空虚。
しずく。



 意識。

いつもは、
見えないもの。
感じないもの。
聞こえないもの。

それを、感じてしまった、今日。

世間一般から、霊感。って呼ばれるもの。
そう呼ぶほど強くないけど、
似たようなものが私にもあるらしい。

見えるんじゃなくて、
聴こえるんじゃなくて、
感じる。

その、存在を。

お昼過ぎぐらい、パソコンをずっといじってた。
イヤホンをして音楽を聴いてたら、突然、匂いがした。
あれは多分、女の人の香水。
だけど、次の瞬間にはもう何も匂わなかった。
私は香水をつけないし、
部屋にも匂いを発するようなものは置いてない。
それが約、二回。
それに、なんとなく、部屋の隅に気配を感じる。
まあ、気配は家のいたる所から感じるから、慣れてるけど。
匂いは、初めてだった。

次は夜。
下でテレビを見ていた時。
鈴の音が聞こえた。
そんな音が鳴るようなもの、周りには何一つなかったのに。
何かの気配も、相変わらずおさまってなかった。

多分、神経が過敏なんだと思う。
昔から決まってそういう状態になる時は、
精神的に不安定とか、何か原因があったから。

幻覚なのか。
幻聴なのか。
そういった類のものなのか。

別にどれでもいいけれど。

これ以上強くなって欲しくない。

解かって。
私は、"あなた達"を救えるような人間じゃ、ないから。

2002年01月31日(木)



 永遠に。

"あなたの風になって 全てを包んであげたい"
"いつも いつの日にも それが僕の答えさ"

(永遠に/ゴスペラーズ)

久しぶりに、外に出た。
と言っても、ビデオを返しに行っただけだけど。
なんとなく、電車に乗りたくなくて、自転車で行く事にした。
距離にして、電車二駅分。私の足で、約30分ぐらい。

風がものすごく強かった。
冷たい、冷たい、冬の風。
なのに、やっぱり何も感じなくて。
手なんか痺れて感覚ないはずなのに、
「?上手く動かないなぁ・・・。」なんて。
マフラーもしない。
コートの前ボタンは空けたまま。
下には薄手のシャツ一枚。
これから寒さも厳しくなるって言うのに。

「風かあ・・・。」
ちょっと前の、自分の言葉。

"ん?風みたいだな。と思って。"
"優しくて、厳しくて、あったかい。"
"私も、そんな風になれたら、良いな。"

(あなたの、風に。)

あれは、いつのコトだったっけ。

私は、風になれるかな。
いつも側で、見守ってられるかな。
今からでも、遅くない?

ちょっとだけこみ上げた、"何か"
少しだけ、認識出来た自分の感情。

まだ、戻れる。
きっと、戻れる。
戻るんだ。

段々強くなる、思い。

ちょっとだけ、
自分を信じてみようと思った。

頑張ろう。
私はまだ、死ねない。

2002年01月30日(水)



 叶わない、願い。

一日の半分を、眠って過ごした。
ただ、起きたくなかった。
言葉を発するのが嫌だった。
こんな自分を、責めてみても、
返ってくるのは、情けない答えばかりで。

いつから私はこんなに弱くなったんだろう?
いつから私は現状に甘えるようになったんだろう?

そのくせ、「甘えてない。」「逃げてない。」
って、反論だけはして。

(こら。頑張らなきゃ駄目でしょ。)
口に出して言っても見ても、苦しいだけで。

外を見やって、笑ってみる。
「ああ、この高さじゃ死ねない。」
・・・だけど、足の骨ぐらいは折れる。
頭から落ちたら、脳に障害ぐらい残るだろう。

何回、ベランダに登っただろうか。
怖い、とかそんなのは別にないけど・・・、
「それでいいの?」って誰かが訊くから、
結局、飛べなかった。

良くないよ。
それでいいわけないよ。
だけど、なんだかもう自分が嫌なの。

死ねないなら、眠っていたい。
もう醒めなくていいから。
ずっと、眠ってたい。

今は、誰の言葉も届かないから・・・。

2002年01月29日(火)



 たまには良いよね。

毎日のように夢を見る。
だけど、最近はいつもの夢じゃない。
なんだかとても、変な夢。

昨日は海外ドラマ「X-FILE」に出てくる謎の人物。
「CSM(シガレット・スモーキング・マン)」の夢を見た。
しかも、妙にフレンドリーだった。

・・・どうしてこんな夢見たんだろう(--;)

今日はbaseよしもとの若手お笑いコンビ、
「ロザン」の宇治原さんとスターバックスでお茶する夢を見た。
また、フレンドリーに会話していた。

・・・どうしてこんな夢見たんだろう(^^;)

けど、なんだか妙におかしくて、思わず笑ってしまってた。

いつも見る血なまぐさい夢じゃない、
ちょっとほんのりした、あったかい夢。

・・・今度は「麒麟」の川島さんの夢が見たいなぁ(笑)

2002年01月28日(月)



 狂・幸。

近頃、切に願う。
「もう、終わりたい。」
これ以上生き長らえても、きっと何もないから。

何も認識しなかったら、何か変わっていた?

狂ったように笑えれば、本当に狂えた?

それが逃げでも、もういいよ。

狂えたら、
死ねたら、
終われたら、

どれだけ、幸せだったんだろう。


最後まで、わがままばっかりだ。
結局、どんな形であれ"幸せ"が欲しいの?

甘えるのも、いい加減にしろよ・・・。

2002年01月27日(日)



 分断・想像。

眠る前と後で、思考は切り替わっていた。
なのに、どうして何も変わらないまま目が醒める?

睡眠の、意味がない。
どうして排除出来ないんだ?
眠っても、眠らなくても。
何も変わらないなら、眠らなくてもいいじゃないか。
夢に捕らわれるぐらいなら、
このくだらない現実に身を置いていた方が、
幾分楽なんじゃないか?

