空虚。
しずく。



 何が言える。

馬鹿なのは、私なのだろうな。
わかっていたはずじゃないか。覚悟していたはずじゃないか。

あんな綺麗事など言うんじゃなかった。
あんな約束など、交わすんじゃなかった。
そんな後悔をすることすら、無駄なのに。

そう、当たり前じゃないか。
恋人同士がセックスするのに何の問題があるっていうんだ。

わかってるじゃないか。わかってたじゃないか。
…どうしてこんな事、思うんだ。


「お前じゃなきゃ、感じない」
「早く終われって、思ってた」
そんな、事を。…いくら、語られてもダメなんだよ。
おかしいのは私だ。わかってるよ。嫌になるくらいわかってるよ。
責める事なんか出来ないのもわかってるよ。

それでも、それでも…嫌なんだ。苦しいんだ。辛いんだ。

『あなたは、私のものなのに』


「彼はどんな風に抱いたの?」
「挿れさせたんだよね?ここに」
「気持ち良さそうだった?中でイったの?」
そんな言葉を吐けたら、どれだけよかったか。
何も考えずに、傷付けてしまいたかった。
残すな、って言われても痕、つけたかった。

…気持ち悪い。吐き気がする。
ああ、ますます嫌いになってしまった。
それは向こうも同じだろうけど。

言ってやりたい。
付け入る隙を与えたのはあなたじゃないですか。
私に責任転嫁する前にご自分を見返してみてはどうですか。
彼女を満足もさせられないくせに。

2005年07月31日(日)



 

それが、どうしたっていうんだ。
理不尽な怒りだって事、わかってる。
それでも。抑えられないのが私だと、知っているでしょう?

…壊したい。畜生。

2005年07月30日(土)



 影響。

それが、たとえどんな言葉であれ。

発せられたものには、力が、ある。

立ち上がるための言葉も。
座り込むための言葉も。
どんな言葉にも、力がある。

いつか、酔っ払って話した事があった。
「影響を与えない人間などいない」
彼女は、その言葉が残っているのだという。
私の言葉が他人に影響を及ぼすなんて、考えた事もなかった。
あんなにも、関わる事が、人の中に残る事が怖かったというのに。


あなたの言葉は、とても不安定だね。
沈んだり、あがったり。私はその度に、振り回されてばかり。
ずっとそれが辛くて、独りで泣いた事も、あったよ。
でも、それは間違っているってこと、最近やっと気付けた。

「あなたが」じゃない。
「私が」どうしたいか。
たった、それだけの事だった。

馬鹿だよね。こんな簡単な事に気付かなかったなんて。
少し、自惚れていたのかもしれないね。すごく、恥ずかしいや。

2005年07月29日(金)



 少し、飲み過ぎた。

ふらついた頭はとても心地良かったけれど。
今現在少し吐き気がするので、いい飲み方だったとは言えない。

何故か眠気が起こらないので、もう少し起きてみる。
…最近は、あまり深夜に起きているのは好きじゃない。
いろんな思いばかりが浮かんで、動けなくなってしまうから。

怖いのは、これからじゃない。
これからに何があろうと生きるだけの意志は持てる。
…それが、どうして伝わらないのだろう。
いや、違うな。
わかっていても、認めてもらえない。
の、方が正しいかな。

私が身を引けばすべて終わる。
元の鞘の中に。正常な位置に収まる。
…それが、幸せなのだろうか。
私では、ダメなのだろうか。

「愛してる」と言ってくれるのに。
今、その口が紡ぐのは私を拒絶する言葉。
…別に、それでもいいけれど。
だって、私はあなたが好きなのだから。

もしも、あなたが決意して私から逃げると言うのなら。
私のものにならなくとも、あなたを殺すね。
他の人があなたに触れるなんて我慢出来ない。
わかって、くれているよね。

私にはあなた一人でいい、と何度口にしただろう。
最近はあなたが私を拒絶するたびに笑ってしまうよ。
それはご機嫌取りなんかじゃないってこと、
わかってくれていると、思っていたんだけどな。

あなたを愛してるよ。
誰にも触れさせない。
永遠に私のものでいてもらうから。

ね、『兄さん』

2005年07月28日(木)



