空虚。
しずく。



 私に、殺される。

あの人のそばで、笑う。

私が創りだした、幻覚の彼女らは。

いつだって、勝ち誇ったように笑うんだ。


また、奪うのか。

やっと、見つけたと思ったのに。


感情が、昂ぶる。

殺してやる、殺してやる、殺してやる!


カッターを刻み付けるたび、

少しずつそれは薄らいでいく。

もう少し、もう少しだ。


「いーち、にー、さーん。」

さあ、カウントダウン。

「死ね、みんな死ね。殺してやる!」


笑顔と、残った腕の傷。

やっと、消え失せた。


よかった。

安堵感が、包む。


また、現れる。

また笑う。

また、消し去る。


涙も、流れない。

・・・死んじゃえ。

誰でもいい。

死んじゃえ。死んじゃえ。

2002年06月20日(木)
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