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2005年08月18日(木)
『SUMMER SONIC '05』1日目 その3

■NINE INCH NAILS(MARINE STAGE)

昨日の読み返してみて、うーん坊主のトレントがスクリーンに映しだされたのは「WISH」が始まってからかも…「WISH」始まる前は照明ついてなかったようなと思い…。そんなひとが書いているもんなので、レポートとしてはかなり怪しいです。いろいろ脳内変換されてそうだなー。ひとの記憶なんてそんなものそんなものー(いや自分だけじゃないかと)

つづき。

■HURT
■スタジアムの温度がずわーっと下がった
ホントに。あの真夏のスタジアムが一気にまいに〜ち〜吹雪、吹雪、氷の世界〜♪に。
最初手拍子が起こっていたけど直にそれは止み、場が静まり返った。トレントのピアノと歌声だけが響く。
嘘みたいだが、スタンドに絶妙のタイミングで涼しい風が吹いた。
「HURT」はいろいろ思い入れがあるひとも多いだろうし、自分もとても好きな曲だ。本当に痛い。
- - - - -
what have i become?
my sweetest friend
everyone i know
goes away in the end
- - - - -
涙が風に吹かれてあっと言う間に冷たくなり、頬を伝った。
とポエムも書きたくなる。

■スタファカのdon't youのとこwait, wait ...beautiful. alright!
■beautiful.って言ったよな!空耳じゃないよな!
■あんな笑顔するひとなんだー…(涙)
こーこーがーねー!!!!!
「STARFUCKERS, INC.」でドンチュードンチュー言うとこがあるんですが、もう〜客がたどたどしくも必死で唄う唄う。その様子を見たトレントが苦笑と言うか、あはは困ったなみたいな笑顔でボソッと「beautiful.」って言ったんだよー!電波かもと思ったが、webで探してみたら他にも聞いてるひとがちらほら。うわートレントに褒められたー(泣)
(追記:ブート観てみたが確認出来なかった…や、やっぱ電波だったか?トホホ)
あの笑顔はもーなんか、観ているひとも幸せになる笑顔だったね!曲はスタファカなのにね!

あとペットボトルをどんどんアリーナに投げていたなあ。気遣い?

新作にはかなり有機的なものが感じられましたが、過去作品をCDで聴くとやはりエディットが凄い!とか音作りが、ミキシングが凄い!ってところに耳が行きがちで、勿論それはホントに凄いんだけど、ライヴで聴くとかなり自由度が高い。暖かみがある感じがした。

自分で演奏して唄ってエディットしてミックスして…エンジニアとしても素晴らしく…クラシックピアニストとしての才能もあり…育ちも良さそうなのに(家庭環境がどうこうってところを音作りに持ち込まない主義もありそうだが)どうにも変態芸術作品(賛辞ですヨ!)を作り上げ…そしてライヴでのカリスマっぷり。

熱いし。

トレント・レズナー。今更ですが、天才…だよなあ。彼の頭の中で鳴っている音の、何100分の1かすら自分は聴きとれているのかどうか。

勿論音質が、とかコンマ何秒でこのリズムが入って、ってところだけがこのひとの作るものの魅力ではない訳だけど。

で、その天才が持ち前の才能に甘んじず、苦しんで苦しんで音を追求し続け、素晴らしいものを作り上げたら、ライヴの時に綺麗な月が空に浮かんだり気持ちのいい風が吹いたり寸前迄降ってた雨が止んだり(@大阪)と、ご褒美があるのかなと思った。それをちょっとお裾分けして貰った気分だ。ありがとね。

まあ雨が降ったら降ったで劇的だけどね。WOODSTOCK'94みたいなどろんこトレントも観られたかもね(笑)これはサマソニじゃなくてフジだったら似合っていたかも?

とか思ってニヤニヤしてたら、トレントさん今のツアー先(オーストラリア)で体調崩してるらしい。大丈夫かいな…暑さにやられたのかな。お大事に!

「HEAD LIKE A HOLE」後、アーロンがギターを叩き壊し花火が上がった。アンコールはなしと言うことか。花火、綺麗だったなあ。NINには似合わな過ぎて、逆に面白かった。トレントは花火見たのかな。日本の文化っていいなと思ってちょーだい!そんで次は単独で来てちょーだい!本当によかったよ〜(号泣)