 吐き捨てた言葉は。

…壊れられない。逃れたい。
身体はこんなにも悲鳴をあげているのに。
ああ、そうか。まだ、足りないんだ。
…もっと、もっと必要なんだ。
何もかも、わからなくなる程に。

この手首から血を流してみたい。
醜く残った痕を撫ぜて、思う。
そんな馬鹿らしい事、もうしないと誓っているのに。
別に今は、何が欲しいわけでもないのに。

首が絞めたい。殺したい。
どうして思ってしまったのだろう。

「私」じゃ、ダメなのか?
他人じゃないと、ダメらしい。

それなのに、また、何も浮かべられない。
どうしてだ。どうしてこの顔は変わらない。
こんなにも、こんなにも切望しているじゃないか。
なのに、どうしてだ。どうしてなんだ。
何も浮かべられないんだ。どうして。

なんでもいい。なんでもいいから…

どんなに望んでも。
失くしたものは帰ってこない。
何より、それを望んだのは、私じゃないか。

今更、何を、言ってるんだ…

涙が。流れない。気持ち悪い。苦しい。

泣きたい。泣きたいよ…
こんな、苦しいはずなのに…

ああ、ダメだ…また、消してしまった。
そう、「これ」が当然なのに。何を願っているのだろう。
本当に…馬鹿だな。あきらめなければ、いけないのに。

2005年07月26日(火)



 LOST HEAVEN。

私は、証が欲しいのだと気付いた。
浮かされた声が紡ぎだした名前は、違っていたけれど。
それをどこかで愚かだと思う自分が、なんだか情けなかった。

証など求められるはずもないと、
そんなものになんの意味などないことも、
痛いくらいにわかっていて。それでも、求めたかった。

黙っていたのは、余韻に浸っていたからじゃないよ。
あの時私は…久しぶりに思っていたんだ。あなたを殺したい、と。

誰にも触れさせぬよう、自分のものでもなくなっても、
私を乱すものを、あなたを含めてすべて壊してしまいたかった。

どうしようもない程に、愚かだ。
自分がここまで病んでいたなんて、認めたくなかった。

何故、こんなにも求めてしまうのかわかっていたけれど。
…見つめてしまえば、自分が壊れてしまいそうで怖かったから。
ずっと、逃げてしまっている。今も、まだ。

何故だ。そんな答えとっくに弾き出されている。
ただ願っていただけだ。望んでいただけだ。愛している、だけだ。

すべて、叶わない。何も、叶わない。
希望など一片もないのに、絶望すら、出来ない。

今私が重ねている時間は、夢のようなものかもしれない。
絡まり合って、堕ちていくだけの愚かな生を、歩んですら、いない。

何一つ真実はない。
何一つ救いもない。
決められた現実は容赦なく時を刻んで。
私は夢を見続けたまま、現実を歩むフリをする。

プラスもマイナスもすべて置いて来てしまった。
何も残らぬよう、残さぬよう、もう、求めてしまわぬよう。

この先は要らない。この次も要らない。
私には、「一人」でいい。それは、本心だ。

だから…に続く言葉は、言えるはずもないけれど。

あなたが考えるのと同じで、全く違うことを、
私は真剣に考えてしまうよ。実行に移すことは、きっとないけれど。
同じだけの闇を抱えているから、私達は共に在れるのかも知れない。

2005年07月24日(日)



 私は本当に馬鹿だな。

愚かな思いしか、浮かんでこない。
疲れているのだろう。眠っているのだろう。
わかっているのにそう思えない。

逢いたい。冷たくていいから逢いたい。
苦しい、悲しい、辛い。どうにかなってしまいそうだ。

こんな場所に立たされるたび、思う。
やっぱり、好きなのだと。どうしようもないのだと。

だから、こんなにも、苦しい。
どうしてなんだ。私が何をした。
私は何もしてない。だけど、…

浮かぶのは、そんな意味のない思いだけ。

もう、眠ってしまいたい…

2005年07月23日(土)



 氷。

イラつく事が多すぎて、感情が鈍くなってきた。
酒と煙草に自分を逃がして、なんとか保っていられるけれど。
うざったい。どうしようもなくうざったい。
「僕が何をしたっていうんだ」
呟いた言葉は喧騒にまぎれて、消えた。

