんな面で協力してもらったのに、
その作品を見てもらうこともできないってこと?
まさか、他校の生徒とトラブルを警戒してのことじゃないよね。
そもそも、そのルールって、いつからできたんだろう・・って思い、
「私の頃は、そんなルールなかったよ」と言い放ったら、
「しもさんの頃は、町に学校一つだったでしょ。
だから、町全体が、校区だったんだよ」って言われた。
なるほど・・昔からあったルールだったんだ。(汗)
だけど・・これだけ生活環境に変わったのだから、
条件つけて認めてあげればいいのに・・と真剣に思う。
だって、変えなければ「柿田川公園」だって
「校区外だから行ってはいけないんです」となるし、
楽しさいっぱいの「大型商業施設」だっていけないことになる。
町の中央に、公共施設をこれでもかって集めておいて、
「校区外は行ってはダメ」っておかしくないかなぁ。
これって、全国的なルールなのかな?



2020年12月02日(水)
公園の雰囲気を変えたいんだよ

「最近、公園ネタが多いけれど、何か思うところがあるの?」
そんなメッセージが届いた。
「あっ、やっばり。(汗)」と返信しながらも、思うところはある。
「都市公園でありながら、観光地でもある」柿田川公園は、
町の中心部ということで、開園以来大きなイベント開催場所として、
利用されてきた。
しかし、コロナ感染拡大で、公園の大切さがより明確になり、
町民、近隣住民の「憩いの場所」としての役割が見直されてきた。
私がほぼ毎日過ごしている「柿田川公園」は、
それぞれの世代が、性別を問わず、自分の時間を楽しんでいる。
そんな場所は、地方では、なかなかお目にかかれない。
東京の日比谷公園や皇居、NYのセントラルパークなどをイメージじ、
入園無料で、大きなイベントで広場を独占・占拠することもない。
もちろん私の私物でもないし、異論反論があることも承知で書いている。
賑わいのために、何か仕掛けなければならない公園ではなく、
何も仕掛けなくても、人が集まってくる公園づくりを目指したい。
そのためにも少しだけ「憩いの場」としての公園を演出したくなり、
「公園の雰囲気を変えたいんだよ」とメッセージを送った。
わかるかなぁ、私がしたいこと。(笑)



2020年12月01日(火)
楽しく暮らすヒントがここにある

最近、公園の使い方にとても興味があり、
全国の成功事例と言われる記事を眺めながら、
なるほどなぁ、とメモをとっているが、
何か共通点がないかな・・と言葉を探していたら、
所ジョージさん主演のテレビ番組、
「所さんの世田谷ベース」でそのヒントを見つけた。
それが「楽しく暮らすヒントがここにある」
公園って、公共空間だし、いろいろな人が、
いろいろな目的で訪れ、いろいろな時間を過ごす。
それだけでいいような気がしてきた。
多くの人を集めるイベントを開催しなくてもいいし、
無理やり、何かに利活用しなくてもいい。
「老若・男女・国籍・人種・貧富」などに関係なく、
それぞれの楽しい時間が過ごせれば、それでいい。
そんな空間こそ、公園の役割なのかもしれないな、
そんなことを最近感じている。
「青空図書館」・・そんなことかもしれないなぁ。



2020年11月30日(月)
風が吹けば船は流される、世の中も少しの風で変わってしまう

映画「ある船頭の話」(オダギリジョー監督)から。
一言で言えば「村と町をつなぐ渡し舟の船頭・トイチ」が
ゆっくり流れる時間と静かな自然の中で生きていく様子を
パノラマ的なワイド画面で丁寧に写し撮った作品であるが、
そこに面倒臭い人間が絡んでくると、事件が起きる。
まぁ、それがなくては、物語にならないのであるが・・。
監督は、この作品を通して何を私たちに伝えたかったのか、
キーワードになりそうな台詞、フレーズをメモしてみた。
「いやね、孤独って言う字、知ってる?
孤独の『孤』は『狐』って字に似てんだよ」
「役に立たないものはみんななくなっていくんだよ。
わかるか、船頭!!」
「できあがる前にぶっ壊さねえか、あの橋」
「風向きで水の流れが強くも弱くも、川の性格まで変えちゃうだろう」
「何か新しいものを求めたら古いものは消えていく、
それはしょうがないことなんだ」
「風が吹けば船は流される、世の中も少しの風で変わってしまう」
渡し舟の船頭「トイチ」と、川上から流れ着いた「オフウ」(風?)
この関係が微妙なバランスで展開される。
マンネリ化したことを破っていくためには「風穴」が必要だが、
静かな「風」が私は好きだ。
季節、時間によって発生する真っ白な「川霧・川靄」の映像が、
普段は見ることができない川の水面を流れる風を表現して幻想的だ。
「風」をとても意識した作品となった。
エンドロールの「映像」を観続けて欲しい、舟が画面から消えるまで。