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■ 殺人衝動。
今までにないくらい、激しい。 ただただ、抑えつけるのに必死だった。
殺したい。 殺したい。 誰でも良い。 誰か。 殺す。 殺せば? 殺さなきゃ。 死ねよ。 死ね。
これは、あの人への殺意じゃない。 ただ、他人を傷つけたいだけの、欲望。だ。
ただでさえ、私の周りには刃物がある。 その気になったら、カッターでだって人は殺せるんだから。
自分の本性を垣間見る。 今までにも何回かあった。 この衝動が起きた時、私の精神は分離してしまう。 止める私と、殺そうとする私と。 人格になる一歩手前なんだろうか? 今までは上手くバランスがとれていた。 時折崩れる事があっても、大した事はなかった。 だけど、今日は完全に食われていた。 殺人以外何も考えられなくなっていたから。
笑っていた。 いつもの顔のいつもの笑顔。
普段の私にも、殺人願望みたいなものはある。 だけど、今日の私と決定的に違うのは内に感じる、もの。
私は、きっと殺しても何も感じない。 夢と同じ、無表情。でも、何かを感じたい。 だから殺す。
けど、今の私は違う。 笑いながら、ただ、自分の欲望を満足させるため。 相手の恐怖の顔が見たいから。たった、それだけ。 「殺人は至高の快楽だよ?」 なんて、笑顔で口にする。
もうとっくに、狂ってるのかな。 自分の中にこんなズレがあるなんて。
・・・やっぱり、私は"誰か"を求めちゃいけない。
2002年01月25日(金)
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