「むかつくんだよ、ボケが」
ネジがどんどん飛んで行く。
気付かないうちに、どんどん追いつめていたようだ。
どうしようもない。どうしてだ。何をしたんだ。何故?
問いに答えなど出ないから、また、笑うしかない。
歪過ぎておかしい関係は、ねじれていくばかり。

いつから、笑うようになってしまったのか。
笑うことで、痛みを和らげようとしてしまったのか。
突き刺さった言葉は、棘を残して抜け落ちて、
今でも心の中に残っているけれど。もう、見たくない。
だから、二度と浮かばぬように沈めて。
そんな言葉が何百とあって。どんどん、追いつめられて。

どうしようもなくても、どうかするしかなくて。
空っぽになっていく心と鋭さを増すばかりの感情が、
そろそろ、やばい。

腕も、切る気になれない。
何をやっても、満たされるはずがない。
死ねない。生きている。でも。

ああ、本当に参った。
生き辛ささえ、感じない。

2005年07月21日(木)



 空はどこまでも青く。

どうしたらいいのだろう。
どうしたらあなたを包んであげられるのだろう。

苛立ちだってするし、悲しくもなるけれど。
それでも私は、あなたと一緒にいたいんだ。

いつも、こんな時、思うよ。
過去の言葉など、なんの意味もなさない。
圧倒的な現在を前に、ただ虚しく心に落ちるだけ。

私はいつもの私でいる。
…いろいろ考えたけど、それしか出来ないみたいだ。
今のあなたにはきっとそれがうざったいんだろうね。
でも、他に何も出来ないよ。…ねぇ、何が出来るのかな。
私に出来る事、って何かな?

おかしいな。もうこんなのは慣れたはずなのに。
いつも、いつも何も出て来ない。情けないね、ごめんね。

でも、触れて欲しくなくても、そばにいるよ。
そんな、誰でも出来るような事しか、出来ないや。
悔しいな。どうしてもっと、大人になれないのかな。

私まで、泣きたくなってきちゃうよ。
ごめんね、弱いとこ見せたくないから、ここだけ、ごめんね。

2005年07月20日(水)



 

思えば思うほど深みにはまっていく。
怖くないはずがない。元来私は「こう」なのだから。
それでも、やるしか、ない。…逃れられない。

だから今は、少しでもこの痛みをやわらげたい。
大丈夫。怖くないよ。何の根拠もないけれど。

そう、例え私を否定されたとしても。



2005年07月17日(日)



 殻。

強くなんか、ない。
ちっとも強くなんか、ない。
傷つけられるのは怖い。
もう傷つきたくなんかない。
もう、痛いのは嫌だ。

耐えられない。
でも、「耐えられて」しまう。
狂っていく。壊れていく。
笑ってしまう。泣いてしまう。

壊れてしまえれば、どんなに楽なのだろう。


膝を抱えてしまいたい。
何にも瞳を向けたくない。
世界を閉ざすから、私も閉ざして欲しい。
出来ない願いと、問いを、繰り返して。それでも。
やっぱり、前を、向くしか、ない。
前を、向くんだ。私は。

闇はいつだって優しいけど、
光はいつだって苦しいけど、
それでも、光の元にいたいよ。

大丈夫。
それは、自分を押さえつける言葉じゃない。
大丈夫。
それは、自分を見つめなおす言葉なのだと。
「大丈夫」
そう笑うことで、大丈夫、になれる。

だから、今だけは弱気にならせて。

2005年07月16日(土)



 一緒。

今更それに嫌悪も感じない。
すべてがそうだ、とも思わない。
ただ、私にはもう無理だ、と言うだけ。
それだけの理由ではないけれど、
心からの信頼はもう無理なのだよ。
だから、私になんらかの反応を期待するのは止めてくれ。
感じもしないことに反応出来る身体は持ち合わせてないんだ。
冷めた瞳でよけりゃ、見ててやるよ。


2005年07月11日(月)



 上を向く術。

先刻まであんなに眠かったというのに。
今は片鱗すら、残っちゃいない。
酔いは、あっという間に覚めて、また私を引き戻した。
少しだけ、動く事ができなくて、甘えていたけれど、
もう、大丈夫。私は、動ける。
どんなに動くのが嫌でも、辛くても、
立ちすくんでいては何も変わらないのだから、
無理矢理にでも、動かざるを得ない状況をつくってしまう。
これで、少し私は立ち直れたはず。あとは、私次第。

