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■ 分断・想像。
眠る前と後で、思考は切り替わっていた。 なのに、どうして何も変わらないまま目が醒める?
睡眠の、意味がない。 どうして排除出来ないんだ? 眠っても、眠らなくても。 何も変わらないなら、眠らなくてもいいじゃないか。 夢に捕らわれるぐらいなら、 このくだらない現実に身を置いていた方が、 幾分楽なんじゃないか?
目を閉じ、 脳裏によぎる、 森の中、 炎、 誰かの顔、 助けを求める? 笑って、 振り下ろす、 死ぬ。 たった、二文字。 あっけない。 今まで動いていたのに。 泣いていたのに、 叫んでいたのに、 もう、終わり? 嘘だろ。 こんなもんで、壊れるのか? もう一度。 動け。 つまらねぇよ。 動け。 動け!
飽きたよ。 この紅さも。 その叫び声も。 その顔も。 皆、同じだ。
笑えないのか?誰一人。
死の瞬間。
理不尽に奪われる自分の命。
それでも、笑える"人間"を見せてくれよ。
・・・。
(あの人なら・・・違う?)
「さぁ?殺してみなきゃ、解からない・・・。」
頭の中で行われる、想像殺人。 現実から気をそらす、一つの手段。
だけど、どうして誰を殺しても同じ反応なんだろう? つまらないよ・・・殺せば、満たされると思ったのに。
私が殺しているのか、 "彼女"が殺しているのか、
それも、解からないまま。
"狂うな。"
それだけが、今の私・・・。
"「狂ってるくせに、正気のフリ?」"
"そんな言葉は、聞き飽きた。"
"演じる事で成り立っていた私なら、"
"そろそろ、フリはやめてしまおう。"
"誰かを殺めたその時に、再び自分に戻れるなら。"
"殺してみるのも、悪くない。"
"だから、この台詞を吐いてもいいかな?"
"「私のために、死んでくれ。」"
2002年01月26日(土)
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