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2004年08月27日(金)
『小沢剛:同時に答えろYesとNo!』『COLORS』『KITTY EX.』

どんどん警備が厳しくなる森美術館。先日『叫び』を盗まれたムンク美術館もこれくらいやってればねえ…いやでも、作品観に行くだけなのに緊張感がいるこの場は苦手ですな…やっぱり怖い。

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『小沢剛:同時に答えろYesとNo!』@森美術館

意外にも初個展だそうです。えーそうだっけ?美術館での個展がってことかな?このひとのことはもう疑ってかかるとこから鑑賞が始まるのでね…コンセプチュアルアートと言えば格好いいが、要はホラふきですから(笑)このひともレントゲン藝術研究所周りで知った。うーん、ここらへんが今の中堅どころになるんでしょうか。

なすび画廊/新なすび画廊、醤油画資料館模型、讃岐醤油画資料館、グローブ・ジャングル、ワンマングループショウ、写楽ワーク、トンチキ・ビューハウス、地蔵建立、アートサッカー・ワールドカップ、ベジタブル・ウェポンの10セクション。まとめて作品を観るのは、2001年に川崎市岡本太郎美術館でやった『小沢剛★中山ダイスケ クロスカウンター』(これは面白かった!)以来なので、初見ものもちらほら。

『なすび画廊』シリーズが一挙に観られたのが嬉しかった〜。昭和40年会の作品も揃っています。『ベジタブル・ウェポン』もやっと実物(?)が観られて嬉しい!これ凄く好きなんだよね…各国へ行って、その土地の郷土料理を作る為の材料を買ってきて、それで小沢さんが武器(主に銃)を作る。料理を作る女の子がそれを構える。写真に撮る。武器をばらして料理を作り、皆で食べる。いろいろ企画意図はあるでしょうが、皆銃を野菜にすればいいんだよ!(笑)食べてしまえ!

『グローブ・ジャングル』は川崎では遊べた記憶があるんだけど、今回は触るの禁止。残念。『ワンマングループショウ』、増えてる…ひとが。岡本四太郎とか六太郎とか知らないよ!八太郎迄増えてるらしいよ!『できるかな2004』とかやってる…勿論あれです、NHKの。のっぽさんの。

『アートサッカー・ワールドカップ』シリーズも知らなかった。サッカーボールを2ヶ国間、各11人でやりとりする。ボールに絵を描いてもいいし、空気を抜いてもいいし、何かくっつけてもいい。ちゃんとユニフォームもあるし、フォーメーションもある(笑)日本はスリーバックでした。中山さんと篠田太郎さんがツートップなの(笑)2002年は日本 VS 韓国のカード。そういえばこの年って、中山さんW杯(本物の方)観る為に帰国した(当時N.Y.在住だったので)ってアートコクーンの上沢さんが仰ってましたが(笑)その時に参加したのかな。

今年は日本 VS スウェーデンだそうで、日本からキックオフ。今のとこ2ー2が終わったところ。会田誠さんがちゃんとユニフォーム着て楽しそうに作業してたのがおかしかった…。次回登場の選手は中山さんと大岩オスカール幸男さんだそうです。うわー!そっそっそれは観たい!経過はどこで観られるんだ、ちょっとチェックしておかないと。

カタログも充実。写真だけでは説明しづらいこのひとの作品紹介を、文献と組み合わせて面白い読み物にしている。略歴とか目録読むだけでもおかしいよー。川崎での『中古タイヤプロジェクト』にエンちゃん(福岡ユタカ)が参加してたと書いてあってビックリ!うわー知ってたらその日に行ったのにー!『相談芸術』シリーズに音楽チームもあって、それに大友良英さんとか栗原正己さんが参加してたり。

技術があるって前提は当たり前で、でもそれを使う必要のない時は使わない。頭の中にあるものを具現化するには、どの手段を使うのがベストかを掴む。描く、貼る、撮る、食べる。場合によってはそれに自分が参加しなくてもいい。

うーん、これって当たり前のことなんだろうけどね。その当たり前のことを当たり前に出来るひとってのは限られている。出来ないひとは観て楽しむ。

森美術館では今後この世代のアーティスト回顧展をシリーズ化していくそうなので楽しみ。中山さんや会田さんの回顧展を観たいなー。遊佐辰也さんとか。レントゲン周りを是非!あと笠原出さんとか須田悦弘さんとか…スタジオ食堂周りも是非!(笑)

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『COLORS ファッションと色彩:VIKTOR & ROLF KCI』@森美術館

黒、マルチカラー、青、赤/黄、白の5セクション。17世紀から現代迄の衣装が色別に87点。黒のイメージが強い川久保玲氏の作品は全セクションにあったかな?そだよな90年代あたりからは、ギャルソンは色ものも多いし。渡辺淳弥氏のものが好みでした。ガリアーノものはすっごい好きだなあと思うのといやだなあと思うのがいつも半々。自分が着る着ないは別ですよ!(笑)

部屋の色が服の色に合わせてあるんだけど、赤の部屋はツインピークス思い出した。いちばん強烈だったのは意外にも白の部屋。色がないと遠近感が判らなくなる。ぐらあ〜っと来た。色酔いみたいな状態になった。ちゃんと観たかったんだけど、気持ち悪くなって早々に出てしまった。これは強烈だったなあ。

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『KITTY EX.』@森美術館、ラフォーレミュージアム原宿

サンリオのキティちゃんが30歳(ヒー)だそうで、いろんな作家がキティちゃんをモチーフにいろいろやる企画。場所柄か、立体映像ものは六本木、そのまま商品になりそうなものは原宿と言う感じ。

生まれが商品キャラクターのせいか、どうもあざとさを感じるのでちょっとひいて観てしまう。口がないのはあなたのおしゃべりを聞いてあげるため!とか体重はりんご3個分!てとこに“企画もの”の匂いを感じてしまうのですよ。いやでもかわいいとは思うよー。サンリオではパティ&ジミーが好きでした。少数派ですか(笑泣)

と言う訳で、いかに“企画もの”から逸脱しているかってのが見ものだったり…でも結局は自分の好みですなあ。観た中では野田凪さんの半パンダシリーズが好きー!これは欲しい!むしろ半分部分がキティちゃんじゃない、ライオンとかいぬになってるのがほしい!(ダメじゃん)