空虚。
しずく。



 打算。

抵抗、しなければ和姦ですか?
泣き叫んで、抵抗して、殴られて突っ込まれないと、強姦じゃないんですか。
…あのときの私の気持ちなんて、わかってもないくせに。

必死だっただけだ。
どうしたら、殺されないか必死だっただけだ。
おとなしく従っていれば、すぐに終わるんだ。
何も言わずに、空っぽにして、ただ身を任せて、
感覚も、感情もすべて切り捨てて、委ねていれば。
すぐ終わる。すぐに終わるんだ。
死ねない、死にたくない。これからなんだから。
やっと、笑えるようになったんだから。
まともに生きられるようになったんだから。
…気持ち悪い…嫌だ、嫌だこんなの…
吐きたい。泣きたい。助けて欲しい。
はやく、はやくイって。

独りになっても、泣けなかった。
なにもかもが枯れ果ててしまったみたいに、何もなかった。
ただ痛むそこにそっと触れて、唾を吐いて、身体を洗った。
それだけだった。

2004年08月28日(土)



 情けない。

綺麗な言葉で飾り立てるなど出来ない。

もうこんなセックスなどしたくなかったのに。
あまりにも子供で弱い自分が、そう出来なかった。
外を傷つけられないなら、中を傷つければいい、短絡思考。
食事を摂るたびに指を突っ込んで吐きたくなる。吐き気がする。
楽になどなるはずも無いのに。吐きたい、苦しい。
飛びたい、死にたい。現実から逃げたい。苦しいのはもう嫌だ。
あとからあとからわいてくる逃避。甘い誘い。

すべて自分の責任なのに、
それを放り出して逃げ出したい。
情けない。最低だ。わかりきってる。

自己嫌悪に浸るのもいい加減にしたいのに、
まどろんでいたい、解離した自分が許さない。
どれだけ甘えているのか、自分の情けなさが、
死にたいくらい悔しくて、憎い。

切りたい。出来ない。
壊したい。壊れたい。
…「僕」になれなかった。
また淀みが内壁を剥がして…苦しくなる。
感じなくなる。濁った目で世界を見てしまう。
笑えない。笑っているはずなのに笑えない。対処も出来ない。

私は弱い。どうしようもない。価値も無い。
自己嫌悪の塊を修正しても、再現なく湧いてくる。

どうしようもない。逃げたい。

2004年08月20日(金)
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