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2006年11月24日(金)
感想になってないですよ

■『わたしの出会った子どもたち』灰谷健次郎
追悼、再読。ウチにあるのは新潮文庫版。
先週末古本の整理をしていて、これが出て来て、一瞬迷ったけど実家から持って来たやつだし、時々読み返してるし、と本棚に戻した。久々に読んでみるか、と読んでいたところ訃報。
虫の知らせ、にしては中途半端だな。丁度読む時期だったのかなと思うことにしている

■『なるほどの対話』河合隼雄、吉本ばなな
元気になってくださいよう。
学校の話で思い出したが小学3年の時の先生がすごかったんだよな。左利きは死ねくらいの勢いで差別されたよ!おまえはナチかと言うくらいでしたよ。まあそれでもなおさなかった訳ですが(笑)親も「そんなことでなおさんでよか!」てなもんで。殆ど意地だったなーあれは。やーでも何であんなに左利きを毛嫌いしていたのかあの先生。こういうひとが先生と呼ばれている訳ですよ…今いろいろ教師の体罰とか問題になってるけど、ウチらがこどもの頃はもっとすごいのがありましたよ……

■『私の話』鷺沢萠
ようやく読む気になった。読んでよかったとはまだ思えない。何故死んだんだろうと思うだけだ。一瞬ああそうか、と思いそうになるが、それは絶対に認めたくない。そして、何故これを書いたのかと思う。それを考える時間がこちらにはまだ多分ある

■『リアル』6 井上雄彦
うあーきっつい。井上さんてホントひとに厳しいよね…。しかしP96〜97みたいなとこがあるのがいいバランスだなー。
この頁ではないきっついシーンにも笑いはある。まああれですよ、キツい中でも笑えることってのはあるのですよ。笑うしかないってんじゃなくて、ホントに心の底から笑えたりするの

■『バガボンド』24 井上雄彦
また絵が変わった?単行本読みで1年に2回程一気読みするから、新刊ごとに絵の印象が変わるなあ。『リアル』は1年に1回だけど、そういう感じはしない。こちらではかなり実験してるように思える

最近珍しく読むペースが早い(当社比)のはおふろよみをしているからさー。おふろで寝ないためにはどうすればいいか!ああ本読めばいいんじゃん!と今頃気付いた。おかげで最近は寝てないですよ。

しかし最初、こういう時こそ積みっぱなしだったやつを!と小林秀雄の『作家の顔』なんぞ引っぱり出してみたら即寝たね…ああこういうのはやはり学生の時に読んでおくべきだった、評論対象の作家の作品とか思い出せないんだよ…そしてやっぱりこのひとは悪文だと思う(おおっと)むちゃ文体がややこしい。しかし中原中也に関しては…感情が出ますね…やっぱりね……。

おおラッキー、今MTVでブンブン@ソナーサウンド2006が!起きててよかった!映像あるならこれもソフト化しようよ!『ON』再発盤は購入迷い中ですよ……。あ、ハラカミくんだ!横町さんだ!(中継)