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2008年08月03日(日) ホテル代1500万円踏み倒しの真相        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ホテルに長期間滞在する場合、いったいいつその宿泊料を払えばいいのか。帰りに払うのか。オレが泊まるような安いビジネスホテルの場合、先払いさせられることも多い。こうしてきっちりと取りっぱぐれを防ぐのだなあと感心する。デポジットを先に取るところもある。基本的に宿泊客が貧乏人なので、そうした対策をとっているわけだ。ところが超高級なホテルではいちいちゼニを請求することは無粋なことなのだろうか。一年くらい貯めることもできるようなのである。そんなに貯めてしまったら逆に払えないじゃないかと思ってしまうのだが、とにかくオレのような貧乏人には想像もつかない世界がこの世にはあるのだ。産経新聞のWEBサイトの記事を引用しよう。

外務官僚、ホテル代1500万“踏み倒し” セミスイートに300日宿泊2008.7.30 17:10
 外務省経済局の男性官僚(40)が、都内のホテルの宿泊代1500万円以上を支払わず、ホテル側とトラブルになっていることが30日、関係者の話で分かった。ホテル側は刑事告訴や民事訴訟を検討しているという。この官僚は産経新聞の取材に、「確かに支払いはしていない」などと事実関係を認めた。外務省では以前、ホテル代の水増し請求事件などで職員が逮捕されており、再び外務官僚の“たかり体質”の一端が浮かんだ。
 複数の関係者によると、この官僚は平成18年6月から19年4月までの293日間、該当のホテルのセミスイートルームに宿泊。1泊の料金は5万2500円で、合計で約1538万円の債務が生じたが、現在まで全く支払われていない。
 官僚は家庭の事情で都内の自宅を出た後、知人の紹介などがあってホテル宿泊を始め、そこから東京・霞が関の外務省に出勤していた。19年4月以降は官舎に移り住んでいるという。
 ホテル側はこれまで再三にわたって支払いを求めたが、応じる気配がないとして、今年7月に請求書を送付。官僚は数日後にホテルに出向き、謝罪文を示したという。
 この謝罪文では「極めて礼節を欠いた不義理を働いたことにつき、一人の人間として本当に恥じ入るばかりであり、申し開きのことばもございません」としながら、「今の自分にはとても支払い能力はございません。せめて金額を一般客室料金×宿泊日数としてお支払いさせていただくことでご検討頂けないでしょうか」と“割り引き”を求めている。
 だが、ホテル側は「これまで誠意ある態度が一切みられなかった」と納得しておらず、官僚に対し刑事・民事両面での措置を検討しているという。
 官僚は産経新聞の取材に、「宿泊したことや料金を支払っていないのは事実で、金額については先方とお話させていただきたい。もちろん払う意志はあり、誠意は尽くすつもり」などと話している。
外務省をめぐっては平成13年、要人外国訪問支援室長による外務機密費詐取や課長補佐によるハイヤー代水増し請求、ホテル代水増し請求が次々と発覚し、関係者が逮捕・起訴されるなど、金銭に絡む問題が多発。昨年8月には、在外公館に勤務していた職員が公金を着服したとして懲戒免職処分となっている。


 セミスイートである。蝉が甘いのではないのである。セミスイートチョコでもないのである。一人で泊まるにはちょっと贅沢な豪華な部屋なのである。

 滞在した期間は昨年の4月までだから、なんと今に至るまで一年4ヶ月もの間、踏み倒した状態を続けているわけである。もちろん外務省にいるということでホテル側も支払いを求め続けてるわけだが、払わないことに開き直るこのオッサンの厚かましさというか睾丸鞭じゃなかった厚顔無恥には、とにかくあきれてしまうのである。そして謝罪文を出して値引きを求めてるあたり、なんとも情けないのである。

 ただ、オレが不思議なのはなぜこの踏み倒し野郎を途中でホテルは叩き出さなかったのかとうことなのだ。せめて毎週清算するとかなら、こんなに貯まることもなかっただろう。それを請求しなかったということは何か深い理由があるのだろうかと勘ぐってしまうのである。ホテル側が何かこのオッサンに弱みを握られ、それで代金を請求できなかったのだろうかなどとあれこれ想像するのだ。しかし、驚きの真相がデヴィ夫人のブログで暴露され、オレはそれを読んで仰天した。事実はこういうことだったのかと。ここからはデヴィ夫人のブログを参考にして書いてみる。

 なぜこの男はただで泊まれたのか。それはこの男が、このホテルの支配人、片岡都美社長の愛人だったからである。泊まった部屋は二人の密会の場所だったのだ。男が家を出てこのホテルで暮らすことになった理由もそのあたりにある。男にしてみれば、社長の好意でホテルに置いてもらっていたわけで、その間に宿泊費が発生してるなんて思いもよらなかったのである。

 その後、この男と片岡社長の関係は消滅した。どちらから清算したのかはわからないが、ホテル側が突如このゼニの請求をした行為はもしかしたら男への嫌がらせだったのかも知れない。別れた男への復讐だったのかも知れないし、もっとも効果的な方法で男の面子をつぶすやり方だったのかも知れない。

 いずれにしても「泊まったけどゼニを払わない」ことは明らかなので、ホテル側の請求はもっともだし、この外務省のオッサンに誠意が見られない以上、刑事告訴もやむを得ないことになる。ただ、ホテルの宿泊というのはモノではなくてサービスであり、それを盗んだ行為は窃盗ではない。有形のものに対してなら窃盗罪が成立するわけだが、このように無銭宿泊という形でホテルのサービスを詐取した場合、どのような罪名で処罰されるのだろうか。

 裁判になれば男の側は自分と社長の間の特殊事情について言及することになるだろう。ただの痴話げんかがこんなことに発展したとは情けない話だが、オレは男の方にかなり同情してしまうのである。そして「愛人と別れる」ということはこんなリスクを背負うことなんだと改めて思うのである。

 一泊52500円の部屋ということなのだからかなり豪華なのだろう。その部屋が普通の部屋じゃないということをこのオッサンは承知していたはずである。それにも関わらず払わなかったということは明らかに故意犯だ。「そんなに高価な部屋とは知らなかった」という言い訳は通らないだろうし、いくらの部屋なのかは滞在をスタートする時に確認しているはずである。ただ自分一人が滞在するためにそんな部屋は使わない。その部屋はホテル社長と自分の愛の巣だったのだ。

 詳しくはデヴィ夫人のブログの記述を参考にして欲しい。

追記:その後デヴィ夫人のブログにはこのような書き込みが追加された。

P.S.
今朝、8月4日10時20分に片岡都美さんよりお電話があり、
11時半頃お話致しました。
片岡さんは、彼女が愛した外務省官僚と、
今回の“踏み倒し事件”の外務省官僚とは別人である、
と説明されましたので、ここに付記致します。


 さて、真相はどこにあるのか?

 


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