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2005年05月12日(木)
『TWO OF US vol.82』+α

『TWO OF US vol.82』@PENGUIN HOUSE

横川タダヒコさんが長年続けているシリーズライヴ、今回のゲストはスズカツさん。PENGUIN HOUSEには初めて行きました。以前友人が住んでたとこの近所だった。

横川さんはパナのノートPCと楽器類、スズカツさんはiBookを前にして、演奏とリーディングを即興でやる構成。読まれるテキストをその場でサンプリング>加工して演奏に足したり引いたり。リアルタイムで読まれているテキストに思いっきり被せたりするので、テキストの意味を追っていると道に迷います。そのフォグバウンドっぷりが面白い。それがパッと晴れる一瞬もある。それも面白い。

インプロ部分がありつつもブレイクはガッチリ合っていたので、結構練習したんじゃないかなと…ああいうのキマると格好いいよね。何だろう、お互いのモニタ上で「ここを何回ループしたら終わり」とかリアルタイムでやりとりしつつ演奏してたんだろうか。どうやってるのかなーと言う興味もわきました。もはやアイコンタクトすらもないライヴ。淡々とした見た目とは裏腹に、かなりスリリングな展開で緊張感がありました。途中iBookがトラブッたのか、リーディングが止まる場面も。やっぱMacをライヴに使うのは怖い(笑)

「先入観を排除することは容易ではない」

この言葉を柱とした構成で、格言全集みたいなテキストカタログが提示されていく訳ですが、逆説的な部分も含め、スズカツさんの主張のようでいてそれはもはやスズカツさんの言葉ではない。それを受け取るこちらも何をチョイスするかで印象が変わる。そこに横川さんがカット&ペースト、ノイズで切り込んできて、その場で意味すら無効にされる。あとインプロものは大きな音を出したもん勝ちみたいなところがある(笑)

まあいろいろ考えましたよ…身につまされたりなー。上の住人といつか血みどろの闘いをするかもなーとか(笑)いや、嘘嘘。関係ないけど『MONSTER』の終盤、閉鎖された村のひとたちが殺しあって全滅〜みたいなエピソードあったじゃないですか。あれって想像力が膨らんで恐怖感が膨らんで、その結果だったでしょ。あーもうーマジで怖いー。

と悶々しつつ、ステージ上のスズカツさんを観るのってホント久々(『ウェアハウス』以来!)だったんで、遠慮なくガン見しましたさ(笑)履いてるスニーカーがすごくかわいくて、どこのなのか必死で見たりな。わからんかった。何をしている。いや、先日すっごく気に入ったスニーカー見付けて試着しようとしたら「25cmからしかありません」て言われてさ…ブンブン@リキッドで履いて行こうと思ったのに!と言う訳で現在スニーカー探し中。かわいいやつ。差し色が綺麗なやつ。

あー転化行為だー。アホかー。

閑話休題。横川さんを観るのも久々でした。何か若返ってない?髪型も坊ちゃんみたいでかわいかったな。このひとの音は羊水の中でぷかぷか浮いてる気分にさせられる。そんな記憶はありませんが。気持ちいいんだけど安堵感はないんだよな。そこが好きなんですけど。

客席は何げに豪華でした(笑)moguさんとも会えて良かったっす。旅行気を付けて行ってきてくださいねー。帰りは沖縄料理屋『抱瓶』に行きました。SHOW-OFFでおーもりくんが行ってたとこですよー。ジェンヌ☆から説教を喰らうプレイも楽しみつつ(いやホント申し訳ないっす)おいしいご飯を食べて帰りました。

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■平田“ブレイクビーツデビル”真市郎さんの新しいTシャツ
クラブキング恒例『T-shirts AWARD 2005』に出品してます。
ここのP12
も、モデルが谷中(敬称略が敬称)ですヨ!これ質感とかどうなってんのかな、触りたーい!