目を閉じ、
脳裏によぎる、
森の中、
炎、
誰かの顔、
助けを求める?
笑って、
振り下ろす、
死ぬ。
たった、二文字。
あっけない。
今まで動いていたのに。
泣いていたのに、
叫んでいたのに、
もう、終わり?
嘘だろ。
こんなもんで、壊れるのか?
もう一度。
動け。
つまらねぇよ。
動け。
動け!

飽きたよ。
この紅さも。
その叫び声も。
その顔も。
皆、同じだ。

笑えないのか?誰一人。

死の瞬間。

理不尽に奪われる自分の命。

それでも、笑える"人間"を見せてくれよ。


・・・。

(あの人なら・・・違う?)

「さぁ?殺してみなきゃ、解からない・・・。」


頭の中で行われる、想像殺人。
現実から気をそらす、一つの手段。

だけど、どうして誰を殺しても同じ反応なんだろう?
つまらないよ・・・殺せば、満たされると思ったのに。

私が殺しているのか、
"彼女"が殺しているのか、

それも、解からないまま。

"狂うな。"

それだけが、今の私・・・。




"「狂ってるくせに、正気のフリ?」"

"そんな言葉は、聞き飽きた。"


"演じる事で成り立っていた私なら、"

"そろそろ、フリはやめてしまおう。"


"誰かを殺めたその時に、再び自分に戻れるなら。"

"殺してみるのも、悪くない。"


"だから、この台詞を吐いてもいいかな?"

"「私のために、死んでくれ。」"



2002年01月26日(土)



 殺人衝動。

今までにないくらい、激しい。
ただただ、抑えつけるのに必死だった。

殺したい。
殺したい。
誰でも良い。
誰か。
殺す。
殺せば?
殺さなきゃ。
死ねよ。
死ね。

これは、あの人への殺意じゃない。
ただ、他人を傷つけたいだけの、欲望。だ。

ただでさえ、私の周りには刃物がある。
その気になったら、カッターでだって人は殺せるんだから。

自分の本性を垣間見る。
今までにも何回かあった。
この衝動が起きた時、私の精神は分離してしまう。
止める私と、殺そうとする私と。
人格になる一歩手前なんだろうか?
今までは上手くバランスがとれていた。
時折崩れる事があっても、大した事はなかった。
だけど、今日は完全に食われていた。
殺人以外何も考えられなくなっていたから。

笑っていた。
いつもの顔のいつもの笑顔。

普段の私にも、殺人願望みたいなものはある。
だけど、今日の私と決定的に違うのは内に感じる、もの。

私は、きっと殺しても何も感じない。
夢と同じ、無表情。でも、何かを感じたい。
だから殺す。

けど、今の私は違う。
笑いながら、ただ、自分の欲望を満足させるため。
相手の恐怖の顔が見たいから。たった、それだけ。
「殺人は至高の快楽だよ?」
なんて、笑顔で口にする。

もうとっくに、狂ってるのかな。
自分の中にこんなズレがあるなんて。

・・・やっぱり、私は"誰か"を求めちゃいけない。

2002年01月25日(金)



 夢ではない、"夢"。

夢を見た。
あの人の夢だった。
だけど、珍しく"良い夢"だった。

どこかの家。
あの人と私で暮らしてた。
多分、姉妹みたいな関係。
だけど、笑いあってた。
一緒に料理作ったり、
一緒に買い物行ったり、
一緒に、眠ったり。
安心した顔で眠る私を、私の中から眺めてた。
隣で眠るあの人も、幸せそうで・・・。

だけど、
「彼氏さんと眠る時も、こんな感じなのかな?」
なんて、私の中の私はこんな事を考えてた。
現実と、夢と。ふたりの私。
自分の身体じゃないところから、
自分を見てた夢は見た事があるけど、
自分の中から自分を見た夢はまだなかった。
まるで、人格の一人にでもなった気分。

けど、夢の私がすごく安らかな顔で眠ってたから。
ちょっとだけ、羨ましかったりした。
・・・変なの。夢の私に嫉妬するなんて。
だけど・・・。

「よかったね。」

周りの人たちはどうしたのかとか、
どんな背景があってそうなったとか、
そんなの考えなかった。だって、これは夢なんだから。
だけど、ここにいる"私"はすごく幸せそうだから。
たまには、"夢"見させてもらってもいいよね?
私は現実で、そうなれるように頑張るから。

「良い夢、だったなぁ・・・。」

2002年01月24日(木)



 安らぎ。

何ヶ月ぶりかで、あの人に逢いました。
久しぶりに、自分の顔で笑えたような気がします。


モニターの横に、ちょこんと置かれたガラス細工。
四本足でちゃんと立てる、小さな牛のガラス細工。
今の私の、宝物。だって、あの人に貰ったものだから。

眺めてるだけで、顔が笑みの形を作る。
あの人にとっては、大した事じゃないかもしれない。
なんとなく、だったのかもしれない。

けど、私を認識してくれた。
それだけで、本当にすごく嬉しかった。

「私やっぱり、この人の事好きだ。」

改めて強く認識して、
ずっと瞳を離せなくて、
ちょっと触れるだけでもドキドキして、
別れる時にすっごく簡単に「バイバイ。」って言われて、
「もうちょっとなんか・・・(苦笑)」なんて言い合ったりして、
その時間がすごく心地良くて。

大丈夫。
私はまだ私でいられる。

本当に、ありがとう。



あなただけを、信じています。

もし、離れる事になったとしても。

あなただけは、信じています。



2002年01月23日(水)



