空虚。
しずく。



 The Rain Leaves a Scar。

"あヽ揺らめく輝きにあなたを感じていたのに"
"もうつなぎ止められない"
"すべては淡く揺れて"

"この手のひらからこぼれた"
"あなたが見えなくなる"
"抜け出す術を知らずに"
"さよならさえも言えない"
"声がふさがれていく"
"何も叫べない"
"人混みに埋もれ"
"tell me"
"where I am now?"

(The Rain Leaves a Scar/L'Arc〜en〜Ciel)


これはあの人がよく歌っていた歌。

その声はとても綺麗で、私は大好きだった。

あなたの声が重なって聞こえて、少し、泣いた。


アルコールがない夜が、こんなに不安だ、なんて。

・・・しっかり依存してる私がいるよ。


対象が変わっただけで、変わってないね。

昼は平気なんだよ。

仕事してる時も、大丈夫なんだよ。

でも夜は、泣きそうになって・・・泣きたくなるよ。


誰かに誉めてもらうために生きてるわけじゃない。

だけど、見て欲しい自分がいるよ。

「本当にそれ、冗談なの?」

不安だけが大きくなって、つらいよ。


溜めるのはよくないってわかってたけど、

今日だけは溜めることしか出来なかった。

切ってしまいそうになったから。


すごく、疲れてきちゃった。

だけど、座りたくないよ。

もう二度と、立てなくなる気がする。

ずっと走っていたい。何も考えることなく。


はやく去って。

落ち着かせて。


・・・逢いたいよ。

また想いが増えるだけだってわかってるけど、逢いたい。


なのに、どうしてこんなに怖いのかな・・・。

2002年12月23日(月)



 月に、君を想う。

見上げた満月が、とても綺麗だった。

今頃あなたはどんな思いでこの空を見ているんだろう。

そう考えたら、なんだか悲しくなってしまった。

新品の白いコートを来たのに、

なんだかちっとも気分が晴れない。

ついこの間別れたばかりだと言うのに、

私はまた不安に押し潰されそうになってる。

会いたいから、ネットに繋いでみても、

残っていたのは、意味深な文字だけ。


自分の気持ちに、押し潰されそうだよ・・・。

2002年12月22日(日)



 未来。

壁を殴った右手の傷と、

何度も切っては抉った左手の傷が、残りそう。

・・・単に治癒能力が落ちてるだけなのかなあ。

でもこの傷、もう一ヶ月も前のなんだけどな。


髪の毛を、切りました。

男の子みたいに、短くなりました。

視線を隠してくれた前髪も、バッサリ。

これで、前向くしかないね。


・・・目標も、一つ出来たし。

生きる理由があるうちに、精一杯、生きておきます。

2002年12月15日(日)



 嫉妬。

君には解からない。

それが、どれほどの罪なのか。

私の身体で、あの人の身体で。

口付けを交わし、愛し合うことが。

どれほどの、罪なのか。


「愛してる」

といえば。

「大好きだよ」

とかえってくる。


身体を抱きしめれば、

背中に回された腕に力がこもる。


口付けを交わせば、舌を絡める。

そして、彼の方からも。


・・・ああ、こんな醜い感情が自分の中にあるなんて。

自分の嫉妬心が、二人の人間を傷付けている。


「何故そんなことが出来る」

「好きな・・・人が、いるのに何故!」

そう叫ぶ、彼に。

「嫉妬」

ただ簡潔に、それのみを告げる。

「そんなことで!?」

そんなこと。

そうですか、

私の一番大切なものは、"そんなこと"、ですか。

・・・君は解からないからそんなことがいえるんだ。

気持ちが通じ合っているから、愛し合っているから。

そんな君に、私の気持ちが解かるのか!?

はっ、わかるわけないね。

だったら黙ってそこで見てろよ。

私が彼を抱くのをさ!


