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2015年07月26日(日)
『FUJI ROCK FESTIVAL '15』2日目

土曜のとこにFFのこと書いちゃったので1日日付がずれてます。

天気がよくなり暑くなり、そしてシャトルバスが長蛇の列。あ〜例年って感じになった…すっかり出遅れ。

■上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト(GREEN STAGE)
グリーン入る寸前に「ありがとうー!」と終わった(泣)。

■KEMURI(WHITE STAGE)
通りすがりにちょっと観たくらいでしたがすごい盛り上がり、しばし足を止めて観入る。レピッシュからの流れで初期はよく聴いたけど、ホーンめちゃ巧くなってないですか。フミオくんはいつもいい顔してる。そしてホワイトやっぱ音がいい!

■ハンバート ハンバート(FIELD OF HEAVEN)
お昼なぞ食べつつのんびりと。「ミサワ〜ホ〜ム〜♪」が生で聴けた! 美しいハーモニー! 三回も「ミサワ〜ホ〜ム〜♪」と繰り返してくれた! おしゃべりもほんわりゆる〜く、楽しいひととき。なごんだ。

■twenty one pilots(WHITE STAGE)
こーれーはーすごかった! 今回のめっけもん。話題になっていることは知っていたが、やはり百聞は一見に如かずだなと実感した。ピアノヴォーカルとドラムのデュオ、単音連打でグイグイアゲる。若いスパークスみたいだな、これは惹かれる……と思いきや、いきなり「No Woman No Cry」をぶっこんできてレゲエのリズムにガラリと変える。バックグラウンドが見えないと言うか、若さ故の貪欲な雑食か? これは面白い!
ジェイミー・カラムしかり矢野顕子しかり、フェスにグランドピアノ持ち込んでくる連中にハズれないなー。しかもそのピアノによじのぼってジャンプ連発。楽器と演奏の様相にギャップがあるところもいい。そしてこの画像にも片鱗が見えますが、結構仕込みしてきてんですよこのひとら。曲ごとにマスク被ったりクラウドの上にフロアタム持ち込んで叩いたり。ふたりともグッドルッキング、仕草もいちいちサマになる。ドラムの子の紅を差したアイメイクもかわいい。
終始踊って唄って走りまわっていたヴォーカルの子がステージ袖に走って行ったかと思うと、日本語出来るらしいスタッフに何か言っている。そして「合図を出したら肩車(実際はもっと直接的な…後ろのひとを担いで肩に乗せちゃって! みたいなニュアンスだった)しちゃって!」と通訳させる。この流れでそんなこと言われたらそりゃ元気なひとらはやっちゃうよね〜肩車するなって決まりないしさ〜(笑)と言う訳でエラいことになっていたようです。ここらへんトイレに並び乍ら(…)観てて、丁度ここで順番が来ちゃったんだよ…ハイライトを見逃したようで無念であった。
ヴォーカルくんはずっとハイテンションで、しまいにはステージを走り出て機材車の上によじ登り観客を眺めてドヤ顔。そりゃこんだけ満杯の客が盛り上がれば得意満面にもなろうよ。曲終了後いそいそハシゴを降りていく様子に爆笑。
帰宅後慌ててプロフィールを調べる。コロンバスの子たちであった。あ〜これは今後チェックする!

■星野源(GREEN STAGE)
このときは結構過ごしやすい曇りになっていて、とても気持ちよく聴けました。「青空が見える!」と星野くん。ステージから見える森の向こうは晴れていたようです。
SAKEROCKではROOKIE A GO-GOからのスタート、ソロは苗場食堂からでした。10年以上お世話になってる。遂にグリーンステージです! と感慨深げ。その間にいろいろありましたしね。元気でまたここに来れて本当によかった。名残惜しくも30分程で移動。

