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■ 出逢い。Part9
君に恋してから、 僕は自分の醜い一面に気付かされる事になった。
何度も整理をつけようと思った。 何度も、自分にいい聞かせてみた。 だけど、その感情はどうしても消えてくれなかった。
"嫉妬"という名の、それは。
君は、異性同性を問わず人に想いを抱かせる。 解かっている。解かっているんだ。 君は僕のものじゃない。なんの関係もないんだ。 想いを告げたからといって、何かが変わったわけじゃない。 今でも僕の・・・永遠の片想いであることに変わりはない。 だけど・・・。
・・・恐いんだ。 君が、僕を見てくれなくなると思うと。 馬鹿みたいだろ?自分のものじゃないのに。 君は誰のものにもならないって知ってるのに。 君を、殺さないかぎり無理な事も解かってるのに。 "君を、所有したい。"なんて。
僕は、やっと気づいた。 僕が君を愛したのは、僕を愛して欲しかったから。 僕が君を欲したのは、僕を欲して欲しかったから。
恋愛なんて、自らの欲望を満たすための、感情に過ぎない。 と。
けれど、それを知ったからといって僕の想いは消えない。
苦しみは、増していくばかり。 なのに、君にそれをぶつける事も出来ない。
君を、嫌う事も出来ない。
お願い。 僕と同じ道を、誰にも辿らせないで・・・。 僕で最後に。 僕で、最後に・・・。
2002年03月26日(火)
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