初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2012年09月30日(日)
5,000号は「2015年6月27日」(予定)

とうとうこの日を迎えた。(中秋の名月の話ではない)
私の「気になる一言」をメルマガで読んでいる人は
数日前から気付いていたと思うが、今回で「4000号」に達した。
イチローの日米通算4000安打より早かった。(笑)
ちなみに、米メジャーリーグの通算安打記録は、
ピート・ローズ(4256安打)とタイ・カッブ(4191安打)。
私の場合、1年に365(366)安打は、確実に増えるけれど、
1日1安打しか増えない。思えば、長く続けてきたものだ。
記念すべきメルマガ第1号は、2001年11月06日
「仕事って、結局はやらなくちゃならないんだ」で始まった。
1000号 2004年07月19日(月) 
    しもさんにとっては「通過点」だろうけれど・・
1500号 2005年11月26日(土) 
    人生については、誰もがアマチュアなんだよ
2000号 2007年04月10日(火) 
    呼び戻すきっかけになる言葉だけを書いておくんです
2500号 2008年08月22日(金)  
    オリンピック開催中の「引退宣言」反対
3000号 2010年01月04日(月) 
    毎日、1号ずつ増えますから・・
3500号 2011年05月19日(木)  
    (3500塁打達成は)どうでもええわ。
そして「メルマガ」というシステムが残っていれば、
5,000号は「2015年6月27日」(予定)。
だから敢えて、このフレーズを4000号の記念の一言に残そうと思う。

P.S.
気になる一言は「2001年01月18日(木) 昔はトイレとお風呂が外にあったから」
最初は、親友から教えてもらった「パソコン通信」がきっかけだった。
あっ、忘れてた。全て、愛機「マッキントッシュ」から発信したものです。(汗)



2012年09月29日(土)
演奏中は、紙がこすれる音も雑音

最近、コンサートへ行く機会が増えているが、
演奏者のレベルより、観客のレベルが気になっている。
演奏中の話し声を筆頭に、ビニール袋をゴゾゴソする音、
高齢者にありがちな鞄に付いている鈴の音、
アメなどの袋を破る音など、本人は気付かない雑音が、
会場いっぱいに溢れているからだ。
このことを伝えたくて「人間の声が一番の雑音です」、
そうメモして気になる一言を書こうと思ったが、
こんなことを意識している私たちでさえ、雑音を出している。
それは意外にも「紙がこすれる音」。
演奏中に、プログラムの順番や選曲を確認しようとしたり、
演奏者の名前を覚えようとしたりする時、
入場の時に配布されたチラシをペラペラとめくる。
その音が、静かな曲の演奏中には、雑音になることを、
自分の失敗談として、皆に伝えたいと思う。
「演奏中は、紙がこすれる音も雑音」、そう記しておきたい。
演奏中は、音楽に集中して、あまりムダな動きをしないに限る。
もちろん、携帯電話のマナーモードの音も、かなり響く雑音。
電源を切ることが、演奏者に対する礼儀、そう考えて欲しい。



2012年09月28日(金)
アベさんの奥さんが「主人は、今、調子がいい」って言ってたよ

昨晩、自民党の総裁選の話をしたあと、
テレビBSで「巨人VS広島」の野球中継を観ていたら、妻が横で
「アベさんの奥さんが『主人は、今、調子がいい』って言ってたよ」。
珍しいな、野球の話をするなんて、と思いながらも
私は「それはそうだよ、もしかしたら三冠王だからね」と
テレビ画面に表示されていた「打率・打点・本塁打」を説明した。
妻は「ほら、前回は体調不良だったけど、今回は絶好調だって」
一番近くにいる奥さんが言っていることを強調していた。
どうも、話が噛み合ないと思ったら、妻は自民党首、安倍晋三代議士、
私は、もちろんジャイアンツ阿部慎之助捕手。
こんな偶然もあるもんだなぁ、と笑いながらも、
今「アベさん」に勢いがあることに気がついた。
この勢いに乗って「歌手・あべ静江さん」でも登場したら最高、
そんなことを思いながら書いている。
そう言えば、妻の所属する合唱団の練習曲「アベ・マリア」、
やっぱりしばらく「アベブーム」が続きそうだ。(汗)



2012年09月27日(木)
これは、知りたくなかった

昨日の気になる一言の読者から、映画版も知りたい・・という
嬉しいメールがあったので、リクエストにお応えして、
映画「椿山課長の七日間」(河野圭太監督)から。
原作者の浅田次郎さんが、本当にこれで納得したのだろうか?
書籍(同名・朝日文庫刊・405頁)を読んだ後に、
この作品を鑑賞したので、驚くことばかりであった。
たしかに400頁を超える小説を、2時間足らずの映像にするのは
いろいろな部分をカットしたり、再編成したりするのだから、
原作を忠実に再現するのはむずかしいと認識しているけれど、
小説を読んでメモした台詞は、ほとんど出てこない。(笑)
多くの未練を現世に残したまま突然死してしまった椿山課長が、
3日の黄泉がえりを許され、姿を変えて現世に戻り、
仕事や家族について、未練を断ち切ろうとするのだが、
生きている時には気付かなかったことが、どんどん明るみになる。
そんな時、主人公が呟く。「これは、知りたくなかった」
この一言を、気になる一言として選んでみた。
実は、自分が思っているほど、愛されていなかったり、
逆に、感じている以上に愛されていたり、複雑な想いが募るだけ。
死んだら未練を残さず、あの世へ行く方が良さそうだ。(汗)
今回は、脚本の失敗だな、たぶん・・。

