忙しさに感けて更新を怠っておりましたが、やっとこさ、お久しぶりの観戦記であります。気がつけば四月も半ばを過ぎ、桜の盛りも過ぎてしまいましたが・・・。イラクでは、なんとか無政府状態も沈静し、攻撃主体の海兵隊の撤退が始まりました。替わりに陸軍部隊が送り込まれ、地元イラク警察とともに治安維持任務に就くそうです。そして旧政府の高官たちも序々に消息が明らかになりつつありますが、未だフセイン大統領とその家族や側近の消息は不明・・・なんだか二次戦時のナチス第三帝国の終焉を思わせるような展開ですが、果たして新たな歴史の�狷罩�が刻まれるのでしょうか・・・。さて、ご存知の様に20世紀戦争映画史上の�狷罩�のひとつであった「CROSS OF IRON」のマイヤー少尉を演じた俳優Igor Galo氏の正体を明らかに出来、肩の荷を下ろしホッとしていたATFの耳元に囁く言葉・・・何か忘れてないか?・・・えッ!?・・・げェ!!そうだ「多勢に無勢」だよ〜ッ。「カスター」絡みで長引かせて連載数を稼いで、シメシメ(オイオイ)と思っていたら、イラク戦争が始まって、マイヤー少尉の一件があってと放ったらかしになったまんまだったよぉ・・・いえ、決して忘れていた訳でわねぇんで、お奉行様ぁ・・・そんな訳でさっそく行ってみましょう・・・時代は19世紀末、場所は当時まだ�牋店�大陸�瓩噺討个譴討い織▲侫螢�・・・今回も何時にも増して少ない史料と大いなる想像によって書き込んでおりますので、誤記ご容赦下さい・・・それでは開演《開演ブザー》です。いつものように携帯電話の電源はお切り下さい。【恒例/この記述には資料的価値はありません】
【恒例・・・前回までのあらすじ】 今を去る事ちょうど一年前、20世紀戦争映画史上に残る最大の�狷罩�・・・「戦争のはらわた/CROSS OF IRON」の物語前半部での主要キャラクターの一人「マイヤー少尉(邦訳では中尉)」役の俳優の名前が不明であるに興味を持ったATFは、様々な情報が溢れるネット世界の情報網を駆使し探索したにも関わらず軍事機密の壁は厚く・・・オイオイ・・・�狷罩瓩鰐い誠爾ぐ任涼罎砲△辰拭�そして今・・・そんな事はすっかり忘れ、別の観戦記ネタとして「鷲は舞いおりた」日本語版ビデオと海外版との収録時間差の調査を始めたATFの許に朋友サイト「安曇重工」ロンドン・バッキンガム支店より届けられたタイトル不明の作品が、深い闇に一筋の光を照し出す・・・ATFが全く気付く事ないまま、まさしく「歴史」は大きく動き初めていた・・・!。�爛泪ぅ筺湿�尉探索記�瓠�File033】参照
【��IGOR GALO�疇罎瞭庸妨�】 未観戦ソフトのチェック中、最後に残ったタイトル不明の一本のテープ。字幕がない、その作品の内容自体には微かに観た記憶がある・・・どっかで観たんだけどなぁ・・・しかしその時のATFには自室に積み上げられた数百本にも及ぶ戦争映画のテープの中から、該当する作品を探し出す元気は全くなかった・・・極度の飢餓(空腹)状態・・・残された手段は、巻き戻してからタイトルを再確認し検索する事だった。そのタイトルとは・・・「KOMMANDO SCHWARZER PANTHER」・・・?????学生時代、英語嫌い故に国文科を専攻したATFに、その意味を解読せよとは、全く以って酷な要求であった。取り敢えずタイトルをメモると、ネットの映画検索サイトで検索開始・・・ヒ、ヒットしな〜いッ。どうやら国内の映画検索サイトではダメらしい・・・。困った時のImdb=The Internet Movie Database様である。英語が全く苦手なATF・・・同時にExciteの翻訳サービスにアクセスし翻訳班を待機。タイトルを入力しSearch開始・・・し、しかし期待に反しここでもヒットしない!一体どうした事か・・・Imdbで原題がヒットしないとは・・・またしても�狷罩瓩�立ちはだかるのかぁ・・・Imdbも無敵ではないのかぁぁぁぁぁ!