私だって万能ではないのだから、鬱にだって沈む。
けれど、上を向く術を見につけたから思いには囚われない。
それは、私が、何かと引き換えに得たもの。
だから、私は「私」に自信を持てるようになった。でも。

私だって終わりたい。働きなくなんかない。
他人となんて関わりたくない。甘えていたい。現実なんか拒みたい。
ずっと後ろを向いて、自分だけを見て、生きていきたい。

でも、それじゃダメだ。私は『生きたい』から。
思いっきり、笑いたいから。

悩んで、泣いて、苦しんで、吐き出して、
それでも、這いずり回ってでも、私は生きたい。
それだけの理由が、私にはある。
地に落ちようとも、絶対に生き延びてやる。
死ぬもんか。絶対に負けてたまるか。現実にも、自分にも。

また、喝を入れる。
私は、「生きる」のだと。

例え瞳の奥は暗くとも、その先にあるものが光だと信じて。

2005年07月08日(金)



 願いごと。

私の願いは、ずっと変わっていない。
「あの人とずっといられますように」
「あの人が幸せでありますように」
ただ、それだけをずっと願っている。
でも、願うだけでは何にもならないとも、わかっているから。
私の願いは。
「あの人のそばにいること」
そして、
「あの人を幸せにすること」
ただ、それだけを願い、叶える。


今日、ひどくみっともないものを見た。
いい大人が、立場を振りかざして声を荒げていた。
(ばっかじゃねェの?)それが思ったこと。
一言いってやればよかった。てめェがどれだけみっともないか。

…この程度で起こすようじゃ、まだまだなのだけれど。
やはり余裕がないときには辛いな。…あー、殺したい。
顔の右半分が痙攣を起こしてる。どんだけ溜まってんだ、私は。
最近ヌイてないし、それでかな。
でも、今はおさまったから、ま、いいか。


やはり君は変わっていないらしいね。
相変わらずくだらない戯言を吐いてるようだし。
そんな事言ってられる状況じゃないと思うんだけど?
そこまで自分を追い込んだのは君自身なんだけどな。
まぁ、別にいいけど。

2005年07月07日(木)



 複合。

多分、この感じは今の悩みが全て払拭されなければ取れない。
彼女に迫れるはずもないけれど、こんな状態は正直、嫌だ。
運転免許を取ってから三ヶ月。一度も車を運転していない。
この状態でいきなり仕事につくのは、怖い。

必要な分だけの生活費はアルバイトで稼いでいるけれど、
派遣の仕事はやはり辛い。…楽しくないわけじゃないけれど。

何より、安定した収入がないことが、
常に財布の中に余裕を持った金額を入れておけない事が、
とても、怖い。

イラ立ちはするけれど、
それをぶつける場所がないので、
そんな事は無意味だと、自分を諌めているけれど、
やっぱりそれは心の中に少しずつ溜まっていってる様だ。

「君」の事も私の感情を苛立たせるひとつの要因なのだから、
もう考えるのをやめてしまって、関係も切ってしまえばいいのに。

それは心配なのか、はたまた別の感情なのか、
それを考えるのも「君」を考えるという事なので、面倒くさい。

ここまで書いてみて、ふと思うけれど、
…最近の私の文章は嫌いだな。

2005年07月05日(火)



 梅雨。

この時期は、雨がとても多い。
この間からずっと雨模様で、降ったり止んだりを繰り返している。
雨音はとても心地良いので、好きだけれど。
時折、打たれたくなってしまうのが困る。

真っ黒な空を見上げて、眼鏡を外したぼやけた視界も閉ざして、
ただ、降り注ぐ雨だけに身を任せる一時は、たまらなく、好きだった。

馬鹿なことだと笑われるかもしれないが、
ただ、純粋に好きなのだと、今更、認識した。
昔はそれに理由を求め、様々な理由をつけたけれど、
今はただ、「好きだから」そうしたいのだと、思える。

少し酔った頭が心地良い。
いつもこんな風に酔えればいいのに。
そうして、笑ってみる。
「悪く、ないなぁ、この感じ…」
へへへ、と悪戯っ子のように笑って、また、飲んだ。

2005年07月04日(月)
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