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しもさんの「気になる一言」
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2020年09月03日(木)
石破(63歳)・岸田(63歳)・下山(62歳)

自民党総裁選も、ほぼ決まりかけているが、
当初、立候補補予定者を新聞で見たとき、驚いた。
それは、石破(63歳)・岸田(63歳)だったから。(汗)
それまで、政治家の年齢に興味はなかったけけれど、
今回ばかりは、ネットで調べてメモまでしてしまった。
石破茂(1957年(昭和32年)2月4日・63歳)
岸田文雄(1957年(昭和32年)7月29日・63歳)
下山義夫(1958年(昭和33年)6月4日・62歳)
私が童顔なのか、彼らが老け顔なのか、わからない。
私が、苦労していなく、彼らが苦労しているかもしれない。
だけど、1つ年上と知った時の動揺は隠せなかった。
私は、体力的にも精神的にも衰えを感じてきて、
そろそろまちづくりも引退だな、なんて考えていたのに、
同じ年代の彼らが、これから日本のリーダーとなって、
世界を舞台に羽ばたこうとしているからだった。
その体力と精神力の違いは、どこから生まれてくるのだろう。
そんなことばかり、気になっている。
国を動かす政治家にとっては、60歳代が一番脂がのって、
気力充実の時なのだろうか。
う〜ん、その感覚のズレが、もっと気になる。



2020年09月02日(水)
人は見ようとする 見慣れたものにひそむ 見たことのないものを

私がちょとだけ登場した(笑)、NHK総合の番組、
「8K映像大集合!新絶景タイムスケイプ」のエンディング、
詩人の谷川俊太郎さんがこの番組のために作ってくれた、という
詩を紹介している。以下、全文を紹介したい。
(本来は、行間、改行なども忠実に再現しなくてはまずいのだが・・)
「人は見ようとする 見慣れたものにひそむ 見たことのないものを
人は見ようとする 見えている今にひそむ 見たことのない時間を
見ることは発見 見ることは歓び 今日見ることが 明日につながる
見ることで あらためて人は気づく 
宇宙に連なるこの世界の 限りない美しさに」
この詩を読み返したら、なぜか心がほっこりした。
写真や動画では表現できないもの、タイムラプスでしか撮れないもの、
をずっと考えいて、私は「風」を選んだ。
柿田川に、真夏と真冬に発生する「川靄」が撮りたいのではなく、
それを通して可視化できる「川風」が撮りたかった。
見たことがないものを見たい、という私の好奇心。
もう少し、頑張って撮り続けてみようかな。



2020年09月01日(火)
川風の動きが、朝靄によって姿を現しました

先日からしつこく紹介しているNHKのテレビ番組
「8K映像大集合!新絶景タイムスケイプ」。
「NHKプラス」という、インターネットテレビで視聴ができてたので、
自分が登場した部分のナレーションを、全て書き出してみた。
【役場職員だった下山さん。
毎朝通勤の途中、地元の水辺の風景を撮って、SNSで発信し続けています。
「地元でしか撮れない『今だけ ここだけ あなただけ』という風景を撮ってます」
富士山の湧水で知られる柿田川。今回初めて、8Kタイムラプスにトライしました。
早朝、水面に揺らめく朝靄。川風の動きが、朝靄によって姿を現しました】
あっ、やっぱり、わかってくれていたんだ・・と嬉しくなった。
太陽が昇ってくる、それに合わせて気温も少しずつ上昇してくる。
そして、気温と水温(15度)の差や、湿度の状態によって、朝靄が発生する。
以前は、水面を真っ白く覆う景色を幻想的だなぁ・・と眺めていたが、
タイムラプスを撮り始めてたから、川の流れと風の向きが気になっている。
どんな状態のときに、川風はどの方向に向かって流れるのか、
急に向きが変わるのは、どんなことが原因なのか、知りたくて仕方がない。
私の場合「きれい・・」と褒められるより「不思議・・」って言われたい。
短時間に、こんなに川の風が舞っているなんて・・。
日常は、あまり変化のない柿田川の景色だからこそ、私の好奇心は膨らむ。
定点観測大好きの私らしい作品かもなぁ。



