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2008年12月12日(金)
『ラヴ☆ショウワ歌謡〜シャボン玉フライデー〜』とか

■今出てるBest Stage(2009年1月号)
岩松了ロングインタヴューがすげい面白い。インタヴュアーは岩城京子さん。
時々こういうのが載るからこの手の雑誌を素通りは出来ないなー……。
「チェーホフは肉体的、シェイクスピアは精神的」って話は目からウロコでした

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『ラヴ☆ショウワ歌謡〜シャボン玉フライデー〜』@Shibuya O-Nest

アッキー@面影ラッキーホールがソロで出るよとポンチさんにお誘い頂き行ってきました。イベントの主旨を全く知らず予備知識も入れず、山田広野さん久々に見るわー何するのん、と行ったら…すげー面白いでやんの……あ、有難うポンチさん!!そしてようやっとタイトルの意味が腑に落ちた(遅)。要は昭和の名曲の数々を出演者がもうそれは楽しげに唄い上げてくれる訳ですよ!たまらん!

遅刻してトップバッターのKOTARO AND THE BIZARRE MENは1曲しか聴けず。全く知らなかったのですが、古市コータローさんと加藤ひさしさん@THE COLLECTORSのバンドだったんですね。

と言う訳で続いての日比谷カタンさんから観る、初見。こーれーがーすごく面白かった。ジプシーギターで昭和歌謡(+ちょっと平成)を唄いまくる!しょっぱなが「恋とマシンガン」ですがな、ぎゃー(白目)あれがよ、ジプシーギターでよ、それがまたすごーい格好よくてよ、しかも歌が上手いうえ物真似も上手い(笑)「私鉄沿線」とかもー。どうしろともー。続いての次郎くんがドンピシャ同世代(つうか同学年ですな)で選曲がもうあああそれそれ!と言うものだったんだけど、日比谷さんはおいくつですのん…でも意外と私より若い気がする…ちょっと世代遅れちゃったひとがどっぷり前の世代に浸かっちゃった印象がありましたが。筒美京平さんとかすごい好きそうだったよー。そしてMCがまた面白過ぎた。あの客にいろいろ投げといて返球にいちいち冷や水かける感じ、アッキーと通じるものがあった(笑)腹がよじれた。

ソワレくんを初めて観た時の衝撃を思い出した…ら、一緒にイヴェントとか出てたりするんですね。なんか同じ国の住人って感じがひしひしとした……(笑)

次は川上次郎くん。あー今見るとなんか、サム・リーに似てるね、顔が……。「ふたりの夏物語」とか「悲しみにさよなら」とか「涙のリクエスト」ってな選曲だったんですが、歌詞がするする出てきて愕然とする。この3つのバンドってそんなに入れこんで聴いた憶えはないのに、そして歌番組もそんなに熱心に観ていなかったのに…なんでだ!それ程日常生活で無意識に耳にしていたってことですかね…。あと皆曲がキャッチーなんだろうか、一聴で憶えちゃう。今の若い子ってそういう共通言語みたいな曲ってあるのかしらんと思わず老婆心など起こす。それにしても本人の言うとおり、「涙のリクエスト」はハマり過ぎていた(笑)衣裳もストライクだった。

その後フロアに座って、山田監督の活弁を2本観る。ネストのフロアに座ったのってヒゲの未亡人以来です(笑)もうまったりし過ぎた…活弁はMacトラブルで映像がしばらく出ないわ復旧後も活弁以外の音声がガッタガタだわでちょっと可哀相だった。広野さん主宰なのにねえ。

で、意外にもアッキーがトリ。大阪歌謡を選びましたよーてことで「悲しい色やねん」とか「いじめやんといて」とか。うーわーああーハマり過ぎ、ハマり過ぎです。途中から笑うのも忘れて聴き入ってしまったよ…思うツボではないか。面影とモード変えてくるのかなーと思っていたが衣裳も毎度のどピンクスーツ、喋りもあんな感じでした。4曲だったかな、少なかったけど濃かった。持ってかれた…無駄にいい美声(暴言)をこう迄思い切り活かされたら!でもピンクのスーツ!本人「目をつぶって聴けばいいんじゃないですかね」と自虐ギャグを飛ばしていたがなんつうの、音と言うものは見た目を凌駕するね(これも暴言ではないか)!目など閉じずとも心眼にはこう…切なく美しく儚いものが焼き付きましたよ!アッキーは素敵だね…。

いやーすごく面白かったです…ネストって場もまた合ってて充実した週末になりました。有難うございました。