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■ まどろみ。
目が覚めてから起きるまでの間、 意識がはっきり覚醒しない時間は、 少しだけ、心地良いと思う。
肌に触れる布の感触とか、 ぼんやりとしか映らない天井とか、 ひどく不安定で、ふらついた自分だけど、 嫌な意味の不安定じゃなくて、 なんだか、あたたかいから。
何処に出かけるわけでもないけど、 お気に入りの黒のワンピースを着た。
パソコンをつけて、 音楽を流して、 お気に入りの曲を口ずさみながら、 キーボードに触れる。
いつもの事。 昨日と同じ、繰り返し。
どこかの誰かが言ってたっけ。
『退屈は人を殺せる。』
刺激の無い生活。 ぬるま湯につかったままの。
この家を出て、 あてのない旅でもしてみようか? 資金も何も無いけれど。 私の求める"何か"が掴めるかも知れない。
けれど、「死」は格段に近くなる。
足が向かうは確実に死ねる場所。 今度は未遂で終わらぬように。 もう、何も考えなくて良いように。 輪廻転生を信じるわけじゃないけれど、 もう、生まれ変わらなくてもいいように。
この場所に、サヨナラを告げて。
・・・、 これ程死を望んでおきながら、 死を避けるために自己を護る?
・・・結局私も、全てを捨てる勇気がないだけなんだろう。
"「死にたい?」それとも「死にたくない?」"
2002年02月05日(火)
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