2020年08月31日(月)
金があるときゃ暇がない、暇があるときゃ金がない

あれ、どこでしたメモだろう。久しぶりに、情報源不明。
でも、リズムが良くて面白かったので、気になる一言。
「金があるときゃ暇がない、暇があるときゃ金がない」
確かに、それは言える・・と頷いた。(汗)
定年前、現役の時は、収入があっても、
忙しくて旅行にもなかなか行けない。
定年後は、コロナ禍の影響もあるけれど、
老後の資金が心配になり、なかなか思い切って散財できない。
それじゃ、いつ、旅行に行けるんだろう、と思うけれど、
小市民にとっては、世の中うまくできてるなぁ、とも思う。
金も暇もない人とか、金も暇もある人は、
こんなフレーズに反応しないのかもしれない。
意外と「小金もあって暇も少しある」が幸せかもなぁ。



2020年08月30日(日)
記事を読んだ人々が関心を持つと信じること

映画「プライベート・ウォー」(マシュー・ハイネマン監督)から。
舞台は、世界中の戦地だけれど、実は「戦場報道」だけでなく、
日常の事件・事故を報道する「マスコミ」関係者に見て欲しい、
そんな気持ちを抱いて、作品を観終わった。
「戦場報道で現状を変えることができるか?」の質問に、
「真の困難は人間性を信頼し、記事を読んだ人々が
関心を持つと信じること」と言い切り、
「戦っている全ての勢力が真実を曖昧にする時、
本当には何が起こっているかを人々に伝えなければ
取材は失敗だ」と、その役割を明確にしている。
記事が単なる文章として読まれるのではなく、
その記事に関心を持ってもらい、その記事をきっかけに、
誰かが行動し、現状を変えることになる。
それこそが「記者のミッション」と言いたげな、
彼女の決意みたいなものを強く感じた作品である。
「老いた記者と大胆な記者がいる。老いて大胆な記者はいない」
このフレーズの意味はなんだったのだろうか。
老いても大胆な記者がいてもいいのになぁ、気になる。(汗)



2020年08月29日(土)
安倍総理、長い間、お疲れ様でした。

昨日の辞意表明を受けて、マスコミはこぞって特集を組む。
突然のことだったのに、いかにも、用意していたかのように、
小さい頃の写真から、最近の様子まで短時間にまとめてある。
体調不良で辞任するというのに、その記者会見は、
1時間ほど、立ちっぱなしで、ちょっと違和感さえ感じるほど。
それも同じような質問ばかりで、ややうんざりした。
会見翌日は「長期政権の功罪」と銘打ったテーマで、
今まで、登場もしてこなかった人たちが、ここぞとばかり、
「彼は口ばかりで、何もしてこなかった・・」と声高に叫ぶ。
コロナ対策をはじめ、休みなく、頑張ってきた安倍総理に対し、
翌日くらい「長い間、お疲れ様でした」の一言をかけて欲しかった。
「森加計桜」の説明責任追求も、明日でいいじゃないか、
そんなことを思いながら、各社、各紙の報道を眺めていていた。
簡単に「約8年」と言うけれど、その間、気を抜ける時間は、
ほとんどなかったし、孤独を感じたことだってあったに違いない。
今日ばかりは、ゆっくり休ませてあげたかったなぁ。



2020年08月28日(金)
君たち、ちょっとどいてくれる?

今朝は突然の雨で、いつもの散策を断念したので、
昼食の時間に柿田川公園を散策していると、
若い女性が3人、湧水広場で「湧き間」を覗き込んで、
楽しそうに水に触れていたら、それを遮ったのは、
観光客らしき高齢者の男性。
大きな声で「君たち、ちょっとどいてくれる?」
大きなカメラを片手に、遠くから撮影しているのだが、
彼女たちが自分の撮影に邪魔だったらしく、この一言。
そして、自己満足の写真撮影が終わり、
「もういいよ、ありがとう」と声を掛けて、去っていった。
さっきまで盛り上がっていた彼女らは、
命令調で遮られた楽しい時間に戻ることはできなかった。
男性は、高そうなカメラを持っていたけれど、ここは公園、
みんなで楽しむ公共の場ということを忘れている。
同じ高齢者の男性としては、反面教師にしなくちゃなぁ。



