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しもさんの「気になる一言」
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2019年04月30日(火)
ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」

新しい音の世界を体験できる異次元の音楽祭 in mishima
(Mishima Contemporary Music Days) 略して「MCMD」が
2019/4/27〜2019/5/5の期間中、
「最先端クラシック」と呼ばれる、現代の音楽の魅力がつまった
濃厚な全12プログラムを提供している。
私は家族で、オープニングコンサートとして位置づけられている
「まったく異なるアプローチ、斬新な2つの『四季』」を堪能。
ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」
2曲を季節ごと交互に演奏していただいたため、
普段では聴くことのできない、北半球と南半球の四季を
ヴァイオリンなど弦楽器の生音が会場内を心地よく響いていた。
素晴らしかっただけに、残念なことは観客の入り。
以前、GWに開催していた「音楽祭」を東京まで観に行ったが、
どのプログラムも超満員で、演奏者と聴衆とが作り上げた音楽祭、
そんな感じがしたが、まだ地方では無理なのだろうか。
観光客をターゲットにした、地域の観光案内だけだなく、
住んでいる人をターゲットにした、地域の素敵なイベントも、
情報発信していきたいなぁ。

PS.
いつの日か、ヴィヴァルディの「四季」と柿田川の「映像」を
組み合わせて、PV(プロモーションビデオ)を作りたい。



2019年04月29日(月)
この青い湧き間は、お天気が悪いと見えないんでしょ?

GW10連休の3日目、あまり天気がよくなく、小雨と寒さで、
やや体調を崩しそうになりながらも、大きなきの下で、
パラパラ程度の雨をしのぎながら、屋外の観光案内を続けた。
こんな天候でも訪れてくれた観光客に、おもてなしすることこそ、
今回の意味があるように感じていたから。
そんなことを考えていた時、中年の夫婦が私に声を掛けてきた。
「この青い湧き間は、お天気が悪いと見えないんでしょ?」
手には、パンフレットに掲載されている第2展望台の湧き間の写真。
「いえいえ、曇り空でも、大丈夫ですよ。ご覧になってください。
午後になると、陽の光で湧いている様子が見えにくいですが・・」
「えっ、本当ですか、嬉しい。諦めて帰ろうと思っていたの」と、
奥さんの方に笑顔が戻った。
そういう間違った情報を、少しずつでも直していくことも、
私に与えられた仕事かもしれないなぁ。



2019年04月28日(日)
この後、忍野八海に行きたいのですが・・

GW10連休、柿田川公園のエントランスで、10時から13時までの3時間、
テーブル1つに乗る程度の「伊豆・富士・箱根地域」の情報発信をしている。
こちらからは、あまりでしゃばらす、でも、訊かれたら的確に応対できる、
そんなスタンス・距離感が、私には心地よく、楽しい。
「すみません、美味しい豆腐を食べたいのですが・・」
「水みくじ、どこで売っているのですか?」
「パワースポットの青い湧き間を観に来たのですが・・」など
柿田川、柿田川公園についての質問も多いが、意外と地域情報も喜ばれる。
「我入道の渡し船を沼津市でやっていますけど・・」
「期間中、三島市のスカイウォークは、毎日、楽しいイベントやってますよ」
「富士市のレンゲまつり、私も知らなかったけれど、きれいでしょうね」
そんな中、山梨県へ行くルートを訊ねられた。
「この後、忍野八海に行きたいのですが、どの道が近いですか?」
この質問には参ったけれど、なんども行っているので、
私なりに一番利用するルートを説明してのだが、後で気付いたことは
GWは、大渋滞だから、違うルート教えればよかったかも・・と反省。(汗)
でも、柿田川公園エントランスに設置した、出張屋外の観光案内所、
思っていたより楽しくて、癖になりそうだ。



