空虚。
しずく。



 ちくん?

腕に残る薄い傷。
心に残る深い傷。


"いたい"ってのがどういうことか、
だんだんわからなくなってくるじぶんにきづく。

ここに何かを書いてみても、
それが自分の言葉だと思えなくなってきて、

吐き出す場所も、もういいかな・・・。

そんな気が、した。


"ごめんなさい"

謝る人もいないのに、いない誰かに謝った。


すっかり色褪せてしまった、私の言葉を。

2002年04月30日(火)



 なにもないから。

久しぶりに、腕を切りたくなりました。

だから、ちょっとだけ切ってみようと思います。

理由は、やっぱりありません。


理由がないから、
切るのをやめていました。

だけど。

理由がないから、
切ってしまいます。


肉が裂ける音がして、血が流れました。
やっぱり、何も感じませんでした。

血を流してるそこだけが、誰か別の人の身体みたいです。


・・・なんだか、なきたくなってきました。

だけど、なみだはどうしてもながれてくれません。


今まで散々思ってきた、

"むなしい"とか、"わからない"も。

なんだか、解からなくなってきました。


かんじること、って、めんどくさい、です。

2002年04月26日(金)



 する、しない。

またこどもにぎゃくもどり。
かんじだらけのぶんなんかきらいだもん。

でも。
こんな自分を嘲りながら見ている、
そんな自分も、いるわけで。


なにもしたくないけど、
なにもしないのがこわかったりする。

なにかしたい。
なんでもいいからなにかしたい。

でも、そんなきになれない。


ねむろうかな。

でも、なんかそれもヤだ。

おきてようかな。

それは、もっとヤだ。


わがままだなあ、わたし。


・・・だれか、よんでる。


あたまのなかの、こえをむしする。

へんじするのも、おっくう。


なんか・・・やっぱり、めんどうくさい。

2002年04月23日(火)



 演技。

子供になりたいと願っても、
"おとな"を演じる自分がいる。

子供になりたいと願っても、
"こども"を知らない自分がいる。


おとなのフリ、
こどものフリ、

何もかもが、演技だ。


少し平気なフリをするだけで、
苦しかった日々は"過去"に変わる。

一度でも演じてしまったばっかりに。

私は、何も変わっちゃいないのに。


「内側なんて誰も見てくれない。」

その言葉の意味を、また噛みしめる。


今日も気合いを入れる。

自然に演じられた昔とは違うんだ。


何も感じない、自分を、心の奥に追いやって。


さあ、笑え。

明るく、明るく、明るく。


安らげる場所なんて、やっぱりない。

2002年04月22日(月)



 傲慢。

わかっている。
それは、ただの嫉妬なんだってこと。
だけど、ただそれだけじゃないんだよ?

・・・ものすごく、傲慢な事を言う。

彼女には、甘えさせてくれる人がいる。
だけど、私にはあなたしかいない。
だから思う。"奪わないでくれ"って。

だんだん、ね。
嫉妬じゃすまなくなるんだ。
それは、歪んで、"殺意"に変わってく。

だけど、殺したくはない。

あんな人の為に、自分の手を汚すなんて。

もったいない。

そう、思うんだよ。


心の内なんてわからないし、
彼女も本当は孤独だったのかもしれない。

だけど、私はそこまでお人よしじゃない。

他人の為に何かを考えるなんて、ごめんだ。


誰にも、見せないけど。

醜いんだ、私は。


認めてるよ。
こんな人間なんだって。

自己中心的で、傲慢で、冷徹で。


それを覆い隠すために、"良い子"の仮面を被ったんだから。



人間不信でもないし、冷めているわけでもない。

ただ、最初から"こう"なだけ。

聖人なんてこの世にいやしないんだよ。


2002年04月21日(日)



