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2015年07月24日(金)
『FUJI ROCK FESTIVAL '15』1日目 その1

二年振り、今年は金土参加。いやーこんなに快適だったの初めてですわ、特に金曜日。天気は終日曇り、雨もちょっとだけでそれも合羽着ないで済む程度、そして何よりこれ、涼しい! 夏を憎む程暑いの苦手な人間にはひっじょーに喜ばしい。あまりにも快適だったのであまりにものんびりした。なんか延々食べてた気がする…暑くないからよく動くし、お腹も空くんですよね。例年は暑過ぎてアイスよりもかき氷に行ってしまうんだけど、今年はアイスクリームも食べられた。

恒例高崎観音を横目に越後湯沢到着、シャトルバスにもすんなり乗れました。

■ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA(GREEN STAGE)
終盤だったけど間に合った、池畑潤二とその仲間たちの苗場限定バンド。ゲストが泉谷しげる、仲井戸“CHABO”麗市、吉川晃司、トータス松本と言う……いーやー吉川晃司先生を苗場で観られましたよ。お、お素敵…なんでも「BE MY BABY」唄ったそうで、それに間に合わなかったのは無念でございます。キヨシローリスペクトの「サマータイムブルース」を唄う吉川先生、トータス、泉谷と言う貴重なものを観られた。腕立て伏せ合戦をする泉谷と吉川先生と言う貴重なものも観られた。ルースターズな面々は承知していたが、タブゾンビや丈青もいたのねー。そしてクリス・ペプラーがステージ上にずっといたのでなんでだ? と思っていたらMC担当だったようです。あんなハイテンションなペプラーさん初めて見た。
そうそうヤマジ観られて嬉しかったわ! スーツだったわ! 最後皆でおじぎするときコーラスのお姉さんと手を繋いでる様子がかわいかったわ!

快適なので飲み喰いしつつうろうろうろうろする。最奥に着きましたー。今年はオレンジコートがなくて寂しい。年によってはオレンジとFOHに入り浸りとかあったもんなあ。跡地? にはオレンジの奥にあったSTONED CIRCLEやCafé de Parisがずれてきてたかな。ボウリング場とか出来てて、ここにいつくひとたち用のレジャーが増えてた(笑)。

■BIG WILLIE'S BURLESQUE 'WILLIE GOES REGGAE'(Café de Paris)
ラテン de バーレスク。佳境でストリップダンサーらしきお姉さんが出てきて盛り上がっていたがすごいひとでテントの奥が見えません。野太い歓声があがっております。脱いでくとこはちらちら見えたがブラとったか迄は見えませんでした。続いてポールダンスショウが始まりテントに殺到するひとが増える(笑)。

うろうろうろうろしつつOASIS迄降り、携帯充電コーナーに。携帯不携帯の私は日陰休憩です。するとtwitterをチェックしたポンチさんが「今からブンブンがInter FMに出るって!」と言う。えっInter FMのブースどこ?! と飛び出たら隣であった(笑)かなり近くで観覧出来ました。それにしても、いつものことだがメンバーの受け応えがあまりにもあんまりである。「フジには9回出てるそうですね!」と問われても「さっき川島くんとも数えたんだけど〜、どっちも数が合わなかったんですよね〜〜」とか「今日は何観ます?」「これから出番だから観られないし〜〜」とか、ヒドい(笑)DJの方から「このMC殺し!」と言われていました……最終的には川島「僕はカンジくんと奥田民生さんを観ます」、中野「じゃあ僕はフーファイを観ます」yoko「じゃあ私は中野さんとフーファイを観ます」とのこと。「じゃあ」かよ…かなり近くでユルいトークを聴けてラッキーでした。