2020年08月27日(木)
今回も声を掛けてもらったことが、本当に嬉しい

今年度も静岡県教育委員会社会教育課から
「公民館職員等新任者研修会」の講師を依頼された。
コロナ禍の中で、5月頃予定していた日程が変更になったが、
いろいろな調整をして、なんとか開催することができた。
今回も声を掛けてもらったことが、本当に嬉しい。
だって今年は他の人に頼みました、だったら悲しいもの。
今年、私に与えられたテーマ(食材)は「公民館職員の心得」。
シェフは、2年前までお客さん側だった私。(笑)
その私が、参加者にお出しした研修(コース料理)メニュー、
今回は、コロナ禍の影響もあり、ワークショップ×なので、
前菜が「公民館職員としての、アンテナの張り方」
メイン料理は「事業実施にあたっての周知方法について」
デザートは「企画書・アンケート・パンフレットの作り方」
(昨年度は、メイン料理だったが、今回はポイントのみ紹介)
このコースを1時間で提供するのは、意外と大変だったけど、
62年間の人生と、38年間の公務員生活で感じた生の声なので、
お腹いっぱいになっていただけたとは思う。
あっ・・前菜の前に、食前酒、出すのを忘れてた。(汗)



2020年08月26日(水)
NHK総合番組にちょっとだけ出ることになりました

お待たせしました、もったいぶっていた内容の全貌。
今年の初め頃だったろうか、
NHKの自然番組を担当していた私の幼なじみから、
「まだ柿田川撮影してる?」とメールがあり、
「うん、下手な鉄砲だけど、季節ごと違うんで」
「今度、8Kタイムラプスの企画があるんだけど、
柿田川のタイムラプスを撮って投稿してみない?」
「いいよ、私にできることなら協力する」
そんな会話をしながら、お互いが小さい頃から
感じていた柿田川の魅力を思いっきり語りあった。
それからしばらくの間は、日の出前に起き、
冬の寒い早朝の「川靄」を撮影するため、
冷たい手を擦りながら、柿田川へ足を運んだ。
タイムラプスに必要なのは、時間。
一つの作品を作るためには、30分以上同じ場所で撮影し
それをパラパラ漫画のように編集して、
早送りの動画に仕立てるのだが、撮影には
時間の経過を「待つ」ということがキーポイントとなる。
それができるのは、柿田川の地元に住んでいて、
川靄が発生するかしないかもわからない状態で
待ち続けることができる、柿田川大好き人間、
そんな条件に私がハマったようで、先日取材を受けた。
さて、どんな風に編集され、登場するのやら。
「柿田川」の魅力が伝わればいいなぁ。乞うご期待!!
【必見】
NHK総合・BS4K
8月30日(日) 13:50〜14:50
BS4K
9月20日(日) 20:45〜21:45
番組名:8K映像大集合!新絶景タイムスケイプ(60分)



2020年08月25日(火)
孤独って影響力を失ったのを知ること

映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)から。
う〜ん、何も映画にしなくてもTVドラマでいいのに、
そんな気持ちを持ちながら、観終わってしまった。(汗)
監督はこの映画で何を伝えたかったのか、伝わってこなかった。
未来が過去の意味を変えていくというのなら、
映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)と変わらないし、
冒頭の「(6年前)やっぱり走らない。彼との待ち合わせもそうなの?」
「慌てたら幸せは逃げていくって言うでしょ?」という友との会話か
「花の姿を知らないまま眺めたつぼみは、
知ってからはもう同じつぼみには見えないんだよね」の台詞が
妙に引っかかっていたから、この辺りかなと推測した。
メモを振り返りながら、私的に気に入ったのは
「今日ね、マドリードで20歳の天才ギタリストに会ったんですよ。
『どうも蒔野です』って挨拶したら『あなたの事は知ってます』、
それだけ。褒めるでもなくけなすでもなく、
孤独って影響力を失ったのを知ること、なんですかね。
自分だけは歳をとってもそんな幻滅は味わうことがないって
どっかでそう思ってました」というフレーズ。
会社を定年退職すると、孤独になるっていうけど、
飲み会やゴルフに誘われなくなることではなく、
やはり「社会・会社に対して、自分の影響力がないこと」を
感じた時に、孤独を意識するんだな、と思った。
それを受け入れることができれば、孤独じゃないんだけど。