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しもさんの「気になる一言」
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2017年12月30日(土)
我が町は「さわやか」ではなく「びっくりドンキー」だから

年末、お誘いを受ける飲み会は、面白いネタがいっぱい。
酔っぱらっているからか、産業観光に関するローカルネタは、
尽きる事を知らない。(汗)
その中で一番面白かったのは、ハンバーグチェーン店の話題。
「さわやか」という大人気店が、隣接の市町に進出してきたからか、
「我が町にも『さわやか』誘致しましょうよ」という要望が多かった。
それを、チャンポンで酔っぱらっている私が答えると、
「我が町は『さわやか』ではなく『びっくりドンキー』だから」。
(「びっくりドンキー」も、ハンバーグの美味しいお店です)
ただなんとかく答えたフレーズが、妙にウケたので、気になる一言。
申し訳ない、只今、思考回路が壊れているので、
明日、読み直したら、この一言は削除されているかもしれないが、
とにかく、帰宅後、私のスマホにメモされていたのでご紹介。
この一年を振り返りながら、今年は「さわやか」より「びっくり」、
そう思っていたからだろうか、記録として残したくなった。
分かる人には分かる、ほとんどローカルネタだけれど、
これもまた、私の自分史として、残ることになるのだから。
何年後かに、あいつ、くだらないこと言ってたなぁ、と
言われるかもなぁ。(ごめん、もう寝ます・・・)



2017年12月29日(金)
だんだん剥がれていく感じだよ

昨日28日の仕事納め式(御用納め)、ちょうど横に並んだ、
来年3月末で定年退職する先輩らに、
「最後の仕事納め式ですね」と声を掛けたら、
「しも、1年が本当にあっという間だぞ」と口を揃えたように言い、
「本当に、速いよなぁ」と、先輩同士で認めあった。
「それって、どんな感じですか?」と訊き返したら、
「だんだん剥がれていく感じだよ」との表現で納得した。
いろいろな場面で重荷を降ろしていくという意味で、
「船底についた藤壺などの貝を少しずつ剥がしていく感じですか?」と
訊ねたら「そうそう、そんな感じ」と、にこやかに笑っていた。
一番プレッシャーのかかる「定例議会」も、残すところあと1回だし、
「仕事納め式」も例年より楽しんでいるように感じた。
そういう私も、来年4月に入ると、定年退職まで1年を切る。
それ以後の会議、事業の全てが「最後の〜」となり、
その度に、だんだん剥がれていく感じを味わうんだろうな、と
今まで味わったことのない感覚を楽しみにしている。
さて、新しい手帳の移行作業を続けようっと。



2017年12月28日(木)
「私」は本の友人、というあり方です

書籍「読書からはじまる」(長田弘著・NHK出版刊・201頁)から。
以前「友人としての本」という表現を紹介したら、
読者からの反応が大きかったので、懲りずに続けたい。
著者の視点は「私」が「本」を友人と定義するのではなく、
「本」が「私」を友人として加えてくれるか、にある気がした。
「正月がくるたび、ある本を読むと決める。
それだけでも、心の置きどころができるのが本です」
「読書というのは『私』を探している本に出会うという経験です。
どんなときも、わたしたちにとって、未知の親しい友人である本。
のぞむべきは、本は『私』の友人、というあり方でなく、
『私』は本の友人、というあり方です。」
そんなことどちらでもいいんじゃないの?と思うかもしれない。
いやいや、感覚の問題なのかもしれないが、
このニュアンスは、僅かながら違うと理解している。
私のボキャブラリーが少なく、うまく説明できないが、
相手から「友人」と認めてもらえる感覚は、
自分が「あいつは俺の友人」と決めるよりも嬉しいはず。
誰か、この感覚の違い、説明してくれないかなぁ。



2017年12月27日(水)
もし漏れた場合は、それ相当の責任をとってもらう

映画「アンフェア the answer」(佐藤嗣麻子監督)から。
篠原涼子さん演じる、女刑事・雪平夏見が、
「連絡殺人にみせかけた、予告殺人」に巻き込まれていく。
そんな事件のたびに警察は動揺し、捜査を指揮する
阿部サダヲさんが演じる、警察の上層部の台詞が面白い。
雪平夏見の夫が殺人容疑者となった時、
「現役刑事の近親者だ。マスコミには絶対漏らすな、以上」
そして、彼女本人が殺人容疑者の時は
「もし漏れた場合は、それ相当の責任をとってもらう」
私が知りたかったのは、ストーリーとは無関係だけど、
「それ相当の責任」って、どれくらいの処罰なんだろうか、
そんなことが気になって仕方がなかったので、メモをした。
監督が伝えたかったことは、きっとこのフレーズだろう。
「世の中には、フェアなことなんて何もない。
目には目を、復讐には復讐を、アンフェアにはアンフェアを」
このフレーズ、どこかで使えるかもな、使いたくないけど。



