空虚。
しずく。



 出逢い。Part6

いつもと同じ、夜。

君は、知らない。
僕がある一つの決意を固めている事を。

君は、知らない。
僕が君を、愛している事を。

吃驚するほど、落ち着いていた。
すぅ。と、一つ深呼吸をする。
きっと、これを言ってしまえば、
君も、そして僕も。
変わってしまう。

頭の中でどんなに整理をつけようとも。
一度発せられた言葉は、消える事がない。

それでも、もう耐えられないんだ。

わがままな僕を許して。
君を愛してしまった、僕を。


そして僕は、君にある、言葉を告げた。

"あなたが、好きです。"

と。

続。

2002年03月23日(土)
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