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2013年12月04日(水)
AKRON/FAMILY Japan Tour 2013

AKRON/FAMILY Japan Tour 2013@UNIT

初来日以来のAKRON/FAMILYです。過去二回の呼び屋さんcontraredeが動かなくなっており(…)どうなるのかなーと思っていたところ、今回はele-king招聘でした。しかしこのバンド紹介のテキストとか、コントラの小林さんが書いた気がしてならない(笑)文体が独特ですからねえ。当日物販にもいらしてましたし、お元気でしたら何よりです。再始動したらまた面白いバンド沢山呼んでくださいね。

と言う訳で不失者(灰野敬二)との対バンも話題となった2011年の来日公演は観られなかったのですが、このときってどうだったんだろう?今回客がおとなしくておとなしくて。お客をステージにあげてのハチャメチャカオスっぷりが印象に強く残っていたので「何があった……」と困惑したよ。バンド側も戸惑っていたような気が…始める前マイルスがフロアにいろいろ声掛けたんだけど、反応がうっすいの。対バンボリスのお客が多かったのかしら……。その上序盤、かなり音がしょぼくてですね。しょっぱなマイルスがピンマイク持って何度もシャウトしてたのに全く聴こえない。ええー大丈夫か?と思ったのですが……ここからがバンドの本領発揮でしたよ!

今回はサポートのM. Geddes Gengrasを加えた四人編成。もともと四人編成で『SET 'EM WILD, SET 'EM FREE』から三人になったんですよね(初来日のときはもう三人だった)。で、最新作『SUB VERSES』は「これのライヴ、三人で出来るんか…」と思わせられるナンバーが多かったのでなんとなく納得。初来で観たときよりは楽器のとっかえひっかえが少なく、その分骨太になったように思いました。マイルスがベースを弾くことが多かったんだけど、低音が強烈!そっから展開するジャムが強烈!生み出されるグルーヴが半端なく、サイケっぷり満開。ベースから倍音出てるのかこっちの耳がおかしくなってるのか判断つかなくなった(笑)。その上にあのチャイムのようなギターがのっかり、美しいコーラスがのってくるのだからたまりません。

ヒッピーぽいお客さんがもちらほら。それもあって、以前から言われてることですがグレイトフルデッドを強く意識したなー。しかしこの日はパーティっぽさは稀薄、よりシリアスになった感じでした。結構ノイズ寄りでもあったし。これはフロアの様子を見てシフトチェンジしたのか、今のバンドの状態がこうなのか、ちょっと判断つかなかった。でもなあ、手拍子やコーラスを促してもノってくる客がとにかく少なかったのね。勿体ない、勿体ないよ!こういうのってフロアとのやりとりも大きいと思うのですよ……。ライヴの内容自体は素晴らしかっただけにもったいないー。追加公演は盛り上がるといいな…てかもっと早くアナウンスされてれば追加も行けたのに!(泣)なんかtwitter検索してみたら今回の来日を知らなかったひとが結構いた様子…師走の慌ただしい時期だったからと言うのもあるのかな…追加に間に合うひとは是非行くといいよ!盛り上がるといいよね、て言うか盛り上げな!こういうのは客も踊らな損ですよ!

メンバー皆マルチプレイヤーだし、皆ヴォーカルとるし(Drsのダナがまたいい声なの)祝祭感溢れるライヴをするバンドって印象なので、野外で爆音で聴きたいなと観る度思います。この日のモードには密室感がある方が合ってたかも知れないが…うーん、どうなんだろう。やっぱり複数公演観たかったなあ。

フジで観られたら最高だよなー。smashに持ってかれるのはちょっと悔しいとかそんな心の狭さは捨てたい!勿論これ迄呼んでくれたコントラリードにはすごく感謝してます。で、コントラが動かなくなった今(…)呼んでくれたエレキングにもすっごい感謝してます!メンバーの皆さんも変わらず日本を好きでいてくれるといい…からあげも好きなだけ食べればいい……。そしてまた日本に来てください!

(セットリストは今探してる)