 Raging River。

もう、とっくの昔に枯れてると思ってた。
・・・涙って、悲しくないのに出るもんなんだね。

感情の制御が出来なくなった。
きっかけも何もなく、突然涙が出る。
倒れるように突っ伏して、私はそのまま泣いてしまう。
ただ、「もう嫌だ。」と呟きながら。

・・・意外に、冷静なもの。
狂ったように泣き喚くなんてこともないけど、
自分が何も思ってないのに急に涙が零れちゃうのは・・・。

ずっと、泣きたいと思ってた。
けど・・・すごく、苦しいよ。
訳が解からないんだもの。

ただ、胸が痛くて。
苦しくて、切なくて。
何でこうなるのか解からない。

子供みたいに泣きじゃくっても、
求める「誰か」はここにはいないから。
自分で自分を抱きしめて、布団の端を掴みながら。
カッターに伸びようとする手を抑える。
あがる嗚咽を押し殺して、自分の腕を噛みながら。
ただ、声が漏れないように。

直感みたいな、変な勘が働く。
「・・・私は、死ぬ気だ。」
まるで、他人事のように。

何処にも出かけたくない。
自殺してしまうから。
今度は、未遂じゃなく、本当に。

「・・・死にたい?」
笑い顔を作りながら、言ってみる。
けど、返ってきたのは(解からないよ。)
何度も自分で自分に、問いかけて。

多分・・・「後悔しない?」
って言われたら絶対にするだろうけど。


未練たらしいだろうか。
「死ぬならさっさと死ねば。」って思うだろうか。

私、どうしたらいいんだろう・・・。

*******************

「Raging River」

冷たい風がふいて

一人立ち止まる

浮かれすぎた日々が逝って ついに道を見失う

このさい逃げてしまおう

誰も止めやしないよ

それでも前に進もうと 踏み出す足はもつれてる


今ごろあなたは何してるんだろう

見上げた空はいつも眩しいblue


夢を描いていた

少しずつ手に入れてきた

何一つ失うまいと いつの間にか怯えていた


この世を嘆くなら老いてゆくだけだろう

歩きはじめた頃に戻りたい


Stand up in the middle of the raging river
Wash away Wash away

誰にも癒せはしない痛み抱いて戦え

Struggle in the middle of the raging river
Wash away Wash away

誰とも分かち合えない痛み抱いて眠れ


優しい陽を浴びて また一つ 花は開く

数えきれぬ想い浮かべ 季節はひたすら流れてる


すべて受け入れる勇気が欲しい

怒り荒れ狂う川を今 渡ろう


Stand up in the middle of the raging river
Wash away Wash away

誰にも癒せはしない痛み抱いて戦え

Struggle in the middle of the raging river
Wash away Wash away

帰らぬ者たちに手を振って 自分の為にもう一度


Wash away Wash away Wash away


痛み抱いて 戦え


作曲/松本孝弘
作詞/稲葉浩志

唄 B'z

すごく、好きな曲。
・・・今の私の、心境・・・かな。
初めて聴いた時に、泣いてしまった。
メロディもそうだけど、詞がすごく自分に重なったから。

・・・今でも聴いてて、泣きそうになっちゃうな。
あの人に逢いに行く時も、ずっとこの曲聴いてたから・・・。

2002年01月22日(火)



 小拒食。

食べる事って楽しい事だった。
美味しい物を食べたら、自然に笑えるもの。

だけど、もう口にしたくない。
あのひとたちが作ったものなんか。

ちょっと、拒食の気が入りだした。
食べる気がしない。
食べる気にならない。

先週の、月曜日ぐらいからかな。
まともに食事摂ってないの。
けど、案外平気なもので・・・、
身体に特に異常はない。
たちくらみが増えたけど。

ちゃんとお腹は空くし、
下からはいいにおいがするし、
"あのひと"が食事を告げに来るけど。
「あのひとがつくった。」
そう思うだけで、食べる気が失せる。

餓死、って確かすごく苦しいんだよね。
だけど、そんな死に方も、私にはお似合いかもね。

もう一緒にいるのも嫌だ。
だって、身体が拒否反応を起こすもの。

もう一生、「親」なんて呼べない。
当たり前だよ。口も聞きたくないんだから。
今更謝ったって遅いって言ったのに。
口で言うのは簡単なんだよ。
変わりたい、って言うなら行動で示して。
いつまで私に"答え"を望むの?

・・・私が言えるのは、ひとつ。

「そんなの自分で考えろ。」

他力本願はいい加減にして。

2002年01月21日(月)



 Trust no one.


こないだの一件以来、親との関係は治らない。

きっと、今日の自傷は今までで最高記録。
なにせ、手の甲まで傷つけてしまったから。
・・・折角、腕だけで頑張ってたんだけどな。
なんだか、二の腕にも及んでしまいそうな勢い。

[どうして、自傷するのか]

今ならきっと、その問いに答えられるよ。

・・・満たされるような気がしたの。
何故だか解からないけど、そんな気が。
空っぽの心に、血でもいいから満たしてみたかった。
だけど、ダメなんだ。
切っても切っても、溢れちゃうんだ。
どうしたらいいのかな?どうしたら溢れないのかな?

切る場所、減ってきちゃったよ。
次は、何処を切ればいいのかな?
手首だけは、どうしても切れないんだ。
トラウマになってるんだ、ここだけは。
仕方ないから、右手にしようか。
左でだったら、切り辛いけど・・・。


期待してないわけじゃなかった。
だけど、気づいて欲しかった。
最初の自傷は、そうだった。
けど、あのひとは言った。

「ほっとくことしか出来ない。見守る事しか。」

思い上がりも、いい加減にしてよ・・・。
ほうっておかれるのは慣れてるからいいよ。
けど、見守ってる。なんて思うのはやめて。
何処が見守ってるの?現実を見ようともしないのに。
私は言った。気づいて欲しかった。
「私と向き合って、話をして。」そうも言った。
でも、あなたから帰ってきたのは。
["母親"を介して]

・・・どうして?
どうして、向き合おうとしないの?
私なんか怖くないでしょ?
ずっと恐怖で押さえつけてきたじゃない。

私は怖かったけど、話して欲しい。って言ったんだよ。
なのに、どうしてあなたは拒むの?