2017年12月26日(火)
年末になって、ポッカリ心に穴が空いてしまった

事情は詳しくは書けないが、昨日からなんだかぼ〜っとしている。
年末になって、ポッカリ心に穴が空いてしまった、というか、
「抜け殻」はオーバーな表現だけど、ちょっと脱力感が・・。(汗)
気分転換に「400ml献血」や「ポケモンGO」で歩き回ったり、
「映画鑑賞」「読書」「やけ酒」など試してみたけど、
やっぱり、いつものようなポジティブな発想になれない。
人間って、こうやって落ち込んで、鬱になっていくのかな?、
そんなことまで感じながら、1日を過ごした。
こんな私を癒してくれたのは、やはり「柿田川の清流」と、
私のボヤキをただ「うん、うん」と聞いてくれる人達だった。
いつもの時間とは違う、第1展望台から眺める柿田川の湧き間は、
富士山からおよそ40キロの距離を、約28年ほどかけて辿り着いた、
自然の懐の広さを感じさせ、私にこう諭しているようだった。
「大きな時間の流れから考えれば、あなたの悩みなんて、
ほんのひと握りにも満たない、ちっちゃなことですよ」と。
知らず知らずに、そして何も変化がない「湧き間」を、
写真も撮らずに、10分程眺めていたら、少し気が落ち着いた。
さらに夕方からは、急遽決まった、忘年会と称する飲み会。
いつもなら、楽しく大騒ぎするメンバーが、
珍しく私のボヤキを、黙って聞いてくれていた。
(これは、本当にありがたかった)
私は「柿田川」という大自然と、気の置けない仲間たちに恵まれ、
あと僅かな年末を、もがきながらも必死に過ごしている。
残された数日で、この悩みを出来る限り払拭し、
新年には、また新しい気持ちでスタートしたいなぁ、と思う。



2017年12月25日(月)
あなたに逢えてよかった

沼商吹奏楽部の定番ソング「あの鐘を鳴らすのはあなた」の出だし、
「あなたに逢えてよかった」のフレーズで毎回涙が出そうになるのは、
定年退職をを1年3ヶ月後に控え、人生を振り返ることが多くなったから。
毎日、コツコツ書き貯めて「生きた証」は残してきたつもりだけど、
やはり「人間は1人では生きられない・・」と思っている。
この時代、この国に生まれ、なにかの縁で私と繋がり、
少なからず、その人の人生の一部と交錯することで、
私という人間を成長させていただいた。
人生を振り返るにはまだ早い、と思うかもしれないが、
この曲を耳にするたびに、いろいろな人が思い浮かび涙腺が緩む。
特に最近、私の人生に影響を与えてくれ人たちが、
少しずつであるが他界していく事実を感じながら、
そのたびに「あなたに逢えてよかった。お疲れ様でした」と、
亡骸に対して合掌することにしている。
「誰かの人生に影響を与えたい」、そんな高飛車ではなく、
「あなたに逢えてよかった」と言われるような生き方をしたい。
そう思うようになってきた最近の私である。



2017年12月24日(日)
クリスマス・プレゼントに「大人の深夜メドレー」

年末恒例となっている、私の「クリスマス・イベント」は、
地元、沼津商業高校吹奏楽部の定期演奏会(第57回)。
第1部は吹奏楽らしい曲で(笑)、演奏レベルの高さを知り、
第2部のオリジナルステージ「ライオンキング」(前編)では
楽器演奏だけでなく、歌唱力、演技力も披露してくれ、
若さって素晴らしいなぁ、と拍手を送った。
今年、私の注目は「第3部」のステージ。
やはり、クリスマスソングはクリスマスイブに聴くのが最高、と
納得してしまった「Xmas Swinginコレクション」。
「昭和70年代ヒットソングメドレー」では、
「異邦人」や「木綿のハンカチーフ」をはじめ、
大好きだったキャンディーズの「年下の男の子」(振り付き)など、
私の青春時代にピッタリの選曲で、一緒に口ずさんでしまった。
さらに「大人の深夜メドレー」で演奏された曲で、胸が熱くなった。
「ジェットストリーム」「タモリ倶楽部」「オールナイトニッポン」
「MUSIC FAIR」など、曲を聴いただけで、あの当時の様子が浮かび、
音楽ってこんな力があるんだな、と妙に感心してメモをした。
特に「オールナイトニッポン」は、なぜか受験勉強のBGMとして、
ラジオから常に流れていたのを思い出し、笑ってしまった。
(夕食後、1度寝て、午後10時頃起きて勉強を始めたっけ・・)
あと半年で60歳という大台にのることもあったのか、
彼らが一所懸命演奏してくれる吹奏楽に、涙腺が緩んだ。
今回の定期演奏会は、私の世代への「クリスマス・プレセント」、
何年たっても思い出せるように
「クリスマス・プレゼントに『大人の深夜メドレー』」を、
気になる一言に残しておこうっと。

