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2004年08月07日(土)
『偶然の男』3回目+α

『偶然の男』@スフィアメックス

サガラさんと観たんだけど、サガラさん日にち間違えて先月の17日に行ったそうで(笑)帰るに帰れなくなったので、当日券を買ってその日も観たと言っていた。地震があった回で、ビル全体に場内放送が入ってしまい中断と言うハプニングがあったとか。それはそれで面白かったそうです。

で、どちらもリピーターだったんだけど、初見の回からすると結構変わってたねえと言う話になった。なんだろう、こなれたってのもあると思うし、いろいろなパターンを演者も楽しんでるんだろうなってのもあると思う。1ヶ月公演だしね。そこらへんの変化を観られるのも楽しい。長塚さんが「ケ・セラ・セラ」を口笛で吹いていたパターンは初めて観たなあ。

あと言葉と動きが交錯しているのが面白かったり。パルスキーのモノローグがマルタの動きとシンクロする。老い・体力の衰えを話しているパルスキーの目の前で、腰の痛みを気にするマルタ。逆もまた然り。

シューマンの話をするマルタ→そこに何故かドビュッシーの曲が流れてくる→あれ?と思っていると→パルスキーがドビュッシーの話を始める。ここすっごく好きなシーン。ウインカーを出されているみたいで面白かった選曲。

戯曲には一切の状況説明がなく、どう演出してもいいですよと明記されているそうで、やる方はある意味凄いプレッシャー(笑)しかしその分、エキサイティングでもある。語り手の分身として、人形を舞台上に配置した演出はホントに効果的!そういえばこの日は、長塚さんがアドリブで「おい!どうなんだ!?もうひとりの俺!」って人形に呼びかけていた。

そういえばパルスキーて、ぼそぼそ小声で喋るよねえ。自分の娘の恋人がぼそぼそ小声で喋るの嫌がってる癖にね(笑)でも、マルタのことを気にしだした頃から、声が大きく明瞭になってくる。最初は聞きづらいなあ、小さい劇場だから考慮してラウドにならないようにしてるのかな、と思ったけど、それだけではない狙いもあるんだね、きっと。彼のマルタに対する妄想が面白い!何だその細かい設定は!キャラクター造形は!ああ、だからこそこのひとは作家なんだ。

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■これで今年やる分は全部発表されたかな?
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『Defiled ―ディファイルド』@シアターコクーン
2004年11月11日(木)〜27日(土)
原作:LEE KALCHEIM
翻訳:小田島恒志
演出:鈴木勝秀
出演:長塚京三、大沢たかお
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おー長塚パパとまたやります!個人的には中越司さんが美術なのが嬉しい!スズカツさんと中越さんが組む仕事、観てみたかったんだー!そして音楽が横川理彦さん。ひゃっほーい!

■それにしても
1年7本て。ひー

■リネさんから教えてもらいました
ありがとーございます!レイフ・ファインズさんが『ハリー・ポッター』シリーズの次作に出演決定だって!最強最悪の魔法使いだそうだよ…うわー絶対似合うー!魔法使いつうより魔女!魔性!(違う)何か魔女顔だよね…唇薄いからか。鼻がすっとしてるからか。口端が上がってるからか。お菓子の家に住むがいい!(間違い)
ハリポタ1本も観たことないんだよ…い、今からでも観ておくべきか。いきなり途中から観て判るものなのか。クランクインもしてないのに盛り上がってますよははははは!