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■ 煙草。
煙草を手放せなくなった。 素直に笑えなくなった。
おかげでヘビースモーカーへの道、一直線です。
本当は、助けて欲しいとも思ったけど そんなことが許されない間柄なのは重々承知してる。
ましてや今の状態で あたしに救いの手をあなたが差し伸べるとは どうしても思えない。
だったら言わない。 年をとってしまったあたしはそうやって 自分の感情を勝手に整理してしまう。
泣くことも無く。
ほんとうは、助けてほしかったんだけど。 ほんとうは、泣かせてほしかったんだけど。
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やっぱり、いかせんに似てるね。
面倒そうに、不機嫌そうにいなくなるくせに 追いかけると実は怒ってないところとか。
いつも、あたしの勝手な思い込みだったりとか。
「何か怒ってる?」
目を合わせてくれなくなると、決まってあたしはこう尋ねた。
その度に、笑いながら 「怒ってないよ」 目のきわに皺ができる。いつも。
そう言って欲しくて言うわけじゃなくて 本気でいつも怯えてた。 あなたから嫌われることに。
無理やり引き留めたあたしは そのときの、いかせんを思い出した。
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いかせんになら、言えたね。
救ってくれるかなんてどーでもよくて、 ただただ、泣いてるそばであなたが笑っててくれたら それだけでどーでもよくてそれだけで安心できたから だから、よく泣きついた。
ばかだなあって顔して、いつも見守ってくれた。
大切なのは、彼ではなく、自分の気持ち。 彼が笑ってくれることで、あたし救われてた。 それだけで、彼と出会えた意味があった。 あたしが生きてく意味もあった。
だから、ずっとずっといかせんが好きで 傍から離れられなかった。 6年もの間ね。
それすらできないんだよ。今は。 彼が好きだけど、怖くて泣きつけない。 そんなこと言われてもって思われるのがわかってるから。 困らせるだけなのがわかってるから。
これ以上、2人の関係を 破滅の方向に向かわせたくない。
いかせんは、いつも笑っててくれたから。 仕方ないなあって顔して、笑っててくれたから。
ほんとうは、泣きたいの。 泣いて、隣でよしよしって笑ってて欲しい。
そんなことを願うこともばちあたりですか。 だめなのかな。
せめて、会って笑顔が見たいのに。 今逢ったら、逆にあたしの存在が あなたの笑顔を消すかと思うと、怖くて そんなこと、絶対にいえない。
2006年04月19日(水)
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