もういいよ。
やっと解かったよ。
ずっと、ちょっとの期待を抱いてたけど・・・、
今度こそはっきり解かった。
私が馬鹿だったよ。

何も。もう、信じない。



Trust no one.

[誰も、信じるな。]

私の中に残ったひとつの言葉。

誰も、信じるな。



2002年01月20日(日)



 TYPE OR DIE?

今、ちょっとはまってます。
タイピングトレーニングソフトの、
「タイピング・オブ・ザ・デッド」
ゲームセンターのアーケードゲームでもお馴染みですが。
・・・購入してしまいました。

面白いです。
鍛えられます。
あと、笑えます(笑)

銃の方。
「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」
、も挑戦した事があるんですけど・・・。
こっちはからっきしダメです。
チャプター3ぐらいまでしかいけません。
けど、タイピングには自信あります。

結構楽しいですよ。
見かけたら、やってみて下さい。

・・・ちょっと、お勧めでした。

2002年01月19日(土)



 ハンニバル・カニバリズム。

昨日、学校の図書館で借りたDVD。
一度、レンタルで見たことはあったけど・・・。
メイキングディスクに惹かれて借りてみた。

内容自体は、覚えてた。
ラストの最後の晩餐シーンも、
展開を知ってたせいか、別にグロテスクとも思わなかった。

ハンニバル・レクター博士。
小説を読んだ時から、惹かれていた人物の一人。
前作「羊たちの沈黙」を見た時も、
主人公のクラリス・スターリングより、彼に惹かれた。
なんだろう。
彼は、邪悪、に見える。
だけど、とても優雅にも見える。
多分、これから先どんな人物を見ても、
レクター博士ほど興味をひかれる人物はいないだろう。
・・・映画の世界では。

レクター博士のファーストネーム。
ハンニバル、はカニバルの別名と聞いた事がある。
たしかこれは、「食人」という意味の言葉だったはず。

食人・・・人が人を食べる事。
私は人肉に興味をひかれたことはない。
もちろん、食べてみたいと思った事もない。
牛なんかの内臓を食べた事もないし、食べようとも思わない。
けれど、レクター博士が人の脳を調理するのを見て、
ほんの少し。
ほんの少しだけだけど「美味しそう。」に見えた。

映画のラストで、博士はこう言っていた。

「新しいものを食べてみる事が大事。」と。

2002年01月18日(金)



 努力。

・・・生きてた。
いい加減この展開が嫌かもしれない。
どうして眠る事すら出来ないんだろう?
それが私に課せられた使命なのかな・・・。

学校、行った。
「頑張れ。」
ずっと、自分にそう言い聞かせてた。

どんなに頑張っても、そこにいるのは"私"じゃない。

生きていく上で、演じる事は必要だと思う。
ずっと、本当の自分なんて晒しておけないから。

だけど・・・ここにいるのは嘘で塗り固めた私。
頑張って笑う。
頑張って泣く。
頑張って喋る。
頑張って、頑張って、頑張って。

普通でいようと努める。

なんで、"これ"を頑張らなきゃいけないんだろう?

正常な顔をして。
自分は変じゃない。と思い込んで。
誰かに触れて。その顔を見て。
「自分とは違う。」
・・・これは、被害妄想?

鏡に映る私は私じゃない。
私の名は、私の名じゃない。
だったら、どれが私なのか。

ずっと、繰り返したまま。


・・・目が醒めなければよかった。

現実って、こんなにも色褪せたものだった?


ねえ・・・もう、逃げちゃってもいいかなぁ?

何処に逃げたらいいのかも解からないけど・・・。



もう。逃げちゃっても、いいかなぁ?



2002年01月17日(木)



 鞘。

狂気を抑える鞘が欲しい。
誰かにずっと抱きしめてて欲しい。
私が求める、誰かに・・・。

あの人に触れた。
どうしてあんな約束をした?
自分に自信も持てないくせに。
どうなるかぐらい解かってる。
最悪の結末になるのも解かるのに。

ただ、逢いたかった。
触れたかった。
・・・それだけが。
どうして出来ないの?

嫌だ。怖い。
狂いそうで、抑えられなくて。
殺すのは嫌。もう、無理矢理犯すなんて嫌。
でも、そうでしかあなたを感じられない。

・・・私は何をしたかったの?

助けて。
嫌だ。
もう嫌だ。
誰か。
抑えて。
抱きしめて。
苦しいよ。
辛い。
ヤだよ。
もうヤだよ・・・。
ほんとに、狂いそうで・・・。

誰でもいいから。
ずっと、一緒にいて。
お願い。
嫌なの。
独りは嫌だ・・・。

助けて。
狂いたくない。
消えたくない。
私まだ言ってない。
あの人に言ってない。
「愛してる」って言ってない。

嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
狂うのは嫌だ!!
誰か・・・誰・・・あなた、しかいない・・・。

側にいて。
何も言わないで。
お願い。
もう・・・見失うの嫌。
私を、・・・感じさせて。
お願い。・・・お願い・・・。

誰か・・・たすけて・・・。

2002年01月16日(水)



 溝。

昨日の一件以来、親と口を聞いていない。
別に怒ってるとか、そんなんじゃない。
ただ、もう言葉を交わす気すらない。
きっと、親の目には「怒ってる。」ように見えるんだろう。
ほっとけば治まる。みたいに思ってるんだろう。
そんな感情もうないよ。ずっと前から抱いてないよ。
・・・何回言ったら解かるのさ。