■岡村靖幸(RED MARQUEE)
入場時は椅子だらけで、後ろは空き気味だったんです。ところが終わってみれば歩けども歩けどもひとだらけで外に出られないってくらい満杯! 盛り上がりとしては2007年のOCS一昨年のHURTSくらいの凄まじさでした。
うっかり中途半端な前に行ってしまったことを後悔した…始まった途端に押され流され、視界が殆どなくなってしまったヨー。レッドはステージ低いし、グリーンのように傾斜もないから見晴らしが悪いのだ。岡村ちゃんの姿が見えたのは全部で2〜3分か…しかしあの場にいられたって幸福感はかなりのもの。最初っから最後迄フルでシンガロング、曲間も「待ってたよ!」「岡村ちゃん!」「靖幸ーーー!!!」とずーーーーーっと声が飛んでる。待望、本当に待望だったんだな。このひともいろいろありましたからね…私も観たのはいつ以来だろう、十年は経ってるよなー。十数年の間に岡村ちゃんの気持ちをを代弁する影の声を担当するスタッフさんと言う方が出来たんですね。ファンには周知のようで歓迎されてました。確かにこれはいい(笑)。
それにしても声もダンスのキレも(ちょっとだけ見えた)変わらないな…いやむしろ若返っているのではないか。ヘルシーになったのはいいことです! 今年五十歳なんだよね、すごいな…とここでふと思い出す。岡村ちゃんと吉川先生と尾崎豊は歳も一緒でデビューも近かったのでよく一緒に遊んだって話がこの世代として刷り込みであるんですが……てことは吉川先生も五十か! 前日観たアスリートのような姿を思い出してヒェーッとなる。そして尾崎は生きてたらどんなだったかな、とちょっとせつなくなった。
といろんなことが頭を巡り…巡ってる割にはずっと唄い(この歌詞が染み付いてるってとこも若いときに聴いた刷り込み効果だな)、笑ったり泣いたり忙しかった。「だいすき」で大団円、感極まって崩折れるお兄さんや嬌声をあげるお姉さん。終わったあとの高揚感は、夜通し遊んでクラブを出るときのような寂しさも。
いやー次はグリーンでお願いしますよマジで。
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セットリスト
01. 岡村とTシャツとワイシャツ(新時代思想)
02. どぉなっちゃってんだよ
03. カルアミルク
04. 愛はおしゃれじゃない
05. ビバナミダ
06. アチチチ
07. Vegetable
08. 聖書
09. いじわる
10. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
11. だいすき
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■deadmau5(GREEN STAGE)
半ば呆然としたままグリーンへ。『グロースターの仕たて屋』とか好きなので(ねずみがこまごまがんばる話に弱い)デッドマウスが懸命に働いているのを見て涙ぐんだ。堅実さを感じたなー。硬派でもある、格好いい! かなりバキバキなんだがミニマルぽさもあった。終わったあと近くにいた男性ふたりが「ストイックだったな」「『がんばる!』って感じだったな、ヘンに力んで盛り上げようとしてなくて俺は好き」と言ってて、無言で頷いたわー。フェスには地味だったと言うひともいるかもしれないが私は好きだったぞ。
最後は被りものをとって卓にそっと起きました。ねずみがジョエルに戻った!「さよならの向こう側」を唄い終え白いマイクを置く山口百恵のよう!(わかる世代が限られるたとえ)あ、あいらしい……。
そうそう、何がすごかったって、このねずみ頭手づくりして被ってたひと(こんな感じ。私が観たのとは別のねずみだが…別がいたってことは、複数いたってことよね……)がいたことよな…しかもすごくよく出来てる。雨降らなくてよかったね。

■MUSE(GREEN STAGE)
数曲聴いた。音、太っ!

■栗コーダー&ビューティフルハミングバード(苗場食堂)
ビューティフルハミングバードの小池光子さんがグリーンMUSEの轟音に合わせて踊ったり「負けないぞっ」と言ったり、和んだ。まあ場所柄仕方ないので、ここは毒付くより笑いに持ってく方が楽しめますな。関島さんもお元気そうで何より。

てな感じでのんびり終了〜。おつかれさまでした!