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2009年08月20日(木)
『ONE SONG BURNING!』

■書いてるのは金曜日
インフル疑いで職場から帰されましてん。で、病院行ったら発熱後24〜48時間経たないとハッキリした検査結果が出ないってことでまた明日行かねばならぬ…(今日の検査では一応シロ)てか今日『ドリアン・グレイの肖像』初日なのに!うわーん!(泣)
と、元気そうですが39度とか熱あります。結構熱には強い…そして去年インフルになった時はこんなふうには起きてられなかったので違うとは思うんだが…あのーここ一週間結構出歩いてたんで、会ったひと用心してくだされ……

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『ONE SONG BURNING!』@Shibuya TOWER RECORDS STAGE ONE

イースタンユースの新譜『歩幅と太陽』発売記念イヴェント。観客参加で、一時間で一曲作ってレコーディングしちゃおう!と言うものです。事前のお知らせで、可能なら楽器持参してね、勿論コーラスで参加もOK!そして「この夏の思い出」から連想する七文字くらいの言葉を考えてきてね、とお題が出ていました。前日行けるのが決まったので楽器が用意出来ず、会場へ向かう電車の中で必死で七文字を考える。会場に着くとメモ用紙を渡され、言葉を書いて箱に入れるようになっていた。こっから選んで歌詞を作る訳ですな。

ステージ上にはホワイトボード、吉野さんがいろいろ落書きしています(笑)ごあいさつとか今回の主旨とか。絵も描いてあった。で、メンバーの皆さん出て来まして、流石に一時間で0から曲を完成させるのは無理なので(吉野製作所でやってるカセットシリーズも一曲一日かかるそう)骨格を作ってきました。それに皆さんが持って来た楽器と、歌詞をのせてレコーディングします、とのこと。

で、まず楽器持ってきたひとーと挙手させて、音階が出るものと打楽器系を左右で分ける。音階が出るものはリコーダーとかオカリナとかハーモニカとかカズーとか、ウクレレもありました。打楽器系はカスタネットとかお菓子の缶とか(笑)あとあれ、水戸黄門のテーマでカーッて言うやつ。なんでそんなもの個人で持ってんだ(笑)アフリカの楽器みたいなのもあった。友人がオカリナとリコーダーだったのですが(ちゃんと練習してきてた。えらい)やはりいちばん多いのがリコーダー。学校で使うもんね…私も実家にだったらあったよう。吉野さん曰く「笛ばっかりだな!」(笑)

と言う訳で、骨格となる曲を一度通しで演奏した後コードの説明。ギターが変則チューニングで、開放弦でドとファの音が出るようにしてるんで、ドからファの間だったらどう動いても違和感ないから好きにやってってことで、しばし骨格のプレイバックを聴き乍ら練習。笛チームはアルトリコーダーを持って来ていたひげのおにいさんがすごいやる気で、パートまとめみたいになってた(笑)初対面同士が協力しあう場の美しさよ…楽しいー。

その間歌詞選択。箱からくじびき形式で紙を取り出し構成して行きます。吉野さんが読み上げてニノさんがホワイトボードに書いて行く。ニノさん達筆。没もあり、手直しもあり。これが結構いい感じになりましてね…すごーい。最初はオモロフレーズも飛び出しゲラゲラ笑って和やかに進んでたんですが、段々真剣に。吉野さんがてにをはを整理して(すごい拘ってた)AメロBメロサビに割り振っていく。サビの部分のメロディを決めて、ここは皆でコーラスすることになりました。で、一発録り。

プレイバックを聴き乍ら吉野さん「笛、うるせえな!」(爆笑)確かにすげえ入ってた、笛(笑)しっかりマイクで拾ってるんですな…。「なるべく一発録りで仕上げたい、ダビングはしたくないんだけど、ものたりないところとかある?」と話を振ると「カーッてのがあまり聴こえなかった」との声。そうそう、ここでドラムに合わせてカーッ入れようぜ〜とか言ってたんだ。ここからニノさん主導でウワモノ録音。パーカッションものを2〜3種単独録りしました。親子連れで面白い楽器を持ってきているひとがいて(なんだろうあれ…面白い音がしてたー)その音を録る時ニノさんこどもにニコニコしてていいお父さんみたいだった(笑)最終的には一時間半程でおひらき、おつかれさまでしたー!

そうそう、水上バスって詩的なフレーズがあって、これ書いたの誰?って挙手させたらリーマンぽいおにいさんでした。吉野さんが「これ事前にこんな言葉が出てるよって聞いてたの、で、あーいーなーって思って。でも故意にはひきだせないからね、くじびきだから。で、いいとこで出てくれないかなーって思い乍らひいたら、出たの!」って嬉しそうだった。おにいさんも採用されて嬉しそうだったよー。

皆さんフェス続きだったせいか結構灼けてました。ニノさんは白いままだったが。タモさんはいつものことだが一言も発しなかった…表情も変わらなかった……一箇所だけウワモノ録ってる時に吉野さんが「他に録りたいものある?屁とか。すごく感動的な屁がこけるひとは録るよ、サンプリングしてスネアと合わせてブッブッブーとか使うよ」って言った時に笑ってたけど(笑)

それにしても、片鱗とは言えバンドでの曲作りってこうなんだーってのが垣間見られてすごい面白かったー。楽しかったけど緊張感があったし、観てるだけなのにかなり集中力使ったし。終わったらドッと疲れたもの…てかこれで知恵熱出たんじゃないのかと言う(笑)歌詞が決まる前の仮歌ってこんなふうなんだーとか、メロディが固まっていく経過も聴けたし。サビの部分とか、「メロディがかたまらないとコーラス出来ないからねえ」と言いつついろいろ唄い回しを変えていて、結局固まらなかったんだけど(笑)

どんなふうに仕上がってるかなー、楽しみです。出来上がったら裸足の音楽社で公開されるそうです。
(追記:現在はここからMP3がダウンロード出来ます。
・新曲「このまま秋へ」MP3プレゼント!|VAP