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2003年11月30日(日)
『欲望という名の電車』楽日

『欲望という名の電車』@青山円形劇場

楽日に最前がとれてもうた。もう今年の運は使いきったな…。あ〜「1ヶ月もやるよー!」なんて喜んでたけど、あっと言う間だったなあ。次に観られるのはいつかなあ(もう言うな)。

最前は単純に近いのがやっぱり嬉しい。役者さんが目の前!ちょっとした小道具もしっかり見える。スタンリーの写真を見せるシーン、写真立ての中も見えたよ!ちゃんと古田さんだったよ!(笑)

そしてずっと気になっていた、最後のポーカーをしている時のミッチの表情も見えた。うなだれていて、背中や肩しか見えないブロックでずっと観ていたので、どんな顔をしてブランチの最後に立ち会っているのかなあと思っていた。いや、これは…つ、ツラい。ごめんよミッチあんたにはきっといいひとが見付かるよ!と思わず背中を叩いてやりたくなるような表情でした。で、スティーヴとパブロがちらちらちらちらミッチのこと伺ってるのね。それもねえ、何と言うか、「困ったやつだなあ」と思いつつも「どうやって慰めたらいいもんやら」と言う困惑も見えて、仲間うちの繋がりみたいなものが垣間見れた感じで、尚更いたたまれねえ!おおおおお(号泣)

スタンリーの様々な表情も見ることが出来た。ブランチと初めて会った時、電車の音に耳をふさぐブランチを見つめる表情(これがエロいんだ)とか、一幕の最後、ステラを抱きしめながらブランチを見る表情(これがゾクッとするんだ)、ブランチに「豚に真珠を買い与えるなんて」と言われた時、微笑してブランチを見返す表情(これが怖いんだ!笑顔なのに!)。そういうのがいろいろ見えた。こ、これがあるから円形は面白いんだよ…。

細かい仕種も気付くことが多かった。ミッチ、トイレから出て来てブランチとはちあわせした後、ず〜っとブランチのこと気にしてるんだけど、次に話しかけに行く時、もじもじしながらシャツのボタンを1コずつとめてるの!か、かわいいやんけ!ちょっとでも身だしなみを整えなきゃ!ってな中学生マインドが全開!ああかわいい!なんかねえ、今回はも〜ミッチのことが気になって気になって。初演より若返ってませんか田中さん?演技プランをちょっと変えてみたのかも知れないけど、それだけじゃなくてお肌とかぴちぴちになってませんか?

とまあいろんな意味で楽しめた楽日でした。そうそう、開演ちょっと前に、正面いちばん後ろの席にスズカツさんが入ってきたので「客席で観るんだ!」とドキドキしていたのだけど(普段は音響や照明操作ブースのある上の階から観ている)、2度目のカーテンコールで、久世さんと花山さんが手を繋いでそこに駆けて行って、スズカツさんをステージに引っ張り上げたんです。ここで泣いた、思わず。す、スズカツさんだ〜!うわーん!(泣)

初演の楽日では上の階に向かって篠井さんが拍手を送って、そこでスズカツさんは深々とおじぎをしていた。再演のパンフにこの時のことが書かれていたんだけど、スズカツさんだーだー泣いてたそうです(涙)今回は皆清々しい笑顔でした。篠井さんと古田さんとガッチリ握手をしたスズカツさんは照れくさそうな顔をしていた。もうあんた好きだ!大好きだ!一生ついてくよ!このひとにはこれくらいのこと言いますよ!『BENT』楽しみにしてるよ!その前に何とかして『POP?』のチケット手に入れるよ(…)。今月〜来年の1月迄、3本の公演を打つなんてもー嬉しくて胃が痛いですよ。1998〜2001年の不在はどんなに寂しかったことか。もう演出しないんじゃない?なんて言われてたしな!このひとの演出仕事を観られるのは本当に嬉しい。

ブランチの銀ギツネのショールを見てフワフワがついてる服が無性に欲しくなって(あったかそうじゃん!)帰り道PARCOへ向かったら、明治通りからタワーレコードの壁面にミッシェルの髑髏フラッグが飾ってあるのが見えた。終わったものもあるのよね。でもここで立ち止まってはいけないのよね。何を書いてるか判らなくなってきたので終わりにします。壊れ気味。