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2020年01月25日(土) ■ |
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私、没1(ボツイチ) |
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巷では、一度結婚して、その後離婚した人に対して、 「×1」(バツイチ)と呼び、もう数年前から市民権を得てきた。 結婚に失敗したという意味あいがあるけど、 私は「×(バツ)」という呼び名が、あまり好きではない。 しかし、配偶者が病気や事故、災害などで他界した場合、 あまり適当な呼び方がないなぁ、と感じていたら、 「私、没1(ボツイチ)」という女性がいて、メモさせてもらった。 今は確かに配偶者のいないシングルだけど、 (バツイチ)ではなく(ボツイチ)。 相手と仲が悪かったわけでもないからこそ、 一緒に括られることにも抵抗があるかもしれない、 そんなことを思いながら、没した人を思い出した。 私たちの世代、これから歳を重ねるごとに、「没1」が増えるけど、 離婚と違って「没2」「没3」の人は、なかなかいないから、 そういう意味では、「没1(ボツイチ)」って単語は、流通しないかも。
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2020年01月24日(金) ■ |
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それ、今する質問じゃないでしょ。あんたがされたらどう思うの? |
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映画「新聞記者」(藤井道人監督)から。 作品の中に「インタビュー」のシーンが数多く出てくる。 日本では当たり前のようになっている、 事故、事件、災害などの被害家族に対して、 これでもか、というくらい辛辣な質問を浴びせて、 スクープでもとる勢いで、食らいついていく記者に怒りを覚える。 だからこそ、同じ報道側の「新聞記者」が、噛み付いたシーンが 私の脳裏には、鮮明に残った。 「それ、今する質問じゃないでしょ。あんたがされたらどう思うの?」 一番、辛い思いをしている人に対する思いやりは、 こんなところに表現されていた。 「新聞がこんなネタ出すのっておかしくないですか?」 「そういうのはテレビにまかせておけばいいだろう?」 「嘘をでっちあげるんですか?」 「嘘か本当かを決めるのは国民だ、お前じゃない」 「頓挫ってことは、もうこれ以上追うなってことだ」 「この国の民主主義は形だけでいいんだ」・・・ 新聞社の内部事情は知らないけれど、なんとなく納得してしまった。 「記者として真実を届けたい、それだけです」 「そんな理由で、自分で自分を納得させられるんですか」 こんなことを考えて仕事をしてくれる報道関係者ばかりならなぁ。
P. 主役の「松坂桃李」さん、映画「娼年」に続けて観たので焦った(汗)
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2020年01月23日(木) ■ |
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先生に、余命30年って言われちゃってさ |
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焼肉を囲みながら、メモしてしまった台詞をもう1つ。 地元の役員と言っても、私が若い方から4番目くらいで、 それ相当の年を重ねている人たちばかりなので、 どうしても、健康や病気の話題になる、それは仕方がない。 「先日、病院へ行ったら、ポリープが見つかってさ」 そこまで、神妙な顔つきで話すので心配になって 「ビールとか飲んでも大丈夫なんですか?」ち訊いたら、 検体に出したら良性だったらしく、 「先生に、余命30年って言われちゃってさ」と笑うので 「それじゃ、老衰と変わらないじゃないですか」と返した。 たぶん先生は「大丈夫でした、でも健康には注意してね」 そんなアドバイスをしたと思うのだが、さらりと言い変えて 「65歳過ぎて、余命30年」って発想が、面白かったので、 慌ててメモをした。 これも、どこかで使えるネタだよなぁ、きっと。(笑)
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2020年01月22日(水) ■ |
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大丈夫、大丈夫。腹が痛くなっても俺じゃないから |
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地元の集まりで、久しぶりに「焼肉」を食した。(笑) お酒が入ると、面白い話が溢れて、私のメモも増えた。 今回引っかかったのは、ホルモンを焼いていた時のこと。 人それぞれお好みの焼き具合があるのだが、 レアが好きな人は、網に載せてすぐに食べてしまう。 えっ、まだ生に近いですよ・・と言っても、気にしない。 そこで、周りの人もちょっとビクビクだけど、 あまりに美味しそうに食べるので、真似してみようと、 「これ、もう大丈夫てすかね?」と訊いたら 「大丈夫、大丈夫。腹が痛くなっても俺じゃないから」 一同、呆気にとられたが、なるほど・・と大笑い。 俺の意見はあくまで参考、食べる・食べないは、自己判断。 だから、食べてお腹が痛くなってても、知らないよ、 そういうところを、さらっと表現するところがいい。 このフレーズは、いろいろな場面で使えるなぁ。