P.S.
主人公の伊東美咲さんと、中山美穂さんの区別がつかなくなってしまった。



2012年09月26日(水)
ロココ調の電話がコロコロロココと鳴った

書籍「椿山課長の七日間」(浅田次郎著・朝日文庫刊・405頁)から。
浅田次郎さんの最高傑作と称されるベストセラー小説だけあり、
読み応え充分であり、メモも増えた。
(映画化された同名作品は、やや期待はずれであるが・・)
さて、今回の気になる一言は、そんな楽しい作品の中に、
著者・浅田次郎さんがチラッと顔を出すシーンがあって、笑えた。
そのワンフレーズが、どんな意味を持つのか、ちょっと気になる。
「ベッドの枕元に据えられたロココ調の電話がコロコロロココと鳴った。
ちなみにこの擬音は誤植ではない。解説する身はつらいが、ギャグである。」
きっと他の読者では読み飛ばしてしまうようなシーンだろうが、
メモ魔の私のツボにはまってしまった。
「ちなみにこの擬音は誤植ではない」と、わざわざ説明を入れて、
「解説する身はつらいが、ギャグである」と書き足すところが、
作品とは関係ないところで、引っ掛かる。
浅田さんも、この「ロココ調の電話がコロコロロココと鳴った」を思いつき、
どこかのシーンで入れたくて仕方なかったことが想像できる。(笑)
そんな読み方するのも、私だけだろうか?(汗)



2012年09月25日(火)
グレート・スコット(Great Scott !)

映画「抱きたいカンケイ」(アイバン・ライトマン監督)から。
タイトル同様、読者期待のエッチメモは溢れたが、
なかなか文字として、公開するとなると・・(汗)
その他で、インパクトのある単語となると、
主人公の父親が出演しているテレビ番組で使われるらしく
彼がタイミングよく発する単語が、周りの人を明るくする。
「グレート・スコット」(Great Scott !)
電子辞書で調べたら掲載されていなかったので、
たぶんスラングだとネットで調べてみると、
強い驚きを表わすスラング、とわかった。
「まさか!・なんてこった!・そんなバカな!・全く!・まぁ!・
しまった!」等々、意味はいろいろ。
スラングのいわれは「偉大なウィンフィールド・スコット将軍」、
アメリカの歴史の中で、南北戦争等で指揮を執り、
一番長く現役を務めた将軍で、功績を讃えながらも、
エピソードもたくさん残っているらしく、アメリカ人の人気者だ。
この単語を発するタイミングがまったく面白く、
ストーリーとは関係なくても、耳についてしまうので、
やっぱり「グレート・スコット」(Great Scott !)
いや、一番関係のある「単語」なのかもしれないな。

P.S.
競走馬にこの名前の馬がいたらしい。どうしたものかなぁ。



2012年09月24日(月)
不自惜身命(ふじしゃくしんみょう)

昨日に続けて、NHK大河ドラマ「平清盛」から。
平家の棟梁・重盛が、自分の感情を抑え切れずに、
写経(?)の途中で立ち上がり、乱れ大声をあげるシーン。
その時の文字が「不自惜身命(ふじしゃくしんみょう)」
ネットで調べると、法華経寿量品の中の自我偈の一部、
「一心欲見仏 不自惜身命 自我及衆僧 倶出霊鷲山」
(一心に仏を見たてまつらんと欲して、自ら身命を惜しまざれば、
時にわれ及び衆僧は、倶に霊鷲山に出ずるなり)
直訳しても、その部分は
「身命を惜しまず」「自分の命を惜しむことなく」とわかる。
山本五十六元帥の座右の銘ということでも有名らしい。
かって大関・貴乃花が横綱に推挙されたことへの返礼口上
「不惜身命」とは、出典が違うけれど、意味は同じだろう。
重盛が「自分の命を惜しまず」(子が侮辱されたことを我慢しても)
平家のために判断したことが、理解されなかった無念さが
「不自惜身命」の「命」の字で、筆が震えた、と深読みをした。
ドラマ内に出てくる「掛軸」をはじめとした「書」は、
きっと意味があるに違いない・・と調べてしまうこのクセ、
なんとかならないものだろうか。(笑)