 無。

顔を切りました。
カッターを頬に当てて、
ゆっくり力を込めました。
薄い紅線が走りました。
力が足りなかったみたいです。

でも、それでもいいです。

これに意味なんて、ないのだから。


あの人の言葉が、信じられません。

どうすればいいのかも、解からなくなりました。


嫌いに、なりたかったです。

見えなくなっていくよりは、

自分から、消してしまいたかったです。


本当に、何も見えません。

だったら、もう、いいです。


もう、何もいりません。

2002年04月20日(土)



 うつろ。

何も書けない。
文章を、組み立てるのがすごく難しくなってる。
漢字ばかりの文も、なんだか読み辛い。

ひらがなだけのぶんなら、なんだかあんしんする。


こうして何かを考えてる時の、
私の顔は普段と変わらないけど。
こうして何かを考えてる時の、
私の心は変わってた。


なんだか、面倒くさい。

なにかをかんがえること。
じぶんをきずつけること。
だれかとことばをかわすこと。
いきること。
しぬこと。

全部、面倒くさい。

もう、どうでも、いいや。

そんな気が、してきた。

2002年04月19日(金)



 幻像。

夢を見ました。
あの人の、夢でした。
幸せな、夢でした。

一瞬、これは現実なのかな。と思いました。
すごく暖かくて、心地良かったから、
このまま、目が覚めなきゃ良いのに。って笑いました。


目が覚めたとき、僕は泣いていました。

悲しくもなかったのに、僕は泣いていました。


おでこに触れた、唇の感触がまだあります。
抱きしめ、抱きしめられた時の身体の温かさがまだあります。


夢に逃げようとした自分が、なんだか、すごく嫌でした。

2002年04月18日(木)



 カウントダウン。

何もかもがぼやけて見える。
空も、地も。生も、死も。
―――君も。


辛かったから。
嫌だったから。
見たくなかったから。

また、逃げました。
あの時と同じように。


一欠片の希望よりも、
ぽつりと堕ちた不安のほうが、おおきいこと。


ぼくには、きぼうをいだくことはできません。


2002年04月17日(水)



 馬鹿。

目が覚めて、何も見えなくて。
涙も枯れて、出てこなかった。

ひたすら、映像が巡ってる。

終わって。


もう一度、泣きたかった。

「・・・馬鹿だって、笑って。」


あの時、思ってた。

「もうこんな気持ち味わいたくない。」

・・・馬鹿だね、私。馬鹿だね・・・ね?



2002年04月16日(火)



 ・・・。

恐れていた事が起きました。
"私で終わりに。"なんて無理なんだ。
そう、思い知らされました。

馬鹿みたいです。
どうして私は泣いているんでしょう。
何の関係でもない、ただの片想いのあの人なのに。

彼女が悪いわけじゃありません。
人を好きになるのは素敵なことです。
それが、たまたまあの人だった。それだけです。

なのに・・・どうして涙が止まらないんでしょう。

馬鹿みたいです。

笑顔で笑ってた私が。
人が出て行った瞬間、泣き崩れた私が。

馬鹿みたいです。

知りたくなかったのに。
どうして、あなたは言うんですか?

・・・その理由も、知ってます。
きっと、あなたも知ってるんでしょう。
私がこうして、泣いたのも。

2002年04月15日(月)



 ボーダーライン。

人の臓器を抉り出すことの、どこが異常なの?
死んでからも共にいたいと思うことの、どこが異常なの?
あなたを全て食べたいと思うことの、どこが異常なの?

人がいるから殺したいと思うことの、どこが異常なの?


あなたにとっては、異常。
私にとっては、正常。

どうしてそれで納得できないのかなあ?

自分の理解出来ないことを、
「異常」と位置づけて見下して嬉しい?

