空虚。
しずく。



 今の自分の状態は。

ただ、ナーバスになってるだけなんだ、と思ってる。
でも、辛いものは辛いし、嫌でも思い出す事だってある。

声がでない。喋る気力がない。
…声を失った頃のようで、ある意味気が楽な自分に、
少しだけ嫌気がさす。

こんな時間から酒をあおって、
少しでも記憶を遠ざけようとして。
いっそ、何もかも忘れられたら。
そんな気すら、してくる。

なんてことはない。
だけど、抱えるには大きすぎる。
崩れそうになる自分を支えて、
働いて、働いて、なんとか現実を守っている。

死にたくない、と思っている。
でも、身体は死のうとする。耐えられない。
叫びたい苦痛が襲っても悲鳴すらあげられない。
静かに、心を殺していく毎日が、私を奪っていく。

誰かに抱いていてほしい。
吐き気がするほど気持ち悪くても、
それ、が私を現実に止めていてくれる。

「助けて」
誰にも言えない声は、私の中で静かに消える。
私に出来るのは、能面のような顔をして、笑うことだけ。

何も見たくない。
このまま消えたい。
助けて。


2004年09月18日(土)
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