doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 トップページに掲載した作品 Vol. 5


・戦前ブルーズの最重要人物の一人、リロイ・カー(p, vo)の1928〜35年録音作を収録した2CD決定版ベスト『The Best Of Leroy Carr - Whiskey Is My Habit, Good Woman Is All I Crave』(5/18発売のUS盤, 試聴等
True People's Celebrationで圧巻のパフォーマンスを披露したというTabla Beat Scienceの2枚組DVD『Talamanam Sound Clash - Further Adventures In Hypercussin』(2003年10月発売のUS盤, リージョンフリー, CDの試聴
・マイルス・デイヴィスの1963〜64年の音源を収録した7CDボックス・セット『Seven Steps: The Complete Columbia Recordings Of Miles Davis 1963-1964』(マイルスの命日である9/28発売のUS盤, 試聴等
・ポップ・ミュージックにおける幻の最高傑作、ザ・ビーチ・ボーイズの『Smile』を全曲ニュー・レコーディング、ブライアン・ウィルソンの『Brian Wilson Presents Smile』(Nonesuch, 9/28発売のUS盤, 日本盤は10/6発売予定&ボーナス・トラック2曲追加)
・ジョン・レノンの『ROCK 'N' ROLL』(9/27発売のUK盤, CDDA, Remixed & Remastered, ボーナス・トラック4曲追加)
デイヴ・ルイス(当時17歳)率いるアンドウェラズ・ドリーム唯一のアルバム、Andwellas Dreamの『Love And Poetry』(1968年発表, 世界初CD化, 8/31?発売)
ザップ・ママことマリー・ドルヌの新作、Zap Mamaの『Ancestry In Progress』(9/14発売のUS盤, HMV Japan, 試聴等, 12月にブルーノート東京で来日公演予定)
・アンビエント・ミュージックの記念碑的傑作、Brian Enoが1978年に発表した『Ambient 1 Music For Airports』(10月発売のHolland盤, CDDA, 試聴等
・アイリッシュ/東欧/アメリカのミクスチャー・ルーツ・ミュージック、Mozaikの傑作ライヴ盤『Live From The Powerhouse』(2002年3月のオーストラリア公演を収録, 2004年4月発売のUS盤, 直輸入国内盤はdeight recordsから9/24発売, 試聴等


・『マイルス・デイヴィスの生涯 So What - The Life Of Miles Davis』(著者/ジョン・スウェッド, 訳者/丸山京子, 11/14初版発行, 3,780円, 発行元/シンコーミュージック・エンタテイメント
Sandy Dennyの5CDボックス・セット『A Boxful Of Treasures』 (10月発売のUK盤, 初回プレスのみボーナス・ディスクが1枚付いた5枚組)
・George Clinton & Parliament Funkadelicの3CD-Rライヴ盤『The State Theater - Portland, ME 3/19/04』Instant Liveから5/25発売, 約183分, P.Funk第2弾も発売中)
・フランスで2003年末に発売されたテテの『ア・ラ・ファヴール・ドゥ・ロートン』(9/5発売の日本盤, ボーナス・トラック2曲&タイトル曲のヴィデオ・クリップ1曲追加, オフィシャルHP, 試聴等, HMV


・1974年発表のエリック・クラプトンの名作のデラックス・エディション、『461 Ocean Boulevard(Deluxe Edition)』(11/9?発売のUK盤, 2CD)
・Bob Marley&The Wailersの1973年発表作のデラックス・エディション、『Burnin'(Deluxe Edition)』(9/28発売のEU盤, 2CD, ディスク2は1973年11月イギリスのリーズでの未発表ライヴを収録, オフィシャルHP
・「スパイク・ジョーンズとモンティ・パイソンの出会い」(仏誌)、イニアテュスのハチャメチャで愉快かつシリアスな変態ポップ・ワールド、『ヤワな身体に牛の心』(6/20発売の直輸入EU盤, 日本語解説&対訳付, 試聴等
・The Neville Brothersの新作『Walkin' In The Shadow Of Life』(10/19発売のUS盤, CDDA, 試聴等
・キング・クリムゾンの4CDボックス・セット『The 21st Century Guide To King Crimson Volume One 1969-1974』(11/21発売の日本盤, 1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』収録曲は、2003年にVIRGINの倉庫で発見されたオリジナル・マスター・テープを使用, 収録曲等)