一時的なパニックがATFを襲う・・・沈黙、そして疲労。やがて・・・落ち着きを取り戻し冷静に考え直してみる。正面がダメなら側面を・・・戦術変更だ。どんな映画にも監督と俳優が居る。攻撃(検索)目標を監督と俳優に変更だ・・・総司令部(脳)からの指令が飛ぶ。面倒だが仕方が無い。この正体不明の作品を残したまま晩飯を喰う訳にはいかない。再び再生開始・・・モニター(ってテレビだろってしつこいなぁ)に映し出されるスタッフ&出演者のクレジット部分からチェックを再開・・・その時�牘震燭糧皚�が序々に開き始めていた・・・。軽快なテーマ音楽と共に最初にクレジットされたのは映画製作会社名、次に主役俳優PETER HOOTENの名、そしてタイトル「KOMMANDO SCHWARZER PANTHER」・・・続いて他の出演俳優名が表示される・・・WERNER POCHATH・・・ILJAN BLAGOJEVIC'、IGOR GALO、DEMETER BITENC・・・続いてスタッフ名story by UMBERTO LENTI、screenplay by ・・・が続くが全部書き込むと疲れるので省略・・・そして最後に監督名UUMBERTO LENTIなんだ監督自身が脚本書いてるんだ。しかし、どっかで聞いた事ある名前だけど、思い出せない・・・。取り敢えず主演俳優名と監督名をメモり再び検索開始・・・。Imdb様頼みますよ〜ッ!監督名 UMBERTO LENTIを入力し(Go!)・・・しかし「KOMMANDO SCHWARZER PANTHER」に該当する作品がないぞぉぉぉぉぉ!一体どう言う訳だ・・・う〜む解らん。仕方無い、主演俳優じゃ・・・俳優名 PETER HOOTENを入力し再び(Go!)・・・しかしココでも「KOMMANDO SCHWARZER PANTHER」が見当たらない。わ、解らん。もう厭になるなぁ〜。他の俳優で調べなきゃならないのか?重い足取りで再び再生開始・・・WERNER POCHATH、GIACOMO ROSSI STUART、MAURIZIO SCHIMDT、BORIS DVORNIK・・・一体何人なんだぁ・・・LILJAN BLAGOJEVIC'・・・最後の��'�瓩呂覆鵑犬磧舛發Α¬姪歃�いなぁ・・・IGOR GALO、DEMETER BITENC・・・エッ?今のは・・・リモコンで巻戻す・・・IGOR GALO=イゴール・ガロだとぉぉぉぉぉ・・・ATFの脳裏に古えの記憶が甦る・・・嘗て�狷罩�に挑み脆くも敗れ去ったATFが、ネット上で掻き集めたデータの中から唯一�爛泪ぅ筺湿�尉�疚鯒侏イ陵撞深圓箸靴凸楡韻鯢佞韻覆�ら、鮮明な写真がなく確定出来なかった人物・・・彼こそがIGOR GALO=イゴール・ガロその人だったのです。興奮で震える手で画面を早送りする・・・それらしい人物はどの登場人物だ・・・ATFの容量の少ない記憶の中で�爛泪ぅ筺湿�尉�瓩良従陲�再生される・・・どの人物だ、彼はどの人物なのだ・・・焦る思いとは裏腹に、それらしき人物は中々画面上に登場しない・・・本編スタートより15分20秒、独軍に協力する要人誘拐の為、親衛隊の指揮官一行が訪れている娼館に潜入する主人公とパルチザンの指揮官及びその他一名・・・そう、その他一名の人物にATFの眼が集中する・・・彼だッ!間違いない!!彼がIGOR GALOだッ・・・感動に打ち奮えるATF。画像を一時停止したまま暫し感慨に耽る「やっと逢えましたね、マイヤー少尉・・・」ATFの眼に一筋の涙が・・・オイオイ。