2019年04月27日(土)
名前と生まれた日を焼印して。居場所はここにあるぞって

映画「写真甲子園 0.5秒の夏」(菅原浩志監督)から。
この作品の面白いところは、鑑賞する人の見方によって、
いろいろなヒントを与えてもらえるところ。
「まちおこし」の視点で見れば、
「写真文化首都 写真の町 (北海道)東川町」の取り組み。
写真を撮る人にとっては、顧問の先生のアドバイス
「この人の何を撮りたいのかもっと考えて撮らな、あかんねん。
これ、ただ写してるだけやん。なんやこれってのを撮ってきな」が
心に響くはず。
その中で、私が気に入ったのは、東川町の椅子の話。
(この話が事実なのか、今でも続いているのかなど、不明ですが)
写真の題材としても美しい、木製の子供用の椅子についての説明。
「これは、この町で生まれた子供に贈る椅子べ。
ほれ、名前と生まれた日を焼印して。居場所はここにあるぞって、
一脚一脚、手作り」というもの。
生まれてきた赤ちゃんに、1人の人間として居場所を与える、という
その心の広さに、感激してしまった。
その意味が理解できた時、ここで生まれた子供たちにとって、
その椅子は宝物になるに違いない。
北海道東川町・・いいまちづくりをしているなぁ。



2019年04月26日(金)
趣味は・・家族サービスです

ある飲み会で、ただ飲んでるだけではつまらないから・・と
近況報告も兼ねて、自分の趣味をスピーチすることになった。
今更、趣味と言われても、なかなか思いつくこともない。
他の人は、それなりに夢中になっていること、楽しいことを
恥ずかしそうに、でも嬉しそうに私たちに向けて語ってくれた。
以前なら「映画」とか「読書」、はたまた「メモ」など
多くのことを自慢げに話せたのだが、今は趣味と呼べるか疑問。
ただ単に続けているだけかも、と思っていた。
そんな思いが駆け巡り、私の口から発せられたフレーズは、
なんウケを狙ったわけではなく、平日もできるだけ早く帰宅し、
土日も、できるだけ家族と一緒にいる時間を持っているだけ。
たわいもない会話をしたり、気分転換にドライブなど、
特に変わったことをしているわけでもないが、なぜか楽しい。
振り返れば、38年間、家族サービスしてこなかったものなぁ。
「柿田川を世界に発信すること」は、趣味というよりも、
自分が生まれてきたミッションに昇格してしまったから、
もうしばらくは「趣味は家族サービス」と言えそうだ。



2019年04月25日(木)
そういう男は、いずれ主人に愛想尽かします

映画「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
(クリストファー・マッカリー監督)から。
この作品を思い出す「フレーズ」なら、間違いなく
「平和は苦しみの後に訪れる、苦しみが先で平和は後だ」。
「IMFはハロウィンよ。いい大人が仮面を被りウロチョロ」も
例えが面白く、気になる一言の候補であったけれど、
今回選んだのは、裏切る人の心理を表現した会話。
「裏切り者は皆同じ。大義を信じていたのに、
その大義が嘘だとすると主人に背くんです。
ハントは何度も政府に裏切られ見捨てられてきた。
そういう男は、いずれ主人に愛想尽かします」
だから、主人公のイーサン・ハントは裏切るという説明。
なんとなく、わかるなぁ、裏切る人の気持ち・・とメモをした。
それにしても、ラストシーンは「ハラハラ・ドキドキ」より、
偶然が続きすぎた上に、残り1秒で破滅を逃れる設定に、
何度観ても、笑うしかなかった。
彼らの本音が、ラストを飾っている。
「やばかった」「いつもだ」「いつも?」「笑わせるな」
やっぱり、笑うしかなかったんだよなぁ。



2019年04月24日(水)
人の行き着くとこは大差ない

映画「終わった人」(中田秀夫監督)から。
書籍「終わった人」(内館牧子著)の映画化とあって楽しみにしていたが、
なかなか忙しくて、映画館に足を運べず、やっとDVDで鑑賞できた。
定年退職した私にとって、今だからこそ、のタイミングであったが、
読書後の感想とは逆に、同級生との会話を取り上げようと思う。
「羅漢、思い出と戦っても勝てないんだぞ。
大事なのはそこからどうやって生きるかだべ。人の行き着くとこは大差ない。
みんなまだ生きとる、終わってねぇべぇ」
この台詞に、主人公はどれだけ救われたかわからない。
東大卒でも高校卒でも、サラリーマンで定年退職を迎えた時、
気が付いてみれば、あまり変わらない人生を送っていたなんてことは、
よくあることなのに、退職後の人生でも差をつけようとするから、
中途半端なプライドが邪魔して身動きができなくなる。
定年後の年収が、200万だろうが、300万だろうが、400万だろうが・・
現役の時より大幅減には変わらないし、この差は大差とは言わない。
それに気付き、プライドを思いっきって捨てた時こそ、
新しい人生のスタートができることを、この作品は教えてくれた。
誰でも感じる定年退職を迎えた時の「焦燥感」がわかりやすいから、
身近に、定年間近の人がいたら、必見。(笑)



