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2004年01月31日(土)
『屏風』『ミトン』+スズカツさん関連

日仏演劇コラボレーション『屏風』@世田谷パブリックシアター

再演。初演の記憶が端々に残っていたので、比較的観やすかった。が、字幕付で4時間上演は流石にクるね〜。面白いんだけど疲労で眠くなってしまうと言う落とし穴も(…)。しかし今回は人形操作がよく見える席で嬉しかった。まばたきもするんだよ〜。

戦争が実際に起こってから観ると、またいろいろ考えてしまう。いや、戦争はいつもどこかで起こってるんだけどね。自覚の問題だろう。

しかしジャン・ジュネと言うとすんごい昔のひとのイメージがあるんだけど、実は1986年迄ご存命だったんだね。ちょっとびっくりした。

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『ミトン』@ユーロスペース1

だはあ、かわいい!いぬいぬいぬ〜!あみぐるみのいぬ〜!!!『チェブラーシカ』のスタッフが手掛けたパペットアニメです。『レター』『ママ』と併せてのプログラム。

いやあ、もうかわいくてな、いぬが…。ミトン以外のいぬも皆表情とか動きとかすんごいかわいい。お話もほっとするような、ちっちゃなハッピーエンドでさ。こういうのって大事だよ!こういうのってやっぱねえ、たまに観て心暖まりたいもんなんですよ!大人になるといろいろあるんですよ!(笑泣)

動物の表情や動きがすっごいうまーいと言うか、リアルって言うのとはまた違って…勿論リアルな面もあるんだけど…(でも『ママ』のママの動きはちょっと怖かった。最後の急いで家に帰る時の演出にもビックリした(笑))どう動いたらかわいいだろ!ってのを徹底的に研究して撮ってるんだろうなあと思わせられる角度、色合い。小道具、衣裳ひとつひとつに味がある。プロの仕事だなあと思わせられました。なんか…そういうのって、いいよねえ。いい大人が皆でちょっとずつ人形動かして、ちょっとずつ撮って。「この方がかわいいぞ!」「いや、この角度の方が…」「襟にはふわふわを付けた方が…」ってやってると思うと、それだけで自然と笑顔が…ふふふ。

それにしても全3本、全て父親不在の話だった。偶然だろうか。あと当時のソ連の日常生活が滲み出てて…何を買うにもすんごい行列で大変だとか。お父さん戦争に行ってるとか。

物販のあみぐるみいぬにも手が伸びたが、映画のと顔が似ていないので買うのはやめた(…)。

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■『LYNX』
気が気じゃないので青山円形劇場に行ってみた。仮チラシが出来てましたよ!一般発売は2月29日。20ステージ。ここキャパ300ちょいってとこだから…ああ、チケットどうやってとろう。少ない運を総動員したいが、それをどこに総動員すればいいのか…わからん…(泣)

■で、今回
「青山円形劇場プロデュース」。今ザズゥの制作ってどうなってるんだろう

■『ダム・ウェイター』
タイムテーブルが出てますが、結構ギッチギチに組んである。短編戯曲と言うこともあるけど、役者さんは大変だろう。うまくいけば同じ日に続けて2バージョン観比べたいが、これもチケットがとれるか…

■こっちだと
ZAZOUS THEATER名義かな?『ダブル・スタンダード』の時はそうだったからねえ

■うわさによると
スズカツさん、今年演出6本くらいやるらしいです…どへー(嬉泣)。嬉しい反面何だか怖い。既に4本は発表になっている。あと2本は何だ、誰が出るんだ。翻訳ものが続いてるが(『LYNX』は再々演だしね)自分で書くことはまたあるのか

■おまけ
今日『屏風』(フランス語上演)で、スズカツさん演出の『欲望という名の電車』で永島くんが言ってた台詞と同じ単語が聞こえたぞ!そうか、「何か聞こえる?」って言ってたのか…。字幕に感謝(笑)全部の台詞の訳を知りたいもんですよ…