だから、もういいよ。
言っても解からないならもう言わない。

もう演じる気もない。
・・・演じられないよ、私。

"私"を知ってくれた人はたくさんいる。
知ろうとしてくれた人もいた。

けれど、一度だって良い方に向かった事はない。
全部、逆。ますます自分を見失っただけ。

それでもなお、他人が欲しいと思う私は馬鹿でしかない。


"死んでみたい。"

"死にたい、とはまた違う言葉。"

"その微妙な違いに、気づく人なんていない。"



*AM01:10、雨が降ってる。


"・・・もし、空から降る雨が紅かったら。"

"紅雨に打たれ、紅く染まった私を少しは嘲笑えたのにな。"



2002年01月15日(火)



 RED ZONE。

"期待させるだけなら もうやめてよ"
"そこに夢をみてしまう"

"とるにたらない 存在ならば"
"もう寄りそったりしないで"
"僕は君に手を差しのべたままだから"

(RED ZONE(Album Mix)/Janne Da Arc)

結局、みんなそんなものだ。


親とトラブルを起こした。
今日の帰宅時間が夜11時になると言ったから。

一緒にいた友達、の家にはちゃんと連絡してあるのか。
その親は承諾しているのか。

どちらも、ちゃんと答えた。
「電話して、知らせておいたほうがいいよ。」
って言ったのは、私だったもの。

それに、私だって知らせておいたでしょう?
「夜、11時頃になるかもしれないから。」って。

なのに、どうしてなんだろう。
父親は怒って、お酒を飲んだらしい。
だから、迎えにはいけない。らしい。

嘘つき。
迎えに行く。って行ったのに?
全部承知の上で言ったんじゃなかったんだ。

私は大丈夫だけど、友達。には迷惑をかけた。
慣れない電車で帰ってもらうことになってしまった。

それが今回のトラブルの原因。
確かに、遅くなったのは悪かったよ。
だけど、最初に知らせておいたじゃない。
なのに、どうして怒るの?

結局、己の保身しか考えてないんだね。
相手の親に迷惑がかかったら、
自分が出なきゃいけないから。

そして、自分の都合で子供を振り回せるんだね。

いいよ、もう。
ちょっとでも期待した私が馬鹿だったんだから。


"理解してる、フリはもうやめたら?"

"滑稽以外の、何ものでもないよ。"


"真実を見なくたっていい。"

"見たところで、何も変わらないから。"

"それならずっと、偽りの世界で生きてたら?"

"楽なもんだよね。何も悩まなくていいんだもの。"

"私は、自己満足に笑ってるあなたに。"

"精一杯、冷笑ってあげるから。"

"一生、私の「笑顔」を信じていればいいさ。"



2002年01月14日(月)



 砂の城。

今さっき、「あの人」からメールが来ました。
・・・油断してました。Eメールだったから。
他愛もない言葉でした。
なのに、どうして叩き壊したくなるのでしょう。

膝に乗せた携帯。
何度も何度も視線を落とす。
「来ないで。見たくない。」
「・・・私が望んでのは、"これ"でしょ?」
ふたつの想いが心の中で交錯してる。

嫌なんじゃないよ。
嬉しいんだよ。
すごく、すごく嬉しいんだよ。
だけど、どうしてなのかな?
かき集めた自分がまたバラバラになっちゃいそうなんだ。
なんで?
やだ。怖い。
どうして、・・・。
あなたなのに・・・どうして・・・?

返信を打つ手が、震えた。
言葉一つ一つが、すごく怖かった。
私が触れたら、全ての言葉は、色褪せてしまうから。
言葉の持つ意味を、消してしまうから。

それでも、返信した。
送信ボタンを押した瞬間、心が悲鳴をあげた。

感じてしまった。
自分がこんなにも恐れている事を。

どうして、どうしてあんな事言ったの?
あの時私があの言葉を言わなかったら・・・、
ずっと、笑いあえる関係でいれた?

私に触れないで!
もう、あなたに嫌われるのは、嫌だ・・・。



"無邪気な子供が作った砂の城。"

"打ち寄せる波にも決して壊れなかった砂の城。"

"ある日、ひとりの人間があらわれて。"

"その子供の目の前で、お城を蹴り飛ばしました。"

"壊れなかったその城は、いとも簡単に崩れ落ちて。"

"ただの、"塊"になりました。"

"それを見て、満足げに去って行った人間。"

"あとには茫然とした子供が残されました。"


"子供はもう一度作りました。"

"あの、砂の城を。"

"今度は、絶対に壊れないように。と願いをこめて。"

"けれど、完成したお城はあのお城とは違いました。"

"自分が手を触れたら、簡単に壊れてしまうのです。"

"子供はそれでも作り続けました。"

"雨の日も。雪の日も。ずっと、ずっと。"

"しかしある日。子供は気づいてしまいました。"

"(一度壊れてしまったものは、もう元には戻らない。)"


"不完全な"お城"達の中で、子供はひとり泣きました。"

"それは、なんのための涙だったのでしょう?"


"子供はお城を作るのを止めました。"

"意味がなくなってしまったのです。"

"そして、自分がここにいる意味も。"


"唯一のものを失くした子供は、どうすればいいのでしょう?"