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2020年01月21日(火) ■ |
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ちょっとやりたいことには、手を出さない |
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長年続けてきた、メルマガ終了まであと11日。 本当なら、また違ったメルマガサイトに乗り換えて、 細々と続けていくことも可能だけれど、 ここは思い切って「メルマガ配信」を止めることにした。 ほぼ毎日「気になる一言」を書いて、それをコピペして、 メルマガの形に編集して、配信する。 そのあと「要望」を受けて始めた、Facebookへのコピペ。 この作業開始から終了までの約20分は、 長年のライフサイクルになっているから、苦ではないけれど、 この20分すら、残り少ない人生には、貴重に思えてきた。 まだまだ、やりたいことはいっぱいあるけれど、 どれも中途半端になり、達成感が得られない気がしているから、 今の自分にとって、一番やりたいことを最優先し、 「ちょっとやりたいことには、手を出さない」と決めた。 「続けることで失ったもの」「続けることで得られたもの」 いろいろあったけれど、あと残りの10日間分もマイペースで 配信していこうと思う。 メルマガ読者の皆さん、もうしばらくお付き合いのほどを。
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2020年01月20日(月) ■ |
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詩人の原民喜(はら たみき)を知っていますか? |
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映画「羊と鋼の森」(橋本光二郎監督)から。 職業としての「調律師」については、今まで知らない世界だったので、 「納棺師の仕事」を描いた、映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)と 似たような感覚で鑑賞した。 当然ながら「ピアノの音」に関しての問答が繰り返されて、 私は、楽しみながら、メモをした。 新米の調律師、外山は、尊敬する調律師、板鳥さんに訊ねる。 「どうしたら調律ってうまくできるようになるんですか? 板鳥さんはどんな音を目指していますか?」と。 そんな彼に向かって「目指す音ですか?」と反復した後、 「外村くんは、詩人の原民喜(はら たみき)を知っていますか?」と言い、 「その人がこう言ってます。明るく静かに澄んで懐かしい文体。 少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体。 夢のように美しいが、現実のように確かな文体」と呟き、 「私の理想とする音を、そのまま表してくれている」と彼に伝えた。 世界のピアニストにも認められるような調律師が例えた表現(音)、 調律師という職業、奥が深そうだな、と読み返した。 出版社の辞書編集部を舞台にした映画「舟を編む(石井裕也監督)も、 ハマってしまったし、普段知ることのない「職業」って、私、好きかも・・。
P.S 観賞後に、すぐに「ハラタミキ」を検索してしまう私の映画鑑賞、 自分でも呆れるくらい、好奇心旺盛です。(汗)
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2020年01月19日(日) ■ |
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今年も夏にインフルエンザが流行るかもよ |
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先日、大学のセンター試験の話で盛り上がった。 一生を決める節目の試験が、インフルエンザになって、 それも、本人が注意していても、誰かにうつされたら、 泣くに泣けないよね・・そんな話題から、 わざわざ、インフルエンザの流行る時期ではなくて、 大学入学を外国のように秋にすれば良いのに・・となった。 しかし、そんな話題の途中、誰かが 「今年も夏にインフルエンザが流行るかもよ」と言った。 去年も夏に流行ったけれど「ラグビーW杯」で、 オーストラリアやニュージーランドのような南半球の人たちが 多く来日したので、夏に流行ったらしい、と付け足した。 今年は「東京オリンピック・パラリンピック」が開催され、 世界のいろいろな国の人たちが訪れる、と言うことは、 今までの日本では、冬にしか流行らない病気が、 夏に流行る可能性があることを、意識した方がいいらしい。 なるほど、私にはそんな視点がなかったけど、 観光客が増えるだけじゃないんだなぁ。
