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2017年04月09日(日)
『After Hours '17』その1

やーすっごく楽しかった! LOSTAGE五味兄の「オルタナだね〜、オルタナにもほどがあるね〜」、toe山㟢さんの「みなさん疲れたでしょう、バンドの圧がすごくて」というMCがフェスのカラーを如実に表していたと思います。オルタナティヴ、ポストロック、サブカルチャーといろいろ呼び名がつけられているけど、自分にとってはここが好みど真ん中。こういうフェスはあってほしいし根付いてほしい、続いてほしいな。

KAIKOOもそうだったけどインディベースのフェスで、これだけのアテンドは見事だったと思います。盛況、入場制限の発生、雨天といろいろたいへんな状況のなか、素晴らしい運営でした。おつかれさまでした、そして有難うございました!

えーといろいろ説明が長いですが、記録に残しておいた方がいいかなと思うのでそれ含め書いときます。どうにも忘れるんでな……。まずはこのフェスの説明から。

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・After Hours | Music Festival | Tokyo, Japan
渋谷O-GROUPの四店舗で開催された屋内フェス、といえばいいかな。
昨年は『SYNCHRONICITY』内のイヴェント扱いだったので、今回がフェスとして実質的なスタートになります。
英国発祥のオルタナフェス『ALL TOMORROW’S PARTIES』がモデル。ATPについてはドキュメンタリーフィルムが制作されており、DVDにもなっています。とてもよい内容なので気になる方は是非。

 

あーこうやって見ると、今回のAfter Hoursのフライヤーはこのドキュメンタリーのアートワークからインスパイアされたのかな。レイアウトとか色味とか、通じるところがありますね。

・〈After Hours〉開催記念!! MONO × envy × downy、主催3組による特別対談を掲載!! - OTOTOY
・MONO×envy×downy×toe×Borisが闘争『After Hours』を熱論 - インタビュー : CINRA.NET
主催バンドの座談会。読み応えあります。ATPの話もしてます。

この手のフェスはPOP GROUP『KAIKOO』がめちゃめちゃ充実していたのですが、2012年を最後に開催されなくなっていました。ほんといいフェスだったんだよねえ。

・同じくPOP GROUP制作の『neutralnation 2011』
・『KAIKOO POPWAVE FESTIVAL '12』

というわけでAfter Hours。リスナーとしてはまず会場が渋谷ということに惹かれ(フェスなのに重装備しなくていい! 合羽とか非常食とか用意しなくていい! 気軽に出かけられる!)、良心的なチケット価格に惹かれ(こんなに観られるのにこの値段?!)、ATPがモデルと知って胸が躍り(いや、あこがれでな……)、そして何より出演ラインナップに惹かれ(なんじゃこりゃー!!!)、当日を楽しみに待っていた。やがてタイムテーブルが発表になり(mouse on the keysもLITEもWEST? せ、狭いんじゃ……?)、ソールドアウトがアナウンスされ(うわ混みそう、入場規制ありそう)、そうして迎えた当日は雨(こりゃ余裕持って動かないと厳しいかも)……ワクワクとハラハラを抱えて出発。

前日のSYNCHRONICITYにも行っていたポンチさんと待ちあわせ。まずは腹ごしらえをしつつ会場の様子を訊く。受付でチケットとリストバンドを交換、そのあとは出入り自由なので、時間が空いたら近くのお店で休憩やお茶も出来るし(街なかフェス快適〜)、会場にはちいさな屋台も出ている。長丁場でも飲食はなんとかなりそう。入場規制もあるので、心配ならひとつ前のバンドがやってるときに入っておくのも手。さて、行きましょか。

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■downy(O-EAST)
最後の三曲。えーと、見てはいない。というか、見えなかった…入場制限がかかっていて、数人出たら数人入れる、という状態で二階席に通されたんだけど、そこがみっちみちでしてね……。じんねりとひとの背中を見て過ごしました。やー、曲も演奏もめっちゃかっこよかったので立ち去り難くてな! 機会を見つけてちゃんと聴きたい観たいです。

ずっとこんなんだったらどうしよう…と不安になったが、まわりのひとの話をなんとなく聞いていたら「一階の前は比較的余裕があった」「フロアにはスタッフがいて、こっちが空いてますよとか教えてくれる」とのこと。演奏が始まっちゃうと声を出しての案内は出来なくなるから、安全を考慮して慎重になりますよね。それならこっちが自主的に先を読んで動くのがベストだ、承知した!