"・・・誰も、それを教えてなんてくれません。"



傷つくと解かってても、触れずにいられないものがある。
「傷つくのは怖くない。」なんて所詮、綺麗事なんだろうね。

2002年01月13日(日)



 砂時計。

どうやら、生きてるみたいだ。
夢を見たらしく、頭が重かった。
昨夜書いた今日の日記。
全然覚えてない。
自傷したのも、覚えてなかった。
日記・・・消した。
なんとなく、残しておくのが嫌だった。

今、すごく気になる曲がある。
ゴスペラーズの「砂時計」って曲。
最新シングル「誓い」のC/W。
歌詞と、メロディがすごく耳に馴染んで落ち着く。


「砂時計」

眠れなくなる 時が止まりそうだと

君が呟くから


誰もいない 白い世界で


息を飲むほど静かに 今が永遠なら

瞬きさえ出来ず見とれている


抱きしめたら 壊れそうな気がした

目を閉じたら 消えそうな気がした

口づけたら こんなにも愛しい

二人 冬が終わるまで


それは 白く 儚く


君と僕との カタチなど意味がないほど

想いが降り積もっても


声になるたび心は 何を残せるだろう

季節はまた擦り抜けてゆくように


抱きしめたら 壊れそうな気がした

目を閉じたら 消えそうな気がした

口づけたら こんなにも愛しい

二人 冬が終わるまで


やがて春が来て 割れる砂時計なら

その全てを溶かして


* 抱きしめたら 壊れそうな気がした

目を閉じたら 消えそうな気がした

口づけたら こんなにも愛しい

二人 冬が終わるまで


* Repeat


作曲/北山陽一 安岡優
作詞/安岡優

唄 The Gospellers


・・・全部書いてみた。
その詞全部に何かを抱く曲は少ないから。
ちょっと、知って欲しい曲。

切ないとか、悲しいとか、泣けるとか・・・。
そんなのじゃない。上手く言えないけど、「好き」な曲。


今日はこの曲のおかげ?で落ち着いてた。
だけど、夜に親と見てたテレビの内容がちょっと辛かった。
日テレの、特番。その中の「心の闇」ってやつ。
それを見ながら、何気無く母が口にした言葉。
なんだか遊び半分で自分に触れられた気がした。
きっと、そんなつもりじゃなかったんだと思うけど・・・。
もともと溝のある関係。
だけど、その溝を、また少し広げてしまった。

ほんの些細な出来事が心を追いつめてしまう。
本当に、今の私には"余裕"がない。

2002年01月12日(土)



 ring。

"まぶしすぎたあの日々 淋しさ募らせていく"
"だけど捨てられない 輝く時"
"たとえ今歩き出せたとしても"

(ring/Janne Da Arc)

あれは、二人で遊びに行った時の事。
あの人の手首につけられた、月のブレスレット。
昔あの人を好きだった人からのプレゼント。
「お揃いなんだよ。」って笑ってた。
なんだか、すごく眩しく見えた。
羨ましいとか、過去の人へのジェラシーとか、
そんなの何も感じなかった。
ただ、綺麗だった。
あの人の、笑顔。

私もいつか、なにか渡したい。

そうだ。
もうすぐ働ける歳になる。
初めてのお給料で何か買おう。

・・・あの人とのデートは、いつも楽しかったな。
その分別れるのが本当に辛かったけど。

最初に弟に犯されそうになった時に、
泣きながら電話したら、静かに話を聞いてくれたよね。
「明日、会いたい。」って言ったら、本当に会ってくれた。
それだけで、私本当に落ち着いたんだよ。
すごく緊張して、ろくに話も出来なかったけど、
公園で一緒にご飯を食べて。他愛もない話して。
そして、帰り際に頭をぽんぽん、って叩いてくれて、
「また何かあったら電話してきな。」って言ってくれた。
あの瞬間だけは、忘れてない。忘れないよ。



"月のブレスレット。"

"金色に輝く、あなたに似合いのブレスレット。"

"けれど、私の手首に巻きついているのは。"

"錆びついた冷たい鎖。"


"・・・あの人たちは、"

"どうして、もっと暗い場所に繋いでくれなかったんだろう。"

"そしたら、光なんて知らずにすんだのに。"


そして、光を求めようとも思わなかったのに。



2002年01月11日(金)



 感じること。

思考回路をショートさせたい。
いい加減しつこすぎるよ、"私"。

どうして同じ場面を見させ続けるの?
私が狂い始めたあの出来事を、何度も何度も。

あの人に抱かれるあなた。
私はその場にいたわけじゃないのに。
まるで、目の前で見ていたかのように"それ"は鮮明で。



別に関係ないもん。
私のものじゃないもん。
だから、関係ない。・・・関係ないの!



自分に言い聞かせてみても、結局無駄で。

私は、嫉妬した。
まるで、母親を取られた子供のように。

それからもう、何ヶ月たったのかな?

あの記憶、あの映像は今でも私を苦しめる。
私を感じさせたいなら、それを思い出させれば良い。
そしたら、泣き叫んで狂ったみたいに笑いながら自傷するよ。
・・・こないだみたいに。
今度は、もう戻れないだろうけど。

・・・。
「どうしたら感じられるか。」
自分が一番よく、知ってるのにな。


"手に入れた瞬間に色褪せるものなら、"

"欲しいなんて思わなければいいのにね。"


2002年01月10日(木)



 月光。

"何かを期待することで 時にすれ違うけれど"
"無心に与えあい続けることは 夢の道端に咲く花のようだ"
"誰にできることなのだろう"

"ひとつの思いだけを貫こうとすればするほど"
"愛とはほど遠い力に 激しく揺さぶられる"

(月光/B'z)

夜の街は冷える。
少し、寄り道した私。
借りていたビデオを返しに行かなきゃ。

道行く人はコートを着込んで寒そうに歩いてる。
・・・私は全然、寒くない。
コートの下はブラウス一枚。
首元にマフラーは巻いているけど、
あまり長い間巻いてると吐き気が起こるからすぐ外す。

(なんで、寒くないんだろう?)
風は胸元に吹き付けてくるし、
手はかじかんで真白になってる。
だけど・・・なんで、寒くないんだろう?