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2020年01月18日(土) ■ |
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芸術って癒しの力を持っている |
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先日、ちょっと弱気な発言をしてしまって、申し訳ない。(汗) しかし、その関係でか、普段ゆっくり話さない人からも、 心配のメールが届き、思いがけなく会うことができたりして、 私なりには、徐々に体調を戻しつつある。 「○○グループではしもさんの話で持ちきりでした」と言われたり、 わざわざ職場まで顔を見にきてくれたり・・と、 本当にありがたいことだな、と心から感謝したい。 さらに今日から、清水町地域交流センターで、 世界的な版画家の一人である牧野宗則さんの木版画展が開催され、 オープニングセレモニーに参加しながら、その作品を眺めたら、 なぜか心が落ち着いていくのがわかった。 午後には「第348回泉のまち音楽会」が開催され、 「クラリネットとピアノが彩るニューイヤーコンサート」と題して、 約1時間半、優しいクラリネットとピアノの音色に包まれたら、 帰る頃にはすっかり心が晴れていたのが実感できた。 絵画や音楽に代表される「芸術」って、やはり人間にとって、 なくてはならないものなんだ、と再認識したことを報告したい。 だから「芸術って癒しの力を持っている」を残そうと思う。 ラストは、美味しい料理と気のおけない仲間たちとの楽しい会話。 もしかしたら脳がデトックスされて、以前より元気になったかも。
P.S. みんな、ありがとね。
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2020年01月17日(金) ■ |
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このまちに帰ってきたいと思えたら、なんかそれって幸せだよね |
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映画「対岸の彼女」(平山秀幸監督)から。 書籍「対岸の彼女」(角田光代著・132回直木賞受賞作)を読んでから、 何年の月日が流れただろうか。 映画化されたことを知らず、先日、VODで見つけて、早速鑑賞した。 作品冒頭「うちの子供、友達ができないの」と悩む主婦に、 「なんで一人じゃいけないって思うんだろ?、 一人でいても怖くないってみえる、何かを見つければいいんじゃない?」と 独身女性が答えるシーン、なるほど・・と思った。 しかし、私が選んだシーンは、何度か登場する川の景色。 初めてみた女子高生は「すご〜い」と驚き、 秘密のその場所を紹介した女子高生は、 「この時間だけ、こんなにきれいな色になるんだよ」と自慢げに話す。 普段の生活の繰り返しでは、絶対にみることが。ない光景に、 「知らなかった・・」と、やや感謝の気持ちが含まている気がした。 さらに、物語はある事件の後、彼女たちは、またここを訪れる。 「ねぇ、川が空みたいだと思わない? 足元に空が流れて自分がどこにいるのか分からなくなるような感じ」 心が揺れている女子高生の様子が窺えた。 そして、ラストシーンでもう一度、この場所がクローズアップ。 この風景を眺めながら、自分たちの住んでいるまちについて語る。 「旅行とかしたら、この退屈なまちも懐かしく思えたりするのかな。 もしそうだったら、ちょっといいね。 このまちに帰ってきたいと思えたら、なんかそれって幸せだよね」 原風景があるって、こういうことなんだろうなぁ、きっと。
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2020年01月16日(木) ■ |
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ボランティアでお願いします |
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阪神淡路大震災の頃から「災害ボランティア」が注目され、 災害が起きるたびに、ボランティアが活躍しているが、 最近、観光の仕事をしていても、同じ単語に出会うことが多い。 「ボランティアでお願いします」 読者の皆さんは、どう感じるだろうか? 「無報酬でお願いします」と認識していないだろうか。 しかし、観光の研修などで耳にする「ボランティア」は、 「有償であるべき」と主張している人たちが多い。 外国では「ボランティア」といえば「有償」が常識であり、 「無償ボランティア」という言葉自体、理解に苦しむという。 今後、こうした認識の違いで、実際の現場でのトラブルが増える。 特に、外国人に「ボランティア」をお願いした時には、 依頼する側と依頼された側の言葉の解釈により、 お互いが自分に都合のいいように理解するので注意が必要だ。 そもそも「ボランティア」って言葉は、 自ら進んで、自ら選んで・・という意味があるのだから、 「ボランティア」を依頼すること自体、おかしなことかもなぁ。
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