P.S.
定期演奏会が2日間(24日/25日)に及ぶ高校の吹奏楽部って、
全国広しと言えども、なかなか無いんじゃないかな。



2017年12月23日(土)
水温15度は温かいなぁ

今年最後の、柿田川外来種駆除作業のボランティア。
ここ数ヶ月はイベントと重なり不参加だったので、
久し振りに、柿田川に触れる機会とあって前日からソワソワ。
天気は快晴、さらに無風で絶好の天気だったが、
やはり風は冷たく、防寒対策バッチリで臨んだ。
今日は水中の外来種、オオカワヂシャではなく、
土手沿いに繁茂している、ノハカタカラクサ(常盤露草)を、
丁寧に根こそぎとる作業は、意外と楽しかったが、
作業終了後の柿田川撮影タイム、少しくらい水中映像を、と
柿田川にカメラを浸けた瞬間、感じたのは「温かさ」だった。
夏に「冷た〜い」と感じた「水温15度」は、冬には「温か〜い」、
これが「全て湧水の川」である「柿田川」の魅力である。
次に柿田川に入るのは、3月だけど、今日肌で感じた「15度」を
「水温15度は温かいなぁ」のメモで残したい。



2017年12月22日(金)
「北の空で1番明るい星よ」「カリーナか」

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」
(ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ監督)から。
「シリーズ第5弾」だからなのか、前作の知識がないと、
なかなか楽しめた、という感想が持てる作品ではなかった。
強いて上げれば、孤独な天文学者カリーナが、
本当の父(たぶん名付け親)と会話をするシーン。
「あんたは孤児か、名前は何と言う?」
「北の空で1番明るい星よ」「カリーナか」
「カリーナ・スミス、星に詳しいの?」
「俺は船長だ、星をたどり帰途に就く」
海賊の船長が、自分の娘に星の名前を付ける設定は、
ちょっと涙腺が緩んだ。
ただ「北の空で一番明るい星」って定義には、
季節や時間によって変わってくるだろうし、わかりにくい。
特に、カリーナ(Carima)とは「りゅうこつ座」のα星。
「りゅうこつ」とは「船の竜骨(キール)」のこと。
また星座の「りゅうこつ座」は、もともとは
「アルゴー船」という巨大な星座の一部であり、
現在は「とも座」「ほ座」「りゅうこつ座」に分かれている。
名前の由来が、そんなことまで繋がっていけば、
父娘の関係が、より際だって良かった気がするのだが・・。
まぁ、シリーズ作品は、これからは注意しようっと。



2017年12月21日(木)
不意の難に番をするものあり。これを『奴雁』という。

11月議会が終わる頃(例年12月20日前後)、
私は決まって、新しい手帳を買うことにしている。
ちょっと遅いかも知れないが、これが私の「恒例行事」。
新しい手帳に前年12月の予定を書き込み始めると、
私の目指す「手帳を使い切る」ことが出来なくなるから。
12月31日まで、古い手帳を軸に毎日書き込みをして、
新しい手帳へ、私の想いを引き継いでいくのが嬉しい。
一年ずつ、確実に使い切って保存していく愉しみは、
手帳自体が、自分の「自分史」になっているからである。
昨年の今頃、何していたのかな?というデータにもなるし、
今年知り合った人達、他界した人達を振りかえりながら、
自分の人間関係の加除も、年末の作業となる。
一番好きなのは、真新しい手帳の1ページ目に書きこむ、
自分の生き方を支えている「奴雁の哲学」。
(今まで全文を紹介したことがなかったので、ご紹介)
「奴雁の哲学」
「群れを成す雁、野にありて、餌を啄ばむ時、

そのうちに必ず1羽は、首を挙げて四方の様子を窺い、

不意の難に番をするものあり。これを『奴雁』という。」
来年も「奴雁」の役割をしたいなぁ。