月は出ていない。
だけど、何気無しに空を見上げる。
すっかり癖になってしまったこの仕草。
別に、何が映るわけでもないのに。

「何も、映るわけないのにね。」

自嘲を作ってみても、虚しい。
だけど、"前"の私ならきっとこう笑った。
かつての自分をなぞっても、今の自分が感じるわけじゃない。
けど、なんとなく、そうしようと思った。

どんなに身体が冷たくなっても、
心がそれを感じなければ、抱きしめて欲しいなんて思わない。

そんな望みなんて、抱くものじゃないのにね。



あの時私は言ったよね。

「今の自分・・・どんな顔してるんだろう・・・。」

それにすぐ、こう答えてくれたあなた。

「しずくの顔に決まってんじゃん。」

拍子抜けた。

そのまま、私笑ったよ。

それに、すごく気が楽になったんだ。

だけど・・・今の私を見ても、あなたはそう言ってくれるかな。



2002年01月09日(水)



 また始まる日々。

今日は学校の始業式。
折角止まってた自傷がまた復活しそう。
だけど、高校行きたいって思ったのは自分だもの。
頑張らなきゃ。頑張って卒業しなきゃ。
だけど、時々考える。
あの頃の私は、
どうして高校行きたい。なんて思ったんだろう。

どうやら、私は電車がダメになってしまったらしい。
今日も、何回か発作起こした。
身体の痙攣だけは頑張って抑えたけど、
一回だけ、どうしても抑えられなかった。
変な風に、見えなかったかな・・・。

目の前にいるたくさんの人。
この人達はどんな人生を歩んできたんだろう?

そんな事を考えながら、
私の瞳に映ってたのは血濡れの人々。
私だけが一人変わらず座席に座っている。

私はいつからこんなに幻覚見るようになったのかな?
そして、内側から湧き起こる衝動はこんなに強いものだった?

もう、狂ってしまいたい・・・。


あの頃笑えた君の言葉は、
今はもうキレイな想い出でしかないね。

君の声はいつから僕に届かなくなったんだろう?

狂いかけた僕を
救ってくれた君の言葉は、今でも僕の中にある。
なのに、その言葉の持ち主は何処に行ってしまったの?

狂ったフリはもう限界なんだ。
このままじゃ、僕は本当に僕を失くしてしまう。

そして、君も・・・。

ねえ、僕はいつまで演じればいいのかな?


2002年01月08日(火)



 雷雨。

外は大雨。
ここにいても雨音が聞こえる。
冬に雨が降るなんて、珍しいな。
だけど、窓を開ける気にはならない。

きっと、思い出してしまう。
あの日、見えたもの。
あの日、感じた事。
あの夜に起こった、すべての出来事を。

雨の夜、私は本当に弱くなる。
"あの夜"に何が起こったのか解からないから。

誰か、にいて欲しい。
だけど、頼れない、呼べない。

それでも私は、誰を呼ぼうとしているの?



時間だけが、流れる。

私の雨は、いつになったら止むんだろう。

2002年01月07日(月)



 Junky Walker。

"We are bad Junky walker"
"ウソばかり上手になって"
"This never yield few emotion"
"今はもう 上手く笑えない"

"幼い頃に見てたあの空は
 もっと透き通っていた様な気がする"
"今は色あせた追憶"
"気がつけば総てに疲れていて"
"ここで いろんなものを見すぎてきたから"

(Junky Walker/Janne Da Arc)

あの人から、メールが来た。
壊れそうなくらい、痛かった。
すごく嬉しいはずなのに。
きっと、笑えるはずなのに。
私はただ、怖かった。
触れてほしかったよ、ずっと。
だけど、今はダメだよ・・・、
あなたは、ただ痛いだけなの・・・。
何を言えばいいの?
何を伝えればいいの?
何をすればいいの?
変わらないあなたの言葉が、痛いよ・・・。

この複雑な感情は何なんだろう?
私の中で、あなたに関する何かが変わってしまったの?

今でも好きなあなた。
だけど、逢うのはすごく怖い。
あなたに逢った瞬間、
今までのものが全部溢れ出してしまう。
そんな気がするの。

きっと、あなたは私を抱きしめてはくれないから。
そして「まだそんな事言ってるのか。」って、突き放すから。

だけど、それがあなただから。
それが、あなたの優しさだから。

そんなあなたが好きだから。

ずっと、あなたが見えないと思ってた。
でも、あなたは目の前にいたんだね。
私はただ、それを見なかっただけなんだね。

やっと、見えるようになったのに・・・。
どうしてこんなに、痛いんだろう?・・・。

2002年01月06日(日)



 東京。

今日も会う人がいた。
2年前に知り合って以来、
ずっと手紙をやりとりしてきた女の子。
その子は遠くに住んでいるんだけど、
東京に遊びに来ると言うから会いに行った。
私自身も、旅行したかったし。

夜行列車の、のんびりした旅。
音楽を聴きながら、流れる暗い街を見てた。
こういう風景は好き。
闇の中にぽつんと浮かんだ灯とか、
眠らない、ネオンに彩られた派手な街とか。
朝には東京に着く。
・・・だけど、眠れない。
頭の中を何かがぐるぐる回る。
途端、発作のように身体が跳ねた。

電車の中。
隣には知らない人。
こんなところで声は出せない。

無駄だと解かってても、抑えつけてみる。
暗がりの中、カッターを探して荷物をあさる手。

「こんなとこで、切るのは嫌だ・・・。」

けど、ダメだったらしい。
気づけば朝で、左腕には血の跡が残ってた。
もちろん、たくさんの傷跡と一緒に。

電車はもうすぐ、東京に着く。
身支度を整えて、私はまた音楽をかけた。

東京駅について、意外にもその子とはすぐに会えた。
適当な喫茶店でモーニングを食べながら、色々話した。
その後ずっと東京見学。
お台場を中心に遊んだ。

まずは、フジテレビ本社。
だけど今日はスタジオ収録がなかった。
ちょっと残念(--;)