【信念と栄誉の為でなく】 発見による興奮と、極度の疲労から、安曇重工様へのメール発信後、深い眠りに陥ったATFが目覚めたのは3月16日の日も暮れた夕方6時過ぎであった・・・オイオイ寝過ぎ・・・寝惚け眼でメールソフトを起動すると、感謝感激安曇重工様よりの返信メールが届いていた・・・【2003年3月16日18時46分】その情報によって「KOMMANDO SCHWARZER PANTHER」が、なぁなぁなぁ〜んと一部では非常に名高い「地獄のウォータイム(原題:TEMPI DI GUERRA or WARTIME)」の独版である事が解った・・・道理で観た記憶があるはずだ・・・タイトルは独国内発売用に名付けられたもので、正式タイトルではないとの事・・・やはりそうであったか!そして、そのメールには待ち望んだIGOR GALO氏の画像が添付されていた・・・重ね重ねありがとう安曇重工様・・・! さて安曇重工様よりの貴重な画像を手にしたATFは次なる作戦を発動させた・・・その作戦とは・・・兎にも角にもATFだけが騒いでいても生姜無い、ここはひとつ日本一戦争映画サイト「CROSS OF IRON(以下略:COI)」の掲示板で、眼の肥えた戦争映画ファンの方々に真贋を仰ごう・・・という作戦!早速画像をネット上にUPし、COI掲示板に書き込む・・・「ATF発緊急電・・・至急鑑定願いたし・・・」タイトルは「エトロフ発緊急電」のパクリだが、我ながら会心の出来だ・・・そう、にやつきながら本文を書き込む・・・しかし心なしかキーボードを打つ手が震え思うように文章が打てなぁ〜い!何くそッ、根性を出せッマリーン(海兵)・・・やっとの事で書き込みが終わり大きく溜息を吐く。人事は尽した、後は天命(レス)を待つのみ・・・【2003年3月16日20時32分】 《本文引用》COI常連の皆さま、こんばんわ。実は緊急で鑑定頂きたい写真があります。以下の4点(2点づつ)なんですが、果たして同一人物でしょうか・・・皆さんの肥えた目で判定願います。私ATF的にはズバリ◎です。�ヽГ気鵑澗乎里痢�CROSS OF IRON1977」のマイヤー少尉(中尉かな)�◆崔蝋�のウォータイム1987」に出演中のユーゴパルチザンのメンバーの一人・・・この人物はIgor Galoという人物で、セルビア人の俳優で1948年生まれ。http:// us.imdb.com/ Name?Galo,%20Igor この人物、なんと出演作品に「CROSS OF IRON」があるのです!果たして世紀の発見になるか・・・単なるソックリさんで終わるのか・・・判定お願いします・・・と書き込んで一安心していたのだが・・・げぇ〜IGOR GALO氏のimdbコンテンツへのリンクが直リン出来ない事に気付く・・・逸る気持ちを充分落ち着かせて書き込んだつもりだったが・・・不覚!!やはり緊張が抜け切れていなかったようだ・・・慌てて追伸書き込みをする【2003年3月16日20時35分】 10年の歳月の移ろいからかIGOR GALO氏の人相は些かお疲れ気味のようではある。大体「地獄のウォータイム」の頃は、もう三十代後半の熟年俳優の域に達していたはずである。しかし人相の所々には�爛泪ぅ筺湿�尉�瓩量民討�・・・偲ばれると思うのだが。そうだ安曇重工様に御礼メールを送っとかなければ・・・【2003年3月16日21時14分】御礼メール発信。 COI掲示板に逸る気持ちで書き込んでから、早くも90分後に待望のレスが書き込まれた【2003年3月16日21時54分】・・・我が朋友サイトのひとつ「まなぶんのホームページ」を運営されている�爐泙覆屬麝有�であった。マカロニコンバット作品に通じておられる�爐泙覆屬麝有瓩�らのレスは・・・有り難い!!ご賛同の書き込みであった・・・その後、COI管理人様ほか名だたる戦争映画ファンの方々より次々にご賛同の書き込みを得る。さらには我が観戦記専用「戦場を駈ける掲示板」にも多くの方々からご賛同の書き込みが・・・これで勇気百倍、多数の掩護射撃を頂き確固たる確証を得たATF・・・間違いない、彼(IGOR GALO氏)こそが�爛泪ぅ筺湿�尉�瓩澄�今や運命の扉は大きく開かれ、その向こう側では女神が優しく微笑んでいた・・・天佑神助、天は我れを見放さなかった!
