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2008年02月21日(木)
brother's sister's daughter / LITE

brother's sister's daughter JAPAN TOUR+LITE『A Tiny Twofer』RELEASE TOUR 2008@Shinjuku MARZ

マイク・ワットの最新ユニットbrother's sister's daughterLITEのノンストップ14日間ツアー最終日。休みなし!おつかれさまです!タフっつうか勤勉と言うか実直と言うか、とにかく両者の音楽に対する愛情や人柄が感じられる素敵なライヴでした。よかったー。どちらも初見、インストバンドです。ああ熊谷のmouse on the keysとのライヴも観たかった。ホント今月はいろいろ被った…mouse on the keysはロフトもインフルエンザで逃すしな!(泣)

LITEはG×2(ストラトとテレキャス)、B、Drsの4ピース。BとGで同じフレーズをおっかけっこしたり掛け合いしたり、構成をガッチリ作り込んでる楽曲が多い印象でした。格好よかったー。テレキャスくんが(ごめんまだ名前判らない)新潟に移動した時の怖い話(車移動で路面凍ってホワイトアウトにまかれて)とか風邪ひいて大変だったとか話してた。ちょっとお疲れの様子でしたが、無事最終日を迎えられて感慨深げでした。

で、そこで「brother's sister's daughterのメンバーは本当に尊敬出来る人物で…皆50歳とかなのに、音楽を続けていて、日本のインディーシーンも知りたいと来てくれて、50なんですよね…マイクも、クレイマーも、あらきゆうこさんも…」とか言うので、おいおいその言い方ではあらきさんも50みたいではないか…50ってのはSammかタブラ演奏してたひとのことじゃないのか……と思っていたら、その後「今日誕生日なんだよ」とマイクに紹介されたあらきさんは「さんじゅうよんさいです!」と強調していた(笑)

で、brother's sister's daughter。ツアー前半11公演のDrsはSamm Bennett、後半3公演があらきさんだったとのこと。ああー両方観てみたかった。B×2、Drsのトリオで1曲。2曲目からはエレクトリックタブラとGが参加。どちらのベースもうたううたう。メロディーとグルーヴを同時に作り出す。クレイマーの演奏するベースの音域が高くて面白い。ピッコロベースみたいなものかなーと思っていたらファズベースとのこと。ファズと言えばマイクの弾いてたベースはエフェクト何もかけてなかったっぽいのにファズ〜な音が出ていて格好よかったなあ。タブラが音階をハッキリ出せる程クリアで、テルミン的な使い方をしているのも面白かったです。

インプロだと聞いていましたが、確かにいつ終わるか判らない(笑)基本の骨組みは決まってるみたいですが、どう続けるかってのはマイク主導だったようです。でもソロを回したりする訳でもなく、冗長にはならない。アンサンブルをとても大事にしてる。すんごい緊張感!終わった時は筋肉痛になってたもん(マジで。肩ガチガチ)!しかし楽曲自体はとても楽しく格好よく、演奏者も笑顔笑顔でした。あらきさんとマイクがよくアイコンタクトをとっていて(もうとにかくあらきさんがじーっとマイクを見てる)、時々互いにニコッと笑うのが印象的でした。曲と曲の間も殆どなく、マイクの弾くフレーズからどんどん展開していく。あらきさんが「MCしないとどんどん続いちゃってすごく疲れるんですよ」と言っていたのも納得です。気付けば2時間近くはやってたかな。でも体感時間は短かった。濃かったー。

アンコールはLITEのメンバーとあれはミニットメンかな?の曲を。LITEの皆さんもうマイクに釘付け!笑顔で!ドラムくんももうキラッキラの目でマイクを見てる。マイクも演奏しながらメンバーの肩を抱き寄せたりしてて、じんわり感動。

最後はハグハグハグ。わーん僕も僕もーおとうさーんて感じでLITEの皆さんがわらわらマイクに集まってきてたのがかわいかった。順番待ちみたいになってた。最後は2〜3人まとめてハグですよ。なんか…時計から出て来た七匹のこやぎとおかあさんみたいな……ほ、微笑ましかった。マイヒーローとツアー出来て、同じステージで演奏も出来て嬉しかったんだろうなあ。そんな気持ちがこっちにも伝わるとてもいい光景でした。

そんなマイクのヒーローはリラックマとのこと(笑)この日も右胸のポケットにリラックマのぬいぐるみが入っていました…か、かわいい。「もう先も短いからいろいろ見てみたいんだよ」とか言ってたそうですがそんなこと言うなよ!(泣)長生きしておくれよ!そして素敵な演奏をまた届けてくださいな。