お土産にキャラクターグッズを購入。
めざましテレビの「今日のわんこ」グッズが可愛い。
お台場限定ストラップも買った。・・・犬はやっぱり可愛い。

次はヴィーナスフォート。
すっごくオシャレな内装だった。
なんて言うんだろう、荘厳って感じの。
だけど、売ってるものは皆高い。
昼ごはんを食べようと思ったけれど、高さに断念。
でも、美味しそうだったな・・・イタリア料理。

その後しばらくお台場をうろちょろして、
昼を大分回ったころに渋谷に移動。
テレビで見たままの街だった。
とにかくすごい人で驚く。
探していたカラオケを発見して、しばらく歌う。
昨日も歌ったけれど、声は何とかもってくれた。
やっぱり、歌うのは楽しい。

カラオケを出ると、もう日が暮れていた。
渋谷でご飯を食べようかと思ったけれど、
待ち時間がすごい事になってたので東京駅に移動。
デパートの地下によさそうなパスタ屋を発見。
なかなか美味でした。値段も手ごろだったし。
うちの近くにも支店としてないか探してみよう・・・。
ついでにデパ地下でゴディバのチョコを発見。
ここのチョコレートは美味しいから好き。
やっぱりトリュフでしょ(^^)と購入。
帰りの電車で食べる事にしよう。

時間がたつのがすごく早かった今日。
東京駅で帰りの電車を待ちながら最後の一時。
少しは年上らしいところを見せられたかな(^^;)
そして、あの子はちゃんと無事に帰れただろうか・・・。

流石に疲れたらしく身体は睡眠を要求。
私も昨夜のような事になるのは嫌だったから、大人しく寝る。
朝になれば、この記憶も薄れてしまうだろうけど・・・、
忘れないうちに書いておこう。

楽しい一日でした。

2002年01月05日(土)



 沈黙・隣。

会う人がいた。
メールで知り合った人。
日記を見て、メールをくれた人。
やりとりをしていると、一緒に遊ぶ事になった。

遊ぶのは嫌じゃない。
隣に誰かいれば思いに押しつぶされる事もない。

でも、誰かといても私の思考は別の所を巡ってる。
視線を外した先にあるのは側にいる人じゃない。
こういう時、相手の目に私はどう映ってるんだろう?

話をしていて、「沈黙は嫌いですか?」と聞かれた。

私は、沈黙は嫌いじゃない。
それより、無理して話題を探す事の方が苦しい。
付き合いの長い人でも、会話が途切れることはある。
そこで無理して話しても、結局続かない。
話したい時に話す方が自然。
その、相手によるかもしれないけど・・・。
私は、嫌じゃない。

でも、あの人には嫌になるくらい話せない。
緊張しているのかもしれないけど・・・、
特別な思いを抱く人には、私はすごく臆病になってしまう。
思いを抱く人と、抱かない人の差はやっぱり、大きいな。

2002年01月04日(金)



 Last。

すごい速さで記憶が消えていく。
少しだけ色づいた壁は、
一日もたたないうちに白く戻ってしまう。

誰が壁を塗り替えているの?
誰が壁をこの色に染めるの?

偽善者の、色に。
何色にも染まるくせして、清廉潔白なんて笑わせる。
その身が紅に染まっていても、
君はまだ、"正義"を掲げ続けるの?

ただの駒に過ぎないのに。

使われ、捨てられる運命。
それに幸せを見出せるの?君は。

けれど。
気付いてしまわなければよかった。
半端な幸せを求めたばかりに、僕はどうなった?

与えられた命令をこなすだけが、"僕"だった。
自ら糸を断ち切った人形に生きる術などなかったのに。

今はもう、駒にもなれない僕。
あの人たちにも、君にも必要とされない。

もういっそ、捨ててくれ。

幸せを求め、
終わりを求めたわがままな僕に終止符を打って。


その相手は君がいい。

僕の最後を。一瞬でいい。

その目に焼き付けてくれ。


なのに、僕はまた気づいてしまった。

僕を見る君の瞳が、光を宿していなかった事に。


「ねぇ・・・君を・・・。」(壊したのは、・・・僕?)

先に続く言葉は、君によって断ち切られた。


(・・・君は、どんな瞳で僕を見ていたの?)

遅すぎた問いに答える者は、もう、いない。


2002年01月03日(木)



 幻影。

いない君を思いながら、
僕は今日も刃を手にする。

どれだけ切れば罪が晴れる?
どれだけ流せば救われるの?

その、紅を。

生のための。
罪の軽減のための。

そんな自傷は嘘っぱち。

僕には意味がない。
この傷も。この声も。この身体も。
もう、僕ではない。

それなのに、
どうして君の記憶は消えないの?

微笑む君、涙を流す君。
その、全てを愛した・・・。

僕は、ただ。
君を見ていたかった。
僕は、ただ。
君を愛したかった。
僕は、ただ。
君を殺したかった。

そう、それだけだったのに。

僕は進めない。
それは、君に捕らわれているから?
・・・けれど、それでもいい。
いつまでも君の幻影にすがっていたい。

「愛してるよ。君、という名の、もう一人の、僕。」

2002年01月02日(水)



 evergreen。

"無情な時計の針を"
"痛みの分だけ"
"戻せたなら"

"あぁ、おかしな君との日々を"
"あふれるくらい"
"眺めるのに"

(evergreen/hyde)

自分勝手な時間が、また一つ時を重ねた。
数字を一つ変えても、人は何も変わらない。

誰も逆らえない流れに、
私も身を委ねるしかないのだろうか?

************

あけましておめでとうございます。
昨年は私の戯言に付き合って下さりありがとうございました。
今年もまた、一人叫んでますので、
よかったらまたお付き合いください。
そして飽きたら捨ててください。

しずく。

2002年01月01日(火)
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