2012年09月23日(日)
資盛(すけもり)、礼を欠いたそなたの誤りじゃ

NHK大河ドラマ「平清盛」から。
(観た人しかわからないネタですが・・(汗))
自分の子どもが、教えたことと違った行動をしたとき、
たとえそれが相手から辱めを受けても叱ることをした重盛を
私はどうしても、批難することが出来なかった。
「資盛(すけもり)、礼を欠いたそなたの誤りじゃ」
もちろん、重盛は平家の棟梁という立ち場、
そしてその嫡男・資盛(清盛の孫)という地位を考慮しても、
礼節を外れた行為に対して、叱った判断は正しいと思う。
「棟梁たるもの私心で物事を決める訳にはいかない」と
言い切る重盛に拍手を送り、
「正しすぎることは間違っていることと同じだ」と
批難する時忠には、そういう考えこそ間違っている、と
テレビを観ながら反論したくなった。
結局は、自分の判断とは逆の行動をとった平家一門に対し、
「私が間違っておったと申すか?」と不信感と示した。
次回の「「平家にあらずんば人にあらず」という驕りこそ、
一族の滅亡に向かっていったことは明らか。
今回の重盛の慎重な判断は、平家を繁栄させる道だったのになぁ。



2012年09月22日(土)
原監督の口癖「そんな中で・・」

昨日、3年ぶりのリーグ優勝を決めた、原ジャイアンツ。
監督や選手の優勝インタビューやコメントをチェックした。
「このチームは、慎之助のチームです」
ファンに向かってお立ち台から「優勝おめでとう!」と原監督。
いろいろなメッセージを書き留めたが、
何度も読み直すうちに、原監督の口癖だろうか「そんな中で・・」と
いうフレーズが多用されていることに気付いた。
「そんな中でも守りの野球というものはしっかりできていました」
「そんな中、勇人、長野、村田、この辺が野手では軸になって」
「そんな中で点を取るのがチームの目的であると」
「その中で全員が自己犠牲というか、サインプレーに忠実に・・」
「そんな中、『あれ?』と思うような先発した人が・・」
「その中で、慎之助が4番として、12球団を代表するスラッガー・・」
もちろん、日頃の勝利監督インタビューでも同じなのだが、
伝えたいことの前に必ず「逆境」を意識した「困難」を表現し、
「そういった悪条件」にも関わらず、彼らは頑張ってきた、と纏める。
この監督のコメントは、選手にとって嬉しいに違いない。
自分の成長を、じっと観ていてくれた、という想いが湧いてくる。
このフレーズ、私も上手く使いこなしたいな、と思う。



2012年09月21日(金)
野球って、気持ちを伝えるスポーツなんだよ

「ジャイアンツ優勝」の瞬間を宴会で見逃したから、
あとでじっくり新聞のコメントを読もうと思う。(汗)
まずは、映画「バッテリー」(滝田洋二郎監督)から。
鑑賞後、書き写したメモをみながら、作品を振り返ったが、
不完全燃焼の自分がいた。
この作品を通じて、監督は何を伝えたかったのか、
なかなか理解できなかったからだろう、と思う。
「野球って、させてもらうんじゃなくて、するもんです」
このフレーズも心に残ったが、全編を通しての考えではなさそうだ。
また、豪速球を武器に自信満々の主人公・原田巧に、
同級生のキャッチャー永倉豪が、ドカベン並みの笑顔で呟く。
「巧、お前、連打されたことないんじゃろ?
ノーアウト満塁なんてピンチ、経験したことないんじゃろ?
お前、きっと、ピンチに弱いで」
これまた、グッときたが、ピンチに弱いシーンはあまり出てこない。
そして最後に選んだのは、岸谷五朗さん扮する、主人公のお父さん。
息子の夢中な野球を理解するため、職場の野球チームに入って経験。
なかなか理解を示さない母親に興奮して話すシーン。
「生まれて初めて(野球を)やって大発見(があったんだ)。
野球って、気持ちを伝えるスポーツなんだよ。
自分の気持ち、仲間に伝えたい、仲間の気持ち、もっと知りたい。
そんな思いがプレーに出ると、本当に楽しくて・・。
楽しくて楽しくて、たまらなくなる」と。
私の好きなスポーツも野球だから、この感覚、わかる気がする。
今、若者に人気のサッカーも、同じだろうか。



2012年09月20日(木)
性別の曖昧な作家になりたいんです。

書籍「私の中の男の子」
(山崎ナオコーラ著・講談社刊・193頁)から。
主人公の若手女流作家・雪村は、どこか憎めない
存在感があるな、そんな感想を持って、読み終えた。
偶然、私が図書館に行った時、新刊コーナーにあり、
何気なく手にとってしまった、という書籍であり、
正直、あまり期待せずに読み始めたのだが、
飄々とした行動や考え方が、妙に親近感を覚えた。
読後に残された多くのメモを読み直すと、
これかな、っと思えるフレーズにぶつかった。
「性別の曖昧な作家になりたいんです」
「私の作品の持ち味である『性別を越える陶酔感』を」
若い女性が書いたのに、
「男の人に『俺のための本だ』と思ってもらいたいんです」
そんなフレーズが気になった。
私はそこまで意識していないが、文章に性別なんて関係ない、
書いた人の性別が必要なのか、と思うことはあり、
彼女の言葉を借りれば、
「女の人に『私のための本よ』と思ってもらいたいんです」



