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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■左折巻き込み事故に思う
観光バスや大型トラックが左折時に自転車を巻き込むという事故が頻発している。このような事故は自動車の側が「確認不十分」だったということで100%責任を負わされるわけだが、自転車の側に本当に責任はないのだろうか。かつてサイクリング部で活動したオレは、左折巻き込みの危険を十分に理解しているから決してそういうクルマには近づかないようにしていたし。いくら急いでいたとしても目の前にクルマが見えている状況でそこに突っ込んでいくのはあまりにも危機管理がなさ過ぎるとオレは思うのだ。
もちろん、事故を起こす自動車の側を擁護する気は無い。オレは交差点での左折時には左後方に十分注意を払い、一時停止して左後方を再度確認することも多い。何よりスピードを上げたままで強引に曲がることは決してしない。
オレは小さなクルマを運転していることが普通なので、図体のデカいクルマは怖い。隣にアルファードとかがいると威圧感を感じる。左折車線が二車線ある時。左側の車線に小さいクルマがいると見えないのか、そのコースにかぶさるように曲がられることがある。S660に乗っていた頃、何度もワンボックスカーに進路を妨害された。死角に入って見えないことがあるのか、単に下手くそなのかわからないが、そのたびにオレは激しくクラクションを鳴らし、窓を開けて罵声を浴びせたことを思い出す。
巨大なクルマに乗ってる人の中にはそれだけで自分が「陸の王者」になったような傲岸不遜な気分となって、他のクルマを威圧したくなるような馬鹿もきっといるのだろう。そもそも日本の道路でどうしてランドクルーザーとかに乗るのだろうか。もしかしたら海岸でウミガメの卵を破壊するのが趣味なんだろうか。そういうクルマを運転してるやつはいちいち歩行者への配慮などしないやつが多そうな気がする。実際にランクルやアルファードはドライバーのDQN率が高いという事実がある。ディーラーが残クレみたいな仕組みを作るからそうなるのである。
オレが自転車に乗るときはできるかぎりクルマのじゃまにならないように走るだろうし、歩行者の時はクルマが急ブレーキを踏まなくて済むように歩くだろう。左折する大型車の車輪に自分から近寄るような命知らずの行為は決してしない。
自転車は大型車に巻き込まれたら死ぬのである。そんな当然のことに気付いていない人が多すぎることが問題なのだ。だったらわからせればいいのである。大型車は自転車の方が見える目の高さに「危険」「死にます」「注意」などの真っ赤な文字で警告すべきなのである。そこにトゲトゲの板を装備して、怖くて近寄れないようにすればいいのである。怖い妖怪の絵などを描いて、子どもが近寄れないようにすればいいのである。そうした工夫をすれば不幸な左折巻き込み事故を確実に減らせるとオレは考えているのだ。
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12月20日(土)
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