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2011年12月25日(日)
『ア・ラ・カルト 2 〜役者と音楽家のいるレストラン〜』

『ア・ラ・カルト 2 〜役者と音楽家のいるレストラン〜』@青山円形劇場

「23回全部来てる方いらっしゃいます?」との問いにちらほら手が挙がる。デザートパートのストーリーではっとしたけど、思えば高泉さん、宮城出身だった。篠井さんはショウタイムで「厄落としよ〜(笑)。今年はつらい思い、悲しい思いをした方が沢山いると思います。でもね、生きてる間は楽しくいきましょう」と言い、「Life is a Cabaret!」を唄った。篠井さんの言葉、7月にハラカミくんが亡くなった直後のライヴで菊地さんが言ったことを思い出してうえーんとなった。そうだよ、そうだよね。

リニューアル2年目の『ア・ラ・カルト』は軌道に乗ってきた感じ。中山さんのギャルソン姿も板についてきた。この日のゲスト篠井さんとは共演もした仲と言うこともあるのか、ズカズカ相手のフィールドに入ってきてる様子がかなり面白かったわー。アドリブで進めるパートのところとか、「ヤな感じの店員…」とか言われてた(笑)。中山さんてこういう無意識ドSな部分が出るようになると俄然光るよねー(笑)。

「昔アンケートに『高泉さんの女装がよかったです』って書かれたの!(爆笑)」と高泉さん。篠井さんとは怪女優と言うジャンル(笑)で雑誌に載ったりしたわね、と言うところから、ジェンダーフリーダムでいることについて、それは舞台でないと出来ないと言うこと、そして以前は山田のぼるに代表されるコドモの方がちゃっちゃと出来たが、今はマダムジュジュの方が簡単と言うか楽に出来る、と言う話がとても面白かった。続けていると気付くこともあり、続けていくことで新たな発見もあるのだ。

父子はいなくなり、老夫婦も行方をくらました。タカハシは独身になり、ノリコさんはもういないのだなと思うと胸が痛むけど、それもまた人生。新たな愛着がわいているレストランにまたいろんなひとたちが集う。来年も、これからも楽しみにしています。

あーあとこないだも書いたけど今年はPTAのライヴ1回しか行けなかったので、林さんのピアノを堪能出来て嬉しかったです。アンコールではクリスがサンタ衣裳で出て来て(当然似合うことこのうえない)「HoHoHo!!! Merry Christmas!!!!!」とすんごいテンションで他のメンバーが吹き出していた。あ、アメリカ人……(笑)。

今年はこれで観劇おさめ。よいおとしを。