私にとっては、異常。
あなたにとっては、正常。


何が異常で、何が正常なのか。

・・・絶対的なものなんて、ない。

すべて正常ですべて異常。

それが、現実だ。

2002年04月14日(日)



 心理学。

始めは、人の役に立ちたかったんだ。
私みたいな人を、救いたい。って。

・・・そんな偽善を、抱いていたんだ。

あの人を救うどころか、
傷つけることしか出来ない私に。

人なんか救えるはずもなかったのにね。


自傷行為が始まってから、
以前にもまして書物を読むようになった。

青年心理学、臨床心理学、
心理、と名のつくものは何でも読んだ。

精神世界、こころ、宗教に関するものまで。


それは、日に日に見えなくなっていく自分の存在を、

何とか繋ぎとめようと、足掻いていたからかもしれない。


本から得た知識はとても役に立つものだった。

医者じゃないから正確な判断は出来ないけれど、
大体、自分がどんな状態かというのは解かるようになった。

でも、それだけだ。

私は、自分を癒せなかった。

知識はあくまで知識に過ぎなかった。

結果、私は自分の状態を認識しながら、
止めることも、癒すこともせずに、ゆっくり、病んで行った。


今になって、要らない記憶がよみがえる。

「臨床心理士になるよ。
 私みたいな人を、癒したい。」

・・・ははっ、ガキの戯言を。


本当、何やってんだろね、私・・・。

2002年04月13日(土)



 キルケゴオル。

「死に至る病は、絶望である」

死にたければ、絶望すればいい。

生半可なものでない、本当の絶望を。


それは一体、どういうものなんだろう。

何もない私にも、絶望は訪れてくれるかな?


大事だと思っていたものを、一つずつ壊す。

・・・壊しても、それは"過去"のものでしかないのに。


それじゃ、ダメだ。


「人生に絶望した」
なんてよく聞く言葉だけれど。

本当に絶望した人は、
きっとそう思った瞬間、
もう、この世にはいないんだろうね。

2002年04月12日(金)



 手首。

自傷は出来るけど、手首は切れない。

ネックレスは出来るけど、ブレスレットは出来ない。

自分で触る事も出来ない。

他人に触られるなんて怖気が走る。


私にとっての「手首」ってそんな場所。


眠る時は手首を内側に向けて寝るし、
少しでも露出しようものなら恐怖で手を引っ込めてしまう。


原因はなんだったか、もう、忘れた。


2002年04月11日(木)



 同じ穴の狢。

私も。

私が嫌悪する人たちも。

所詮は、同じ穴の狢に過ぎない。


そう、思いながらも、
「私は違うんだ」という優越感に浸りたい、嫌な人間。

それが、私。

・・・やっぱり、どこを探しても嫌なとこしか出て来ないや。


2002年04月10日(水)



 バランス。

君は何も感じぬ無表情で、僕を見つめていたけど。
僕も何も感じぬ無表情で、君を見つめていたんだよ。

君はずっと僕に気付かぬフリをしたね。今も。
僕は君で君は僕。僕達は鏡なのに。

ある日君は言った。
「助けて。」
即座にそれを否定する僕。
君に救いは必要ない。何故なら君は強いから。
誰かにそれを責められて、僕は言ってやったのさ。
「彼女がそれを望んだ」と。

君が自分を責めた時、
僕は世間を責めた。

君が自分を傷つけた時、
僕は他人を傷つけた。

そうでないと、僕たちはバランスを取れない。


僕はずっと昔からいたよ?
だけど、昔の君には必要なかったんだ。

僕が必要になったのは・・・いつだったっけ。

ああ、君が初めて自殺未遂を起こした時だね。

君は自分を責めて死のうとした。
僕は世間を呪って死のうとした。

でも、死ななかった。
当たり前さ、薬の量が少なすぎたんだから。

君はラリって、笑いながらその場にへたり込んだね。
僕は、泣きながらその場に立ち尽くした。

その後、君はまた演じ始めた。
僕にすべての感情を押し付けて。


君が吐く言葉を聞いて、僕は笑ってしまうよ。
君は自分が吐く言葉に、涙を零しているけどね。

ねえ、仮面のストックはまだあるかい?

2002年04月09日(火)



 蛇口。

無感情?
そんなわけない。
ちゃんと、あるもの。

ただ、自然に出てくるものが出てこないだけなんだ。


頭の中にスイッチが無い。
変わりにあるのは、蛇口。

自然に切り替わるのは、スイッチ。
必要な時にひねるのが蛇口。

いや、節水してるんだ。
昔お母さんに習ったから。

無駄遣いしちゃ、いけません。
「逆らっちゃ、いけません。」って。


沈黙は美徳だとでも?