2019年04月23日(火)
観光も「インフォメーション」から「コンシェルジュ」へ

産業・観光に携わりながら、自分たちの町の役割を考え続けきた。
わが町を訪れる観光客はどんな情報が欲しいのかな、と
時には、柿田川公園で観光客に声を掛けたり、掛けられたりしながら
気付いたことは「情報」ではなく、助言(アドバイス)だった。
言い換えると単なる「観光情報」は、今やインターネット等を駆使すれば、
ほぼ分かるけれど、一緒に行動しているメンバーの体力、興味、
さらには、今日の天気、今日の渋滞状況を考えると、
次はどこへ行ったら楽しいか、近くに面白そうなところはないか、
といったことを、助言(アドバイス)して欲しい人たちが多いことを知った。
それも、町内だけでなく「伊豆・富士・箱根」をエリアとするくらいの
楽しみ方を提案できることが、私たちの町に与えられた役割、
そう実感できた。
今までモヤモヤしてきた「観光」の定義が、すっきりしたことで、
今後の動きに迷いがなくなったといってもいいだろう。
「観光も『インフォメーション』から『コンシェルジュ』へ」
しっかりと胸に刻んでいきたい視点である。



2019年04月22日(月)
ジャンケンは、手だけでするものじゃない

以前、商業施設「サントムーン柿田川」で開催されたイベントに
和歌山県のイメージキャラクター「みきゃん」が登場した時、
なるほどなぁ・・と思ったことがメモに残されていた。
たしか、わが町の「ゆうすいくん」と「みきゃん」がステージに上り、
来場者と、ジャンケンをするゲームが始まった。
「ゆうすいくん、ジャンケンできる?」と訊かれ、
手袋に近い「ゆうすいくん」の手では、チョキができないから
無理だな、と諦めていたら、隣にいた「みきゃん」が、
手ではなく、全身で「グー・チョキ・パー」を表現して、
しっかり、来場者とのコミュニケーションを図っていてた。
そういえば、ジャンケンって、足でもできるし、顔でもできる。
いろいろなジャンケン方法があったのを思い出し、
「ジャンケンは手」と思い込んでいた自分の頭の硬さが情けなかった。
これからは「ゆうすいくん」も、ジャンケンゲームできるから、
もっともっと、子供たちと楽しく遊ぶことができるはず。
絵本作家の宮西さんが、生みの親だから、
もっと、世界に向けて売り出さなきゃなぁ。



2019年04月21日(日)
アドバイスはしたことがない、訊かれたから答えただけ

イチロー選手の引退、菊池雄星投手のマリナーズ入団、
今年のメジャーリーグは、新旧入れ替えの年かもしれない。
そういう私も、38年間の地方公務員生活に終止符を打ち、
定年退職。(自分で決める「引退」とはちょっと違うけれど)
一緒に過ごした、可愛い後輩達にどんなスタンスで臨むか、
基本的な考えを決めておこう、と思案していたところ、
イチロー選手のコメントに、その答えを見つけた。
インタビュアーがこう質問した。
「菊池選手には、どんなアドバイスをしたのですか?」
イチローは、いつもの口調でサラッと答えた。
「アドバイスはしたことがない、訊かれたから答えただけ」
その台詞を聞いて、私はこう解釈した。
「プロ選手に対して、こちらからアドバイス(助言)なんて、
それも、野手が投手に対して・・なんて、おこがましい。
だから一度だって、自分からアドバイスしたことなんてない。
ただ、相手から訊ねられたら、自分なりに得た知識と経験で、
その答えを伝えるだけ」と。
私も、後輩達と向き合うスタンスは、これだと決めた。
どんなに焦れったくても、こちらからはアドバイスしない。
それが、定年退職したちょっと先輩の役割だと理解したから。