2004年11月21日(日)



 ブート・コレクター、RANDY JOHNSON


大リーガーの名左腕で、レッド・ツェッペリンなどのブート・コレクターとしても一部で知られるランディ・ジョンソンが、11/12(金)西新宿のブート店に来たらしい。
『DUST an' DREAMS』のHPには、店内で「パーソナル・ブートレッグ・コレクション・ファイル」(!)を広げるランディ・ジョンソンの姿が載っている(→こちら)。

ところで、ザ・ビートルズの4CDボックス・セット『The Capitol Albums Vol.1』(US盤, CDDA)が、本日(11/16)『Amazon.co.jp』から届いた(→こちら)。
紙ジャケットの印刷が不鮮明気味だが、何とかならなかったものか。

もう一つ。ジミ・ヘンドリックスのマニア向けCDを発売する『Dagger Records』からの第7弾となるCD『Hear My Music』を、本日(11/16)『Authentic Hendrix.com』で注文。11/23の発売予定らしい(→11/30に延期)。

2004年11月16日(火)



 『スピリッツ・フロム・アイヌ』 featuring 安東ウメ子(2)

アイヌ文化伝承者の故・安東ウメ子さんが歌った「イフンケ」(子守唄)を、松山千春が11/17発売の新曲「北風の子守唄」においてサンプリングしているらしい。
恐らく、著作権フリーのサンプリングCD-ROM『スピリッツ・フロム・アイヌ』(2004年3月発売)に収録されている安東ウメ子さんの「イフンケ」(子守唄)のサンプリングと思われる。

「北海道足寄町出身の歌手松山千春さんが、ことし7月に71歳で亡くなったアイヌ音楽の伝承者、安東ウメ子さんの歌声をサンプリング(音源の一つとして使うこと)したニューシングル「北風の子守唄」を、11月17日に発売する。
 安東さんが過去に録音したアイヌ民族伝統の「イフンケ」(子守唄)を導入部などに使った。瞑想(めいそう)的なイフンケと、それを引き継ぐように歌い出す松山さんの透き通った歌声が印象的で、2人が「共演」しているかのよう。曲のバックには、アイヌ民族の弦楽器トンコリの音がゆったりと流れる。
 安東さんはアイヌ民族のウポポ(歌)とムックリ(口琴)の名手で、「イフンケ」「ウポポサンケ」などのアルバムを残した。松山さんは現在、コンサートツアー中で、各地の会場で安東さんを紹介している。」
アイヌ伝統の歌と「共演」 松山千春さんの新曲(Yahoo!ニュース-社会-共同通信-11月6日)

一方、東奥日報11/8(月)付の「アイヌの心、音楽で伝える/故安東さんを次世代が継ぐ」という記事の後半では、サンプリングCD-ROM『スピリッツ・フロム・アイヌ』の制作担当者・片山明氏の話が取り上げられている。
「アイヌの伝統を売り物にした」と批判されるのではないかと思い悩んでいた片山氏は、実際、「和人(日本人)がやることではない」と、ある人からいさめられたらしい。
だが、安東ウメ子さんは『スピリッツ・フロム・アイヌ』の収録依頼をあっさりと快諾。「歌とムックリを伝えるのが、今の私の使命だから」とつぶやいたウメ子さんの言葉が忘れられないという。

収録現場にいた口琴奏者のハレ・ダイスケ氏によると、ウメ子さんは『スピリッツ・フロム・アイヌ』の収録当日も体調不良で、体力的理由からウポポ(アイヌ語で歌)とムックリ(口琴)のすべてのパフォーマンスを一発で決めなければならない厳しい状況での録音となったらしい。ウメ子さんは、半月後の1/25は佐賀でのライヴ(体調不良でキャンセル)、1/31には東京・浅草でのライヴも控えていた。

