空虚。
しずく。



 距離。

こんなにも近いのか。
遠のく意識の中で、思った。
割と楽に逝けるんだ。そう思うとおかしくて、ちょっと笑った。
潰れた声しか出なかったけど、それでも嬉しかった。

開放される。楽になれる。もういい。もう終わる。

なのに、やめてしまった。思いとどまった。
ばっかじゃねーの。何気ィひいてんだよ。気色悪い。
とっとと死ねばよかったのに。あのまま目閉じるだけでいけたのに。
踏み台なんか蹴飛ばして、もうちょっと上にロープかけりゃそれでよかったのに。

どこかで止めてほしい、助けてほしいとか思ってるの。馬鹿。

でも、もう大丈夫。
お酒飲み始めた。足りなさそうなら痛み止めだけど全部飲む。
そしたら酩酊できる。終われる。逝ける。

死ぬことってこんなに簡単だったのか。
もっと怖くて痛いもんだと思ってた。よかった。凄く近い。

うれしい、うれしい。

身辺整理もしてないけど、遺書も書いてないけど、
もうなんかするのも面倒臭いし、多分これが遺書代わり。

涙出なかった。多分凄く怒られるな。顔見てもらえないな。

でも、頭から自殺が離れない。
わっかつくって、結び目つくって、踏み台おいて。
首掛けて、体重掛けたら、ふわって。…たったそんだけ。

めちゃくちゃ簡単。
思い悩んで泣いたのが馬鹿みたいに簡単。

遺書かかないから全部これにかいとく。
言いたい事いっぱい残ってるけど、口に出せない想いが多すぎた。
だから全部書いていく。書いておく。

死にたくないな。どっかで思ってもいるのに。
死にたい気持ちが強すぎて、この先も真っ暗にしか見えない。

あんまりながく書いてるといやだね。

多分、一片も伝わらなかっただろうけど。
でもちょっと安心。傷つけずにすんだ。誰も。
性癖直らなかったけど、それに負けたわけじゃないよ。
結果的には一緒かな。
ごめんね。うざいね。

あとは頑張るね。もうすぐだと思うから。

おやすみ。

2007年03月12日(月)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加