再びうろうろ、さてブンブンです。

■BOOM BOOM SATELLITES(WHITE STAGE)
新譜からの曲を中心に歌をしっかり聴かせる序盤、おおうこれはフェス仕様では新展開。夕暮れ迫るホワイトに川島さんの声が綺麗に伸びていきます。とても気持ちよい。それにしても低音が!!! エグい!!! えげつない程にエグい!!!!! 服から肌からビリッビリです。見事なのは、そんだけエグい爆音なのに音が割れず、パート毎の音がしっかり聴こえたところ。そして耳が痛くならない。最近あんまり爆音だと耳が痛くなったり耳鳴りが治らなくなったりするので、低音バリバリになったときあーどうしよ耳栓しよっかなー(持ってきてた)と思ったんですが、結局しなくて全然大丈夫だった。終わってからも問題なし。この辺り、ブンブンのライヴPAを長く手がけている佐々木さんの腕がかなり大きいように思います(参考:「ホワイトステージ、脅威の音像の謎に迫る!」〜サウンドエンジニア・佐々木幸生さん サウンドエフェクト・中村宗一郎さん | fujirockers.org)。そこからくる信頼感もあるのでしょう、川島さんも音圧に負けじと力んで唄ったりはしない。それでもしっかりと歌が届く。
そういえばこの日最初にグリーンの音聴いたときも「出音でけー!」と思ったし、この空間でしか聴けない音ってのはあるよなあと思った。フジの音は格別。中野くんはいつものことだがバックトラックの仕込みもかなり変えてきており、構成もかなり緻密。その繊細な音がまた爆音で聴けるっていう…ホント音いいな。
それにしても中野くん…フェスならではのいつものあれだが……「俺の、俺の、俺の、愛、う〜け〜と〜れ〜〜〜〜卍卍卍」なオラオラッぷりが素晴らしかったです。またカメラがいいアングルで撮ってくれてまして、あおりでドカーン! ズダーン! と段差を飛び降りる中野くんのショットがスクリーンに映し出されたときには思わず「おおうかっこいい!」と言いつつ大笑いした。ビョンビョン跳んでる中野くんのショットのあとにちょー真顔の川島さんを映したりと、笑いどころも沢山提供してくれたカメラさん有難う…おそろの衣装も素敵でしたよ、こういうのでハーフパンツってとこに味があった。
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セットリスト
01. A HUNDRED SUNS
02. ONLY BLOOD
03. MORNING AFTER
04. BLIND BIRD
05. EMBRACE
06. NINE
07. FOGBOUND
08. STAIN
09. STAY
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・BOOM BOOM SATELLITES | FUJIROCK EXPRESS
・BOOM BOOM SATELLITES@新潟県湯沢町苗場スキー場 | ROCKの総合情報サイトVif
詳しいレポートはこちらをどうぞ。写真もいいショット満載です。

■MÖTORHEAD(GREEN STAGE)
ブンブン終了後急いでグリーンへ。40周年おめでとうございますですよ極悪レミーですよ!!! またもや音が! デカい!!!!! そんで音がいい!!!!! なんか今年のフジは音の良さを実感することが多かったよ……。もうすごい轟音に音圧、これでトリオかよと腰が抜ける音の太さ。レミーはもうおじいちゃんだし、病気もしてるしよぼよぼでだいぶ痩せたし、声もちょっと弱ってるのね。なのにしっかり歌が届くの。音はちょーハードコアで、ドラムはメタルマナーでハイテクかつパワフル、歌はもはやブルーズ。そして重い。重いのにドラムがもたらない。ミッキーのドラムソロがも〜すんばらしかった。スティックも何十本(比喩ではなく)と飛ばしていた。
最後金髪の少年が出てきてメンバーにかわいがられていた。「レミーの子? 孫?」と周囲で話題になる(笑)確かにどっちもいけますな。実際にはミッキーの息子さんだったようで、言われてみれば似ていた。極悪な音とは裏腹に観客の愛をヒシヒシ感じる微笑ましいエンディング。
それにしてもなー、フーファイのデイヴ飛び入りしたかったろうなあ。流れとしても理想的だったじゃないの。怪我さえしてなければね……。
そういえばこの日いちばん見たバンドTシャツはモタへでしたよ。いっかついちょーバイカーな感じの全身スミ入れたような気合い入りまくりのマッチョからちょーかわいい女の子迄幅広い。私もライヴ後Tシャツほしくなった…ファッションからして生き様が滲み出るレミー、カリスマアイコン!

■MANNISH BOYS(RED MARQUEE)
ちょっとだけ観ました。斉藤さんも達也さんも楽しそう。完全デュオだと思っていたらサポートがいた、堀江さんだったらしいが見えなかった。
そう、レッドってステージ高くないしひとがいっぱい入ると見えなくなるんだよね…明日の岡村ちゃんが不安になる(そしてその予感は的中する)。
フーファイのため場を離れたとき、シナロケのカヴァー「You May Dream」が聴こえてきた。斉藤さんの声はエモーショナルだった。

さてトリのフーファイに関しては長くなるんでとりあえずここでいったんアップ。