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2014年07月10日(木)
『攻殻機動隊 ARISE border:3「Ghost Tears」』

『攻殻機動隊 ARISE border:3「Ghost Tears」』@新宿バルト9 シアター5

なんか絵の質感が違う? と思ったらCG少なめと言うことでした。ちょっとなつかしい感じも。しかしそれとは別に、草薙の顔がなんか〜その〜。プロポーションも〜その〜。せっかく色っぽいシーンがあるのに! 素敵なドレスを着るシーンもあるのに! つーかそのときのメイクとかもセンス悪…いや待てよ? 単に草薙がパーティ+化粧慣れしてないからかも知れないって設定を考慮に入れておく必要があるのか? しかし…しかし……! そもそも頻繁に義体乗り換えをしてきた草薙が何故その顔、身体を選んだんじゃよーてとこ迄気になってしまうがな。

同じシリーズでも監督、作画監督によって変わるものだなあ。しかし草薙の脚を見せたい、描きたいと言う監督のフェティシズムが活きてたかと言うと…うう〜む。ストーリーと作画に乖離があったように思いました。このストーリーなら尚更1、2の画で観たかった…です……。大変なのは判るけどせめて作画はシリーズ統一してほしいですよよよ。1のとき、観たい画で観られた! と思っただけにしょんぼりも大きい。

今回は草薙のラブロマンスと言う要素が前面に出ており、彼女の甘さや青さが印象的でもあった。ああ、こんな時期もあったんだなあと思えてせつなくなったりもする反面、イライラもした(笑)。だってさートグサ(キター!)へのあの態度! あんなこと言う子だと思わなかったわーッキーッ!!! ラストシーンに代表される、草薙とトグサの対照的な面が押し出してあったところは面白かったな…て言うかそりゃそうか、あの部隊に義体化してない人物をスカウトするきっかけになるストーリーなんだもの。今の六人で完璧と言っていた草薙があらゆる人材を集めるべきだと助言され、トグサと言う生身の人間が持つ能力を認める。欲を言えばそこをもっと突っ込んで展開してほしかったが、そうなると制作側のプランと違うものをこっちが求めてたってことになるのかしら…今回草薙ラブ☆だから。こういうストーリーに、水と兵器ビジネスのラインを絡ませてくるところが面白い。ダム好きとしてはもっとダムのシーンが観たかったわー。

そんな訳で草薙とホセのいちゃいちゃは半笑いで観ましたが、まああれだ、ホセの顔がええなんで!? てくらいないかにもイケメンで、こういう顔あんたたち好きでしょ? て作り手側の意図が透けて見える感じがしたのにもイラッとしたわ(笑)パンフ読んだらホセの顔のモデルはイルハン(・マンスズ)ですと書かれててウケたけど。確かに似てたわ! イルハンのことは嫌いじゃないよ! でもなんでイルハン…このプランいつから動いてたんだろう……や、サッカーではなくフィギュアを観てモデルにしたのかも知れないが。

2のアフレコ後亡くなったイシカワ役の檀臣幸さんに替わり、咲野俊介さん。それとは別に声優が交替していた役もあった。なんでだろう。主題歌はコーネリアス+ショーン レノン(ナカグロじゃなくて半角スペース空きでクレジットなのは拘りがあるのかな)でした。おお、この人脈で来たか。

いよいよ揃った七人。次回で終わるこのシリーズ、どんな展開になるのか楽しみです。