江草 乗の言いたい放題
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2007年11月21日(水) 超音波蚊よけ器は効かなかった!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 我が家の息子たちはボーイスカウトに所属している。その関係で、アウトドア用品が我が家には豊富ににあるのだが、その中に「超音波蚊よけ器」なるものが存在していた。妻がホームセンターコーナンで買ってきたものである。そして、その効果を疑いもせずに持参していたのである。ところがこの「蚊よけ器」は全く効果のないイカサマ商品だったことがこのたび判明したのである。以下、アサヒコムの記事を引用しよう。

「音波で蚊よけ」効果なし 公取委がメーカーに排除命令2007年11月20日21時52分
 「音波で蚊を寄せ付けない」と表示した携帯型電気式蚊よけ器が、実際には効果が全くなく、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は20日、販売したオーム電機(東京)に対し、再発防止策などを求める排除命令を出した。公取委は実験で効果がないことを証明し、同社も根拠がないことを認めているという。一方、消費者からは、効果を疑う声がほとんどなかったという。
 公取委によると、排除命令の対象となったのは「超音波蚊よけ器」と「ミニライト付き蚊よけ器」の2商品。包装紙に「蚊が逃げる!」「血を吸うメスの蚊がきらう周波数の音波を発生し、寄せ付けない」などと表記されていた。同社は98年3月ごろから先月までに計約124万個を全国のホームセンターなどで販売。約4億1000万円の売り上げがあった。
 公取委は公益法人の研究機関に依頼し、ウズラの入ったケースに50匹の蚊を入れて実験。結果、蚊よけ器の有無にかかわらずイエ蚊の約9割、ヤブ蚊の約5割がウズラを刺して血を吸ったという。
 また、公取委が専門家から話を聞いたところ、メス蚊の聴覚はオス蚊の10分の1程度しかなく、メス蚊が嫌がる周波数についての学術的な報告例もないことがわかった。このため、表示された効果は認められないと判断した。
 公取委によると、オーム電機は同種製品を製造していた中国のメーカーに製造を委託したが、効果について確かめたことはなかったという。
 同社はホームセンターなどに乾電池や電気製品などを販売する中堅電気機器会社で、公取委によると携帯型電気式蚊よけ器のシェアはトップ。信用調査会社によると、07年3月期の売上高は約230億円。


 オレが不思議に思うのは、これを販売していたオーム電機がその商品の信頼性を全く確かめていなかったということである。少なくとも輸入販売する以上、中国側の説明を全面的に信じるなんてあまりにもリスクのある行為である。あの国のイカサマぶりは、山にペンキを塗って緑化したり、枯れた芝生に緑のスプレーをかけたりというむちゃくちゃからもわかるだろう。日本に輸出する製品だって、良心的に作られたいいものを・・・なんて精神はかけらもなく、日本の連中からゼニをふんだくってやるんだということしか考えていないのである。だからこういうものを平気で輸出してくるのだ。農薬まみれの野菜だって同様である。

 工業製品にしろ農産物にしろ、信頼できるものが欲しかったらやはり国内産を選ぶべきだろう。そして少なくとも国産品ならばクレームをつけることが可能である。相手が中国ならいったいどこに文句をつければいいのか。また文句をつけたとしてそれが果たして効果があるのか。結局は「安物買いのゼニ失い」で終わるだけなのである。オレは安いものが好きだが、クルマはやはり国産車に乗りたいと思っている。それはやはり「命を乗せるだけの信頼」という観点からである。

 蚊に刺されるのがいやなら蚊帳を吊ればいい。殺虫剤や電気蚊取りは邪道だとオレは思っている。あのベープとかいうのがオレは大嫌いだ。あれは人体に有害な物質を大量に出してるはずである。オレはべープの仕掛けてある部屋にはいるとすぐに頭が痛くなる。きっとその殺虫成分に神経が反応してしまうのだろう。あれは蚊だけではなくオレにも効くのだ。そういうわけで我が家はベープ禁止である。蚊は基本的にラケット型の電気殺虫器で殺すというのが基本である。

 アウトドアで蚊に刺されるのは当然だ。だってそこは人間の世界ではなくて蚊の領分だからである。そこにズカズカと入ってきた人間どもを刺すのは蚊にとって正常な防衛行動であり、この際少しばかりの血は通行料と思って差し出せばいいのである。それを「刺されたくない」というのはなんと甘えた行動だろうか。ふざけるなとオレは言いたい。

 そういうわけでこの超音波蚊よけ器がイカサマだったからといって、オレは使用者にはさほど同情しないのだが、そんなガラクタを売ってゼニを稼いだ企業はちゃんとそのもうけをはき出すべきだろう。少なくとも「こんなガラクタとは知らなかった」という言い訳は通用しないとオレは思うのである。 これからもあの国からは意味不明なインチキ商品が入ってくることが予想される。そのときにちゃんとそのイカサマを看破するだけのチェック体制があれば問題ないのだが、どうもそのあたりは怪しいものである。


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