2012年09月19日(水)
一身上の都合で「結婚」することになりました

私の親友が、同じ事務所で働いている若者から、告白されたという。
「一身上の都合で『結婚』することになりました」
だからといって、退職するわけではないらしい。
おいおい、使い方が違うんじゃないのか、と呆れながら、
私たち2人の格好の酒の肴になった。
「一身上」とは、その人自身の身の上や境遇などに関すること。
個人的な問題や事情。
労働者自らの意思で退職する場合、退職願には具体的事情を記入せず、
「一身上の都合により」退職したい旨を記載する時に使う。
退職届だけでなく、前の職場を辞めた理由について、
履歴書や職務経歴書に記入する事もある、との理解である。
そもそも「結婚」って人に言えない問題でもないし、
「結婚により家事に専念するため退職します」の代わりに
「一身上の都合により退職します」と使うのになぁ。
確かに、こんな言葉の使い方、誰も教えないものなぁ。



2012年09月18日(火)
社会に通用する人材を育成する場が学校です

映画「ザ・中学教師」(平山秀幸監督)から。
1992年製作、20年前の作品なのに、妙に親近感を覚え、
学校の先生って、こうあるべきなのかな、とメモをした。
「チャイムが鳴り終わる前に席に着く、基本だぞ」
「普段の自分は捨ててこい。学校は自分のうちとは違う」
「お前たちは制服という衣装を着て、生徒という役を演じ、
俺は、このスーツとネクタイという制服を着て、教師という役を演じる。
つまり学校というところは、それぞれが与えられた役割を
きちんと演ずる演劇の舞台のようなところだ」
生徒と一線を引く先生の行動・言葉は、新鮮だった。
「学校とはどういう場所なのか」を共通理解しないまま、
先生はどうあるべきか、生徒はどうするべきか、を問うても、
問題解決にならない気がしていたので、答えは明確だった。
「日本は法治国家でしょ」と前置きをして
社会のルールを生徒に教えるのは、教師としての原則です。
社会に通用する人材を育成する場が学校です。
個人の自由意志で作られた私塾とは違う」と言い切る姿勢に
共感を覚えたとともに、今でも通じる考え方だとメモをした。
子どもたちのいたずらに「学校に喧嘩を売るってことは、
世の中に喧嘩を売るってことなんだぞ、わかるか?」と諭すシーン。
問題児を抱えている「中学教師」の皆さん、
今はこんな甘いもんじゃない、という批判をする前に、
一度、じっくり鑑賞することをお薦めしたい。



2012年09月17日(月)
妻の夕飯支度の音を聴きながら、気になる一言

久しぶりに、私の独り言。
先週、議会が一段落し(まだ閉会したわけじゃないけど)、
ここ数日、連休らしい連休を妻と一緒に過ごした。
静岡の美術館へ行ったり、御殿場アートクラフト展へ行ったり、
敬老の祝いで、母を交えて食事をしたり・・
私にしてみれば、仕事のことは一切忘れて、のんびりした時間。
そして極めつけは、こうして台所で、
彼女の夕食支度の音を聴きながら、気になる一言を書いている。
勿論、私はビールやワインを飲みながら、ほろ酔い気分で。(笑)
特に話題をきめるでもなく、思いついたことを会話しながら、
お気に入りのCDをBGMにして、ファッションの話から
中国の広範囲にわたる暴動の話まで、多種多様で面白い。
今までは「夕食ができるまで、2階で映画のDVDを観ているから、
出来たら声を掛けて」というパターンだったのだが、今回のように
「妻の夕飯支度の音を聴きながら、気になる一言」も悪くないな。
ただ、汗臭いとか、飲み過ぎ・・といった妻ならではの一言に、
いいじゃん、放っといてくれよ、という言い分はあるけれど、
まぁ、少しずついい匂いがしてくる台所で、PCを操作する、
これまた、熟年夫婦の休日の楽しみ方だなぁ、と思う。
やばい、夕飯前に飲み過ぎた・・もう眠たい。(汗)



2012年09月16日(日)
選挙は、Better Choise (選び挙げる)

民主党も自民党も、党首選が近いので、選挙の話題を1つ。
講師「ジャーナリスト(元静岡新聞社)原田誠治」氏の
講演「幸せになるための民主主義考-第2弾」から。
「ちゃんと立候補者を選んでますか?」と言いたげに、
ほとんどの人が「選んでいるのではなく、
投票所で字を書いているだけでしょ」と言い切った。
選挙公報をしっかり読み、政策を比較していますか?
そう言われている気がした。
「若い人たちが、遊びで選挙をしている」という視点から、
「素人の政治家が多くなった」という関連性までは、
さすがに説明されなかったが、それぞれのフレーズは、
私の耳に残ったので、メモは増えた。
選挙は、たしかに「選ぶ」ことだけど、人間関係だけで選ぶのではなく、
他の候補者と比較することが大切。
だから「選挙は、Better Choise (選び挙げる)」ということ。
この比較級(Better)が大きな意味を持っている気がする。
そういう意味では「無投票」というのは「選挙」ではない、
比較しないのだから。
「政治が駆け引きではなく、取引になった」という言葉と
20歳から80歳までの60年間、選挙は約100回。(重なっても80回程)
と数字を示したあと、力強く言い切った。
「政治を変えるチャンスは選挙しかありませんよ」
今の生活に不平・不満を口にし、政治に不安・不信を感じるのなら、
「選挙」を大事にしなければ・・そう思った。
「選挙教育」って、学校でも大人になっても教えてないけど、
一番大切なことかもしれないな。



2012年09月15日(土)
お世話になった人に肉体をあげたいのです

書籍「日本人の知らない日本語2」
(蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー刊・159頁)から。
さらっと読み終えて、笑えるメモを読み返したら、
読者に紹介したくなったので、少しお付き合いを。(汗)
「お世話になった人に肉体をあげたいのです」と言うので驚いたら、
「ニクタイではなく、ネクタイでした」という話。
玄関に出てきた娘さんに「お父さんはいますか?」を丁寧語で
「おじょうさんのおちちはございますか?」と訊ねた話。
「クリスマス、あいていますか」と訊かれ「相手いません」と返事、
相手は「空いていますか?」と訊ねたらしい。
生徒の一人が「先生をキライだと言ってました」と教えてくれて、
落ち込んでいたら、それは「キレイ」の間違いだ、と知って嬉しかった。
おでんの屋台で、コンニャクを頼んだつもりが
「コニャックください」と言い「置いてないんですよ」と言われた話。
まだまだいろいろあるけど、飲んだ時のネタにでも、お使い下さい。



2012年09月14日(金)
命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない

「夏の蝉の鳴き声」から「秋の虫の鳴き声」へ変わりつつあるので
映画「八日目の蝉」(成島出監督)から。
何年も何年もの長い間、地中で生活するのに比べ、
地上に出てから七日しか生きられない蝉に対して、
もし、八日目を生きる蝉がいたとしたら、
それは悲しいことなのか、素晴らしいことなのか。
角田光代さん原作「八日目の蝉」も同じことを問いかけている。
今回の一言は、親子の絆が育まれる大切な期間、
生まれてから4歳までの間、わが子を誘拐された母親の叫び。
体は戻ってきたが、心は奪われたままで、なついてくれない。
母親にとって、こんな辛いことはないのだろう。
「命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない」
こんな台詞が心に響いた。
しかし、どうしてあの時、あんなちっちゃな乳児を置いたまま
ご主人と車で出かけたんだろう?、私の疑問も残ったままだ。
心配ではなかったのだろうか、その謎が解けない。

P.S.
実はこの気になる一言、恋愛でも使えそうだ。(笑)
「命を奪ったら死刑なのに、心を奪われても死刑にはならない、
君は罪深い」・・なんちゃって。



2012年09月13日(木)
○○○○様のお電話で間違いないでしょうか

私の知人の携帯電話に残された、午前8時36分の留守録。
『おはようございます。○○市役所、市民窓口課の○○と申します。
○○○○様(男性の名前)のお電話で間違いないでしょうか。
9月3日に提出されました婚姻届につきまして
ご確認したいことがあります。
申し訳ありませんが○○までご連絡お待ちしております』
とても丁寧に対応しているようだけど、
この留守録、重大なミスがあると思うが、気付いただろうか。
笑ってしまったのは、留守録に伝言を残すのに
「間違いないでしょうか」と訊ねてどうするの?ってこと。(汗)
一番の問題は「間違って掛けていること」に気付かず、
個人情報を話していること。
相手の電話が留守録だったら、自分の名前を名乗り、
「またのちほど掛け直させていだきます」と伝言を残して欲しい。
私なんて、プライベートの場合なんか、
相手が留守録だと用件も言わず、切っちゃうくらいなのに。
わが課のスタッフにも、この話、聞かせなくちゃな。
時には、個人情報流失で、訴えられることだってあるのだから。



2012年09月12日(水)
どんなふうに、歴史に残りたいんですか?

映画「宮廷画家ゴヤは見た」(ミロス・フォアマン監督)から。
「画家ゴヤの自伝」と思って観始めたのがいけなかった。
ゴヤは主人公ではなく、あくまで客観的な立ち場で、
歴史の渦に翻弄される人々を「見た」という意味である。
そんなことを考えていたら、面白いシーンを目にした。
宮廷画家のゴアが、王妃に肖像画を依頼されて、
描き始める前に、王妃に訊ねる。
「どんなふうに、歴史に残りたいんですか?」
王妃は答える。「あるがままに、若く美しい姿で」
何気ない画家とモデルの会話であるで、
なぜか気になってメモをしておいたら、
肖像画完成披露のシーンで、こんな会話に出会う。
「王妃に近づいたことはないんですが、こんなに醜いんですか?」
「なぜだ? 美しい絵だよ」「絵は美しくても、王妃は違います」
ゴヤにしてみれば、王妃が望む「あるがまま」に描いたら、
やや疲れた笑みを浮かべた王妃になってしまった、ということらしい。
権力は人間を大きく変えることを、この映画は教えてくれた。
「本当の真実はどこにあるのか教えてください」
この映画のテーマとなる叫びかもしれないな。

P.S
ラストシーン、言葉や文字で表現できない映像の力を痛感した。



2012年09月11日(火)
アメリカでも「4 8 15 16 23 42」

先日紹介した、3等より2等の方が購入者が多かったロト6の謎。
知人の情報提供で、意外と簡単に解けました。(笑)
答えは、世界中のファンに惜しまれつつ終了したモンスター級のTVシリーズ
「LOST」の中で、登場した宝くじの番号。「4 8 15 16 23 42」
劇中、この番号で1億5600万ドル(約130億円)を手に入れた設定らしい。
それにあやかって、同じ番号を買っていた人がアメリカでは9,078人。
当選金は、なんと150ドル(約1万2500円)だった。
日本も同じようなことを考えた人たちがいて、先日の結果となった。(ようだ)
ナンバーズ3、ナンバーズ4、ミニロト、ロト6・・
みんな何気なく選んでいるようだけれど、それなりの理由がある。
先日、宝くじを「ロット違いで同じ組、同じ番号」を購入している人を知った。
売り場の女性にとっては、たいそう迷惑なお客であるが、
彼、曰く「もし当たったら、3億円が6億円になる」と言い切った。
いろいろな人が、いろいろな買い方をする宝くじ。
また買い始めようかな、あの6つの数字。(汗)



2012年09月10日(月)
日本は身分による標準語がある

書籍「日本人の知らない日本語」
(蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー刊・141頁)から。
最近、日本と他国との摩擦が気になっているが、
この書籍にも、驚くような外国文化との違いが掲載されている。
例えば、試験の答案用紙の採点方法。
日本は、正解が○。間違いが×。
しかし、中国・アメリカ・フランスなどは、
○が付いていたら「ここが間違っています」の印、
正解にチェックをつける国が多いようだ。
まさか・・と思ったのは、ゲーム機の決定ボタン。
日本は○が決定、×がキャンセル、米国版は、逆(らしい)。
面白かったのは、外国人がわからないという身分による標準語。
「武士・・でござる」「商人・・でございます」
「庶民・・だ」「芸者・・です、ます」「花魁・・そうざます」
ははは、なるほど。これは外国語より、よっぽど難しいや。(笑)
男性名詞、女性名詞なんて、悩むんじゃなかったなぁ。



2012年09月09日(日)
沼津は、どうしてロシアと交流をしないのだろうか?

来月には、下期の市民公開講座が始まってしまうし、
最近、プーチン大統領がテレビに出る機会が多いからこの話題。
日大市民公開講座(平成24年度上期)
講師・日本大学国際関係学部国際教養学科教授・安元隆子氏
演題「ディアナ号が結ぶ伊豆とロシア」から。
日露交流史の観点からの説明を聴きながら、
ロシアは、たしかに日本の隣国だということに気付かされた。
また、歴史的にも文化的にも日本との関係が深いことも。
安政東海大地震の津波で大破したロシア・ディアナ号の修理が
沼津市戸田で行われたことは、歴史上、とても重要である。
戸田は、三方が山で長く突き出た岬に囲まれて、
大型船の修理には最適の漁港だったようだ。
鎖国中の日本にとって、言葉や長さの単位などの違いもあり、
様々な困難を乗り越えて成し遂げた共同作業として評価される。
大型船の造船技術は、この機会に学んだといっても過言ではない。
(墨つぼ・・簡単に直線が引けるので、ロシア人は驚いたらしい)
講師の先生が、最後に呟いた言葉が印象的だったのでメモをした。
「沼津は、どうしてロシアと交流をしないのだろうか?」
このあたりに、沼津のまちづくりのヒントが隠されている。
少ない戸田の民が、500人の外国人と一緒に暮らす体験をしている。
これこそ、輝かしい歴史の1ページだと私は思う。
「沼津らしさ」って、こんなところから見つかるのでは・・



2012年09月08日(土)
幸運・悲運「ロト6・第691回」の怪

2012年9月6日に抽選したロト6・第691回の怪。
当選数字 04・07・08・15・16・42 ボーナス数字(23)
ここまでは、いつもと同じだけど、当選金をみて驚いた。
1等(3口) 134,131,500円
2等(3,470口) 57,100円
3等(702口)  338,700円
当選条件は
1等 申込数字が本数字6個と全て一致
2等 申込数字が本数字5個と一致し、更にボーナス数字1個と一致
3等 申込数字が本数字5個と一致
ということは(23)という数字を選んでいる人が多いということ。
それにしても・・6つ全部当たって喜んでいたら、
5つしか当たらない人の約1/6しかもらえないなんて、なんて悲運。
いや、当たったんだから幸運には違いないのだが。(汗)
周りは「これも人生だねぇ」と他人事のようにコメントするけれど、
買い続けて、やっと2等が当たったら「57,100円」、
少なくとも、数十万円から数百万円は期待しただろうから、
喜んだあとにがっかりした様子が、目に浮かぶ。
自分だったら、しばらく立ち直れない気がするもの。(汗)
「幸運・悲運『ロト6・第691回』の怪」と記しておこうっと。
そう言えば思い出すなぁ、宝くじ1等の「組違い」が当たった時のこと。



2012年09月07日(金)
頭文字「D」の壁 「でも」「だって」「どうせ」「だめ」

いろいろなところで耳にして、情報源を特定できないが、
たぶん、講演・書籍・研修などであろう。
何かの指示を出したり、依頼すると、必ず
「でも」「だって」「どうせ」「だめ」を口にする人がいる。
その「言い訳の接頭語」(笑)を聞くだけで、私はガッカリする。
その前に「期待して申し訳なかったな」と相手に心の中で謝り、
そんな相手に、実行の指示を出した自分の甘さに反省することも。
自分で限界の枠をはめている限り、その限界を超えることはない。
「可能性は、試みなければ0パーセント」であることは、
この「気になる一言」でも、何度もとりあげてきた。
それでも「頭文字『D』の壁」を乗り越えようとせず、
「でも」「だって」「どうせ」「だめ」を口癖にしながら、
不平・不満・愚痴を言いやすい人にぶちまけることで、
自分の存在感を鼓舞しようとするが、あまり感心しない。
行動しないかぎり、失敗したという経験すら積み重ならないのだから、
同じ頭文字『D』でも「「どうしても」や「どうか」のように、
「やらせてください」と続く『D』を期待したい。



2012年09月06日(木)
もつれた糸は君しかほぐせない

日本と中国・韓国・北朝鮮・ロシアの糸がもつれている、
そんな気がしたので、この映画の台詞を選んでみた。
映画「ソルト」(フィリップ・ノイス監督)から。
アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ・アクション。
基本的に、殺しあう映画はあまり好きじゃないけれど、
007などを始め、スパイ映画はその枠外らしい。(笑)
気になる一言は、作品の冒頭でメモしたが、最後の最後まで、
誰が敵で誰が味方かわからないスパイ映画らしく
観終わった後に、浮き上がってきたフレーズである。
「ソルト、もつれた糸は君しかほぐせない」
現実的には、続編を期待させるラストシーンから、
彼女がすべてほぐしたとは思えないところに
やや不満が残るけれど、久しぶりにハリウッド映画らしい
邦画ではあまり目にしない、手に汗を握るシーンの連続に
楽しめる作品となった。
「チェンジリング」などのアンジェリーナ・ジョリーと
今回のようなスパイ・アクションを演じる彼女とのギャップ。
これも、映画の楽しみ方の1つである。



2012年09月05日(水)
さぁ、いこうぜぇ、いこうぜぇ

何のテレビ番組か忘れたけれど、若い出演者たちが、
撮影中の雰囲気を盛り上げるために、言い合う掛け声だという。
「さぁ、いこうぜぇ、いこうぜぇ」
高校野球を彷彿させる気合いの入れ方であるが、
これで、手拍子でもあれば、最高である。
仕事で言えば、管理職が盛り上げてリードするのではなく、
係長クラスが中心になって、同僚たちに向かって積極的に声を出す。
「さぁ、いこうぜぇ、いこうぜぇ (バンバン)」
私の理想とする、仕事の体制である。
実は、仕事で気合いを入れるということは、なかなか難しい。
マニュアルどおり、スタッフに「叱咤激励」すれば良いという、
そんな簡単なものでもないから。
それにしても、高校野球の掛け声って、単純だけど面白い。
引き締めたい時に、気合いを入れるにはもってこいだな。
「ドンマイ、ドンマイ」ばかりでは困るけれど。(汗)



2012年09月04日(火)
ジンギスカンは、ラムとマトン、どっちが好きだ?

映画「探偵はBARにいる」(橋本一監督)から。
主人公の探偵役・大泉洋さんが、雪の中に埋められ、
殺されそうになる直前に、悪役の高嶋政伸さんと交わした
何気ない会話が印象的に残ってしまった。
「ジンギスカンは、ラムとマトン、どっちが好きだ?」
「その質問の意味は?」「意味なんかない。お前の人生と同じだ」
「学問のないサルのくせに、シャレたことを抜かしてんじゃねぇよ」
「無言だと不安になると思って、気を使ってんだよ」
「そういうタクシーの運転手が一番迷惑なんだよ」
男って、冷静を装いながらも興奮すると、知らず知らずに
会話の語尾に「よ」をつけるものなのかな、なんて思いながら、
殺そうとしている男と殺されそうになっている男の会話としては、
面白いな、とメモを片手に、物語を振り返った。
また、殴り合いの喧嘩になりそうだったら
「顔を殴らないでください、一応、モデル志望なんです」とかわし、
「あなた、携帯持ってないの?」と訊かれたら
「ない。束縛されるだけで、何の役にも立たないからな」と返す。
「感情に流されれば、寿命を縮める。俺が貫いてきた主義だが、
主義に凝り固まれば、ソビエトも地図から消える」と呟いてみる。
こんな楽しいフレーズ満載の作品であったが、一番のお薦めは
気取ってある文章の一節を読み、「何それ?」と訊かれたら、
「萩原朔太郎が、俺の生まれるずっ〜と前に、
俺のために書き残してくれた文章」ってサラッと答える台詞。
これ、是非一度、どこかで試してみたいな。



