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2024年01月12日(金)
TOKYO No.1 SOUL SET『NEW YEAR’S PARTY〜新年会SET ’24〜』

TOKYO No.1 SOUL SET『NEW YEAR’S PARTY〜新年会SET ’24〜』@Shibuya CLUB QUATTRO


トシミくんはすごい思うところあるんだと思う、13年前のこともあるから。だから尚更きっといいことある、みんながんばろうねってストレートにいってくれたんだろうな。トシミもビッケも、何度も「これからも続きますんで」といってた。「3人生きていきますんで」、とも。

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オープニングDJ
山下直樹(ex.SLITS)
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アフターパーティーDJ
Kza(Force Of Nature)
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LIVE:
川辺ヒロシ
渡辺俊美
BIKKE
笹沼位吉(ベース)
三星章紘(パーカッション)
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仕事が終わらずギリギリ到着、フロアに入ったらもうステージに5人が立っていた。ほんっとギリだったな! 山下さんのDJちょっとしか30秒くらいしか聴けなかったよ〜キィー楽しみにしてたのに!

DJ〜LIVE〜DJの流れがフワ〜っと繋がる感じですごい今回クラブ仕様だった。それがとても心地よかった。フロアもなんかずっとザワザワしてたし。トシミやビッケがMCしてても聴いてないひと多いし(笑・まあそもそもふたりともが噛み合わない会話をしているんで。恒例ですね)、はなちゃんはMCに被せてめっちゃ運指チェックの音鳴らしてるし(笑・指つったらしいと後で聞いた)良々はうるさいし。そうだったー良々うるさいんだった、と久しぶりに思い出した。ここ数年声出せないとか役者は舞台公演中ライヴに行けないとかあっただろうからな……。禁止とか強制とかではないけど、舞台やってるときコロナやインフルエンザに感染しちゃったら公演が飛ぶから、そりゃライヴもクラブも行きづらいわ。とはいえそれは今も続いていることなので、お互い気をつけましょうね……それにしてもうるさかったな良々(再)。

みんな好きに聴くし好きに動く。酒買いにバーカウンターへ行くし、知り合いに会えばハイタッチしたりする。演奏中でもMC中でもそれは同じ。特に今回、新年会って雰囲気がすごく良くて、いい大人が皆揃ってニコニコしてた。アフパもジャンケン大会とかして、メンバーもその辺うろうろしてて、話しかけられたら答えるし、一緒に写真撮ったりする。見てるとファンでも友人でも区別なく接してる。というか誰が初対面で誰が知己かわからないくらいのアットホームな空間。

セットリストの組み方も巧かったと思う。序盤〜中盤のスイッチの入れ方、徐々にギアチェンジして、終盤の畳み掛けではフロアも揃ってステージに釘付け、という流れ。この日がライヴデビューだった新曲「サヨナラが咲き始めたから」、とても良かった。タイトルと歌詞は先に発表されていたので、「え、サヨナラなの……」なんて思っていたものだから(入場者プレゼントとかジャンケン大会の景品とか妙に気前がいいし……)、そのあと何度も「続くから!」と言われてホッとしたりなんだり。で、サヨナラ〜I don't know〜春はの流れがすごく良かったのね。どれも2010年代以降にリリースされた曲。フロアの反応も良くて。

年齢層は高めなんだけど、若い子もぼちぼちいるのが面白い。SNSやコミュニティFMといったメディアを適度に使っていることに加え、ここ数年は各地に足を運んでミニライヴやエキシビションを開催している。三人とも常に日本各地をライヴやDJで巡っているし、そのコネクションも強いのだろうと思う。あと沢山のフェスに顔を出しているものね。「3人生きていきますんで」には、ここにいるみんなも一緒に生きていくんだよ、というリスナーへの伴走もあるように感じる。優しいな。

トシミくんが年明けの能登半島地震に際してのチャリティライヴをする、という告知をしていた(その後ソロだけでなくソウルセットの参加も決定)。具体的なことはいわなかったけど、とても心を痛めているのだと思う。13年前の東日本大震災と福島第1原発事故で、トシミくんの実家は移住を余儀なくされた。それ以前でのライヴでも、故郷のことをよく話してくれていた。お父さんがイノシシ獲ってきてお母さんがつぶして近所に配るとか(笑)、自然がいっぱいでいいとこだとか。移住すればいいじゃんとかいわれている能登の現状にはいろいろ思うところあるんじゃないかな。

帰れない故郷、亡くなった友人たち。ソウルセットは生きていくというキーワードを持っている。それはリリックにも常に表れる。トシミくんはいつもエモーショナルに唄う。ビッケはクールで、時折突如エモーショナルなフロウを投げる。ヒロシくんはずっとクール。このトライアングルを、まだまだ観ていたいし聴いていきたい。彼らはそれに応えようとしてくれる。でもそれって、誰かのためにと無理しているのではなく、自分たちがそうしたいからなんだろう。そうでいてほしい。

とジーンとなりつつ、急にエモくなるビッケってシロさん(『きのう何食べた?』)のお父さんがカッ! となるときの感じと似ているなーとニヤニヤしていました。好き。これからも、みんな元気でまた会いましょう。

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setlist(こちらを参照させて頂きました。有難うございます!)

01. 黄昏'95
02. 状態のハイウェイ
03. JIVE MY REVOLVER
04. 風のVISTA
05. 否応なしに
06. Stand Up
07. 夜明け前
08. Hey Hey Spider
09. Oneday
10. Elephant Bump
11. Still
12. サヨナラが咲き始めたから
13. I don't know
14. 春は、今、、
15. Another Sun
16. ロマンティック伝説
17. Innocent Love
18. 隠せない明日を連れて
19. Let's get down
20. 知らない夢〜Bow&Arrow
21. Jr.
22. RisingSun
23. Sunday
encore
24. Key word〜Too Drink To Live
25. (トシミソロ)27,8

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この物販ちょうかわいかった! しかし一度ひろげると元に戻すのがすごく難しいらしいので恐ろしくてひろげられない(笑)。田口さんが告知に出てきてくれて、「家族総出でたたんでパッケージングしたんだけど、すごい時間かかって汗だくになった」といってましたよ……「という訳でたたむの難しいそうなんで、そのままにして飾る用と使う用、2枚買ってください」とビッケ(笑)

・双葉高創立100年/歩み固かれ目は遠く(5)ミュージシャン 渡辺俊美さん(56) 「新たな景色」音符で描く┃福島民報
昨年10月の記事。母校も休校になって今もそのまま。トシミくんは福島のことをずっと気にかけてる


ビッケすごいよく動くなーよく息切れしないなと思ってたんだけど、やっぱ疲れたそうです(笑)

・そういえばビッケ、以前「ハワイとか行きたいのに年末にライヴあると行けない!」っていってたよね。これからは旅行とか行けるんじゃない?(微笑)

・クアトロ久々だったんで、あー、ここでペットボトルを投げるチバくんを見たなあ(@ウィルコ・ジョンソン)としみじみした。チバくんも投げるんだよペットボトルをよ