【その男イゴール・ガロ】 彼IGOR GALO=イゴール・ガロ氏は、Imdbによれば1948年12月5日、旧ユーゴのセルビア(CUPRIJA)生まれ。25作品が出演作品としてリストアップされています(一番最近では2001年に製作されたドイツ映画「Newenas weite Reise」)。映画デビューは1968年(20歳)で「CROSS OF IRON」出演時は既に10年近い俳優生活を送っていた事になります。殆んどが旧ユーゴで製作された作品ですが、多くの作品で主要登場人物を演じており、主役を演じた作品も幾つかあるようです。またユーゴ映画のお家芸である国策戦争映画にも多数出演しています。興味深い事には、ちょうど「戦争のはらわた」が製作されていた同時期に、旧ユーゴで製作されていた、1941年にザクレブで起こったユダヤ人虐殺を扱った「Operation Stadium(1977/日本未公開)」という作品に出演していたようです。残念ながら彼の出演した作品の多くは日本未公開なのですが、以下の作品については日本公開或いはソフトが発売(レンタル)されています。
「WAR AND REMEMBRANCE(1988)」 (邦題)戦争と追憶(米国テレビシリーズ) 劇場未公開・ビデオ発売(レンタル)ハーマン・ウォークの長編小説をテレビでミニ・シリーズ化した「戦争の嵐」の続編作品。ビデオでは「�\訐鑄杞陝廖岫�逆境」「�B腟垰Α廖岫ぅ潺奪疋ΕДぁ廖岫テ�亡」「��再会」「�Д�ダルカナル」「�┥〕�」「��ゲットー天国」の全9巻。戦争という歴史に翻弄されながらも逞しく生きていく人々の姿を描いた大河ドラマ。ロバート・ミッチャム、ジェーン・シーモア、シャロン・ストーン他出演。これに続く「戦争の黙示録」というシリーズも製作された。イゴール・ガロ氏の役は「�テ�亡」に登場するユダヤ人家族を逃がす船の乗員役で、登場シーンは本の僅か・・・台詞も一言程度しかありません。
「SIDNEY SHELDON'S THE SANDS OF TIME(1992)」 (邦題)シドニー・シェルダン/時間の砂(米国製テレビ映画) 劇場未公開・ビデオ発売(レンタル)米国の人気作家シドニー・シェルダンの原作によるサスペンス長編ドラマ。スペインを舞台に、孤児の修道女と反政府ゲリラのリーダーとのラブ・ストーリーに、修道女の身の上話(実は事故死した米国の大富豪の遺児)と、ゲリラを追う政府軍の悪徳大佐による追跡劇を絡めて描いた作品。結構面白く、ついつい全部観てしまいました。イゴール・ガロ氏の役柄は宿敵の大佐の部下の中尉役。結構出番や台詞も多くアップシーンもありますが、上司の悪徳大佐にこき使われる哀れな中間管理職役。「地獄のウォータイム」より更に5年後の作品ですが、お疲れ度も進行しています。大きなレンタルビデオ店なら在庫してると思われます。
現在までに「戦争のはらわた」と「地獄のウォータイム」以外に出演が確認できたのは以上2作品。特に「戦争と追想」はビデオが全9巻もあって、イゴール・ガロ氏が何処に出演してるのか探すだけでも大変・・・と半ば諦めていたのですが、ソフトを所有されている�爐泙覆屬麝有�のご協力により出演個所が判明しました。ご協力厚く御礼申し上げます。他の出演作品としては「OPERATION PARATROOPER(別題:PRIVATE WAR 1988米国)」(邦題:プライベート・コンバット/地獄の帰還兵、劇場未公開・ビデオ発売)と「CLASH(1983仏国)」(邦題:狂気/密室の恐怖地獄、劇場未公開・ビデオ発売)という2作品があるそうですが、共に未確認内容不明・・・。特に「プライベート・コンバット」の方は戦争・ミリタリーものっぽいのですが・・・。 また戦争映画ファンとしては、映画デビューの翌年に製作された「最後の鉄橋(原題:MOST1969)」も見逃せません。戦略的に重要な鉄橋を爆破する為にパルチザンの特別攻撃隊が編成され、橋の設計者が同行する事になる、と言った旧ユーゴ製国策戦争映画。イゴール・ガロ氏の役どころは��Bambino�瓩辰凸�ですが、この作品も残念ながら未見・・・。 以上、ざっとイゴール・ガロ氏の出演作品について書いてみました。調べていて気がついたのですが、1990年代以前の作品では製作国がYUGOSLAVIA=旧ユーゴとクレジットされているのに、それ以降の作品ではCROATIA(クロアチア)SLOVENIA(スロヴェニア)等の標記になっています。こんなところにもチトー大統領死後の旧ユーゴの国家分裂の縮図を垣間見る事が出来ます。