江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2009年03月06日(金) 借りた本は返しましょう        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

ブログランキングの投票いつもありがとうございます。クリックすれば今のランキングが何位かを確認できます。読者獲得のためにご協力をお願いします。


 図書館で借りた本を返さないのはなぜだろうか。返すのが面倒であるとか、無くしてしまったとか、いろんな理由が考えられる。しかし、継続的に使用するような本ならば購入して利用すべきであり、そういう本を借りてすませようとするとどういうことになるのか。福岡県立大学の図書館に関するニュースを毎日新聞から引用しよう。

福岡県立大:本返却しない学生の卒業証書保留
 福岡県立大学(福岡県田川市)は、付属図書館の本を借りたまま返さずに卒業する学生に対し、卒業証書の授与を保留する強硬策を打ち出している。4日現在、卒業予定者21人が計51冊を返していないため、卒業式(17日)前日までの返却を求めている。不心得者に業を煮やした窮余の策だ。
 06年春に大学が独立行政法人となった際、図書館の未返却図書が420冊に上ることが判明。翌春、28人が計58冊を返さずに卒業した。このため10月と1月を「延滞解消月間」として学生に文書や電話で督促している。
 卒業証書授与を保留する方針を決めたのは08年3月。卒業自体は取り消されないが、心理的効果は大きいとみられ、その年の卒業生に未返却者はいなかった。
 だが、今年も卒業シーズンを控えて返却延滞者が続出。2月末に1〜4年生55人が計119冊を借りっ放しにしていたため、卒業予定者や保護者に集中的に督促し、図書館入り口には返却呼びかけを掲示している。
 未返却の本は、看護師や社会福祉士など国家試験の対策本から専門書や小説までさまざま。保護者からは「ペナルティーとして重過ぎる」との反応もあるというが、大学事務局は「図書館の本は重要な公有財産で、借りた本を返すのは社会人として守るべき基本的なルール。(授与保留は)最後の手段だが教育的配慮でもある。見直す考えはない」と話している。【林田雅浩】


 少し前の日記でオレは授業料未納者に対して卒業証書を出さないことは当然だという見解を書いた。今回も同様で、この福岡県立大学の措置は正しいと思うのである。ルールを守らない無法に対して、「だったらこっちも」と応戦するのは大人げないことかも知れないが、学生に対して思い知らせてやる方法が他にはない。もっともいっそのこと罰金制度にして、一日延滞するごとに本の定価の1%のゼニを払わせるなんてのはどうかと思う。

 図書館で本が無料で借りられることを我々は当たり前のことだと思っている。公立の図書館の多くは自分の読みたい本をリクエストすることができる。それで「失楽園」「愛の流刑地」みたいに読者の劣情を刺激する猥褻な小説があったり、堺市の図書館のようにBL(ボーイズラブ、ようするにホモ)関係の図書が充実したりするのである。しかし、そういうマニアックな本は自分で購入すべきではないのかとオレは思うのだ。

 富士見ロマン文庫やマドンナメイト文庫(ここにはあの伝説的官能小説作家、蘭光生の名作「生贄ロリータ (マドンナメイト)」などが収録されている)のような官能書籍専門のシリーズは変態さん個人が自分で身銭を切って買うべきだと思う。少なくとも税金で運営されている公立の図書館や学校の図書館に入れるべき本ではない。もしもそういう本がオレの居住する市の図書館にあればオレは怒るだろう。なぜそんな悪書を入れるのかと!税金でそういう本を購入することは、市会議員が公費の旅行で買春するようなものであると思うからだ。

 図書館が購入する本の選定は慎重に行うべきであり、たとえリクエストがあったとしてもマルチ商法の勧誘本とか、怪しい新興宗教の関連本とかも置くべきではないとオレは思うのである。

 上記記事の中の「図書館の本は重要な公有財産で、借りた本を返すのは社会人として守るべき基本的なルール」という当たり前のことが理解できていない馬鹿がこの世には大勢いる。そしてその馬鹿どもは本を返さないままに卒業していくという。オレはあきれかえるのである。そういう手合いもレンタルしたCDやDVDは返すだろう。それはゼニが発生するからである。だったら図書館の本も延滞時にゼニが発生するようにすればどうだろうか。借りるときに保証金を預かり、返却が期限内ならば100%返金し、期限を過ぎて1日ごとに本の価格の1%の延滞手数料が発生するというふうにしたらどうだろう。手続きは面倒かも知れないが、こんな仕組みを導入すれば本を返却しないような不届き者はいなくなるだろう。

 そして本はやっぱり買うべきだ。図書館で読んだ本であってもそれが自分にとって大切な一冊だと思うならば著者に敬意を表して買うべきだろう。もっとも新刊で買わなくてもブックオフなどの新古書店に行けば安く購入できることもある。ベストセラーになったような本でも半年待てばかなり安くなってブックオフの店頭に並ぶ。105円で買えてしまったりするのである。だったら所有する方がいい。時間を気にせずにいつだって読めるからである。もっともオレの家は無数の本で埋まってしまいそうなんだが。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←1位を目指しています! m(_ _)m      週刊アクセス庵もよろしく。   投票博物館


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン