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2010年01月31日(日)
継続は力(感動、感謝、涙)なり

週末の土曜日、忙しい合間をぬって講演会に顔を出した。
清水町文化芸術活動促進事業・泉のまちカレッジ。
演題「人はなぜ罪を犯すのか?」(詳細は後日に一言で)
この講演会、なんと「124回目」を数えていた。
年に一度の講演会より、月に一度のミニ講演会を、
町民に講演(素敵な話)を聴く機会を増やしたい、
そんな気持ちで企画した、社会教育課時代の事業が
現在も脈々と続いていることに、興奮を覚えた。
さらに当時、無謀だと言われた「月2回のコンサート」は、
すでに「250回」を超えている。(涙)
「感動」と「感謝」で、胸がいっぱいになったのは、
私が異動してからも、その想いを確実に受け継いで、
約10年、着実に歩み続けてくれた、
NPO法人ウォーター・ビジョンの存在があったから。
「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」
「頑張る事は大変だけど、頑張り続ける事はもっと大変」
そんなフレーズが、私の頭を駆け巡った。
だからこそ、今年から始めた、ボランティアによる
「子どもに読み聞かせ隊」事業も継続して成功させたい。
多くの人の力を借りて、試行錯誤を繰り返しながら、
これまた10年後に、美味しい酒を飲み、懐かしむために。
「継続は力(感動、感謝、涙)なり」・・これに尽きる。



2010年01月30日(土)
こういう時は、まず笑えって教えてる

映画「ハッピィフライト」(矢口史靖監督)から。
予告でも登場しているこの台詞、迷ったけれど選んでみた。
というより、これだっていう気になる一言が少なかった。
キャストが揃っているわりには、全体的に、ドタバタに終始。
何を伝えたかったんだろう・・と最後までわからなかった。
いくら最近、コメディが流行っているとはいえ、
なにかその中に、なるほどなぁ・・というものが欲しい。
「メモしないでいい、私も時には冗談も言います」とか
「ただのビーフがございます」など、面白いところなのだろうが、
お笑いブームの現代、これくらいのことでは笑えない。
「書くことが見つからない時は、まず笑えって教えてる」
なんて書いたら、また怒られそうだし・・(汗)
実は、場内アナウンスの
「札幌からお越しの伊丹弥生様」が一番受けた。
まるっきり同じ名前の人を知っているから・・。(笑)
キャストが好きな俳優さんたちばかりだったので、許します。



2010年01月29日(金)
わしは、おまんが好きや

NHK大河ドラマ「龍馬伝」から。
確か、第3話だったかなぁ。
広末涼子さん演じる「平井加尾」に、
福山雅治さん演じる「坂本龍馬」が告白するシーン。
土佐弁よろしく「わしは、おまんが好きや」
その場でメモしてから、パソコンで打ち始めたら、
急に恥ずかしくなってきた。(笑)
考え過ぎなんだよ・・、ばっかじゃないの・・の声が
あがるのを承知で、とりあえず「気になる一言」だから。
土佐の方言ってわかっているし、前後の場面設定で
それが「俺はお前のことが好きだ」ということも理解している。
ただ、それだけを取り出して、文字にすると
なぜか、恥ずかしくて、口に出せなくなる。(汗)
またシモネタですか、と言うなかれ。
男から女への会話だったら「告白」だけど、
男同士の会話だったら「シモネタ」になってしまう。
これって、土佐の人は気にしたことがないのだろうか。
まぁ、女性のあそこは、違う単語なんだろうな、きっと。



2010年01月28日(木)
「女の子は、地図に弱い」「他のものが強いからよ」

映画「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」
(アンドリュー・アダムソン監督)から。
角笛で、呼び戻された、ナルニア国の4人の王子、王女たち。
なぜか、子どもの姿になっている。
彼らが、ある場所を求めて、歩き続けていくシーンがある。
行けども行けども、目的地が見つからず、ちょっと不安になり、
1人の王子が「女の子は、地図に弱い」と呟く。
しかし、可愛い少女姿の王女も負けていない。
それが「他のものが強いからよ」だった。
では、何が強いんだよ・・と突っ込みを入れるを忘れ、
タイミングと、そのおもしろさをメモとした。
今だったら、「ナビゲーションがあるから大丈夫なの」と
切り替えさせられそうだな。
「地図に弱い男だっているわよ」では、面白くない。



2010年01月27日(水)
家に帰った時や送り出される時の妻の挨拶

インターネットで見つけた「夫の喜び」ランキング。(笑)
なんと一番は「家に帰った時や送り出される時の妻の挨拶に
喜びを感じている夫が多い」だった。
これは、私も大きく頷いた。
働いているから、特に物のプレゼントが欲しいわけではない。
50歳を過ぎて、物欲はあまりないかもしれない。
朝出かける時に、玄関まで顔を出し「いってらっしゃい」、
それに答えて「行ってきます」(今日は夕飯を食べるから・・)
帰ってきたな、と音がしたら、これまた玄関で「お帰りなさい」。
それに答えて「ただいま」(今日は、疲れちゃったよ・・)
こんな会話が、今の夫婦には大切だ、と思うことがある。
そして、一番大切なことは「続けること」。
なるほど、と思っても、2〜3日でやめるなら、しない方がいい。
喧嘩をしても、続けるところに、この意味がある。
あぁ・・多くの妻たちから、反論されるんだろうなぁ。(汗)



2010年01月26日(火)
52歳で他界した偉人は誰ですか?

長年の愛読者から、メールが届いた。
毎年、紹介している書籍「人間臨終図巻」の52歳が知りたいらしい。
「52歳で他界した偉人は誰ですか?」
というより、今年は紹介されないなぁ・・と思っていたようだ。
自分の年齢で亡くなった偉人を知ることは、非常に刺激となることを
この一言で毎回繰り返しているのに・・。
昨年の私の年齢、51歳で他界したのは 
井原西鶴、画家・マネ、詩人・リルケ、映画監督・マキノ省三。
そして、今年の私の年齢、52歳で他界したのは、
源頼朝、武田信玄、シェイクスピア、ナポレオン、野口英世、
阪東妻三郎、向田邦子。
昨年にもまして、歴史を代表するような人たちが他界していることに、
驚きというより、ちょっと動揺している。

もう何度も紹介している、この本、是非、手元において欲しい。
「人間臨終図巻」・・やはり、今年もおすすめです。



2010年01月25日(月)
お前が迷えば、馬はその何十倍も迷う

映画「三本木農業高校 馬術部」(佐々部清監督)から。
農業高校らしい?「馬術部」。
柳葉敏郎演じる、古賀コーチは、部員の生徒たちに
何度も何度もこう教える。
「お前が迷えば、馬はその何十倍も迷う」
「お前が不安になったから、終わりだぞ」と・・
「人馬一体」とは言え、あくまでリードするのは人。
「馬ってのは、人の信頼に応えようとする動物」という台詞でも、
その関係がわかる。
実は、私たちの仕事に重ねてみても、同じことが言える。
「リーダー・上司が迷うと、部下はその何十倍も迷う」
「リーダー・上司が不安になったから、終わりだぞ」
たしかにそうだ、と思う。
物語の中で「コスモは、君に逢えて幸せだ」
「おまえは、コスモの世界を広げたんだ」という台詞もあった。
これも、重ねてみれば「○○は、君と仕事が出来て幸せだ」
「おまえは、○○の世界を広げたんだ」という台詞になる。
リーダーの役目、ちょっと教えていただいた気がする。



2010年01月24日(日)
2010年、生活テーマは「脱テレビ」

「昨年は、映画は観なかったんですか?」という
メールが、ある読者から届いた。
時々、気になる一言に登場する「映画」ネタも、
一昨年鑑賞した映画が多いから、こう思う人も多いはず。
ただ、時間を調整しなければならない映画館から、
自宅のポストに届くDVDに切り替えただけなのだが・・。
そんなことを言いながらも、数えてみれば
驚くことなかれ、昨年も66作品を鑑賞しているし、
映画館でも、38作品は鑑賞している。(汗)
なんでもかんでも、手当たり次第鑑賞した一昨年と比べ、
自分で選んで観ることにシフトしただけである。
それも、一昨年の「映画館154作品鑑賞」の経験が、
昨年、活きていたのだと思う。
一番観なくなったのは、テレビ番組。
テレビを観なくても、話題に困らない年齢となった。
新聞とインターネットで、ニュースはほとんどわかるし、
実は「地デジ」にもあまり興味がない。
どこまでテレビを観ずに過ごせるか、試してみたい。
しかし・・今年の大河ドラマは「龍馬伝」・・
う〜ん、困った。



2010年01月23日(土)
ドクドクドク・・トクトクトク

新年会の席で、ビールを告いでもらっている時
「ドクドクドク」と擬音を発した女性に
「ビールは、毒じゃないよ」と笑って囁いた。
かといって「薬」ともいい難い。(笑)
「ヤクヤクヤク」と注ぐのも変だし・・と
考えたいたら「トクトクトク」が思い浮かんだ。
「徳」なら、なんだかスッキリする。
注ぎながら「徳徳徳(とくとくとく)」と口にする。
なんだか、プラス思考だなぁ。
ビールを飲んだから「得」というわけでもないが、
「毒」よりはいいだろう。
飲みながら説教する人もいる。これも「説く」。
アルコールは、緊張を「解く」と言うし、
やっぱり、ビールは「毒」ではなく「徳」だな。



2010年01月22日(金)
計るだけダイエット

書籍「朝3分の習慣」(本郷陽二著・PHP文庫・221頁)から。
筆者は、成功者はみんな「朝型人間」だった、と言い切っている。
それも、何時間も早く起きろ、とは言っていない。
ほんの3分早く起きるだけで、いろいろなことが出来る、と。
植物に水をやるだけでもいい。
自分で育てた植物が花を咲かせたり、実がなると、
自分でも驚くくらいの喜びに満たされるし、
生命とはすごいもので、小さな鉢の植物から、
思いがけないほどの元気をもらうことができる、と言う。
また、本来、排便は自然な体のメカニズムだから、
しっかり朝食をとって、しっかり排便しよう、と提言している。
毒素の70から75%は、便から排出されているというデータをもとに
最高のデトックスは「排便」とさえ表現している。
その中で、私が一番気に入ったのは、
1日1度、体重を計る。それも、早朝に。(3分早く起きて)
だって、早朝が「一番軽いはず」だから・・の説明。
私にとっては、なるほど・・の気付きであった。
それ以来、早起きして、朝風呂に入る前に「体重計」へ。
さて・・私の「計るだけダイエット」は成功するか。お楽しみに。



2010年01月21日(木)
眠れない夜はないよ。確かめてみるかい?

映画「アイアンマン」(ジョン・ファヴロー監督)から。
ストーリーと全く関係ないけれど、
上手い・・と思った異性をベッドへ誘う台詞である。
主人公が、ある女性記者にインタビューされる場面。
戦争兵器を商品として商売することに、罪悪感はないの?
というような質問「眠れない夜もありますか?」に対して、
「眠れない夜はないよ。確かめてみるかい?」と切り替えし、
なぜか、そのままベットイン(汗)。
その会話の明るさが、私のメモの対象となった。
その他にも、艶っぽい台詞が時々登場して、私を喜ばしてくれた。
「どこにいたのか?」と質問されたらどう答えるのか?と訊ねられ
「ペッパー(秘書)と二人だけで島にいたというつもり」
その秘書も、ドレスアップした姿で、ボスにダンスに誘われた時、
「汗止めもつけずに、上司と踊るなんて・・」
そして「あの日を覚えているかい?」とボスに訊かれ、
「私を一人にした夜のこと?」と切り返すタイミング。
どれも、私にとって「気になる一言」であった。
こういった洒落た会話に憧れるが、日本人ではなかなか難しい。

PS.
作品最後に流れる関係者名は「エンドクレジット」というらしい。
私は「エンドロール」と覚えていました。(汗)



2010年01月20日(水)
思考の整理法は、寝させる

書籍「思考の整理学」(外山滋比古著・ちくま文庫刊・223頁)から。
以前紹介した、この本は、目から鱗の内容、盛り沢山。
その中でも、作者が伝えたかったことは、これかな?とメモをした。
正確には
「思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない」
その他、同じような表現で「見つめるナベは煮えない」とか
「熟したテーマは、向こうからやってくる」とも言っている。
「一晩寝て待て」とは
「しばらくは放っておく時間が必要だということを教えたもの」、
さらに「長い間、心の中であたためられていたものには、
不思議な力がある」、そんな言い方までしている。
「寝させておく」とは「忘れる時間をつくる」と言うことだ。
若い世代の「思いついたら即実行」も否定はしないが、
年を重ねてくると、時には、熟慮することも必要となる。
こんな時は「思考の整理法は、寝させる」を思い出したい。
考え込むのではなく、寝させる。(忘れる)
この思考の整理法がわかってくると、とてもスッキリと答えが出る。
是非、試して欲しい。



2010年01月19日(火)
私の声が聴きたい方、いますか?(笑)

昨年末、取材依頼されて録音した、コミュニティFM。
コーストFM(76.7hz)「思い出音楽館」の放送が
明日(1月20日(水)・11:30〜)に迫った。
以前から、自分のメディア出演は紹介してなかったが、
テレビやラジオ出演の後、
「気になる一言」にその様子を書くと、
「どうして事前に教えてくれなかったんですか?」と
何通かのメールが届くので、今回からお知らせしようと思う。
小さい頃の思い出から、現在に至るまで、
ちょっとした自分史的番組だったので、自分でも驚いた。
小さい頃、こんな夢があったのか、
学生時代は、こんなこと考えていたのか、
そんな自分も知らない「自己発見」にも繋がったから。
思い出の曲は3曲。(好きな曲とは違うんだなぁ、これが)
聴く機会があったら、是非、感想を・・・。
(ごめんなさい、静岡県東部在住の人しか聴けません。(汗))
ラジオなので、自分では聞き慣れない音声だけど・・
マニアックなファンのために・・
「私の声が聴きたい方、いますか?(笑)」を今日の一言。

お知らせのおまけ。
再放送は (1月24日(日)・9:30〜)です。



2010年01月18日(月)
風邪と下痢は体の大掃除

書籍「いまを生きるちから」(五木寛之著・角川文庫・227頁)から。
作品中に紹介されていた
「風邪と下痢は体の大掃除」というフレーズか気に入った。
日本の東洋医学を代表する野口晴哉さんの言葉だと言う。
「体がアンバランスになっている時に、
風邪や下痢はバランスを戻すために大事なこと。
風邪をひけないようなコチコチの体ではしょうがない、
風邪をひけば早く寝るし、下痢をすれば食事を制限します。
頭痛がひどい時は、じっと静かにしている。
どれだけ大きな危機を回避できているかわかりません」
ものすごく説得力のある考え方だと思う。
さらに「不安も同じ、人間が持っている防衛能力」。
不安になると、心(気持ち)が萎(な)える。
「萎える」は、心がしなっている状態のことだから、
しなうことによって、曲がることによって、屈することによって
重い荷物をするっと滑り落して、またもとの状態に戻れる訳だ。
「不安」になることを勧めているわけではないが、
不安になることは、悪いことではない、と理解できた。
「不安」を感じないまま突き進む方が、私は心配だなぁ。



2010年01月17日(日)
「あなたっていい人ね」「それが僕の弱点さ」

映画「ホリデイ」(ナンシー・メイヤーズ監督)から。
私の好きな「ロマンティック・コメディ」だからか、
観終わった後、スッキリした。(笑)
さて、物語としては、
お互いの家や車を交換して休暇を過ごす
“ホーム・エクスチェンジ”をすることによって、
人生の新たな一歩を踏み出していくのであるが、
「長電話ランチ」とか「久しぶりの初デート」
「1978年以来ずっと暇だよ」など、
面白い台詞も満載であった。
その中で選んだのは、最近の「草食男子」を
言い当てている会話。
「あなたっていい人ね」「それが僕の弱点さ」
思わず、うんうん・・と頷いてしまった。
「いい人」で終わってしまう男性が増え、
「男はみんなオオカミよ」は、死語になったのか、
「あなたっていい人ね」は、誉め言葉ではなく、
「(勇気がなく)弱気なのね」と同意義のようだ。
でも、このフレーズ、覚えておこう。
いろいろな場面で使えるような気がするから。



2010年01月16日(土)
葬式らしい葬式だったね

久しぶりに、お寺での告別式に参列した。
(まぁ、お寺関係者だから仕方ないけれど)
お通夜は、1月の寒さに震え、ストープを囲み、
告別式は、お寺の庭に咲く梅の蕾を眺めたり、
厚いコートを、お焼香直前まで、着ていたり・・。
ほんの少し前までは、こんな葬式の光景だったのに、
いつしか、葬祭会館が主流になり、
季節を問わず、冷暖房の行き届いた施設の中で、
お通夜、告別式が執り行われている。
今回の告別式の帰り、知人が私に向かって呟いた。
「葬式らしい葬式だったね」
言葉として、正しいかどうかはわからないけれど、
「そうですね、私もそんなこと感じてました」と返した。
自宅でのお通夜、お寺での告別式。
故人の知らない一面を知る機会だったのかもしれない。
「あの日はものすごく暑い日だった」とか
「お通夜は雨が降ったよね」という記憶もなくなる。
現在のお葬式を否定しているわけではないが、
なんだか懐かしく感じたお葬式を、
「葬式らしい葬式だったね」という言葉で残したい。



2010年01月15日(金)
美人ビジネス、花盛り

いつだったか、巷の話題は「美人」という話を耳にした。
それも、整形等で作られた「美人」ではなく、
素人の「美人」が、受けているということだ。
「美人時計」「美人暦」、はたまた「美人鍋」
なんでも「美人」を冠に付ければビジネスに繋がる。
そんな特集のとりあげ方だった気がする。
この先にあるものは、なんだろうか。
私には、まったく予想がつかない。
「イケメン」の単語が流行った時にも、同じことを感じた。
子どもたちには「優しい心が大切」と教えておきながら、
大人たちは「美人」に夢中になっている日本、
やはり、どこか違う気がする。
ところで「美人」の定義ってあるのだろうか。
「(誰がみても)美人」という定義なのだろうが、
それさえ怪しい。
その時代背景や、国々によって「美人」の定義は違うし、
「美しい」という言葉は、それぞれの感性なので、
人によって、違うことは、説明する必要もない。
日本って国は「美人」という言葉に弱いことだけは
この現象で、ハッキリした気がする。



2010年01月14日(木)
太陽系における一個の彗星たり

書籍「坂本龍馬に学ぶ」(新人物文庫・堂門冬二・287頁)から。
以前から、堂門冬二さんの歴史人物作品が好きで
機会あるごとに、彼の作品は読んでいたが、
今回は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」にあわせて、
この作品を読んでみた。
龍馬を、ワンフレーズで表現したい、と考えていた私には
「坂本龍馬は、太陽系における一個の彗星たり」が心に残った。
「維新土佐勤王史」に書かれている、
龍馬と武市半平太との関係らしい。
「坂本龍馬は、太陽系における一個の彗星たり。
故に必ずしも瑞山(武市半平太)を中心とする軌道を
回転するものにあらずして、時には遠ざかり、時には近づく。
又この彗星に吸引される一、二の遊星をも有せり。」
この彗星の動きは、龍馬像として、捉えることもできる。
彼の元に、多くの人が集まったのは、
彼がアウトサイダーであっても、反社会的ではないという
信頼感があったのではないか、と堂門氏はいう。
なるほど、彗星も太陽系を外れるわけではない。
私も、こんな生き方をしたいなぁ。



2010年01月13日(水)
その道の一流の表と裏を知ること

映画「プライド」(金子修二監督)から。
原作は、漫画家、一条ゆかりさんの同名コミックを映画化。
さて物語の序章、レコード会社副社長役の及川光博さんが
「成功の秘密」を教えてあげようか、と主人公の1人に近寄る。
ひとつは「どんなにみっともなくても、
与えられたチャンスに食いつくこと」
もうひとつが「その道の一流の表と裏を知ること」
私は特に、2つ目のフレーズに引っかかった。
与えられたチャンスは逃すな・・は、表現は違えど、
何度か耳にした発想であったが、
「その道の一流の表と裏を知ること」という視点は
なかなか面白いと思った。
「一流になりたかったら、超一流を経験しなさい」、
そう教えられたことがあり、以後、心に刻んでいたが、
今回のフレーズは、また違った心構えとなった。
どの世界にも、必ず「表」と「裏」が存在する。
「表」だけを知っていても、「裏」だけを知っていても、
それは「成功」には、ほど遠い。
だからこそ、その道で成功したければ、
「裏と表」を知るべきである、とは、妙に説得力がある。
どうせ少女漫画のコミック化、とあまり期待してなかったが、
どうしてどうして、51歳・男性でも意外に楽しめた作品である。



2010年01月12日(火)
雨が降り 嵐が来ても 最後は晴れる

ネットで見つけた「座右の銘メーカー(うそこメーカー)」から。
http://usokomaker.com/zayu/
自分の名前だけ入力すれば、それだけで
その人の「座右の銘」が、表示されてくる。(笑)
私の場合は「雨が降り 嵐が来ても 最後は晴れる」。
これって、本当に「座右の銘」にしたくなるほどだ。
しかしながら、こんなことは稀で、ほとんどがジョーク。
「ベッドの上では 乱れりゃいい」
「朝やって 昼もやって 夜もやる」
こんなシモネタも表示されるから、またまた面白い。
「雨が降り 嵐が来ても 最後は晴れる」で、
インターネット検索したら、とても多くの人が
「座右の銘メーカー」で、私と同じ
「雨が降り 嵐が来ても 最後は晴れる」をゲットしていた。
まぁ、使えそうだから、そのうち「名刺」にでも書こうかなぁ。



2010年01月11日(月)
イチローの4割と、白鵬の70連勝

これからのスポーツ界で楽しみにしている記録、
そんなことをテレビ画面の中で、
漫画家、やくみつるさんがコメントしていた。
スポーツ大好きの私としては、 なるほどなぁ、
と思える数字であったからメモをした。
どちらも、完全に無理な数字ではない。
気力が充実している彼らには、その可能性がある。
特に、昭和の名横綱、双葉山の持つ69連勝を抜く、
白鵬の70連勝は、見てみたい気がする。
私の好きなフレーズの1つである
「いまだ 木鶏に及ばず 双葉山」は、
今は亡き、安岡正篤先生から、
双葉山が 「王者」とはどういうものかを教えてもらい、
それを目指して頑張ったのに69連勝でストップした時、
安岡先生にあてた電報として、有名であるが、
その「王者」の風格を「白鵬」にみせてもらいたい。
相手を圧倒するような闘志溢れる気迫ではでなく、
「泰然自若」、言い換えれば、ゆったりと落ち着いて
平常と変わらないさまでいながら、勝負には負けない。
そんな相撲を、是非、期待したい。



2010年01月10日(日)
読み聞かせは、誰でも出来るボランティア

快晴・無風の成人式、連休とあって多くのイベントが重なり、
新聞記者は、大忙しの日に違いない。
我が町も、また新しいイベントがスタートした。
こども交流館で、今日から始めた、素人による「読み聞かせ」。
読み聞かせは、そういったサークルに入っていなくても、
子どもたちのために、心を込めて読むことが出来れば、
それだけでいい、と私は思っている。
上手い、下手は、大人たちが勝手につける基準であり、
真剣に耳を傾けている子どもたちには、関係なさそうだ。
今日は、直前まで「成人式」に参加していた「新成人2人」が
真新しいスーツや振り袖姿で、子どもたち相手に、
お気に入りの絵本を片手に「読み聞かせ」をしてくれた。
忙しいところを参加してくれて、こちらがお礼を言うべきなのに、
新成人に「ありがとうございました」とお礼を言われ、
「いい経験をさせていただきました」の気持ちが伝わってきた。
成人式を終えて、最初の社会貢献が「読み聞かせ」。
彼らの好意に報いるよう、これからも長く続けていこうと
心新たに、このイベントを見守った。
いつの日か「読み聞かせのまち」と言われるよう、
大切に育てていきたいと思う。
2人の新鮮な読み聞かせを、このフレーズに託したい。
「読み聞かせは、誰でも出来るボランティア」

PS.
賛同者、随時募集中。経験・性別・年齢・住所等、一切問いません。
総理大臣が参加したいと言っても、先着順。(汗)



2010年01月09日(土)
どうして、メクソは目頭から出るのか

今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」から。
やっぱり、1回目を思い出すには、この台詞。
(2回目の前に、アップしなくちゃ・・(汗))
今回の坂本龍馬は、妙に庶民っぽいぞ・・と
感じるには、申し分ないフレーズであった。
「クソは、尻から出るもの」と言いつつ、
「どうして、メクソは目尻からではなく、
目頭から出るのか」と悩むシーンは、そのひとつ。
しかし、親を目の前で殺された子どもたちには
「辛くとも負けたいかんぜ」と励まし、
階級の上の者に逆らって、殺されそうになった者には
「上士と喧嘩したって何も変わらん、
詰まらんことで、命を捨てるな」と叱咤。
ある時は「憎しみからは、何も生まれん」と諭し、
最後は「海に比べたら、土佐はこんまい」と口にする。
そんな彼が「どうして、メクソは目頭から出るのか」。
織田信長や篤姫の夫、徳川家定のように、
ウツケのふりをしているのか、私にはわからない。
ただ、次回も観てみよう・・と思わせる魅力はあった。



2010年01月08日(金)
将来のことを真剣に考えてないのね、決めるのはあなたよ

映画「プラダを着た悪魔」(デビッド・フランケル監督)から。
ジャーナリスト志望の主人公が
悪魔のような最悪の上司の下で直向きに頑張る姿を描いた物語である。
そんな主人公の姿が同世代の女性から受け、
ベストセラー小説の一つとなったらしい。(後で知ったのだが・・)
フッションには、からっきし弱いので、最初困惑したが、
メリル・ストリープ演じる、鬼上司ミランダの気持ちになって観たら、
女性が女性を育てるってこういうことなのか、と感じて、
けっこう楽しめる映画となった。(笑)
男性が女性を育てるのは、リチャード・ギアが恋人役を演じた
「プリティ・ウーマン」だけど、同じ感覚だった。
主人公がどんどん成長し、あっという間にキレイになった気がする。
タイトルは「プラダを着た悪魔」だけど、これは第三者の言葉。
主人公アンドレアは、決してそんなことを思っていなかったに違いない。
彼女の将来のことを真剣に考え「叱咤」の嵐を突きつけていたからだ。
大きなチャンスを与えられたにも関わらず、情に流されそうになった時、
「プラダを着た悪魔」は、主人公にこう呟く。
「将来のことを真剣に考えてないのね、決めるのはあなたよ」
この台詞に、私は彼女らしいアドバイスと感じたし、
この台詞で吹っ切れたかのように、主人公は行動的になっていった。
多くの人の「叱咤」を受け、彼女は自分の夢を実現していく物語。
そんな視点で、この映画を観たのは、私だけかも・・(汗)。

PS.(もうひとつ、お気に入りだった職場の先輩のアドバイス)
「君は努力していない、愚痴を並べているだけだ。甘えるな、サイズ6」
私は、あまり痩せている女性は、苦手だけど・・(笑)



2010年01月07日(木)
早く、普通の生活に戻りたいと思っていたよ

「正月は何してた?」「正月はどんなテレビ見てた?」
「正月はどこかへ行った?」・・・
今週は何度こんな会話をしたことか。
その度に、私の答えは同じ。
「早く、普通の生活に戻りたいと思っていたよ」
年末まで自分の生活のリズムが出来ていたからか、
ただ単に「正月」ということで、なにか変わったことをして、
そのリズムが崩れる方が、私にはストレスとなった。
毎日の朝起きてから寝るまでのリズムが出来あがってくると、
年末年始やゴールデンウィークは、煩わしくなる。
まぁ、こんなことを感じるのも、
歳を重ねた証拠なんだろうけれど・・・(笑)。
毎朝5時起きのリズムを、4時起きに変えたいと思う。
そうすれば、もう1時間、朝飯前の時間が増える。
そのためには・・午後10時には寝なくちゃなぁ。
私の場合「早寝するから早く起きる」のではなく
「早く起きたいから早く寝る」
すなわち「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」。
さて・・これ書いたら、もう寝ようっと。



2010年01月06日(水)
拝啓 NHK紅白歌合戦担当の君へ

ネタは、寝かせて熟成させることを覚えたので、時期外れですが。
久しぶりに、昨年末の「紅白歌合戦」を観ていて
とても残念なことがあったので、記録に残したい。
それは、楽しみにしていた、アンジェラ・アキさんの
「手紙 拝啓 十五の君へ」が、途中から始まったこと。
くだらない応援団のコメントの時間があるなら、
「フルコーラス」を聴きたかった。
正月早々「世直しおじさん」になるつもりはないが、
心が動くような「歌を生で聴かせる」ことが、紅白の基本、
これを忘れては、視聴者が離れることを知って欲しい。
この歌は、省略された「拝啓 この手紙読んでいるあなたは
どこで何をしているのだろう・・」の1番がなければ、
詩として、意味を持たなくなる気さえした。
視聴率を意識し過ぎて、企画に走り、
「歌合戦」という、基本中の基本を忘れてはならない。
放送時間も、私が小さい頃は、大掃除や正月の準備も終え、
家族で年越し蕎麦を食べて、お父さんもお母さんも
やっとコタツでのんびりする時間に、始まった気がする。
実は「紅白歌合戦」は、それでいいと思う。
それが、日本人の「大晦日」の過ごし方だから・・。
今年は、はじめからちょっと辛口の「気になる一言」。
でも、これが私の役割かな、と自覚して、書き続けたい。



2010年01月05日(火)
個人名より、技術名を大切にする日本に誇り

NHK「新日曜美術館」の番組内で、
ゲストとして出演していた、結城昌子さんが、
ぼそっと呟いた台詞が、私の心に残った。
「西洋の芸術は、個人名が優先される」
それは「クリムト」だったり「レンブラント」だったり、
「ミケランジェロ」だったり・・数限りない。
しかし日本の場合「大島紬」だったり「伊万里」だったり、
「藍染め」だったり、と個人の名前は出てこない。
(この例えは、私が思いついたので、彼女の台詞ではないけれど)
そこに、日本文化の奥ゆかしさ、が感じ取れる。
「そんな日本が、私は誇りなんです」みたいな感想に、
私は頷くばかりであった。
華道や日本舞踊でも、池坊とか花柳流とか、
茶道でも、表千家、裏千家等、個人名はほとんど出てこない。
この文化を未来永劫、続けていく・・日本人の誇りである。



2010年01月04日(月)
毎日、1号ずつ増えますから・・

「気になる一言」をメルマガの形で発信し始めてから、
今日でようやく「3,000号」を迎えた。
1日1回しか発行しないから、8年以上かかったことになる。
凄いですねぇ、と驚いてくれる読者には申し訳ないけど、
私のコメントはいつも同じ。(イチローの3,000本安打と違って)
「毎日、1号ずつ増えますから・・。」
1年書き続ければ、365号。2年で730号、3年で1,095号。
6年続ければ、もう名球会入りの2,000号を越す。(笑)
いつも区切りのよい数字の時、コメントしているが、
私の情報発信に対する、スタンスは変わっていない。
「誰も真似の出来ない、凄いことをするのではなく、
誰もが簡単に出来ることを、誰もが出来ないくらい続ける」
これに尽きる。たぶん、これからもこの考え方でいくと思う。
最近、自分でも自覚しているけれど
「少しずつ貯めるのが好き」で、少しでも貯まってきたら、
1人でニヤニヤ眺めるタイプなんだな、と。
「しもさんのメルマガ3,000号」と「イチロー安打3,000本」は、
その意味も、その価値も大きく違うけれど、
打率と違って、確実に増えていく楽しみ方は同じ気がしている。
3,500号は「平成23年5月19日」、4,000号は「平成24年9月30日」、
そして5,000号は「平成27年6月27日」。
「メルマガ」って、システムが残っていればの話だけどね。



2010年01月03日(日)
これが社会の教科書に出てくる絵だよ

昨年に引き続き、正月気分を満喫するために、
妻と熱海のMOA美術館へ「新春 獅子舞」を観に行った。
もちろん、目的はもう1つある。
1月1日から3月8日まで展示されている、
日本美術の傑作として名高い国宝「紅白梅図屏風」(尾形光琳筆)
を味わい、ちょっぴり早い「梅」を感じたかったから。
さすがに正月とあって、親子、恋人同士など多くの人で賑わっていた。
重要文化財などの作品は、またゆっくり、空いている時に・・と
「紅白梅図屏風」の前に、しばらく佇んでいたら、
国宝を観た人たちの、それぞれの感想が、私の耳に入ってきた。
特に、子どもたちに「国宝」をどう伝えるんだろう?と思っていたら、
「これが社会の教科書に出てくる絵だよ、覚えておきなさい」。
なるほど、それくらい貴重な絵なんだ・・と私が納得してしまった。
女性同士で訪れていた2人の「こんなにちっちゃかったかしら」も
面白い感想だなぁ・・と思って聴いていた。
何度観ても、ずっと観ていても飽きないなんて、さすが国宝。
正月の恒例行事は、モチ食べて、コタツに入って「箱根駅伝」から
熱海までのドライブと「紅白梅図屏風・獅子舞」鑑賞に変更だな。



2010年01月02日(土)
みんな余裕があるようでなかったんですね

正月2日は毎年恒例の箱根駅伝往路、解説も毎年恒例の瀬古さん。
せっかく頑張った、主役のはずの選手コメントも、
なぜか「瀬古語録」の前には、毎年沈んでしまう。(笑)
ある意味では、長嶋監督より失言が多い気がしてならない。
スタートの1区、実況アナウンサーが「選手の様子」を訊いたら
「大丈夫です、みんな、余裕のある顔をしています」と
断言していたにもかかわらず、しばらくして差ができてきたら
「みんな余裕があるようでなかったんですね」。
あなたは、専門家でしょ?と突っ込みを入れたくなった。
さらに2区に入ると、明治大の石川選手の走りをみて
「こんな選手がいたんですね」(汗)
すみません、彼は、明大の主将、エースなんですが・・。
ネットで調べれば、
「9月の日本インカレ5000mでは、日本人トップの3位入賞。
出雲では6区・区間3位、全日本では4区・区間2位、
日本学生選抜として出場した国際千葉駅伝では、区間4位の快走を見せ、
その勢いはとどまることを知らない」と素人の私でさえ、すぐわかる。
楽太郎さんじゃないんだから、オチは必要ないでしょ?
笑わせなくていいですから、もう少し勉強してください、瀬古さん。



2010年01月01日(金)
地球サイズの自己発見

午前3時51分から4時53分、元旦早朝の部分月食。
もちろん、体の芯から冷えるほど寒かったし、
えっ、これだけ?・・と思うくらい、
ほんの一部分しか欠けなかったけれど、月食はよかった。
満月に近い月にかかる、わずかな地球の影によって
自分の住んでいる地球は本当に丸いんだ、ということを
自分自身の目で確認できたし、
一生のテーマである「地球サイズの自己発見」を、
こんな形で実現し、自分にとって
申し分のない、2010年のスタートが切れた気がする。
また、月食観測を終え、冷えきった体を湯舟につけた時、
体の中から感じる、あの「じ〜ん」という感覚は、
私自身の細胞が、一所懸命「生きてる」ことを認識できた。
正月早々から、マクロの世界・ミクロの世界を実感し、
大所高所から眺めることの大切さと、
体の中から湧いてくる「生きている感覚」を大切にしたい。