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2003年11月04日(火)
『FREESTYLE SHORT MOVIES』

『FREESTYLE SHORT MOVIES』@テアトル新宿

短編集のAプロ『ストロベリーフィールド』『ナオと僕』『MILD7』『LOVERS』『ラベル』は全てのプログラムで上映され、週代わりで中編『異形の肖像』『リリー・オブ・ザ・バレー』『金髪スリーデイズ35℃』が入る仕組みです。この日はAプロ+『異形の肖像』のプログラム。舞台挨拶も行われました。

連休明け、映画祭ラッシュと言うこともあり、残念ながら入りは寂しい感じだったのですが、その分ゆる〜いと言うか、リラックスしたと言うか…ある意味貴重なものだったかも。『ストロベリーフィールド』の監督堀江慶さん、出演者の川田希さん、大森南朋さん、水橋研二さんが出席。以下記憶で起こしていますので、そのままではありません。

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司会●ちょっと寂しい客席なんですが…こちらも告知が遅れてしまって…(恐縮)
大森●俺、明日東京国際映画祭の舞台挨拶に出るんですよ、ギャップが…(笑)でも堀江慶と川田希に会いに来ましたよ
司会●でもここにいる皆さん!今日の舞台挨拶は貴重ですよ!さて堀江さん、この『ストロベリーフィールド』ですが、どうでした?
堀江●スケジュールが厳しくてですね、3日で全部撮ったんですよ、だから結構大変で…よく塚本晋也さんが、『鉄男』を撮ってた時に、スタッフがひとりいなくなりふたりいなくなりで、最後にはひとりで撮ってたって言ってましたけど、まさにそんな感じで…

この間大森くんと水橋くんはずーっとこそこそ話したりじゃれたりしています。いやホント、文字通りじゃれていた、あれは。どうやら呑んできた様子。挙動不振です。水橋くんは何故かモデルガンを手に持っている。な、なんだ?そのうち堀江くんが真面目な話してるのに、大森くんも隠し持っていたモデルガンを取り出して撃ち合いが始まりました。何やってんだ!(笑)

堀江●ちょっとそこ!何してんですか!(笑)
司会●(笑)大森さんたちはどうでしたか?『ストロベリーフィールド』。憶えてますか?(笑)
大森●憶えてますよ。僕はカメだったんですよね(ネタバレ:大森くんの役は車に轢かれて死んだカメ(ジョン)で、人間の姿をして自分が飼われていた喫茶店に現れるのです。ちなみに喫茶店にはヨーコと言うカメが一緒にいたのでした。くぅーっ、ジョン&ヨーコ!そんでストロベリー・フィールド!ラヴい!)
司会●水橋さんは?
水橋●えっ、やっ、楽しかったです
堀江●水橋さんには次回作にも出て貰うんですよ。さっきその台本を渡して。大森さんはスケジュールが合わなくて…
大森●やっぱー、お金がもらえる方に出たいですからねえ(場内笑)やっ、そんなことはないですよ、出たいですよ、出たかったんですけど

司会●大森さんは公開が続きますね、テアトル新宿、これ(『FREESTYLE SHORT MOVIES』)の次は『サル』で、この次は『のんきな姉さん』ですね
堀江●『のんきな姉さん』にも出てるの!?
大森●そう、なんだけどーあれ撮ったのもう3年も前ですからねえ。もう忘れ…(笑)いやっ、またこれの初日にテアトル新宿さんに呼んで貰いたいと思いますっ!
司会●『サル』では水橋さんと共演なさってますけど、どうでしたか?
大森●俺は老け役をやったんですけど…楽しかったですよ、合宿みたいで。治験の話なんですよ。治験ってわかります?入院して、薬を投与してどうなるかってのを見るって言う。売れない役者とかがバイトでやったりとか(笑)監督も治験やってたんですよ。だからかなりヤバくて…監督自身がもうヤバかったみたいですよ(笑)映画も怖い仕上がりになっていて面白いと思います
司会●水橋さんは?
水橋●…楽しかったです(笑)

司会●それでは今後のご予定などを
堀江●今夜最終回なんですけど、フジテレビの『演技者。』の演出をやってます。いい話ですよ〜。泣けます。あと関係ないけど、さっきここで『花』観たんですよ(テアトル新宿でロードショウ中)。泣いちゃいました。すっごいいいです。観てください
大森●『ヴァイブレータ』11月下旬とかに公開みたいです(12月6日に初日決まりましたよー!)
司会●ほんっと沢山出てますねえ。水橋さんは?
水橋●いやっ、別に…えへへへ…
堀江●宣伝する気ないでしょ!?(笑)
水橋●いや、そんなことは…
大森●明日から京都行くんだよね
水橋●そうです
大森●あと犬のやつ。犬のやつに出るんだよね?
堀江●ああ、盲導犬『クイール』?
水橋●そう、そうです

と言う感じでした(笑)ゆ、ゆるい…。

水橋くんの格好が面白くてですね。白のワイシャツと言うかカッターシャツと言うか…に、黒のパンツ。シャツはイン。そのままだと礼服のジャケット脱いだだけ?ってな感じのかしこまったファッションで。何で?MIOさんが「(エレカシの)宮本みたいだ!」と言ってました(笑)そうです、あんな感じです。髪がひとふさ、角みたいにハネててかわいかった。それだけならまだ普通なんだけど、何故かそれにオレンジ色のストール?を巻いててですね…『八月の幻』忘年会の時と同じ巻き方ですよ!何?それは何?(大笑)

あまりにも水橋くんの格好がインパクトあったので、大森くんの記憶が…(笑)ええと、グレーと黒のキャスケットに、黒Tシャツ、その上からパーカー。パーカーのフード部分を絞る紐?がえらく長くて、それを象さんの鼻みたいに振り回して遊んでいました…。いつにも増して日焼けしてた気がします(笑)

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本編は、『ストロベリー〜』『ナオと僕』はもう3回くらい観てるので…他の作品では、木下ほうか監督の『ラベル』が良かった!こういうの観たい〜と思った短編でした。ストーリーもきちんとあって、ホッとするようなエンディング。ほうかさんって面白いなあ、と言うか魅力的なひとだなあ。役者さんとしても面白いけど、作る側としてもいろいろコマを持ってそうだ。パンフレットではもう撮らない〜みたいなこと言ってたけど、他の作品も観てみたいな。

あと『MILD7』では、村島リョウくんの二枚目な部分が見られた。そう言えば『グローウィン・グローウィン』でもかなりどんよりな役がハマッていた。このひとのダークな面が見られるのは面白い。