江草 乗の言いたい放題
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2008年08月08日(金) 喫煙小学生を撲滅せよ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレは中学生や高校生が平然とタバコを吸ってるのを見ると腹が立つ。なんだこいつらはと思うのである。しかし、オレが基本的に注意するのはそれが自分の勤務する学園の生徒であった場合で、公立高校時代にはそういう生徒を補導したこともあったが、校則が厳しい今の学園では生徒の喫煙を目撃したことはない。吸ってる生徒はもしかしたらどこかにいるのかも知れないが、オレの目の前で吸う馬鹿はいない。

 しかしオレの住む地域には喫煙する中学生や高校生が多い。そいつらは夜中のコンビニとかにたむろして、店の前にだらしなくウンコ座りしたり、短いスカートでパンツ丸見えで座っていたりしていて行儀悪いことこの上ない。教師である以上、そいつらを注意するのがオレの務めなんだろうと思うが、オレは家に帰ってくつろいでるときは教師ではなく一人のオッサンだと思ってるので、そんな連中の相手をいちいちしようとは思わない。下手に注意して刃物で刺されたりしたらこっちが損である。こんなクソ野郎のために日本国にとってかけがえのない江草乗という存在が失われるなんて実に馬鹿馬鹿しい。そういうわけでオレは少し離れたところからさりげなく警察に「今、○○のコンビニの前に不良少年が集まってるので補導お願いします」と電話を入れて立ち去ることにしている。そんな連中の相手は警察官に任せればいい。

 もしも中学生や高校生のわが子が喫煙者なら、親はすぐに気がつくはずである。その時点でぶん殴って取り上げればいいのである。それでも馬鹿は隠れて吸おうとするだろう。オレはその対策として過去に「罰金制度の導入」「留置場へ入れるお仕置き」について書いたことがある。野放しになってる未成年喫煙者の多くは、親が認めてることが原因なのである。そういう育ちの悪い少年の親はたいていルールを守ることなどどうでもいいと思ってるようなだらしない親である。まともな親ならきちっとルールを守らせるように努力しているはずである。すでに喫煙常習になってる子どもの場合、親をいくら指導しても意味がない。そういう親たちには子どもの喫煙を止めさせることは不可能だからだ。そこでオレは石垣市のこの対策を高く評価したい。J-CASTのニュースから引用しよう。

禁煙補助薬「ニコチンパッチ」 石垣市が小学生にも無料処方 2008/8/ 7
 沖縄県石垣市は、市内の小、中、高校生の喫煙者に対し、禁煙補助薬の「ニコチンパッチ」を無料で処方する取り組みを2008年8月6日から始めた。子供達をニコチン依存症から救出、未成年の喫煙者を減らす目的だが、小学生にまで「ニコチンパッチ」を提供することに対し、「本来は親の躾の問題」などと疑問視する声も出ている。
若者はニコチン依存症なりやすく早めの処置が必要
この取り組みは、石垣市健康福祉センターと八重山福祉保健所が、奈良女子大学の高橋裕子教授の協力を得て実施したもの。市内の小、中、高校生の喫煙者は、2つのいずれかの施設で禁煙のためのカウンセリングを受ければ「ニコチンパッチ」が無料で支給される。親や教師の付き添いが基本だが、一人で訪れてもプライバシー保護のため学校や家庭には知らせない。同市の資料によれば、03年に調査した高校生の喫煙率は男子生徒が31.1%。女子生徒は13.6%。小、中学生で喫煙問題が起こったのは、07年度は個人、集団を含め小学生が3件、中学生が59件だった。
石垣市健康福祉センターの知念修所長はJ-CASTニュースの取材に対し、小学4年生頃から興味本位でタバコを吸ってしまう子供がいるが、若年層はニコチン依存症になりやすいために早めの処置が必要だ、と説明する。また、八重山は「世界禁煙デー」が始まった88年から喫煙問題に取り組んでいて、市の施設や空港内などで全面禁煙を実施。現在は敷地内での禁煙も広げている。観光地として今以上に親しんでもらうことも目的で、
「未成年者のタバコを吸う習慣をなくせば、大人になってからの喫煙者数も減らせる。健康的な生活と、観光地としての親和性が高められる」
と話している。
「親は子供からタバコを取り上げ、24時間監視すべきだ」
小学生にも「ニコチンパッチ」を配布するというのは何か違和感があるが、教育現場はどう思っているのだろうか。石垣市教育委員会の小中学校担当者は、
「新聞に書かれているのは知っているが、教育委員会に(石垣市健康福祉センターから)正式な文章が来ていないため、何もコメントできない」
と話すだけだった。
月刊誌「正論」(08年9月号)に「たばこのみを狙い撃つ『空気』への大いなる違和感」を寄稿したジャーナリストで産経新聞客員編集委員の花岡信昭さんはJ-CASTニュースに対し、特に小学生への「ニコチンパッチ」支給は「ばからしい事」と一喝した。
「『ニコチンパッチ』に頼らなくても、親は子供からタバコを取り上げ、24時間監視するような態度を示さねばならない。本来は親の躾の問題で、それだけ日本の親が崩壊しているかのような印象を受ける出来事だ」


 この石垣市の「ニコチンパッチ支給」をばからしいと語る花岡氏は、今の親がどれだけ子どもに舐められてるかご存じなのだろうか。自分の親に対して「うるせえ」「うぜえ」「ばかやろう」「死ね」と平気で罵倒するようなクソガキが今はいくらでもいるのである。そんな連中に対して、親のしつけや教育力など無に等しいのである。そんな親の実態を理解すれば、石垣市の対応というのがきわめて現実的であることがわかると思う。つまり、親のしつけとか学校教育とかいう崩壊した権威に頼るのではなく、行政側が健康福祉センターと保健所の協力を得て実施するという実際の行動を起こしてるのがすばらしいのである。オレはこの試みに拍手を贈りたい。

石垣市の資料によれば、2003年調査時点での高校生の喫煙率は男子生徒が31.1%。女子生徒は13.6%おあるということである。男子の3人に1人が喫煙者なのである。なんという高率だろうか。大阪もきっと喫煙率が高いと思うがここまで高くはないだろう。最近は大阪のヤンキーたちも健康を意識してるのか喫煙率が下がっているのだ。今や石垣島のヤンキーたちの方がはるかに喫煙依存率が高いのである。3人に1人というのは正直に答えた結果であって、実際はその倍くらいの率だろう。石垣市が「ニコチンパッチ無料配布」という非常手段で臨まなければならなかったのもよくわかる。

 昔、スイスでは麻薬の回し打ちによってエイズ感染が増えたために、市民のボランティアは麻薬中毒者たちに安全な使い捨て注射器を配布したという。麻薬そのものを止めさせることは不可能だから、せめてエイズの蔓延だけは防ぎたいという苦肉の策だったのである。その結果エイズは減ったが麻薬中毒者は激増した。さて、石垣市のこの作戦はどのような効果があるだろうか。オレは無責任な野次馬の一人として興味がわくのである。喫煙少年撲滅のために小学生にまで配布されるニコチンパッチはどのような効果をもたらすのか。小学生のうちからニコチン依存症になってしまっているのはいったいどんなクソガキなのか。そんなことをオレは思ってしまうのである。

 わが家の二人の息子はタバコの煙が大嫌いである。私はいつも息子たちにタバコの害を説き、おじいちゃんが健康のためにタバコをやめたことを話し、タバコを吸う女とは絶対に結婚するなと命令するのである。「キスをするときに口が臭い!」それはとても悲しいことである。「そんな育ちの悪い女とはつきあうな!」とオレは息子に言い聞かせている。


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