2012年09月03日(月)
「蔑む(さげすむ)」と「軽蔑」

メモを整理していたら出てきた単語。
たぶん、すぐ横に「NHK大河・風林火山」と書いてあったので、
相当古いメモのような気がする。
「さげすむ」という言葉が妙に引っかかったので、
あとで辞書で調べてみよう、とメモしていたのかもしれない。
さげすむ(蔑む)は「見下す・みくびる・侮る・軽蔑する」という意味。
さらに「軽蔑」は「あなどり、ばかにすること」。
「さげすむ」と「けいべつ」、あまり使いたくない言葉であるが、
どちらが相手にとって失礼なのだろか、という疑問も生まれてしまった。
ちなみに「侮辱する」は、「あなどり、はずかしめること」
「侮る」は「見下げる・みくびる」。
もう、使い方がわからなくなってきた・・が本音。
「蔑む・軽蔑する・侮辱する・侮る」この使い分けを、是非、教えて欲しい。
書籍「舟を編む」(三浦しをん著)の影響か、
以前にも増して「言葉の定義」に敏感になってきたのかも・・。
辞書づくりって、面白そうだものなぁ、大変そうだけど。(汗)



2012年09月02日(日)
日本人は皆優しい、駐車場まで優しい

書籍「日本人の知らない日本語」
(蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー刊・141頁)から。
外国人からみた日本、イラスト入りで楽しく読めるからお勧め。
メモしていると、へぇ〜と思うこともあるし、
ウソでしょ?と感じるジョークまがいのエピソードも満載。
今回は、外国人からみた日本の印象。(らしい)
「日本人は皆優しい、駐車場まで優しい」
えっ?意味がわかんない、と戸惑っていたら、
「励ましてくれるでしょう『前向きに』って」
誰か、直訳して教えたのかな?と疑わずにいられなかった。
この書籍、日本語の面白さが詰まっている内容でもある。
いじめで話題になっている「シカト」という言葉。
元は任侠用語。花札の鹿の絵(10点)がソッポを向いているから。
「鹿十・・シカト」となったらしい。
私たちが何気なく使っている「日本語」って、
世界の人たちからは、不思議な言語と思われているのかも・・。
でも、素敵な言語であることは、毎日書いている私が一番知っている。
さて、しばらくは駐車場で「前向きに」の看板を見つけたら、
「駐車場に励まされちゃった」ってギャグ、使おうっと。
このシリーズ、まだまだ続くので、お楽しみに。



2012年09月01日(土)
弦が切れない秘訣は「爪の手入れ」です

わが町自慢の「第278回泉のまち音楽会」、
今回の演奏者は「フラメンコギター・上遠野忍」さん。
「上遠野」と書いて「かとうの」と読むらしい。
沼津市我入道に住み、三島市でギタースクールも開設している、
そんな身近に、こんな人がいると知って嬉しくなった。
抜群のギターテクニックと、独特のおしゃべりで、
予定していた時間を大幅に過ぎても、退屈することがない、
大満足のコンサートだったが、その中のメモを紹介する。
オリジナル曲の「喜び」という曲、これは昼のタイトルであり、
夜のタイトルは「オールナイト・ちょめちょめです」と
真面目な顔して説明したかと思えば、
「MI Solea」はスペイン語で「私の孤独」という意味、
「ジプシー」は、今は差別用語で、今は「ロマ民族」のこと、
「ベサメムーチョ」は「私にたくさんのキスを下さい」という意味など、
トリビア的な知識も披露してくれた。
そんな中、来場者からの質問コーナーで
「コンサート中に弦が切れたらどうするのですか?」の問いに対して、
彼は「コンサート前に弦を替えるから」と言いながらも、
「弦が切れない秘訣は『爪の手入れ』です、と言い切った。
たぶん、イチロー選手がバットやグローブの手入れをするように、
彼は、楽器の手入れと併せて、爪には最新の注意をし手入れを施している、
そう伝えたがったのだと思う。
「小舟」という曲の前におどけてみせた「かなり眠気を誘う曲ですが、
皆さん、どうぞ、おやすみなさい」とはかなり違った顔をしていた。(笑)
さすが、プロ。彼の指を見せてもらうんだったなぁ。