転換中、EASTの物販や屋台をうろっと見る。何故かWESTでやるmotkのグッズがこっちで売っている。そしてLITEが見つからない。物販用の机に「toe様」「downy様」とか名前が貼ってある。コミケのスペース番号を思い出す(笑)。出演バンドがみんな物販を出せるスペースはあるのかな、出演時間と対応して交代したりするんだろうかなどと思う。物販だいじですからねえ。エフェクター試演ブースも盛況。考えてみれば今回のメンツ、エフェクター必携のバンドが多いし、お客にもプレイヤーが多いんだろうな。マグロ丼やアジフライを出す屋台に心踊る。EASTはロビーに余裕あっていいよねえ。

余裕を持って行っとこう、と移動。WEST前のスペースにも物販コーナーが出来ていました。あったあった「LITE様」、ライヴ会場限定のCD/DVDを買いたいんですよ。しかし売り子もおらず、品物も置いてありません。これもコミケっぽい…まだ製本が終わってないのかな……(笑)。あとでもう一度来てみよう。

■Wang Wen(O-WEST)
二階席から。全くの初見で、バンドについても知りませんでした。インスト、ユーフォニアム等の管楽器も。ギターを弓で弾いたり、ドライバーのようなもので叩いて音を出したりして幻想的な音像。MCが全部英語で、ここで初めて日本のバンドじゃないのか、と気づく。エイジアンと白人の編成だったのでわからなかった。あとになって中国のポストロックバンドだったと知る。

■mouse on the keys(O-WEST)
二階席でいいポジションを探す。上手側はしっこに全景を見渡せる場所があったのでそこで待機。清田さんと新留さんの手元もよく見える、嬉しい! セッティング〜リハがまるごと見られる、楽しい!
この時点でフロアはパンパンだったんだけど、「まだまだひときます、つめてください〜」とスタッフの方がいってる。や、やっぱWEST狭いよね……二階もすっかりパンパンです。はしっこだったのですぐとなりが関係者スペースだったんだけど、そこもパンパンです。皆がまだかまだかと待っている、期待感がフロアに充満してる。リハのラフ演奏に野太い歓声があがる。今日は久々に客もハードコアよりだね、川さんもちょー気合い入ってます。リハ終わりからひっこまず、そのままはじめました(笑)。「いぐぞーーー!!!」「い爐爐臭燹次次次次次!!!!」しょっぱなからデス声です。応えてフロアも大歓声。「Ouroboros」からの〜「Spectres De Mouse」で一気にもってった。
いつもそうとはいえ、む、むっちゃぶっ叩いてる……ど、ドラムセットが動いてる…だんだんずれてってる……曲終わりでビシッと音をとめるときなんて、シンバルに飛びかからんばかりの勢いで前のめりです。楽器ごとズターンて前に倒れるんじゃないかと思った。そして笑った。いやもうほんとすごいな、おもろいな。正にソリをひく犬のようであった、シーザー……。ポンチさんの「(今日のフェスは)大規模な犬ぞり大会だから」が言い得て妙すぎて大ウケ。そりゃはりきるよね。MCはいつにもまして支離滅裂でした。清田さんも新留さんも笑顔が見えた。精密さが必要な楽曲を、これだけ破壊的に演奏してみせる(そして破綻しない)ワザもすごいです。サポートはケンジーくん、「Reflexion」等音源だとtpが印象に残るホーンパートをすっかりsxのものにしてる。
motkと縁も深いRyo Iwamotoさんが動画撮ってたのでシェア。ケンジーくんのインプロからの〜、「Leviathan」!

破滅都市 #motk #mouseonthekeys

ryo iwamotoさん(@iwamotoryo)がシェアした投稿 -



や〜盛り上がった〜! 本日の目玉のひとつでございました。

そのまましばし居座る。WESTの二階、うまいことスペース確保出来たら快適でした。トイレも全然並ばないで入れるし…多分ここにトイレがあるって知ってるひとがそんなにいなかったんだと思う……。おやつ食べたりドリンク飲んだり、ちょっと遠足ぽくなってきた。合間に一度下におり、「LITE様」の物販スペースを見にいったらいましたいました、ドキュメンタリーでもおなじみマネジャーの山崎さん。このひとがあんなことやこんなことを……一方的に知ってるからなんだかニヤニヤしてしまった。

■LOSTAGE(O-WEST)
骨太ー! 格好いい! 噂はかねがね、でもちゃんと観たの初めて。こういうのもフェスの醍醐味ですね。真上に唾をとばし乍ら唄う五味兄、パンクで格好いい。トモロヲさんがこういうスタイルだったねーと思い出すとしよりです。それにしてもベース弾き乍ら唄えるひとってホント尊敬する。
五味兄のMCも面白かった、客とのやりとりが喧嘩腰で(笑)関西のおっちゃんや。「レコーディングがやっと終わって、もうすぐ新しいアルバムをリリース出来ます、今日はそのなかから新曲ばっかりやります。って事前にいってたのね。そしたらさっき物販で『昔のもやってください』って…そういうのに弱いんですよ。そりゃそうだよ、俺だって好きなバンドのライヴ行って知らない曲ばっかりだったらねえ。というわけで『手紙』を……」といったところでフロアからリクエストがとぶとぶ。「準備がいるんや、出来る曲と出来ない曲があるんや!」「次のライヴにこい!」とかいってました(笑)。

出演者がそのへんをウロウロしてる、物販スペースに行くとメンバーがいたりして直接交流出来る。五味兄は五味アイコンでもよく知られている絵描きでもあって、グッズ製作もDIY。FUGAZIに代表されるUSハードコアの精神が受け継がれてるよ。



このツイートに大きく頷く。