・・・本当は解かってる。

彼の言うとおり意味なんかない。

ただ、私は嫉妬という醜い感情に突き動かされ。

君を抱いて、彼を傷付ける。


・・・だけど君は幸せだよ。

私がどんなに抱いたって、彼は君の名前以外は呼ばない。


きっと君はこれも解からないよね。

喘ぎ混じりに呼ばれる名前がどれほど嬉しい事か。

求められるというのが、どれほど幸せな事か。


解かってくれなんていわない。

私のことも理解してくれなくていい。

私が犯しているのは「罪」以外のなにものでもないから。


だから憎んだままでいい。

相容れることなど、なくていい。


それだけを・・・知っておいて欲しかった。

2002年12月11日(水)



 暗闇へ。

何もない夢を見た。

火曜の夜はいつもこうだ。

起きてから、ぼうっとしていた。

悲しかったけれど、涙は出なかった。

もう、見たくない。

2002年12月10日(火)



 

ただ、痛みが欲しかった。

何も考えずにすむ、痛みが欲しかった。

この衝動を、君が受け止めてくれるとでも?

「私の中に、彼を、感じるかい?」

君はまた、あの瞳をするのだろうか。

私を、憐れむような誘うような、瞳を。


君を傷つけることに、罪悪を抱かないわけじゃない。

これ以上、罪を重ねたくはなかった。

それは、なんて、綺麗事だろう?


君を殺したい。

誰のものにも、ならないまま。

君がいなければよかった。

君がいなければ僕は狂わなかった。

君がいなければ、僕は独りでいられたのに。

そして、愛さなければよかった。

この虚しさも、苦しさも、何も感じずにすんだのに。

君にすべての責任を押し付けて、死にたいよ。

けれど。

君を救いたい。

君を愛したい。

君が、欲しい。

そう願うのも、また、真実。


結局いつの時代でも、僕は罪を犯すんだね。

そしてそれを綺麗事で覆い隠して、見ないフリをする。

それが、どんな罪より重い行為かも知らずに。

2002年12月09日(月)



 

爆発した感情を抑える術を、私は痛みでしか知らない。

思いの丈を拳に込めて、ひたすら殴る。

「笑えよ!弱いって笑えよ・・・、」

壁にすがって、泣いて、それでも殴る。

「同じ、違う、同じ、違う、同じ、違う」

ぶつぶつと、呟いて、声をあげて笑って、泣いて。

憎しみと、愛と、嫉妬が混ざりあう。


こんな気持ちなんか持たなければよかった。

身体だけが欲しかったらどれだけよかった。

何も残せない、意味もない、それなのに、私は。

自分の綺麗事に、吐き気がする。


「畜生、畜生、畜生っ!」


・・・でも、整理なんかつかないんだ。

言い聞かせて、考えないようにするのが精一杯。


なんだよ、これ。

私が望んだのって、これなの?

結局、その程度なんじゃないのかよ。


あの人から見たら、

私だって他の人だって同じなんだよ。

2002年12月08日(日)



 私になる、ということ。

それは、慈愛なのかもしれないけど。

私は、守りたいと思ったから。

あの人には、ちゃんとそんな人がいるけれど。

あの子には、いないから。

・・・そしてあの子も、あの人だから。

どれぐらい痛いのか、想像も、つかないけれど。

分裂した衝動を、一つずつ取り込んでいく。

強くなきゃ、守れないんだ。

今の私じゃ、守られることしか出来ないから。


その為に、私は私になることを決めた。

2002年12月02日(月)



 涙の意味。

こんな思いは、二度としないと思っていた。

それが私の甘えだった事に、やっと気付いた。

「死は、優しいのかな・・・?」

最低の逃げ方をして、

全部切り離してもまだ、

痛みが治まらない。

ガリガリと、治るはずの傷を抉って。

「痛みは、優しいから・・・」

そう言って、泣いた。


こんな風に泣く事も、

こんな声を出すことも、

もう、二度とないと思っていたのに。

それが私の甘えだったと気付いて、また痛みが、増した。

2002年12月01日(日)
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