黙って付き従うなんて対等な関係じゃないと思うけど。


そこで反論出来なかった私は、
やっぱり子供だったんだろうな。


だって、お父さんの言う事は絶対なんだもの。


言う事ちゃんと聞くのが良い子なんだよね。


私はお姉ちゃんだから、
弟の見本にならなきゃいけないんだよね。


ね、お母さん。

2002年04月08日(月)



 過ち?

普通に笑って、
ご飯を食べて、
会話をしたら、
もう、治ったんだね。


「治った」
その一言を心に課せる。

ああ、また演じなきゃいけないのか。


演じるのは、いいけど。
それを、強要されるのは嫌だ。

・・・けど、他に道もない。


結局、何一つ変わらないまま。

「そう。私自身も、変わろうという気がないからね。」

2002年04月07日(日)



 先生。

言葉って怖いね。

前を向いて、
上を向いた私を思いっきり叩き落としてくれやがりました。

責めないよ。
私も、悪かったから。

笑えるだけの余裕があったって事だし。
実際、治そうと頑張ってたんだし。

いつもの癖で演技しただけでした。

ごめんなさい。


「もう二度と病院なんか行かない。」

2002年04月06日(土)



 意志。

不規則な生活はまだ続いてる。
やっぱり幻覚はひどいし、
夜眠る事に抵抗もあるみたい。
だけど、目が醒めた時の、"あの感じ"はなくなった。

昨夜の記憶、もう半分ぐらいない。
どんな話をしたかも、覚えてない。
だけど、あの人の名前と、昨日決意したこと。
それだけは、とどめた。
大丈夫、大丈夫。

現実は嫌なものだけど、
ずっと瞳をそむけてても何も変わらない。
しっかりこの足で立って、この瞳で見よう。

ぜんぶ、私の意志次第で、出来る事なんだから。

今日は頑張って、病院に行ってきます。
記憶をとどめる方法も知りたい。
溜め込んだモノ、吐き出して、楽になって帰ってきます。

今私に必要なのは、黙るんじゃなくて、話すこと。

頑張ろう。

2002年04月05日(金)



 決意。

あの人と、電話で話をした。
自分が、本当に成長してないと思った。
このままだったら、ダメになる。そう、思った。

やきもちだけ、いっぱい妬いた。
悔しいけど、苦しいけど、何も言えなかった。
自分が、頑張って、変わらなきゃ。
うじうじ悩んで、口ばっかりの自分なんか、
そんな、自分なんか、見てもらえなくて当たり前。

頑張ろう。
素直になろう。
自分の気持ち、ごまかしたくない。
嫌われるの、恐いけど、黙ってちゃ何も変わらない。
私を、見てもらえない。

記憶はどんどん薄れていっちゃうけど、
とどめる努力をしなきゃ、本当に全部忘れてしまう。

大好きなんだから。愛してるんだから。

いっぱい泣いて、
いっぱい笑って、
"自分"になろう。

あなたの為じゃなく、自分の為に。

2002年04月04日(木)



 ジェノサイダー。

一人、殺したら。

その人のことを、考えるかもしれない。

二人、殺したら。

前の人のことを、忘れると思う。

三人、殺したら。

また、前の人のことを忘れるんだろう。


どんどん、人数が増えていく。

今は、何人目だ?「・・・わからない。」


数え切れないくらい殺したら、やっと気付けるだろうか。


その中に、彼女とあの人が含まれていたこと。

2002年04月03日(水)



 Truth。

認めようとしないところに、"事実"があって。

触れようとしないところに、"真実"がある。


2002年04月02日(火)



 Liar。

根っからの嘘つきだから、
嘘ぐらいで罪悪感なんか感じない。

だって、自分に嘘つかなきゃ、
生きてなんてこれなかったもの。

2002年04月01日(月)
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