関連記事: 『十勝メール.com[幕別めーる]』(2004/1/12付)
→[追記]『スピリッツ・フロム・アイヌ』 収録のウポポの試聴&ダウンロード購入(『DISCOVERY DOWNLOADER』「2006年3月31日(金)〜 アイヌ伝統の音源が初登場!」
→[追記]『スピリッツ・フロム・アイヌ』 収録のムックリの試聴&ダウンロード購入(『DISCOVERY DOWNLOADER』「2006年4月8日(土)〜 アイヌの伝統弦楽器『ムックリ』がダウンローダーに初登場!」





2004年11月15日(月)



 マイルスのブート購入


2000年10月26日、ルー・リードの渋谷公会堂でのライヴを観に行った。途中、渋谷の書店で、発売されたばかりの『マイルスを聴け!2001』(中山康樹著, 双葉文庫)を買い、行くのは1年ぶりくらいとなるマザーズ・レコードにも寄った。
レジの前には、マイルスの新入荷したブートCD『The Making Of "Kind Of Blue"』と『Unknown Sessions Vol.1』が大量に置いてある。当時、マイルスのブートは数枚しか持っていなかった私は、散々迷った末、その2枚のブートCDの購入を保留。だが、その夜、家に帰ってからどうしても欲しくなってしまい、翌日買いに行くはめに。『マイルスを聴け!2001』に早くも載っていた前掲2枚のブートCD評を自宅で読んでのものだった。
マイルスのブートを買い続け、早4年。今後も、ロスト・クインテット(So What!レーベル)などの発売が控えているらしい。



Miles Davis / Another Complete Switzerland 1971(1CD-R, So What!, SW-116)
  Live at Neue Stadthalle, Dietikon, Switzerland 1971/10/22(1st Concert):Soundboard Recording From The Mastertapes
Miles Davis(tp), Gary Bartz(ss, as), Keith Jarrett(elp, org), Michael Henderson(elb), Ndugu Leon Chancler(ds), Don Alias(per), Mtume(per)
79分50秒。ステレオ・サウンドボード録音によるオフィシャル並みの高音質。


Miles Davis / The Last Trip To Vienna(2CD-R, So What! Special Products, SWSP-027/28)
 at Uno-City Hall, Vienna 1991/7/27
Miles Davis(tp, synth), Kenny Garrett(as, fl), Deron Johnson(synth), Foley(lead-b), Richard Patterson(elb), Ricky Welllman(ds)
ディスク1 58分48秒、ディスク2 55分46秒。ステレオ・オーディエンス録音による高音質。

Miles Davis / Miles Davis In Munich 1987(2CD-R, So What! Special Products, SWSP-029/30)
 Live at Gasteig Philharmonie, Munich 1987.7.18
Miles Davis(tp), Kenny Garrett(as, fl), Robert Irving(synth), Adam Holzman(synth), Foley(lead-b), Darryl Jones(elb), Ricky Wellman(ds), Mino Cinelu(per)
ディスク1 76分13秒、ディスク2 77分22秒。ステレオ・サウンドボード録音による高音質。

2004年11月08日(月)



 Liaisons DangereusesのChrislo Haas死去

DAF、リエゾン・ダンジュルーズなどで知られるクリスロー・ハースが、10/24にドイツのベルリンで亡くなった。享年48。死因は、アルコールによるものと噂されているらしい。

右のCDのジャケット画像は、ジャーマン・ニュー・ウェイヴ(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)のリエゾン・ダンジュルーズの大傑作『Liaisons Dangereuses』(1981年)。斬新な作風とサウンドは、後のテクノ系ミュージシャンなどに多大な影響を与えた。

ご冥福をお祈りします。

DAFの初期メンバーChrislo Haas、死去(『CD Journal.com』11/2付)

2004年11月02日(火)
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